映画「キングスマン」は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

キレッキレのスパイ映画」をキャッチコピーに世界中で大ヒットした動画「キングスマン」。シリーズ2作目も大好評のため、2019年秋には3作目の公開が決定しています。映画の感想は、一言でいえば「めちゃくちゃ面白くて、あっという間の128分」です。トラディショナルでありながらモダン、クラシックでありながらファッショナブル、そして、アクションでありながらもエレガント。

新旧さまざまな要素が盛り込まれた映画なので、いままでスパイ映画に興味を持てなかった人にもぜひ一度見てみてほしい作品です。今回は1作目の「キングスマン」について、マニアックに深く掘り下げて紹介します。また、「キングスマン」を配信している動画配信サービスや無料で視聴する方法についても詳しく解説しているので、お見逃しなく。

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「キングスマン」の魅力とは?

キレッキレのスパイ映画!」「こんなスパイ映画、見たことない!」をキャッチコピーに、全世界で4億ドルの大ヒットとなったノンストップスパイアクション映画「キングスマン」。その魅力は、バラエティに富んだ要素が盛り込まれていることからくるようです。というのは、「キングスマン」は、いわば、アクション映画と英国ドラマ映画の良いところをミックスしてから、ハリウッド風に味付けをしたような映画といえます。

しかも、中途半端なレベルの映像やストーリーを寄せ集めて無理やりまとめたわけではありません。アクション映画として鑑賞してもドラマ映画として鑑賞しても、それぞれでグレードが高いと感じさせてくれる内容となっています。また、脚本も映像も良いので、すっきりとわかりやすくまとまっており、気楽に見て楽しむことができます。

「キングスマン」全体のイメージは、こんな感じです。高級な英国製スーツを着て髪から靴の先まですきのない身なりをした英国紳士が、エレガントかつダイナミックなアクションを駆使して敵をばっさばっさとなぎ倒していきます。コリン・ファースやベテランスパイたちファッションとしぐさは、まるで「英国紳士」をテーマにしたファッションショーをドラマ仕立てで見ているかのように美しくエレガントです。

上品で高級ブランドの時計や指輪など、服飾アクセサリーの数々にも目を奪われます。そこに混じって輝かしく、しかもさりげなく登場するのが、「007」以来のイギリススパイ映画の伝統であるスパイガジェットの数々

それがまた、ステッキのような古めかしい形をとりながら最新のハイテクノロジーをふんだんに使ったものとあっては、興味をひかれないわけにはいきません。もちろん、さまざまなサイズと形のピストルなど、見るからにカッコイイ武器の数々もたくさん出てきます。

「キングスマン」に登場するキャラクターはもちろん、英国紳士だけではありません。たとえば、労働階級に属する不良少年や酔っ払いの中年、カジュアルな服装を正装としてはばからず自分が世界を支配しているかのように自我が肥大したIT富豪なども出てきます。現実にいそうなタイプの人々を登場させることによって物語にリアリティや幅・奥行きが生まれ、だれが見ても興味をそそられるものになっているといえるでしょう。

それから、「キングスマン」は「正義の味方が悪を退治して世界に平和が戻った、めでたしめでたし」というような、単純で平板な世界観ではありません。人間や人生を描いたヒューマンドラマとしても味わい深い作品です。たとえば、貧しく教養のなかった若者が良い指導者と出会ったことによって努力し、大きく成長します。

また、敵役にも思わず感情移入したくなるようなテロの動機とキャラクターが与えられており、興味深く見ることができます。それから、プロモデルによるファッションショーやプロダンサーによる舞踏を鑑賞するような陶酔感も得ることが可能です。

それは、バタバタとめまぐるしいアクションではなく、ダイナミックでありながら洗練された優雅な動きを意識して演出されているからでしょう。それでいて、ストーリーや映像表現に難解さはありません。アメリカンコミックのような漫画的表現も駆使されていて、息詰まるアクションシーンを見ているのに笑えてしまうようなシーンも出てきます。

イギリス映画の独特なユーモアの伝統も「キングスマン」に継承されているといえるでしょう。たとえば、スパイとして、また紳士として真剣に発言したり行動したりしているシーンにもそれが感じられます。シリアスすぎるところが逆におかしさになり、仰々しい表現やしぐさの非日常性がギャップの笑いを生むのです。

それも、ただくそ真面目に行動しているというよりは意図的にそう振る舞っているあたり、いかにもイギリス的なユーモアセンスといってよいでしょう。

このように、映画「キングスマン」には、いろいろな角度から眺めて発見できる魅力や面白さがあるのです。レビューを見ても「何度も繰り返して鑑賞した」というコメントがあります。バラエティに富んだ各要素をまるごと味わうのも良いですし、ひとつひとつの要素に注目して見るのも興味深いのです。

スパイ映画やアクション映画が好きな人は、映画「キングスマン」でもちろん満足できるに違いありません。しかし、ふだんそのジャンルの映画をまったく見ない人でも楽しめるのが「キングスマン」のすごいところです。

実は私も、もともとスパイ映画にまったく関心を持てなかったのに、「キングスマン」には魅了されてしまった1人でした。コリン・ファースのファンでありながら「スパイ映画ならステロタイプでつまらないだろう」と決めつけて避けてしまうほど、スパイ映画に偏見を持っていたのです。

今回やっと視聴してみて、「どうして公開されてすぐ見なかったのか。惜しいことをした!」と後悔しました。ですから、私のようにスパイ映画に関心を持てず見るのがおっくうだと感じていた人も、「キングスマン」を試しに見てみることをおすすめします。まったく新しいスパイ映画の魅力を動画「キングスマン」で発見してみてください。

おすすめポイント3つ

おすすめポイント1:コリン・ファースがステキすぎる!

ダンディーでセンスが良い英国紳士を演じさせたら、コリン・ファースの右に出る俳優はいないでしょう。映画「キングスマン」に登場する彼は、高級な英国製ブランドスーツをきっちりと身に付け、ヘアスタイルから手の爪先、靴の先まですきのない身なりをしています。

背中がまっすぐに伸びた美しい姿勢に加えて、まったく無駄な動きがないエレガントな身のこなしには思わずため息が出るかもしれません。それほどに美しいコリン・ファースの姿を眺めるだけでも、映画「キングスマン」を見る価値は十分にあります。

彼を一気に有名にした役柄といえば「シングルマン」で演じた大学教授のジョージや「英国王のスピーチ」で演じたジョージ6世ですよね。それらの作品を見てコリン・ファースのファンになった人が「キングスマン」を見ても、彼に抱いているイメージを裏切られることはありません。それどころか、さらなる彼の魅力を発見できたという気持ちになることでしょう。

衣装には高級ブランドのスーツや時計・指輪などが惜しみなく使われているので、過去の役柄よりもさらにラグジュアリーでセレブな姿を見ることができます。その服装のまま、必要最小限の動きで敵をどんどん倒していくのですから、まるでスティックを振る魔法使いのように不思議さと威厳を感じさせる光景です。

過去の作品ではコリン・ファースの静的な演技が印象的でした。それに対して、動画「キングスマン」で彼が動的な演技をするのを見ると、さらに洗練されていてカッコイイことがわかります。キレの良いアクションシーンを演じるために、コリン・ファースは過酷なトレーニングを毎日3時間、数週間続けたそうです

その結果、ヴォーン監督や観客を感嘆させるほどのパフォーマンスを、スタントマンをほとんど使わずに実現してみせました。1960年生まれの彼にとってそれがどれほどハードだったかを想像しながら映画を見ると、コリン・ファースの役者魂に感動して、さらにステキに見えてくることでしょう。

おすすめポイント2:これから大物に化けそうな新人俳優のタロン・エガートンの映画デビュー作が「キングスマン」!

名優コリン・ファースとの共演をみごとに果たしたのが、無名だった新人俳優のタロン・エガートンです。ヴォーン監督が数百人の中から「エグジーの適役は彼しかいない、ぴったりだ」と直感したというはまり役に恵まれたことは彼にとってラッキーだったでしょう。しかし、それまで端役しか演じたことがなかったため、負担も大きかったのではないでしょうか。

映画関係者からは「経験が少ない時期に大役を与えられて大変だが、これをこなせば今後どんな映画に出演することになっても大丈夫」と同情され、励まされたそうです。アクションシーンのためのハードなトレーニングもさることながら、大ベテランと共演することや大作に重要な役を占めることのプレッシャーも大きかったことでしょう。しかし、彼がすべてを克服して高評価を獲得したことは、第2作にも引き続き起用されたことからもうかがえます。

たとえば、不良たちに追いかけられて逃げるシーンでは、階段の上から隣の建物に飛び移り、さらに地面に飛び降りるという、冷や汗が流れるようなアクションを見事にこなしました。また、コリン・ファースにスカウトされてスパイの世界を初めて目にしたシーンでは、若者らしい素直さやかわいらしさ、好奇心などを自然かつ魅力的に演じています。いずれも、彼の演技力の高さや俳優としての才能を感じさせる点です。

おすすめポイント3:女性が見ても楽しめる、まったく新しいタイプのスパイ映画!

キック・アス」で映画ファンを魅了したヴォーン監督。「キングスマン」においても映像の美しさと面白さを追求し、見ていて飽きさせないための工夫をこらして、その成果によって観客を楽しませてくれています。

ストーリー展開や登場人物設定は、アメリカのビジュアルコミックを原作として、ヴォーン監督と名コンビの脚本家ジェーン・ゴールドマンが書き上げました。それだけに、わかりやすくてそれぞれの個性が際立ち、魅力的なキャラクターとなっています。

それから、アクションシーンだけが見せ場ではないことも、ぜひ多くの人に「キングスマン」を見てほしいポイントです。貧しく無学な青年が良い導き手と出会えたことにより、努力を重ねて成長していくドラマとしても見ごたえがあります。また、「人は言葉のアクセントや育ちとは関係無く、学んで行動で示すことによって成長する」というメッセージが伝わる物語としても、とても感動的です。

アクションシーンを見て爽快感を得たらすぐに忘れてしまう映画とはちがって、いつまでも余韻を残し、見た人の生き方にまで良い影響を及ぼしてくれる可能性があります。純粋にヒューマンドラマとして制作されたとしたら、メッセージ性が強すぎて鼻につくと感じる人もいるテーマかもしれません。しかし、「キングスマン」はあくまでエンターテイメント性を最優先した作り方の映画なので、肩ひじ張らずに見て楽しむことができます。

キングスマンを見て楽しめるのは、こんなタイプの人!

英国紳士が好きな人

「英国紳士」とは、社会的ステイタスや服装だけでなく、考え方や行動のすべてにおいて高い意識を持ち続け、実践する人のことではないでしょうか。正義感や弱者を救済することに義務を感じる意識(ノブレス・オブリージュ)から、日常生活で他人に不快感を与えないためのマナー意識は英国紳士に欠かせません。

その意識をもって、身なりやしぐさを美しく整えるのが英国紳士のマナーであり、ファッションです。ときには、伝統や格式を大切にするため、古めかしさや仰々しさをともなうこともあるでしょう。しかし、それを認識していて自らを笑うようなユーモアをあわせ持っているところは、イギリス紳士ならではの感覚といえます。

そんな理想の英国紳士のイメージを体現しているのが、コリン・ファースやマイケル・ケインが演じる「キングスマン」のメンバーたちです。そして、若い世代にも真の英国紳士のスタイルが受け継がれていく可能性を示すのが、タロン・エガートンが演じる新人「キングスマン」ということになります。

階級社会であるイギリスでは、生まれ育った階層によって言葉のアクセントや発声が異なります。その点、「英国王のスピーチ」でジョージ6世を演じた経験のあるコリン・ファースのキングス・イングリッシュは完璧です。また、マイケル・ケインも、労働階級の出身でありながら役柄のために訓練によって紳士的なふるまいや話し方を身に付けた俳優として知られています。

ですから、「キングスマン」を見るときは、できるだけ字幕版で視聴し、格調高い紳士の英語に耳を澄ましてみることをおすすめします。字幕を見ながらでは映画の内容に集中しにくい人は、1回目を日本語吹き替え版で見てから、2回目に英語版を見ると良いです。

アクション映画が好きな人

コリン・ファースやタロン・エガートンはハードなトレーニングを重ねて、スタントマンをほとんど使わずに自分でアクションシーンを演じています。それでいてダイナミックでキレが良く、しかも無駄な動きはない、まるでマーシャルアートのようなエレガントなアクションを実現することができました。

ですから、ブルース・リーなどカンフーアクション映画が好きな人が「キングスマン」を見ても、「体の動きが汚い」と感じることなく、満足できるのではないでしょうか。そこに英国スパイ映画特有の少し気取った身ぶりやハリウッドらしい派手なアクション要素も入るため、欧米のアクション映画をよく見ている人も満足できるでしょう。

もちろん、スタントマンが活躍したシーンもあります。「キングスマン」ではスタントマンも最高のメンバーをそろえていたそうです。たとえば、武道家ブラッド・アランが指揮するトレーニング・チームや、何度も世界チャンピオンになったタイ・ボクサー、オリンピックのゴールドメダリストもいたそうです。

また、銃を使うシーンのトレーニングのために、特殊部隊の隊員経験のあるスタントマンまでいたとコリン・ファースが語っています。ヴォーン監督はアクションシーンにも決して手抜きをせず、レベルの高いアクション映画を作り上げようとしたのです。そのこだわりを理解できて満喫できるのは、やはり、アクション映画を見慣れた通の人でしょう。

スパイ映画が好きな人

「キングスマン」には「007」シリーズやマイケル・ケインの出演したスパイ映画「国際諜報局」などのオマージュであるシーンがいくつも挿入されています。そういった監督・脚本家の仕掛けを見落とすことなく気付いてニヤリと笑えるのは、やはり、たくさんのスパイ映画をしっかりと見てきたマニアではないでしょうか。

また、そういった人はスパイ映画の定番であるアクションやスパイガジェットも楽しみにしているでしょうが、「キングスマン」でもその要素を大いに楽しむことができます。「キングスマン」に登場するスパイガジェットは古典的なアクセサリーのように見えて実は最新のハイテクノロジーが使われているので、見ていて胸が躍るに違いありません。

スパイ映画といえば「007」シリーズですが、観客を飽きさせないための工夫をしているとはいえ、長く続いたシリーズだけにマンネリ化を避けられないようです。スパイ映画が好きな人の中には「もっと新しく、もっと違ったタイプのスパイ映画を見てみたい」という要望もあったのではないでしょうか。

そんなスパイファンにとっては待望の新しいタイプのスパイ映画が「キングスマン」なのですから、見れば間違いなくはまってしまい、熱狂的な支持者になることでしょう。第2作も成功し、第3作までシリーズ化が決定したことを考えても、「キングスマン」がスパイ映画ファンから高く評価されたことがわかります。

それに、スパイ映画ファンではない家族や恋人とも一緒に楽しめる作品なことも、いままで1人で鑑賞していたスパイ映画ファンにとっては、うれしいことかもしれませんね。スパイ映画としてだけではなくドラマ映画やファッショナブルな映画としても楽しめるところが、いままでのスパイ映画との違いです。

ぜひ、大切な人にも「絶対に面白いから、だまされたと思って一緒に見てよ!」と声をかけてみてください。映画館に足を運ばなくても動画配信サービスで気軽に見られるなら、誘いやすいのではないでしょうか。

動画配信サイト比較

シリーズ2作目の「キングスマン:ゴールデン・サークル」のみ配信しているサイトは2つあります。

サービス 配信
Hulu ×
U-NEXT
Netflix ×
ビデオマーケット
フジテレビオンデマンド ×
dTV
dアニメ ×
auビデオパス ×
Amazonプライムビデオ
Paravi ×
動画配信サーチ
HuluやUnextなどの動画配信サービス無料比較サイト

動画「キングスマン」を配信している動画配信サービスは以下の通り4つあり、それぞれのサイトに無料おためしのシステムがあります。しかし、「キングスマン」に関してはいずれも「見放題」ではなく別途料金が必要で、4サイトの中で一番安いのはdTVの標準画質216円です。

高画質ではdTVとU-NEXTが324円と同料金で、いずれも無料おためし期間は31日間なので、どちらの動画配信サービスで見るのが良いかは、他の要素で判断するのが良いでしょう(「キングスマン」の他にも見たい映画があるかどうかなど)。

また、ビデオマーケットでは吹き替え版の冒頭3分を無料で視聴することができます。公開されている予告編とは別のシーンを見ることができるので、試しに視聴してみてはいかがでしょうか(登録前の視聴が可能)。

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あらすじを知りたい人はこちら!※ネタバレ注意


動画「キングスマン」のあらすじはドラマ要素が強く頭に入りやすいですが、より映像に集中して楽しみたい人は、あらかじめストーリーを頭に入れてから視聴するのも良いかもしれません。

ただし、この項目の途中には重大なネタバレがありますので、くれぐれも注意しながら読み進めるようにしてください。(ネタバレの前にもう一度警告します)

あらすじパート1

1997年、中東の某所。作戦を実行中だったスパイ組織「キングスマン」のメンバーは、潜伏していた建物が爆撃を受けて破壊されるなど、苦しい戦いの最中にいました。しかし、キングスマンの面々はターゲットのファルコンを捕らえることに成功し、仲間の潜伏場所を暴露させようと尋問します。

ところが、相手は手榴弾を持っており、自爆しました。その瞬間、とっさに動いたのがキングスマンの候補生だったコードネーム「ランスロット」(本名リー・アンウィン)。彼は敵の体に覆いかぶさり、キングスマンのメンバーへの犠牲を最小限に抑えましたが、自分は命を落としてしまいました。

「キングスマン」の1人であるハリー・ハートは、ランスロットに命を救われたことに深く感謝し責任も感じています。そこでハリーは、ロンドンに住むランスロットの遺族である妻と5歳の息子に会いに行きました。「キングスマン」から贈られた栄誉のメダルを渡そうとしますが、妻は「そんなものは要らない、主人を返して」と泣き崩れ、ハリーは何も言えずに沈痛な面持ちで見守ります。

そして、ハリーの幼い息子であるエグジーの首に栄誉のメダルをかけ、「これは君が持っていて」と託すのです。メダルの裏には電話番号が刻まれており、「何か困ったことがあったら電話しなさい。合い言葉は”ブローグではなくオックスフォード”」とハリーはエグジーに伝えます。

17年が経過し、エグジーは22才になっていました。勤めていた海兵隊を辞めてからというもの、父がいない貧しい生活の中で将来に希望を見いだせず、不良仲間とつるんで自堕落な生活を送っています。ある日、チンピラと争って逮捕されてしまった彼は、幼い頃に託されたメダルのことを思い出して、「キングスマン」の意味も知らないまま電話をかけ、保釈を依頼しました。

ハリーは成長したエグジーの姿を見て「君がそんな状態では、きっとお父さんが悲しむだろう」と嘆きます。しかし、エグジーの頭脳と身体能力が並外れていることに注目し、ちょうど欠員の出た「キングスマン」の候補生としてスカウトすることを決意するのです。

そして、ハリーがエグジーを連れて行った場所は、サヴィル・ロウにある古めかしいテーラー「キングスマン」でした。ロンドンのサヴィル・ロウといえば、オーダーメイドの伝統ある高級紳士服店が集まっているエリアとして知られています。「キングスマン」も表向きは高級テーラーであり、ふだんのハリーはそこで高級スーツのテーラーとして働いていました。

しかし、この格式高いテーラーは、実は、特定の国に所属しない独立したスパイ組織であり、それまでも数々の難事件を解決してきた「キングスマン」の活動拠点なのです。

「キングスマン」のスパイ拠点に案内されたエグジーは、輝かしいスパイガジェットや武器を見せられて、好奇心に目を輝かせます。しかし、「キングスマン」のリーダーである老人のアーサーは、「上流階級出身者のほうがキングスマンとしての適性がある」という保守的な考えの持ち主。

そのため、労働階級に属するエグジーは歓迎されませんでした。しかし、エグジーは家柄の良い他の候補生たちと一緒に過酷な試練を耐え抜いて、最終試験まで残ることができたのです。そして、合格したのは候補生の中でたった1人の女性であるライバルのロキシーでした。エグジーが不合格になった理由は、最終課題である「自分の犬を殺せ」を実行できなかったからです。

エグジーは失望して元の生活に戻りましたが、ハリーが訪ねてきて「犬を殺せというのは犠牲を出す覚悟があるかどうかを試すためのもので、実はダミーだった」と聞かされました。さらに、「キングスマン」が現在実行している作戦についても教えられます。

あらすじパート2(この後、重大なネタバレが出てきますので、注意してください!)

ハリーは人類の存亡にかかわる巨大なテロ計画を追跡していました。この陰謀に重要な役割を果たしているのが、リッチモンド・ヴァレンタインという名前のIT大富豪であることをハリーは突き止め、証拠も手にしていたのです。しかし、ここで悲劇が起こります。

追跡の途中で、ハリーはヴァレンタインに気付かれ、惜しくも射殺されてしまうのです。ハリーの死にショックを受けたエグジーでしたが、やがて、「キングスマン」の内部にもヴァレンタインと通じている裏切り者がいることに気付きました。いまや、エグジーが信用できる仲間は指導教官であるマーリンとライバルのロキシーだけになってしまったのです。

恩人ハリーの復讐をするために、エグジーはロキシーたちと一緒にヴァレンタインやテロ組織に対して戦いを挑む決意を固めました。そして、ようやくヴァレンタインの秘密基地に潜り込むことに成功したエグジーは、激しいバトルシーンを展開した後、みごと勝利を収めます。

個性的な登場人物を紹介!

動画「キングスマン」登場人物もそれぞれ個性的です。

【ハリー・ハート役】コリン・ファース(Colin Firth)

キングスマンのベテランスパイ・ハリーを演技派名優のコリン・ファースが演じています。主に上流階級のインテリ紳士役で活躍していましたが、ヴォーン監督は「そんな彼が激しいアクションを演じたら面白い」と考え、起用しました。

代表作には「ブリジット・ジョーンズの日記」のダーシー役や「シングルマン」のジョージ役、「英国王のスピーチ」のジョージ6世などがあります。特に「英国王のスピーチ」では第68回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)・英国アカデミー賞主演男優賞(2回目の受賞)・アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

【ゲイリー・“エグジー”・アンウィン役】タロン・エガートン(Taron Egerton)


エグジーはハリー・ハートの命を救った男の息子です。父の死後は絶望して自堕落な生き方をしていましたが、ハリーが「キングスマン」にスカウトしたのをきっかけに、スパイとしても人間としても成長していきます。そんなエグジーを演じるのは、1989年生まれのイギリス人俳優タロン・エガートン。

「キングスマン」の大ヒット以来は売れっ子となり、今後の活躍が期待されています。何百人も参加したオーディションから、ヴォーン監督が「彼こそ適役だ」と確信してエグジー役に選ばれました。

【リッチモンド・ヴァレンタイン役】サミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson)

リッチモンド・ヴァレンタインはIT大富豪ですが、過激な環境保護主義者でもあり、大規模なテロを計画。そんなリッチモンドを演じるのは名脇役として実績あるサミュエル・L・ジャクソンです。サミュエル・L・ジャクソンは「ドゥ・ザ・ライト・シング」などスパイク・リー監督の3部作に連続出演して評価され、数々の映画賞に名を連ねています。

【アーサー役】マイケル・ケイン(Michael Caine)

キングスマンの威厳あるリーダー・アーサーを演じるのはベテラン俳優のマイケル・ケイン。「国際諜報局」(1965年)でスパイのハリー・パーマー役を演じて評価され、「007」シリーズで歴代のジェームズ・ボンド役を演じたショーン・コネリーやロジャー・ムーア、ピアース・ブロスナンとも共演経験があります。

作品情報はこちら!

原題 Kingsman: The Secret Service
公開年 2015年
製作総指揮 マーク・ミラー/デイヴ・ギボンズ/スティーヴン・マークス/クローディア・ヴォーン/ピエール・ラグランジェ
監督 マシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn)
脚本 ジェーン・ゴールドマン(Jane Goldman)/マシュー・ヴォーン(Matthew Vaughn)