『ブレックファスト・クラブ』は青春映画の永遠のバイブル!その魅力を全力で語る!

ブレックファスト・クラブ 洋画(海外映画)

今回ご紹介するのは、Amazonプライム・ビデオやNetflixで配信中の名作青春映画、『ブレックファスト・クラブ』です。

補習授業のために土曜日の学校に集められた5人の高校生たち。彼らが互いに衝突や議論を繰り返しながら新たな絆を築く内容が、時代を超えて多くの観客に支持されている本作。

アメリカでの公開から35年が経っても、未だに多くの映画やドラマに影響を与えるその魅力とは、いったいどのようなものなのでしょうか?

ストーリー

全くタイプが違う5人の高校生たちは、それぞれの理由から補習登校を命じられ、土曜日の図書室で「自分とは何か」をテーマにした作文を書くことを、ヴァーノン先生(ポール・グリーソン)から命じられる。

★3人の男子生徒

  • アンドリュー=スポーツ馬鹿(エミリオ・エステベス)
  • ブライアン=ガリ勉(アンソニー・マイケル・ホール)
  • ジョン=チンピラ(ジャド・ネルソン)

2人の女子生徒

  • クレア=お姫様(モリー・リングウォルド)
  • アリソン=不思議ちゃん(アリー・シーディ)

5人は衝突を繰り返しながらも、次第に自分の心をさらけ出し、互いの心を通い合わせていく。

ズバリ、見どころはここ!

ブレックファスト・クラブ

土曜日の朝7時、補習授業のために休日の学校に集められた、5人の生徒たち。
図書館に集合した彼らにヴァーノン先生が与えた課題、それは”自分とは何か”という題材で、午後4時までに1,000語以上の作文を書くというものでした。

こうして同じ時間を共有することになった、全く接点のない5人の高校生たちが、衝突や議論を繰り返しながら互いの本音や悩みを打ち明け合い、ついに自分たちの言葉で課題に答えを出すまでに成長する!という内容は、今見返しても変わらない感動を観客に与えてくれるのです。

彼らを学校に送り届ける親や車の描写に加え、各人が持参した昼食のメニューだけで、それぞれの家庭環境や経済状態を観客に理解させる演出も上手いのですが、中でも印象に残るのは、ストーリーが進むにつれて明らかになっていく、5人の背景や苦悩の描き込みでしょう。

例えば、一番裕福で幸せそうに見えたクレアが抱える両親の問題や、父親の期待に押しつぶされそうになっているアンドリュー、更に両親に無視されることで自分が無価値だと思っているアリソンなど、5人の中に必ず共感出来るキャラクターが存在する点も、本作が時代と世代を越えて評価されている大きな理由なのです。

中でも、不良でイヤな奴に見えたジョンへの偏見や先入観が、彼の人間的な弱さや悩みが明らかになるにつれて、次第に変化していくのは見事!

加えて、補習中に反抗的な態度を取ったり問題を起こすジョンに対して、ヴァーノン先生が彼の将来の希望を奪うような言葉の暴力で追い詰める描写は、身近な大人の先入観や無理解が、いかに子供たちの可能性を奪ってしまうか?その残酷な現実を見事に描いているのです。

そんな5人が数々の衝突や議論を重ね、ついに大人たちが決めたカテゴリーや価値観に囚われない、心から理解し合える友人たちと新たな絆を結ぶという展開が、時代を超えて人々の心を掴んで離さない、この『ブレックファスト・クラブ』。

映画の冒頭で流れる作文の内容と、ラストに流れる内容が微妙に異なっているのも、この補習を通じて”ブレックファスト・クラブ”という新しい仲間意識に目覚めた5人の成長を、見事に表現しているのです。

異なる価値観を持つ人々と出会うことで、自分に足りない部分を補い合ったり成長することができるというメッセージは、これからも永遠に色あせない!そんな前向きな気持ちになれる作品なので、全力でオススメします!

最後に

全米での公開から実に35周年を迎えた『ブレックファスト・クラブ』ですが、映画の中で描かれる5人の高校生の悩みや孤独感は、現在でも多くの若者が共感できる問題を扱っています。

実際最近の作品でも、映画『ワンダー君の太陽』や『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『バンブルビー』、更にTVドラマ『Glee/グリー』のように、本作にオマージュを捧げたり引用が含まれる作品は多いのです。

中盤にかけて登場するダンスシーンや、図書館脱出といった見せ場とは打って変わり、映画の終盤では5人が座って対話するシーンが続くのですが、彼らが補習を受けることになった理由や、心の底に隠していた闇や怒りが明らかになる名シーンの連続は必見!

特に、一番気弱に思えたブライアンが抱えた心の闇の深さは、親の存在がいかに子供にとって重要か?そんな問題を改めて観客に問いかけるのです。

「僕たち、月曜日に学校で会った時どうする?」ブライアンの問いかけに対するクレアの残酷な回答には、大人たちが決めたカテゴリーが、まるで呪いのように彼らを苦しめている事実と、周囲の友達から嫌われたり孤立したくないために、本心に逆らって役割を演じなければならない悩みが描かれています。

ブライアンが打ち明けた重大な悩みを、皆で笑い飛ばせるまでに絆を深めた5人が提出した課題の内容とは?

月曜日に学校で顔を合わせても、彼らが友達でいて欲しい。そんな観客の願いを代弁するかのような、シンプル・マインズの主題歌「ドント・ユー?」が流れるラストシーンが、観る人に深い余韻を与えてくれる、この『ブレックファスト・クラブ』。

日本人なら「えっ!?」と思ってしまう、クレアが持参した昼食のメニューや、本作の前年に大ヒットした『フットルース』を思わせるダンスシーン、更にラストに迎えに来るブライアンの父親役で、監督のジョン・ヒューズがカメオ出演しているなど、知っていると更に楽しめる見どころも満載なので、そちらもぜひお見逃しなく!

滝口アキラ
ライター:滝口アキラ「シネマズPLUS」公式コラムニスト、雑誌「昭和40年男」ライター。専門は映画コミカライズ研究。

シンプル・マインズの主題歌~Don’t You Forget About Me~

『ブレックファスト・クラブ』が見れる動画配信サービス

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