ヘタレ少年とドラゴンの絆の物語、ついに完結!『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』

ヒックとドラゴン 聖地への冒険 おたのしみ

こんにちは! 公式ライターの愛です。

ドラゴンが登場する物語と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

お姫様をさらった悪いドラゴンをドラゴンスレイヤーが退治する物語? そう、たぶんそれが一番の王道ですよね。

でも、ドラゴンはいつでも退治されるべき悪役とは限りません。ときには、人間がドラゴンを守らないといけないときだってある。

今回、紹介するのは、一人の男の子と一匹のドラゴンが出会い、絆をはぐくみながら成長していく物語。ドリームワークスが贈るアニメ映画『ヒックとドラゴン』シリーズ最新作、『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』です。

『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』あらすじ

はるか北の海にあるバーク島のヴァイキングたちは、かつてドラゴンたちと戦いを繰り広げていたが、弱虫の少年・ヒックと伝説のドラゴン“ナイト・フューリー”のトゥースの活躍のおかげで戦いは終わり、彼らはドラゴンと共存しながら暮らしていた。しかし、日に日にドラゴンが増え続けて、ついにバーク島は定員オーバーの危機を迎えてしまう。

亡き父の後を継いで村の長になったヒックは、かつて父から聞いた“幻の聖地”を探して、人間とドラゴンともに移住しようと考える。

そんな彼らを最凶のドラゴンハンター・グリメルが狙っていた。

そして、トゥースは突然現れた白いメスのドラゴン、“ライト・フューリー”と心を通わせていく。

グリメルから村やドラゴンを守るため、聖地を探して総出で旅に出たヒックたち。果たして、彼らはドラゴンと人間の安住の地を見つけることができるのか――。

第一作からはるかに成長したヒック。それでもやっぱりヒックはヒック

第一作『ヒックとドラゴン』、筆者はタイトルからヒックという少年がドラゴン退治をする話だと思って見たのだが、その期待はいい意味で裏切られた。

『ヒックとドラゴン』は、少年ヒックとドラゴンのトゥースの絆の物語だ。

シリーズの第一作での主人公のヒックは、勇ましいヴァイキングたちの村の長の息子でありながら、軟弱でドラゴンと戦う勇気がないヘタレで、そのせいで、村でも変わり者扱いされている。

そんなヒックが、ドラゴンのトゥースと出会う。

優しいヒックは傷を負ったトゥースを殺すことができなかった。そして、代わりにトゥースを治して一緒に飛ぶことを選んだ。

他のヴァイキングたちが最初からドラゴンを敵とみなして排除しようとした中で、ヒックだけが、ドラゴンのふところに近寄り、共存しようと手をさしのべた。それは、戦う勇気のないヘタレのヒックだからこそできたこと。そして、ヒックとトゥースの間に生まれた友情は、やがて、人間とドラゴンを結ぶ懸け橋となった。

敵に立ち向かうばかりが正義じゃない。弱虫だからこそ見つけられる真実があり、戦わないからこそ生まれる絆がある。

『ヒックとドラゴン』第一作は、ドラゴンが空を舞うファンタジックなアニメーションからそんな確かなメッセージが伝わってきて、静かな感動があった。

この第一作に続き、ヒックが生き別れの母と再会し、父の死を乗り越えて村の長となっていく第二作を経て、最新作がついにやってきた。

本作でのヒックは、ドラゴンを守るために仲間たちとともに奮闘する若い村の長になっていて、弱虫でバカにされていた第一作の頃に比べて、ずいぶん立派になったと感じた。(その分、ヘタレ満載だったころに吐いていた独特の皮肉が少なくなって、そこは少し寂しくもあったけれど)

とはいえ、やっぱりヒックはヒック。村を率いるリーダーになってもいろいろと悩みは尽きない様子で、たくましくなっている一方で、従来のちょっとヘタレな部分も決して失われてはいなかった。

この不器用で非常に人間くさいヒックという主人公が、本シリーズでは最大の魅力の一つ。一作目より二作目、二作目より三作目と着実に成長はしているけれど、それでもいつも迷ったり苦しんだりして、ときには間違ったこともする。そんな不完全な彼だからこそ、見るといつも共感を覚えるのだ。

本作においても、ときおりちょっとヘタレになりながらも、トゥースのため、そして、みんなのために自分にできる最善のことをしようとするヒックの姿を見て、応援せずにはいられなかった。

ヒックをとりまく仲間たちも健在!

ヒックとドラゴン

アスティ

ヒックの恋人で、シリーズのヒロインであるアスティ。第一作では、誇り高いクールな女戦士で、笑顔など簡単に見せないツンデレっぷりが印象的だったが、彼女もまたヒックと心を通わせる中で成長したのか、本作では気丈で勝気でありながら、ヒックをさりげなく支えるよき世話女房になっていた。今回の彼女は、これまでのシリーズを通した中でもいっとうかわいらしく美しい姿を見せるので、ぜひその晴れやかさを見届けてあげてほしい。

ヒックを助けるバーク島の愉快な仲間たちも健在。ドラゴンオタクのフィッシュや力自慢で惚れっぽいスノットらおなじみの友人たちが活躍するが、中でも目を引いたのはやんちゃでいたずら好きの双子・タフラフ。そもそも第一作のときから、揃って気が荒くておバカで周りを困らせてばかりのこの双子は、今回も言いたい放題やりたい放題に暴れまわってくれる。

ヒックとドラゴン

ヒックの両隣がラフとタフ

特に女の子のラフは、本作においてある意味一番のトラブルメーカーで、彼女には仲間たち、そして敵方もなかなかの迷惑をこうむることになる。ただ、数々の所業にも関わらず不思議と憎めず、むしろそのおバカっぷりがおかしくて、いつのまにかラフが登場するシーンを楽しみにしてしまっていた。

一方、男の子のタフは、非常に口が悪いのだが、ヒックを励まそうとしたり、ヒックの背中を押そうとしたりと、彼なりにヒックの良き友人になろうとしているのが伝わってきて、「なにげにいいやつじゃん」とこれまで以上に親しみをもってしまった。

ヒックとトゥースの冒険に訪れる結末は――

三部作の完結編となる本作。一作目、二作目と紆余曲折ありながらも、ともに空を駆けめぐり絆を結んできたヒックとトゥースだが、ついにこの最終作で彼らの冒険に一つの結末が訪れ、ヒックはある一つの決断をする。

ヒックの出した答えがどういうものなのか、それは、ぜひ劇場で確かめてほしい。

ヒックとドラゴン

 

一つ言えるのは、ヒックはいつもトゥースのためにできることを探していて、今回もそうだったということ。

ヒックとトゥース。彼らはよき相棒で、二人の絆の翼はいつだって対になっている。物語を最後まで見届けた人はきっとそれを確信することができると思う。

映画『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』は、12月20日(金)全国ロードショー。ヘタレ少年とドラゴンの絆を描いた感動の冒険ファンタジーを、ぜひ楽しんで!

 

『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』本予告

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『ヒックとドラゴン』これまでの物語をおさらい!

第一作『ヒックとドラゴン』

ヒックとドラゴン2

(c)2010 DreamWorks Animation LLC.All Rights Reserved.

バーク島に暮らすヴァイキングたちは、村を襲うドラゴンたちと長年戦いを繰り広げていた。

ヴァイキングの長の息子のヒックは、ひ弱で軟弱で、他の仲間たちのようにドラゴンに立ち向かうことができずにいたが、あるとき伝説のドラゴン・ナイトフューリーを捕まえることに成功。しかし、ヒックは殺すことができず、傷を負ったそのドラゴンに「トゥース」と名付けて、一緒に飛ぶ訓練を始める。

トゥースと心を通わせていく中で、人間とドラゴンが戦うことに疑問を感じるようになるヒック。やがて、彼はドラゴンたちがなぜ村を襲うのか、その真実へとたどりつくのだった――。

第二作『ヒックとドラゴン2』あらすじ

ヒックとドラゴン2

(c)2014 DreamWorks Animation LLC.All Rights Reserved.

前作から5年がたち、ヴァイキングとドラゴンがともに暮らすようになったバーク島。ヒックは父親である村の長のストイックから後を継ぐように促されるも、自分に長がつとまるとは思えずにいた。

そんな折、ドラゴンを操りドラゴン軍団を率いる恐ろしい男・ドラゴの存在を知ったヒックたち。ヒックはドラゴを説得しようとトゥースに乗って出かけていくが、その道中で生き別れの母・ヴァルカと再会。ヒックを探しに来たストイックとともに家族が再び揃ったことを喜ぶが、彼らのもとにドラゴの軍団が攻めてくる。果たして、ヒックたちはこの危機を乗り越えられるのか――?

田下愛
ライター:田下愛
映画と文房具、音楽を愛するライター。取材、インタビューなど多忙な仕事に奮闘中。趣味はヴァイオリン。

『ヒックとドラゴン』の配信情報はこちら

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※2019年12月11日現在