蔵馬、碇シンジ…声優・緒方恵美のレジェンドを振り返る!お薦め作品5選

おたのしみ

こんにちは! 公式ライターの愛です。

あるときはクールな美青年を男前に演じ、またあるときは悩める等身大の少年の複雑な心情を表現し、さらにあるときは優しいおにいさんや可憐な美少女にも早変わり?

と、さまざまなキャラクターを演じ分ける名声優といえば、ご存知・緒方恵美さん。

本日6月6日は、緒方恵美さんのお誕生日ということで、緒方さんを語るうえで欠かせないアニメ作品5つをご紹介しながら、その軌跡・レジェンドを振り返りたいと思います。

1.『幽☆遊☆白書』1992年


レジェンドはここから始まった。

交通事故で命を落として霊界とかかわりを持った不良少年・浦飯幽助が生き返って霊界探偵となり、人間界を狙う妖怪たちと戦いを繰り広げる物語。

緒方さんのデビュー作で、高い戦闘能力を持ち冷静沈着な司令塔として仲間たちをまとめるクールな美青年、妖狐・蔵馬を見事に演じ、一気にファンの心をつかみました。

筆者は、実のところ初めてアニメの蔵馬を見たとき、「え、女性の方が演じるの?」という戸惑いを覚えました。今思えばただただ申し訳ないのですが、蔵馬は中性的ではあるものの、男らしい強さもあるキャラクターなだけに、女性が演じたらいわゆる男らしさが薄れるのではないかと思ってしまったのです。

しかし、それは杞憂にすぎませんでした。なぜなら、緒方さんの演じる蔵馬は他の男性キャラクターにひけをとらぬかっこよさがあり、なによりその演技が秀逸だったからです。

普段は冷静で物腰柔らかく母親思いの優しい青年。しかし、ひとたび誰かを敵とみなしたとき、そして、大切なものを守らなくてはならないとき、誰よりも好戦的に冷酷になり、妖怪としての本性を表す…という蔵馬の本質を、緒方さんは、しっかりと作り上げ、演じていました。

蔵馬について、「心の奥深くに潜んでいる計り知れない慈愛と修羅…」と語るセリフがアニメの中であるのですが、筆者はそれを聞いたときに、「そう、蔵馬はそうだよな」と心の底から納得しました。つまりは、蔵馬というキャラクターの感情の奥深さががしっかりと緒方さんの演技からから伝わってきていたんですね。

中性的なイケメンキャラを男性ではなくかっこいい声の女性声優さんが演じる…というのは、今でこそ珍しくありませんが、緒方さんの演じた蔵馬はまさにそのパイオニア。以降、美青年を演じる女性声優さんの活躍が目立つようになり、アニメ、声優の世界において、一つ新しい流れを作ったのが「幽白」であり、緒方恵美さんだったのではないかと思います。

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2.『新世紀エヴァンゲリオン』1995年


緒方さんの代表作といえば『幽白』と並んでやはりこれでしょう。1995年に放映されて話題を呼び、いつしか社会現象となった『新世紀エヴァンゲリオン』。地球を訪れた謎の敵「使徒」に立ち向かうため、巨大人型兵器「EVA」こと、「エヴァンゲリオン」に乗って戦う主人公の少年・碇シンジを演じています。

『エヴァンゲリオン』は、ロボットが敵と戦うアニメではありますが、本質は主人公・シンジの心を描くドラマ。自分を好きになれず、自身の価値を見出せずに葛藤するシンジに、当時共感を覚えた人は少なくなかったと思います。

逃げ出したくてたまらない、でもつらくてもなんとか進んでいこうとする。後ろ向きに前向きに感情が揺れ動く思春期の等身大の少年をごく自然に、しかし、見ている人に気持ちが届くように演じてくれた緒方さん。「逃げちゃ駄目だ」と必死で自分に語りかけるシンジの姿は、今でも多くのファンの心に残っているはずです。

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3.『美少女戦士セーラームーン』1992年


地球の平和をおびやかす悪と戦うため、セーラー戦士に変身して戦う月野うさぎら少女たちの活躍と恋を描き、90年代に大ヒットした『美少女戦士セーラームーン』。

緒方さんは、シリーズ第二期『セーラームーンR』で、セーラームーンたちと敵対するあやかしの四姉妹の長女・ペッツ、そして、シリーズ第三期『セーラームーンS』から、外部太陽系戦士の一人・セーラーウラヌスこと天王はるかを演じており、こちらの項目では、セーラーウラヌス/天王はるかについてご紹介したいと思います。

天王はるかは女性ですが、見た目はただただイケメン。運動神経抜群で高校生にしてレーサーとしても才能を発揮。颯爽とした振る舞いに華があり、ちょっとしたキザなセリフもイヤミになることがありません。セーラー戦士としても圧倒的な強さで他の戦士たちをリードしますが、一方、使命を遂行するためなら他者の犠牲もいとわないシビアな一面も。よくも悪くも妥協せず信念を貫こうとする男前な女性キャラクターです。

劇中でも女性キャラが男性だと勘違いして一目ぼれしたり、女性と知りつつも憧れたりとモテモテだったはるかは、当時アニメファンにも大人気で、アニメ雑誌「アニメージュ」が主催する「アニメグランプリ」で女性キャラクター部門1位を獲得。同じ年、男性キャラクター部門を『幽☆遊☆白書』の蔵馬、そして、声優部門で緒方さんが1位に輝きました。これも緒方さんの人気ぶりを表すレジェンドの一つですね。

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4.『魔法騎士レイアース』1992年


中学生の少女三人が突如異世界セフィーロに召喚され、「魔法騎士(マジックナイト)となって、セフィーロを救う旅に出るファンタジー。

この作品で緒方さんが演じたのは、まさかまさか?の可憐なお姫様。 セフィーロを支える柱の役目を果たす美少女・エメロード姫の声を担当しています。

当時、緒方さんがエメロード姫を演じることに驚いた人も多かった模様ですが、実際に本編を見てみると、清楚でかわいらしい演技もしっかりとはまっている。幅の広い役者さんであることがよくわかります。

ただ、このエメロード姫、実は可憐なだけのキャラではない。物語が進み、第一部の終盤になるとそれが明らかとなり、むしろこの役は緒方さんにしかできなかったのでは…と納得する展開になっています。なお、続く『レイアース』第二部になると、緒方さんは、セフィーロに侵攻するオートザム軍の司令官をつとめる美青年・イーグル・ビジョンも演じていますよ。

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5.『カードキャプターさくら』1998年


明るく元気な女の子・さくらこと木之本桜がこの世に災いをもたらすといわれる「クロウカード」を集めるためにカードキャプターとなって活躍する物語。1998年~2003年にアニメ化され、さらに、長いときを経て2018年に過去と同じキャスト陣による新シリーズが復活しました。

こちらで緒方さんが演じているのは、さくらの兄・桃矢の親友で、さくらの憧れの存在である月城雪兎(つきしろ ゆきと)。

雪兎は、メガネが似合う温和な癒し系ですが、実はスポーツ全般が得意だったり、見た目からは予想できないほどの大食漢だったりと、なかなかのギャップ萌えを感じさせる男子。そして、彼にはもう一つの顔があります。その真の姿は、クロウカードの守護者であり、同時に「審判者」でもある「月(ユエ)」です。

優しい雪兎とクールな威厳を放つユエのどちらも魅力的に演じている緒方さん。振り返ってみると、蔵馬、エメロード姫など、二面性、多面性のある役を昔から演じてきていて、一人の人間の中に宿るいくつもの顔、キャラクター性をしっかりと演じ分けられることが、その役者としてのすごさなのかなと思います。

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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に期待


今回紹介した5作品はいずれも緒方恵美さんの見事な演技が楽しめる名作ばかりで、本当におススメ。

見た人はきっと演じるキャラの男前なかっこよさや複雑な心情、多面性に引き込まれていくこと間違いなしです。

そして、緒方さんといえば、最近、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新作に関する話題がちらほら聞こえ始めています。

そう遠くない未来に緒方さん演じるシンジくんと劇場で再会できるかも? こちらも楽しみですね。

緒方恵美さん、お誕生日おめでとうございます。これからもどうぞご活躍なさってくださいね!

田下愛
ライター:田下愛
映画と文房具、音楽を愛するライター。取材、インタビューなど多忙な仕事に奮闘中。趣味はヴァイオリン。→Twitter