映画「時計じかけのオレンジ」は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

時計じかけのオレンジ」は、一言でいうと感想にとても迷う作品です。しかし、その独特の世界観は一度はまるとなかなか抜け出せないものがあるでしょう。鑑賞後、見た人間にいろいろな思考を否応なしにめぐらせるような作品が「時計仕掛けのオレンジ」であるともいえます。

今回はそんな映画である「時計じかけのオレンジ」について、そのあらすじや魅力のほか閲覧できる無料動画配信サイトについて紹介します。ネタバレもあるのでご注意ください。

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「時計じかけのオレンジ」という映画の魅力

「時計じかけのオレンジ」とは、1972年に日本公開されたスタンリー・キューブリック監督の映画です。このタイトルから、どのような内容の映画だと想像できるでしょうか。時計じかけというからには、何か緻密な計算がなされる推理物なのか、それともオレンジのようにほどよい酸味のきいた人間ドラマなのかもしれません。

実際に作品を見たときにいい意味で裏切ってくれることを期待して、まずはタイトルから作品の内容を考察してみましょう。

オレンジといえば、まず思い浮かぶのはフルーツですね。ですが「時計じかけの」とはどういう意味なのでしょうか。実は、ここでいうオレンジというのはフルーツではなくて、あるものの比喩なのです。そして、時計じかけとは「仕組まれたもの」「決められた道筋」「時間制限」というイメージを抱かせてくれます。

つまり、「時計じかけのオレンジ」というのは、あらかじめ決められ仕組まれた道筋をたどるあるものの姿を描いた作品なのです。

それならそのあるものとは何なのかが気になってきますよね。その答えとは、人間です。では「時計じかけのオレンジ」とは、まるでしかけられたように決まったことをする人間の物語かというと、実はこれも少し違うのですね。ここでカギになるのは「時間制限」です。

この作品の主人公にはあるしかけが施されます。タイトルの「時計じかけ」という言葉から「もしかしたらこのしかけにはタイムリミットがあるのではないか?」という疑問を持つことができます。

しかけを施された主人公と、彼に関わる人間の感情が最後にはどういった結末を呼ぶのかは、タイトルからだけでは到底推し量れないでしょう。ある意味これは、人間の人生にしかけを施すストーリーであるといえるかもしれません。

「主人公に施されたしかけとは何なのか」「そのしかけは最後にどうなってしまうのか」「気になる物語の結末は?」それは、ぜひこの映画を動画で見たときに確かめてください。

この映画はここがいい!時計じかけのオレンジのおすすめポイント3

おすすめポイントその1:現代にはない技術

「時計じかけのオレンジ」の舞台は近未来です。そのため、現実には実現されていない技術が登場します。主人公に施されるしかけというのは、この新しい技術によるものなのです。

とはいえ、作品のなかでは技術というほど確立してはおらず、まだ実験段階といったところでしょう。しかし、この技術、やり方はともかくその目的としては実は意外と多くの人が夢見たことかもしれません。

たとえば、嫌いな人がいるとします。自分はその人のことをどうしても好きになれません。なぜなら、性格が合わないからです。しかし、さまざまな要因から周囲には仲良くなることをすすめられていて、ずっと板挟みの状態が続いていました。

そんなとき、あることを耳にします。それは、人の性格を変えてしまえる新技術が開発されたという話です。生きていれば人間関係のしがらみはどうしても出てきますよね。そんなとき、自分を変えることができたら、いや相手が変わってくれたらと思うこともあるのではないでしょうか。

この作品に登場する技術は、人の性格を変えてしまう技術です。その技術がラストにどうつながっていくのかは外せない見どころといえるでしょう。

おすすめポイントその2:主人公とある人物の再会

物語が進んでいくと、主人公はある人物と再会します。その人物とのやりとりが第2の見どころといえます。この人物は、主人公の過去とある重要な関わりを持っています。

しかし、再会した当初、この人物は主人公と過去に会っているということに気づいていません。そして、そのまま物語が進行していくのです。また、当然見ているこちらは2人の過去の関わりを知っていますから、ここで独特のスリルを楽しむことができます。

一見平和に見えるシーンも、主人公の過去やこの人物との関わりを想えば、ハラハラする緊張感あふれたシーンに早変わりします。この先どうなっていくのかという点は、この映画の大きな見どころといえるでしょう。

特に動画で見るときは、残り時間がわかりますから「この後どうなるんだろう」というドキドキ感はさらに増すかもしれません。いずれにせよ、主人公とこの人物の関わりが、結末に強くつながっていきます。そういう意味でも、このあたりは見逃せないシーンです。

おすすめポイントその3:皮肉めいた結末

最後の見どころポイントはラストの終わり方にあります。この映画は最終的には何とも皮肉めいた結末を迎えることになるのです。詳しいことはネタバレになってしまうのでいえませんが、たとえるなら、Aを防ぐためにBをした結果、かえってAが成立してしまうといったような具合です。

実は、この作品の根幹をなしている重要な感情があります。それは「復讐心」です。しかし、その復讐心にかられた人物の行動のせいで先述の皮肉めいた結末につながっていきます。そして、その結末がこの作品独特の読後感を作り出してくれるのです。

このあたりは映画として、そして物語としての巧緻性といえるでしょう。「時計じかけのオレンジ」は人を選ぶテーマをかかげた作品ではありますが、ストーリーの完成度はかなり高いといえます。そこに注目して物語を追ってみるのもいいかもしれません。

ちなみに「時計じかけのオレンジ」には原作となった同名の小説があります。小説版の場合は映画とはまた違った終わり方になっており、そのため読後感もずいぶん違ったものになっているのが特徴です。正確には、映画版におけるラストの後日談が小説では語られているという感じです。

終わり方が違うことによって、主人公の印象も若干なりとも変化すると思いますので、興味があれば図書館などで原作を探してみてもいいかもしれません。

時計じかけのオレンジはこんな人におすすめ

社会問題に関心がある人

「時計じかけのオレンジ」は、暴力や少年犯罪などの社会問題に関心がある人は興味深く鑑賞することができる映画だといえます。なぜなら、この作品のテーマのひとつがそういった社会問題だからです。

たとえば、「犯罪者の更生」について考えたことがある人などは、特に楽しめるかもしれません。今までそういった問題を考えたことがない人にもこの作品は問いを投げかけてきます。鑑賞後、思考にふけることがあればそれは「時計じかけのオレンジ」という作品が与えてくれた貴重な機会といえるでしょう。

現代社会へのアンチテーゼ的な世界観が好きな人

この作品は、ある意味現代社会への皮肉やアンチテーゼ的な意味を持っている面もあります。そのため、そういった世界観が好きな人も楽しむことができるでしょう。

止められない暴力や犯罪を止めようとしたり、降りかかった理不尽への復讐心を燃やしたりして、最後には一体どうなるのか。道徳的なテーマを貫く作品だったらオチが読めるところですが、この作品の場合はまた違います。

犯罪者の更生や、復讐に燃えた結果行き着く先はどこなのか。そういったある種反道徳的ともいえる世界観を楽しめる人にこの映画は向いているといえるでしょう。

たとえば、「所詮世の中や人間なんてこんなもの」という斜に構えた世界観が好きな人には特におすすめです。また、人間の残酷さを描いた作品や、この世の理不尽を突きつけてくるような世界観を楽しめる人にもこの映画は向いているかもしれません。

クラシック音楽を知っている人

少し意外に思われるかもしれませんが、この作品は全編通してクラシック音楽に彩られています。クラシック音楽は、おおよそ作品のテーマと関わりないものに思われるでしょう。しかし、その一見無関係な音楽が独特の世界観を作り出し、この作品ならではの雰囲気を生んでいるのです。

人間は、視覚情報の次に聴覚つまり音の情報で世界を認識しているといわれています。つまり、人間にとって大事な感覚は第1に視覚、第2に聴覚だといえます。

この作品は、あえて視覚情報と聴覚情報の間にギャップを生み出すことで、ほかでは味わえない空気感を体験させてくれるのです。その特殊な演出に一役買っているのがクラシック音楽というわけです。

クラシック音楽は聴覚情報からある種独特な世界観を構築します。その世界観を知っているという人も、この作品が持つ雰囲気を味わうことができるでしょう。もしかしたら、自分が知っているクラシック音楽が使われているかもしれませんよ。

この作品に向いている人

全体的に「時計じかけのオレンジ」の読者層は年齢が高めの傾向にあるといえます。これは、もともと作品のテーマと内容が子ども向けではないからでしょう。

そのため、「時計じかけのオレンジ」は大人が楽しむことに向いている映画として仕上げられています。動画を見るときは、近くに子どもがいないときがいいでしょう。なお、作中にはとても過激な描写もあるので、そういったシーンに耐性がある人の方が落ち着いて鑑賞できるかもしれません。

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※ネタバレ注意!「時計じかけのオレンジ」あらすじ

ここでは、映画「時計じかけのオレンジ」のあらすじを紹介します。ネタバレなのでご注意ください。

あらすじパート1

作品の舞台は、近未来のロンドンです。主人公のアレックスは15歳の不良少年で、仲間と一緒にドラッグにはまり日々暴力行為をくり返していました。

ある日、警察から逃げるためアレックスは仲間とともにある家に押し入ります。そこには作家夫婦が住んでいました。彼らはその家のなかで「雨に唄えば」を口ずさみながら、罪悪感などまったくなく暴れ回り、夫の目の前で妻をふみにじります。

それからアレックスたちの行為はどんどんエスカレートしていき、ある日お金持ちの家へ強盗に入ることになりました。しかし、その家の主を殺したときに警察がかけつけ、仲間たちの裏切りによりアレックスだけが逮捕されます。その後、彼は懲役14年の実刑判決を下されました。

それから2年が経った頃、模範囚を装っていたアレックスは刑期の短縮を交換材料としてある新しい治療法の実験台になることになりました。

その治療法はルドヴィコ療法といい、ひらたくいえば犯罪者の人格改造法です。これは、クリップでまぶたを見開いた状態にして固定し、目薬をさしながら残虐な映像を見せ続けるというものでした。

目薬による嫌悪感や吐き気と残虐な映像の情報を同時に与えることで、無意識のなかでそれらを連係させて暴力行為に生理的拒絶反応を起こすよう暗示するのです。

彼のお気に入りであるベートーヴェンの第九番をBGMにしたその動画が終わり、ルドヴィコ療法の実験が終了したときにはアレックスはすっかり変わっていました。あれほどまでに明け暮れたあらゆる暴力行為に対し嫌悪感を覚え、おびえるようにすらなってしまったのです。さらに、第九番をきいただけで吐き気を覚え、時に気絶さえしてしまう体になりました。

しかし、彼のこの状態はただ暴力に対して無防備となっただけで、抗うことのできなくなった人間だと指摘する声もあったのです。まるで中身が機械でできている人間、時計じかけのようだともいわれました。ケンカや暴力行為など絶対にできないようなおとなしい性格に矯正されたとみなされたアレックスは、その状態のまま釈放されます。

あらすじパート2

しかし、釈放されたアレックスには帰る場所も行くあてもありません。一度は自宅に帰ったものの、そこにはアレックスと似た容姿の男がいました。その男は、アレックスの両親と親子同然の関係を築いていたのです。

アレックスはその男から過去の前科を糾弾され、両親からも冷ややかな態度をとられます。自宅に居場所はないと悟ったアレックスは家を出ました。

あてもなく町をさまよっていると以前暴力を振るったホームレスと遭遇してします。最初はお互いに気づかなかったのですが、人相から気づかれ、アレックスはほかのホームレスからも追い回されます。警官が彼の姿を見つけるも、その警官はかつてアレックスを裏切った昔の仲間たちでした。

アレックスはホームレスだけでなく仲間たちからもリンチに遭います。このとき、アレックスは抵抗をしません。今の彼にとって自分が暴力を振るうということはとてつもない嫌悪感をともなう行為であり、それに比べればなぶられる方がマシだったからです。

ぼろぼろになったアレックスが雨のなかでなんとかたどりついて助けを求めた家は、なんと偶然にも昔襲撃した作家の家だったのです。作家は最初、助けを求めて来たぼろぼろの若者がアレックスだとは気づかず家に招き入れます。

作家の妻はアレックスたちによるふみにじる行為が原因で自殺しており、作家自身も彼らからの暴行が原因で車椅子生活を送っていました。作家はアレックスをふろに入れてやります。しかし、そのときアレックスは「雨に唄えば」を歌ってしまったのです。それにより作家は家に招き入れた若者がアレックスであると気づきました。

そのとき、作家は要人と電話で打ち合わせをしていたのです。その内容は、ルドヴィコ療法に関するものでした。この療法を作家は新聞で知っていて「政府の横暴だ」と怒っていました。そんなときに現れたルドヴィコ療法を受けた若者を使って、政府にダメージを与えられないかと考えます。

アレックスが風呂から上がったあと、要人が到着し、ルドヴィコ療法に関する詳しい質問に応じることになりました。その過程で「第九の曲を聞くと死にたくなるんだ」ということを話したとき、アレックスはワインに混入されていた薬物のせいで気絶します。

目を覚ましたとき、アレックスは高い階にある部屋に監禁されており、大音量で第九番を聞かせられます。それは今のアレックスにとっては拷問そのものであり、苦しみもがいた彼は逃げ出そうと窓から飛び降りました

このアレックスの行動こそが作家の狙いだったのです。アレックスに自ら死を選ばせることで、ルドヴィコ療法の欠陥を指摘しメディアを使って成犬にダメージを与えることが作家の計画でした。しかし、アレックスは生き延びます。

その後、アレックスは病院で目を覚まします。このとき彼はある変化をむかえていました。体が回復してくると精神科医による絵のシチュエーションに応じたセリフを答えるテストが行われます。そのときの受け答えには、暴力行為への抵抗はなくなっていました。そのとき、アレックスは元の人格に戻っていたのです。

アレックスは人体実験を受けた後、一度は見事に人格が変わります。しかし、実はこのときある疑問を抱いている人間がいました。刑務所の囚人を悔い改めさせるのが仕事である教誨師です。アレックスは確かに実験によって人格が変わり、到底再犯しないような人間になりました。

しかし、教誨師はアレックスが自分の意志で暴力をやめたわけではないという点に疑問を持ちます。「完全なる自由意志にもとづくものでない改心は果たして改心たりえるのか」と。

映画「時計じかけのオレンジ」はアレックスの邪悪な笑みで終わります。その笑みを見たあとで、教誨師の疑問を思い浮かべてみると、何かが腑に落ちる感覚を得られるのではないでしょうか。

その感覚は、人間の残虐性と人体実験の恐怖をテーマに描かれた本作の目指した場所のひとつともいえるかもしれません。

時計じかけのオレンジのメイン登場人物キャスト

【アレックス役】マルコム・マクダウェル(Malcolm McDowell)

15歳(作中で17歳になる)の不良少年で、彼は仲間と共に暴力行為を始めとするさまざまな犯罪に手を染めてきました。しかし、あるお金持ちの家に強盗に入ったとき、仲間たちの裏切りによってアレックスだけが逮捕されます。その後、彼は殺人罪で実刑を受けました。

それから2年が経ち、刑期短縮と引き換えに実験台になったルドヴィコ療法によってアレックスは残虐な行為を映した動画を見させられます。第九をBGMにしたその動画を見させられ続けたため、アレックスは暴力行為を見聞きしたり、第九を聞くことで耐えがたい苦痛を感じる体になりました。

このルドヴィコ療法により、アレックスは一度人格が変化します。変化後の人格は以前の暴力的なものとは似てもにつかぬおとなしいもので、暴力を振るわれても絶対に殴り返せないような人間になっていました。人格が変わってしまったため、出所することは叶いましたが、自宅に帰っても過去の行いから両親に受け入れてもらえませんでした。

町をさまよっていると、昔襲ったホームレスから追い回されたり、かつての仲間たちからもリンチに遭わされるなど散々な目に遭います。そのような目に遭わされてもなお反撃ができないほど、ルドヴィコ療法の効果は絶大なものでした。

その後、雨のなかぼろぼろの体で助けを求めて戸を叩いたのが偶然にも作家のミスター・フランクの家でした。

フランクの家でふろに入ったとき、アレックスはかつて彼を襲撃したときと同じ「雨に唄えば」を口ずさみます。それによってフランクはアレックスの正体に気づきました。

その直後、フランクによって引き合わされた要人とのルドヴィコ療法に関する問答を行います。そのなかで「第九を聞くと死にたくなる」と言った後、飲み物に混ぜられていた薬によって一度意識を失います。

目を覚ましたとき、彼は高い階の部屋に監禁されていました。アレックスはそこで第九をえんえんと聞かされるという拷問を受けます。それから逃れるためアレックスは死ぬ覚悟で窓から飛び降りました。

その後、一命を取り留めたアレックスは、病院で目を覚ましました。精神科医による簡単なテストを受けたことで、あることがわかります。そのとき、彼はルドヴィコ療法による人格矯正の効果が消え、元の暴力的な性格に戻っていたのです。

【ミスター・フランク(作家)役】パトリック・マギー(Patrick Magee)

かつて、アレックスが暴力行為を働いた作家夫婦の夫です。アレックスたちによる事件がきっかけで車椅子生活となり、また自分と妻に対する仕打ちから彼らへの憎悪をつのらせます。

数年後、アレックスと再会したとき、最初はお互いに事件の加害者と被害者という立場であると知らずに、フランクはアレックスを家に招き入れます。その頃のフランクはルドヴィコ療法に反対していました。また、ルドヴィコ療法の件で政府に対しても「手段を選ばない犯罪対策である」として怒りを感じていたのです。

そんな彼はアレックスをルドヴィコ療法の被験者と知ったことで、彼を利用することを考えつきました。その後、アレックスの正体に気づき、動機には個人的な憎悪も加わります。

フランクは、アレックスを監禁し、彼が苦痛に感じるといった「第九」を利用して自殺に追い込むことで、ルドヴィコ療法の問題提起をしようとしました。ルドヴィコ療法は暴力性を失わせる治療法ですが、それによって消失するのは他者への暴力性のみで、自傷・自殺など「自分への暴力性」は残るのだということを証明しようとしたのです。

それをアレックスの自殺によって証明し、メディアを使って政権にダメージを与えようと画策したのでした。登場人物のなかでは、アレックスに次いで物語の重要な役割を果たします。

【ミセス・アレクサンダー(作家の妻)役】エイドリアン・コリ(Adrienne Corri)

かつてアレックスが暴力行為を働いた作家夫婦の妻です。このとき、アレックスとその仲間たちにひどくふみにじられたことがきっかけで自殺してしまいました。作中におけるフランクの行動の動機になるという点で、こちらも重要な役割を果たしています。

「時計じかけのオレンジ」作品情報紹介

原題:A Clockwork Orange

公開年:1971年(日本公開は1972年)

製作総指揮:スタンリー・キューブリック

監督:スタンリー・キューブリック

脚本:スタンリー・キューブリック