映画「ソウル・キッチン」は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

オンライン動画配信サイトでは、ハリウッド映画や邦画だけでなくヨーロッパの作品も楽しめます。そのため、ヨーロッパで大ヒットを生んだドイツ映画の「ソウル・キッチン」も見られると評判です。コメディタッチで描かれるこの作品は、笑えるポイントはいくつも出てきますので、見終わった後に元気になれます。そんなソウル・キッチンは、どの動画配信サイトで見ることができるのでしょうか。今回は、ソウル・キッチンの魅力や見どころを交えながら、どの動画配信サイトで見られるのかを紹介していきましょう。また、無料で見られる方法や感想もあわせてお伝えします。

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一体どんな映画?ソウル・キッチンの魅力

若手の新鋭!ファティ・アキンのヒット作

ソウル・キッチンを監督したのはファティ・アキンです。彼は「愛より強く」でベルリン国際映画祭のグランプリを獲得し、「そして、私たちは愛に帰る」でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞しています。さらに、本作のソウル・キッチンでは、2009年ヴェネチア国際映画祭において審査員特別賞とヤングシネマ賞をW受賞したのです。映画界の巨匠と呼ばれたゴダールやトリュフォーですら成し遂げることができなかった三大映画祭制覇の偉業を、ファティ・アキンは最年少で成し遂げました。映画界で注目を集めている、勢いのある実力派の若手監督のひとりです。

ドイツに住む移民が描かれる

ドイツで暮らすファティ・アキンは、自身がトルコからの移民といったルーツを持っています。そのため、トルコやドイツ在住の移民が描かれる作品が多いのが特徴です。ただ、本作ではトルコやドイツ在住の移民について全面的に触れられることがありませんでした。しかしながら、主人公であるジノスはギリシャ系の移民で、トルコ系やアラブ系の登場人物も多く見られます。そういった手法により、ヨーロッパ各地で移民が共存していることを示しているのです。

また、本作では他民族が暮らすドイツのハンブルクが舞台となります。さまざまな音楽が鳴り響き、各国のソウルフードを求める人が集うレストランこそが、他民族の共存を象徴しているのです。これまでシリアスなテーマを扱ってきたファティ・アキンでしたが、本作はコメディタッチに挑戦し、エンターテイメント性を高めています。

ヨーロッパ各地で大ヒット!

いくつかの動画配信サイトで見られるソウル・キッチンは、ドイツをはじめヨーロッパ中でヒットを巻き起こした作品です。2009年に公開された本国ドイツでは、公開からわずか2カ月で130万人を動員しています。また、イタリアやフランス、ギリシャさらにトルコなどでもヒットを飛ばし、ヨーロッパ中を席巻した作品です。さらに、アメリカでも公開第1週の劇場1館当たりの興行収入で1位を記録しています。世界中で注目されたソウル・キッチンは、見逃せない作品のひとつです。

この3つをしっかりチェック!ソウル・キッチンのおすすめポイント

おすすめポイント1:豪華なキャスト

ソウル・キッチンでは、ドイツをはじめヨーロッパ各地で活躍する俳優がたくさん出演しています。まず、ジノスの兄であるイリアスを演じたのはモーリッツ・ブライプトロイです。「ラン・ローラ・ラン」でドイツ映画賞最優秀男優賞を受賞したモーリッツ・ブライプトロイは、国内外において注目されている俳優のひとりです。ファティ・アキン監督作品では「太陽に恋して」「SOLINO」に出演し、本作で3度目のタッグとなりました。

また、モーリッツ・ブライプトロイの実母であるモニカ・ブライトロイも出演をしています。ジノスの恋人のナディーンの祖母を演じたモニカ・ブライプトロイは、ドイツでは大女優として知られているのです。劇中には少ししか登場しないものの、見るものに強い印象を残す演技を見せています。残念ながらモニカ・ブライプトロイは本作の撮影後に亡くなりましたので、彼女の遺作となる作品です。

さらに、天才シェフのシェインを演じたビロル・ユーネルも、アキン監督の作品に数多く出演しています。本作では、主人公ジノスに本物の郷土料理を伝えるシェフ見事に演じ切りました。演技にあたり、ミシュランで星を獲得したハンブルクの高級料理店に指導を受けるほどの、気合を入れて作品に臨んだのです。その他にも、ドルカ・グリルシュやウド・ギアも出演していますので映画ファンには嬉しい豪華な俳優陣が楽しめます。

おすすめポイント2:ハンブルクのレストランを忠実に再現

映画の舞台となるソウル・キッチンは、ハンブルクのレストランです。何があっても故郷にいるように感じられるレストランは、誰しもが帰ってきたくなる場所として描かれています。そんなソウル・キッチンは、主人公を演じたアダム・ボウスドウコスがハンブルクで経営したレストランがモデルです。監督自身もその店に集った経験から、「店で過ごした楽しかった日々を映画に収めたい」と感じるようになりました。そのため、監督が大好きだったハンブルクのレストランが、本作で忠実に再現されています。また、アダム・ボウスドウコスも脚本に加わることで、リアルなハンブルクのレストランを描き上げたのです。

おすすめポイント3:笑いのツボがあちこちに転がるエンターテイメント映画

ソウル・キッチンでファティ・アキン監督が目指したのはエンターテイメント性の高い映画でした。これまでシリアスな作品を撮り続けてきた監督にとって挑戦でもありましたが、これまでと違ったファティ・アキンが楽しめる作品に仕上がっています。スタイリッシュでありながらもやりたい放題の作品で、最後まで目が離せないのがこの作品の魅力でしょう。

ストーリー展開も非常に痛快に進んでいくのが特徴です。まず、税務署にステレオを持っていかれることで大好きな音楽を失うジノスが、店員のバンドマンに練習をさせるとお客が集まります。集まったお客は食事を注文するようになり、さらにのどが渇くので酒を飲むのです。そうすることでお店が大繁盛し、税金も払えましたといった単純でユーモアたっぷりのストーリーが展開します。また、そこかしこに笑いを誘う罠が仕掛けられていますので、あちこちで笑わせてくれるのです。例えば、ヘルニアを患って習った腰痛体操を、仕事の合間やお客がいなくなったお店で行うジノスは、クラブに出かけても真面目に腰痛体操を披露します。クラブと腰痛体操というコントラストが非常にコミカルで笑いを誘うのです。

その他にも、ジノスとイリアスはのんびりしているようで高い学習能力をもっていると描かれています。料理ができなかったジノスはシェインから基礎を習うことであっという間に勝利の腕をあげ、レコードの再生方法も知らなかったイリアスは好きになった子が音楽好きという理由でDJとして頭角を現すのです。夢中になると上達が早い2人が見事なコミカルさで表現されていますので、動画の最後まで笑いが止まらないでしょう。

ソウル・キッチンを楽しめる人ってこんな人

料理が好きな人

動画配信サイトで人気のソウル・キッチンは、レストランが舞台です。そのため、おいしそうな料理や調理シーンが多く登場します。そういった理由から、料理が好きな人にはおすすめの作品だといえるでしょう。本作に登場する天才シェフのシェインが、すごい料理を作るシーンは見どころのひとつでもあります。ただ、すごい料理を披露するだけでなく、ストーリーのなかで意味のある料理を作っているのです。どの料理も非常においしそうで、料理が出てくるシーンでは「食べたい」と感じさせてくれます。

ハンブルグの街を知りたい人

ソウル・キッチンがある街として物語に登場するのがドイツのハンブルクです。ドイツの首都ベルリンを知っている人は多くても、ハンブルクについての知識がある人は少ないかもしれません。ハンブルクはさまざまな音楽があふれ、おいしい料理が集まる街なのです。世界最大の赤レンガの倉庫街があり、運河沿いに高級レストランが立ち並ぶハンブルクは、多くの観光客を魅了しています。また、朝まで楽しめるクラブやバーも多く、若者たちに人気の街でもあるのです。そういったハンブルクの楽しさが映画を通して楽しめます。

監督自身もハンブルクに暮らしていることから、変わりゆくハンブルクをカメラに収めることを目的としてこの作品を制作したのです。

ファティ・アキン監督のファン

ソウル・キッチンは、「愛より強く」「そして、私たちは愛に帰る」に続く作品です。ただ、前の2つの作品では非常にシリアスな問題が描かれてきました。それに反してソウル・キッチンはユーモアたっぷりのコメディ映画です。これに関してファティ・アキン監督は、自身を「計画した通りの映画が作れるタイプではない」と語っています。もともとは、「愛より強く」「そして、私たちは愛に帰る」は3部作として描く予定でした。ただ、3作を続けて作るのは難しかったのです。

というのも、監督の友人であり、プロデューサーとしても活躍していたアンドレアス・ティールが、「そして、私たちは愛に帰る」の撮影中に亡くなります。ファティ・アキンとアンドレアス・ティールは、映画製作会社を立ち上げた仲間でもでもあったため、彼の死はファティ・アキンに大きな衝撃を与えました。また、これまでの受賞作品でシリアスな作風というイメージが強かったため、イメージを崩すことにも悩んだ時期でもあったのです。

ソウル・キッチンで2作とは異なる作風で挑戦することは、大きなプレッシャーとして彼にのしかかっていました。しかし、ファティ・アキンは、アンドレアス・ティールが生前に語った「周りの意見を気にしないで、好きな作品を撮るべきだ」という言葉を思い出し、ソウル・キッチンの作品に取り掛かったのです。そんな苦難の末に誕生したソウル・キッチンは、カンヌでも受賞を果たします。さまざまな壁を乗り越えた、これまでとは全く違うファティ・アキンの世界が楽しめますので、ファティ・アキンファン必見の作品であるといえるでしょう。

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ネタバレしたくない人は気を付けて!ソウル・キッチンのあらすじ

ここからは、ソウル・キッチンのあらすじを紹介します。あらすじにはネタバレも含んでいますので注意してください。

踏んだり蹴ったりのジノスの生活

ドイツのハンブルクにある大衆食堂のソウル・キッチンでは、オーナーのジノスが温めただけの冷凍食品を提供していました。しかし、ジャンクな味を好む客が集い、店の一角を元舟乗りの老人に貸していることから、何とか店が続けられる状態です。しかし、そんなジノスが愛してやまない恋人のナディーンが特派員としての上海行きを決めます。さらに、壊れた食洗器を持ち上げようとして、ぎっくり腰にも見舞われてしまいます。そのうえ、仮出所中の兄であるイリアスを店で雇うことにもなるのです。

そこへ現れた求職中の酔っぱらいシェフのシェインを雇いますが、腕はいいものの客の趣向が理解できないことで、客足も遠のいてしまいます。そこに追い打ちをかけるように、滞納していた税金を役人が取り立てに来るという展開にも陥るのです。税金が払えないことを知った役人によって、大切にしていたステレオまで持ち帰られてしまいます。そんな不調続きのジノスでしたが、彼にとって最もつらいのは恋人を失うことでした。そこで店をたたんで上海への移住を考えます。

そんなとき、かつての同級生であったノイマンが現れるのです。不動産業で成功しているノイマンがソウル・キッチンの土地の売却を持ちかけます。売る気になれないジノスは店を貸し出すことを考えるのです。

揺れる恋心

ぎっくり腰の治療のため、ジノスは理学療法士のアンナに腰痛体操を習います。腰痛体操を真面目に続けながらも思い悩むのは、ナディーンと店のことでした。そこに土地を狙うノイマンが追い打ちをかけてくるのです。ノイマンは食中毒になったと嘘をつき、衛生局にジノスの店を告発していました。ソウル・キッチンはジノスが自ら配管をした調理場とタイル張りの床で構成されています。そんな店に対して衛生局は、ステンレスの調理台に入れ替えない限り営業禁止だといってくるのです。

それでも客が来ないソウル・キッチンは、ウェイターのバンドマンのリハーサルの場となります。ある日、そこに集まるバンドのファンが、シェインに料理を注文しました。その味は格別であり、その日はたくさんのファンがシェインの料理を注文したのです。いつもとは打って変わったにぎやかな店じまいが行われる中、イリアスは自分をこき使うルチアに恋心を抱くようになります。

店を閉めた後、兄弟とルチアはクラブへと出かけました。そこで、ルチアにいいところを見せようとしたイリアスは、DJから機材を盗んでしまうのです。ジノスも酒に酔って勢いでルチアに兄の前科を打ち明けてしまいます。イリアスの前科について気にも留めなかったルチアでしたが、酒に酔ったジノスはルチアのアパートで眠り込んでしまうのです。そんなジノスに明け方電話をかけてきたのはナディーンでした。そこで、ルチアとの浮気を疑われてしまいます。いよいよ上海行きを決断することになるジノスは、店を兄に譲渡しようかと悩むのでした。

成功したソウル・キッチンの立て直し※ネタバレ注意

シェインの作る料理はソウル・キッチンで人気を呼び、ファンを増やしています。なぜんら、店の近くにミュージックスクールが開港したからです。入校パーティーの会場ともなったソウル・キッチンは気の利いた音楽も人気で、大盛り上がりを見せました。そんなジノスはシェインに料理を習います。また、ルチアとイリアスはフライヤーを配り歩くことでさらなる客を集めたのです。

その後、売り上げはうなぎのぼりに上昇し、衛生局の再検査時にはステンレス製のピカピカの厨房が披露されました。ただ、ルチアに兄の秘密をバラしたことが本人に知られてしまいます。ルチアが自分の過去を知っていることに恥ずかしさを感じたイリアスは、店に来なくなるのです。そのうえ恋人のナディーンは上海どころかチベットへ行くと言い出し、ジノスはすぐに上海に行くことを決めました。店と部屋は兄に託すことになり、兄とも仲直りを果たします。

そんなジノスの送別パーティーが開かれ、シェインが腕を振るいました。デザートに混ぜられたのは催淫効果のあるホンジュラスの木です。そこへやってきた税務署の女性税理士であるシュスターに、税金を一括納金し、ジノスは安心して上海に旅立てるようになります。しかし、ホンジュラスの木を混ぜ込みすぎたのか、パーティーはいつしか乱交の場に代わってしまうのです。イリアスとルチアは店の裏へと消え、土地の買収に来たノイマンはシュスターを抱いて写真まで撮影します。ただ、翌朝正気に戻ったシュスターはノイマンの名前をしっかりと覚えて帰るのです。

役所への申請を済ませ、空港へと向かったジノスは空港で男連れのナディーンと出会います。ナディーンは祖母の葬儀のため、上海で出会った恋人と帰国したというのです。慌てて預けた荷物を取り戻したジノスでしたが、今度はスーツケースを持ち上げた衝撃で椎間板ヘルニアとなり、立ち上がれなくなりました。

鎮痛剤で痛みをごまかしたジノスは、部屋戻り中国語の本やナディーンとの思い出を台所で燃やします。すると、部屋ごと燃えてしまい、帰宅した兄とホテルへの非難を余儀なくされてしまうのです。店にも刑務所にもいかずに部屋に来た兄に驚いたジノスは、イリアスを問い詰めます。すると、イリアスはノイマンとのカード勝負に負け、店を手放す契約を交わしていたことを告白するのです。

競売にかけられるソウル・キッチン※ネタバレ注意

ノイマンから店を取り戻すことに決めたジノスは、兄とその手下を誘ってノイマンの会社に忍び込みます。そこで、兄がサインした契約書を盗み出したものの、ヘルニアのせいでまともに歩くことができず、駆けつけた警察に捕まってしまいます。連行されているジネスの前には、逃げたはずのイリアスが現れました。そして、イリアスが全ての罪をかぶるのです。そうして解放されたジノスは、理学療法士のアンナに紹介を受けた整体師のトルコ人の荒治療により、ヘルニアを完治させました。さらに、バラバラになった仲間を探します。ルチアはその後、バーテンダーとして働いていました。シュスターに目をつけられていたノイマンは脱税の罪で囚われていることを知るのです。

ジノスが店に戻ると、強制競売のチラシが貼られていました、競売の日は今日ですので、ジノスはナディーンのもとへと走りました。ナディーンはジノスを裏切ってしまったことを恥じ、友人としてやり直すことを決めます。競売の話を聞いたナディーンは、祖母の遺産からジノスに20万ユーロを貸すのです。

20万ユーロの小切手を握り、競売に参加したジノスでしたが、値はあっという間に20万ユーロにつりあがってしまいます。というのも、競売には店に20万ユーロの値を付けた投資家が紛れ込んでいたのでした。投資家はすぐに退出を求められましたが、暴れた拍子にシャツのボタンが外れ、投資家のミントタブレットに混ざってしまいます。そんなとき、ジネスはポケットの中から15ユーロを見つけ、20万15ユーロと叫びました。誤ってボタンの飲み込んでしまった投資家がむせている間に、ジネスが店を競り落とすのです。

店を競売から守ったジノスは、たくさんの食材を買い込んで店に戻ります。そして、シェイン仕込みの腕で料理を始めるのです。デザートにはホンジュラスの木もほんの少しだけ混ぜ込みました。店の入り口には貸切の札をかけ、理学療法士のアンナを招待します。動画のラストにはクリスマスにジノスの料理とロマンティックな夜を楽しむ2人が映し出されるのでした。

キャストもチェック!ソウル・キッチンの主な登場人物

【ジノス・カザンザキスド役】アダム・ボウスドウコス(Adam Bousdoukos)

ハンブルクにある大衆食堂「ソウル・キッチン」のオーナーを務めるのが、ジノス・カザンザキスドです。ソウル・キッチンは、自らが古い倉庫を改造してつくったレストランであり、ジノス自身も厨房にも立ちます。しかし、ジノスが出す料理は温め直した冷凍食品ばかりでした。人がいいジノスはいつも一生懸命に行動しますが、間が悪く運が悪い人物でもあります。

そんなジノスを演じるのは、ハンブルク出身のアダム・ボウスドウコスです。ギリシャ系の移民を両親に持つ移民一世のアダム・ボウスドウコスは、ファティ・アキンの親友としても知られています。そのため、ファティ・アキンの作品に多く出演しているのが特徴です。本作ではファティ・アキンと共に脚本も手掛け、物語にリアリティを付け加えています。

【イリアス・カザンザキス役】モーリッツ・ブライブトロイ(Moritz Bleibtreu)

イリアス・カザンザキスは、主人公であるジノスの兄です。ケチな窃盗罪を犯したことから刑務所に入れられて服役中でした。就職先があれば仮出所できることを知ったイリアスは、弟の店で就労許可を取ることで仮出所中の自由を得ます。天性のギャンブル好きで、お調子者ですが、かつて犯罪を犯したという身を恥ずかしくも感じているのです。そのため、母には油田で働いているという嘘もついてしまいます。どうしようもない人物でありながらも、どこかいとおしくなる登場人物がイリアスです。

そんなイリアスはモーリッツ・ブライブトロイが演じています。俳優の両親を持つモーリッツ・ブライブトロイは、子役としてデビューした後、パリやニューヨーク、ローマで演技を学びました。1994年からは本格的に俳優業を始め、1990年代末からは映画で活躍する俳優です。また、2005年4月29日付のタブロイド紙「Bild」のアンケート調査では「現代の最も美しい50人のドイツ人」で第2位に選ばれたイケメンでもあります。2006年には「素粒子」で第56回ベルリン国際映画祭男優賞を受賞した実力の俳優です。

【シェイン・ヴァイス役】ビロル・ユーネル(Birol Unel)

登場人物の中でキレ者のシェフとして劇中にアクセントを加えているのがシェイン・ヴァイスです。シェフとして腕は立つものの酒癖が悪いことから、ある日客ともめてしまいます。店をクビになってしまったシェインは、ジノスと出会い、彼にスカウトされるのです。ソウル・キッチンで働くことになりましたが、冷凍食品を温め直すだけの料理は料理としては認められません。そこで、ソウル・キッチンのメニューを一新したシェインは、ジノスにも料理を教えるのです。

シェインを演じるビロル・ユーネルは、トルコ出身でありながらブレーメン近郊で育ちました。映画だけでなく舞台でも活躍するビロル・ユーネルは、ファティ・アキン監督の「愛より強く」でドイツ映画賞最優秀主演男優賞を受賞しています。

【トーマス・ノイマン役】ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(Wotan Wilke Mohring)

ジノスの同級生であり、不動産会社の社長がトーマス・ノイマンです。違法なやり方で金もうけをするのが得意なトーマス・ノイマンは、汚い男として知られています。ソウル・キッチンの土地を狙ってジノスに近づき、あの手この手で土地を騙し取ろうとするのです。そんなトーマス・ノイマンはブロンドの美女が好きといった一面もあります。トーマス・ノイマンを演じたのはヴォータン・ヴィルケ・メーリングです。ドイツ出身の俳優であり、「ピエロがお前をあざわらう」や「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀」など、さまざまな作品に出演しているのが特徴です。

【投資家役】ウド・キア(Udo Kier)

ソウル・キッチンで投資家役として登場するのがウド・キアです。1966年にデビューし、アンディ・ウォーホールの異色奇怪映画である「悪魔のはらわた」や「処女の生血」で注目を集めました。1990年代からは、ラース・フォン・トリアー作品の常連となり、人気が爆発した俳優です。テレビを含めると150作品以上に出演し、世界中で愛されています。

ソウル・キッチンの作品情報はコレ!

原題:Soul Kitchen

公開年:2009年

監督:ファティ・アキン

脚本:ファティ・アキン、アダム・ボウスドウコス

※本ページの情報は2018年12月時点のものです。