映画「ブラック・スワン」は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

ナタリー・ポートマンが体当たり演技をすることで話題となった2010年公開の「ブラック・スワン」を、すでに見たことがある人も多いのではないでしょうか。現代サイコスリラー作品として評価が高いこの映画は、1度見ただけでは内容が理解できない難解さがあるかもしれません。

そこで、動画配信サービスを使って「ブラック・スワンを見られるのか」「見られるなら無料か」について解説していきます。もう1度この作品を見たい人やこれから初めて鑑賞する人に向けて、あらすじや感想もあわせて紹介していきます。

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ブラック・スワンはナタリー・ポートマンを大女優に成長させた映画!

サイコスリラー作品の最高峰!

バレエがテーマの作品には、バレリーナやその周辺の人間模様、バレエに対する葛藤を描くものが多いですよね。ブラック・スワンもそういう意味では典型的なバレエ映画といえるでしょう。

しかし、ブラック・スワンがほかのバレエ作品とまったく違うのは、背筋が凍るようなサイコスリラーであることです。「バレエ作品でサイコスリラー?」と思うかもしれませんが、動画を見たらきっと納得するはずです。

もちろん、この映画はフィクションであり、この作品にあるような結末をたどるバレリーナは存在しませんが、心のどこかで「ありそう」と思えるリアリティさが作品にはあります。バレエという狭い世界の中で繰り広げられる心理サスペンスを、ぜひその目でチェックしてみてください。

主演はナタリー・ポートマン!官能シーンが多々

ブラック・スワンは2010年の映画で、ナタリー・ポートマンは当時29歳です。彼女のもっとも美しく脂が乗った時期に撮影されたこの作品には、彼女の官能的なシーンが数多く収められています。

当時話題になったのは、ナタリー・ポートマンが自慰行為や女性と性行為をするシーンです。知名度の高い女優が体当たりで濡れ場に挑戦するというだけあって、たくさんの男性が映画館に足を運んだのではないでしょうか。

演技の濃厚さは、この作品が映倫によってR-15指定にされていることからもお墨付きです。

ブラック・スワンは名作!たくさんの映画賞に受賞&ノミネート

映画のクオリティの高さを測る指標のひとつに受賞歴がありますよね。もちろんそれがすべてではないものの、名だたるジャッジが素晴らしいと評価するものには、キラリと光る何かがあるはずです。

ブラック・スワンの主役を演じたナタリー・ポートマンは、2011年のアカデミー賞ゴールデングローブ賞などで主演女優賞を受賞し、名実ともに大女優の仲間入りを果たしました。

映画自体も数多くの賞を獲得しており、たとえば、2011年の女性映画ジャーナリスト同盟では作品賞、2010年のアメリカ映画協会ではムービーズ・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

ブラック・スワンはここが面白い!押さえておきたい3つの視点

1回見ただけで理解するのは難しい?でも、そこが面白い!

ブラック・スワンははっきりいってしまうと、初見だけで100%内容を理解するのが大変困難な映画です。なんとなく見ているだけでは到底内容を理解できず、単に「主人公のニナ『ナタリー・ポートマン』がかわいい」「何だか怖い作品」といった漠然とした感想しか持てないでしょう。

次々と奇怪な出来事が発生し、そのたびにニナが少しずつ疲弊していくため、何だかホラー映画を見ているような気になってしまうかもしれません。実は、この映画は演出や構成が巧みに計算されており、ニナの心理と観客の心理が同一になるように作られています。

つまり、鑑賞者が画面向こうの役者を傍観者として眺めるのではなく、鑑賞者自体がニナになったような錯覚に陥ってしまうのです。

そのため、ニナの心がだんだん壊れていく様子が見ているほうにダイレクトで伝わってきて、「何が現実かわからない」と感じるよう仕向けられています。単に、作品のできの悪さからストーリーがわからなくなるのではなく、全部制作側の計算ずくなのですね。ブラック・スワンは最低でも2~3回は繰り返し動画を見ることをおすすめします。

主人公をめぐる人間模様も要チェック!

この作品には、美しい女性たちが数多く登場します。バレエの世界を描いた物語でもあるので、作中には美しいバレリーナたちが多数登場。また、年配の女性たちも元プリマや元バレリーナなど、年を取っているものの美しい人ばかりです。

しかし、外見の美しさや仕事の華々しさの裏には、それぞれの苦悩や思惑が見え隠れしています。それがこの映画の面白いところでも強いところでもあるといえるでしょう。人間関係がドロドロしているというわけではありませんが、他人を自分の思い通りにしようとしたり、相手を出し抜こうとしたりと、人間の恐ろしい部分も描かれます。

また、女性だけではなくフランス人バレエ演出家であるトマ(ヴァンサン・カッセル)という男性からも、人間の底知れぬ欲望を感じられます。物語の中でニナはプリマの座を射止めますが、結局のところそれが原因で心身ともに衰弱していきます。その大元のきっかけを作ったのがこのトマなのです。

トマの要求はニナに性体験をしろというもので、これはもう指導の域を超えてセクシャル・ハラスメントですが、真面目なニナは実行しようと努力します。

ブラック・スワンのジャンルがサイコスリラーであることからもわかるように、主人公ニナとそれを取り巻く人間模様は注意深く観察する必要がありますね。バレリーナたちの美しさに見とれすぎないように、人間関係の複雑さもきちんと追いましょう。

バレエシーンにも注目!裏話を知るとさらに感動が

バレエ自体が映画に重要な役割を果たすブラック・スワンでは、役者たちの踊る姿にも注目する必要があるでしょう。ナタリー・ポートマンはこの映画の撮影に挑む1年ほど前からバレエのレッスンを受け、10キロも減量したとのことです。もともと幼い頃からバレエを習っていたようですが、演技にリアリティを持たせるために多大な努力をしました。

その成果もあってか、多くのシーンでナタリー・ポートマン本人がバレエの演技をしています。彼女は役作りのために最大限努力をする役者の鏡ですね。この作品が彼女の名前を映画界に永遠に刻むことになったといっても過言ではないでしょう。

ただ、100%ナタリー・ポートマン自体が演技したわけではなく、プロのバレリーナの力も借りています。そういった工夫があって、バレエ映画として作品全体のクオリティが高く維持されているのです。努力の末に獲得したナタリー・ポートマンの演技もぜひご堪能ください。

ブラック・スワンをおすすめできるのはこんな人

人間の心理に興味がある人必見!

ブラック・スワンは全体的に心理的恐怖を覚える作品です。お化けではなく人間の持つ底知れない怖さに興味がある人にはぴったりです。

ブラック・スワンの見所は、プリマになった後でニナの精神が少しずつ疲弊していく様子が巧みに描かれているところです。しかし、それはそれで恐怖心をかきたてるものの、母親による偏愛や性に対する潔癖な態度、憧れの女性の私物を盗む癖など、物語が始まる前からニナ自体が持っていた心の闇も注目したい部分です。

また、ニナには自傷癖もあり、自分でも気がつかないうちに体を血が出るまでひっかいてしまうことが珍しくありません。このように、決して穏やかではないニナの心理状態が、プリマの座を射止めたことにより悪化していきます。つまり、この映画の見所でもあるニナの心が崩壊する過程には、十分な兆候があったわけです。

さらに、幻覚作用があると思われる薬を口にすることで、ニナの心理状況はさらに悪い方向へと進んでしまいます。「彼女に舞い降りる数々の不運によって彼女がどう変わってしまうのか」が、この映画では見ものだといえるでしょう。

エロスに興味がある方にもおすすめ

ブラック・スワンで公開前から評判になっていたのは、ナタリー・ポートマンの「バレエの演技」と「エロス」です。この映画では「え、ここで?」と思うようなタイミングでニナの官能的なシーンが流れます。しかも、一瞬映るとかではなく結構長く続くのも特徴です。

しかし、性的な描写は単に鑑賞者を喜ばせたり興味をひきつけたりする道具ではなく、この映画においてはとても重要なテーマのひとつ。ブラック・スワンはそのタイトル通り、「白鳥の湖」という抜群の知名度を誇るバレエの演目をめぐる物語です。

プリマに選ばれたニナは、せいそな白鳥と官能的な黒鳥の両方を演じなければなりません。ニナの性格上、白鳥役はぴったりでしたが、いまだ性体験のない彼女に黒鳥を踊るのは無理だと演出家からいわれてしまいます。

そのため、プリマ役を射止めるためにも、ニナは性について学ばなければならなかったのです。もしブラック・スワンがTVで流されることがあっても、おそらく官能シーンは削られるでしょう。カットなしのオリジナルを楽しむためには、動画配信サービスで見るのがベストです。

ひとりでじっくり映画を見たい?ならブラック・スワンで決まり!

ブラック・スワンには少々暴力的なシーンや官能シーン、覚せい剤といった描写があるため、R指定を受けています。そのため、親子で鑑賞するのには向きません

しかし、上記のようなシーンがあるものの、人間の心理について奥深い描写がなされており、映像という表現媒体の特徴を存分に活かしている実に素晴らしい作品です。

また、本作は単に人間の心理を追求する映画ではなく、もっとさまざまな文脈が織り込まれています。たとえば、「愛」はブラック・スワンの裏テーマのひとつでしょう。親子関係、師弟関係、バレエ仲間との関係など、登場人物すべてとの愛にニナは恵まれてはいません

さらに、「女性の性」についても問題提起をしています。このように、ブラック・スワンはとても広いテーマを扱っています。映画鑑賞後ひとりで静かに思いをめぐらせたいのならブラック・スワンは最適です。

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ブラック・スワンのあらすじを一挙公開!※ネタバレ注意

ブラック・スワンはストーリー性が高く、かつ自分も主人公のニナと同じ視点に立てるという体験型のとてもユニークな作品です。そのため、ネタバレを含むあらすじを読んでしまうと、動画を見る面白さが減ってしまう恐れがあるので注意してください。以下の内容にはネタバレがあります。

プリマを夢見る若きバレリーナ!しかし、すべてがうまくいっているわけではない

主人公のニナは、努力家であり実力もあるバレリーナです。ニューヨークのバレエ団に所属しており、いつかは憧れのプリマになりたいと思っています。

ニナは元バレリーナの母親エリカバーバラ・ハーシー)と一緒に暮らしていますが、関係性は複雑です。エリカは自分がバレリーナの夢を途中で諦めてしまった経験からニナに対して過剰な関心を寄せており、彼女がそれを重荷に感じているのです。

母親の重すぎる愛情を背負ったニナは、才能に恵まれたものの、自由のない生活を送っていました。

そんなニナの転機になったのが「白鳥の湖」の公演です。フランス人の優秀な演出家であるトマは、ベテラン・プリマであるベスの代わりに新たなプリマを選ぶことを決めます。ニナはベスに憧れておりゆがんだ愛情を持っていますが、自分がプリマになることを望みます。

憧れのプリマに!しかしそれが運命を大きく変える

ニナは実力のあるバレリーナです。しかし、白鳥の湖の主役は、性格のまったく違う白鳥と黒鳥の2役を演じ分けなければなりません。ニナの性格上、どうしても男性を誘惑する黒鳥にはなりきれませんでした

それをトマに見抜かれて、結局プリマはバレリーナ仲間のヴェロニカクセニア・ソロ)に決まってしまいます。ニナは勇敢にも直談判に行きます。

いきなりトマからキスされたニナは、今まで見せたことのない彼女の強い一面をトマに見せます。その甲斐あってトマの心を動かし、ニナは主役に抜てきされるのです。

しかし、ここで起こったトマとのやり取りが後で彼女を苦しめることになります。配役が発表された後、ニナは母親に報告して楽屋に戻りました。なんと、鏡には「アバズレ女」といたずら書きがされていたのです。

誰がやったのかは作中で描かれていません。プリマになるとこういったいじめやストレスを受けるのだと、このときニナは自覚したでしょう。

プリマになったプレッシャーからニナは幻覚を見始めます。この後憧れのベスから「トマを誘惑してプリマになった」といわれたニナの心は、ますます不安定になっていきます。

狭い世界で実力を競っていると、どうしても嫉妬の感情が湧いてきてしまうのですね。生来生真面目な性格のニナはこういった状況の中どんどん追い込まれていきます。

プリマを演じるために自分を壊していく

ニナがトマに直談判をしたときに、彼から白鳥の湖で主役を演じるなら自分を壊さなければいけないと忠告されます。その後、さらに彼から性体験がないなら自慰をするようとニナはアドバイスを受けます。

彼女は性に対して潔癖気味なところがあり、また過干渉の母親と住んでいるアパートの自室にはカギもありません。その後もベスに事故が起こったり母親とケンカしたりと、ますますニナがストレスに感じる出来事が続きます。

幻想もひどくなっていきますが、映画では「ここからここまでが幻覚です」といったクレジットはないので、鑑賞者にも本当の出来事かニナの幻覚かは区別がつきません。この辺からブラック・スワンの映画としての見どころが深まっていきます。ぜひご自身の目でニナの戸惑いと一体化した感覚を味わってみてください。

ニナは幻覚により疑心暗鬼にさいなまれるも過酷なレッスンを続けます。しかし、あるとき母親と大きなケンカをして家を飛び出し、バレエ仲間のリリーミラ・クニス)と一緒にクラブへ出かけます。そこで、薬の力を借りて男性と体を重ねますが、その後はリリーと一緒に母親と住むアパートへ戻り、今度はリリーと関係を持ちます。

しかし、それはニナが見た幻覚で、実際には行きずりの男性と一夜を共にしたようでした。この辺もニナの幻覚が激しく出ている箇所なので、個々人の解釈によってどこまでが真実でどこからが幻覚なのかの評価は分かれるかもしれません。

客観的に見ると「病院へ行くべき」と思うような状態ですが、白鳥の湖というバレエ界の永遠の名作でプリマを演じるため、ニナは公開初日に向けて準備を続けます。ケガの功名か、上記の出来事があった後ニナの演技には磨きがかかりました。

トマによって自分を壊すことがプリマであるために必要だといわれたニナは、忠実に実行しているように見えます。しかし、この頃の彼女は幻覚、強迫観念、疑心と、およそ正常な精神状態ではなくなっています。

このほかにもここでは書ききれないほどたくさんの幻覚症状に悩まされており、幻覚を見たことがない人にとってこの辺のシーンは、結構衝撃的なのではないでしょうか。

ついに白鳥の湖の公開初日!そして衝撃の結末が!

公開初日を迎えた朝、すでに精神をだいぶ病んだ状態のニナは、母親のエリカから見ても踊れるような状態とは思えませんでした。しかし、白鳥と黒鳥を演じる情熱が最高潮に達していたニナは、エリカの制止を振り切って劇場へ急ぎます。

そこで、ニナは衝撃のセリフをトマから告げられます。なんと、リリーがニナの代わりに演じるというのです。もちろん、ニナはかたくなに拒否して舞台に立ちます。演じている最中に幻覚が見え始めた彼女は、途中で大きな失敗をしてしまいます。

焦燥しつつも彼女は白鳥から黒鳥へと衣装替えをするため、幕間に楽屋へと戻りました。プリマは個室の楽屋を与えられるため、通常は彼女の楽屋には誰もいないはずです。しかし、そこにはリリーがおり、黒鳥は自分が演じるといいます。

激高したニナはリリーにつかみかかると、リリーが倒れて姿見が割れます。その破片でニナはさらにリリーの腹部にとどめを刺すのです。

リリーを殺してしまったことに動揺して遺体を隠すも、ニナは舞台に出て今までにない最高の演技で黒鳥を演じ切ります。自分でも黒鳥と一体となったような最高のできです。

その後、また幕間があり今度は白鳥になるために楽屋に戻りますが、リリーが楽屋に訪ねてきます。あっけにとられるニナですが、先ほど鏡の破片で刺したのはリリーにではなく、自分にだったこと、つまり幻覚を見ていたことに気づきます。

現実に絶望したニナですが、舞台は待ってくれません。白鳥として再び聴衆の前へ出たニナは、演技の最後、白鳥の女王オデットが悲恋の末湖に身を投げるシーンを演じるため、ステージの仕掛けへと飛び込みます。大喝采の末に舞台は終了しました。

マットの上に仰向けに横たわったニナは腹部から血を流しながら満足げに目を閉じるのでした。

ブラック・スワンの登場人物リスト

【ニナ・セイヤーズ】 ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)

真面目で努力家なバレリーナで、プリマである大先輩のベスに人一倍憧れている女性です。容姿端麗でバレエの実力にも恵まれています。

しかし、自傷癖があったり母親に不満を抱いていたりと、少なからず問題を抱えています。また、盗癖もあるようでベスの楽屋に忍び込んで彼女の口紅を盗む描写もありました。

所属するバレエ団が新しく公演する「白鳥の湖」のプリマに抜てきされ、シンデレラストーリーを歩むかに思えた彼女ですが、自分との性格が真逆な役を演じることとなり精神的に不安定となります。

演出家トマの忠告や憧れの女性の事故、母親との確執などによってニナはどんどん追い詰められ、自傷行為や幻覚を見る頻度が高くなっていきました。彼女なりの努力をして現状を打破しようと試みるものの、ますます悪い方向へと進み、最終的に幻覚症状は自分を死に至らしめるほどまで悪化します。

【リリー】ミラ・クニス(Mila Kunis)

主人公ニナのバレリーナ仲間で、自由奔放な女性です。バレエの実力は確かであり、新人ながらプリマであるニナの代わりに控えています。基本的にニナはほかのバレリーナと交友を持ちませんが、リリーとはコミュニケーションをとっているため、ある種特別な存在といえるでしょう。

一緒にクラブに出かけたときはニナに薬をすすめたり、また背中にバラのタトゥーがあったりと、ニナと相反する存在として描かれる登場人物です。

ニナは少なからずリリーを意識しており、彼女と性交渉を持つ幻覚を見たり自分の役を横取りしようとたくらんでいると疑心暗鬼になったりと、映画の中でも重要なカギを握っています。

リリーは物語の終盤まで活躍する重要人物で、白鳥の湖の公演中にはニナの楽屋でメイクをしていました。そして、失敗をして落ち込んでいるニナに黒鳥の代役を務めると宣言します。その結果怒り心頭のニナに刺殺されてしまいますが、それもすべてニナの幻覚で、本当は生きており、見事な演技をしたニナを褒め称えに後で楽屋を訪れます。

【トマ・ルロイ】 ヴァンサン・カッセル(Vincent Cassel)

斬新な舞台を作り上げるフランス人演出家で、ブラック・スワンの中でも主人公のニナに大きな影響を与える登場人物です。

レッスン中にニナの体をさわったり共演者と寝ることで知られていたりと、好色な人物という描写が多く見られるものの決してそれだけではありません。人を見る目はかなり鋭く、ニナの意外な一面を見て新作のプリマに抜てきします。

その際、「白鳥の湖でプリマを演じるためには自分を壊さなければならない」とニナに忠告し、その後のニナの運命を決定づけるのです。また、長年ベスのことを大切にしてきましたが、興行が振るわないことでベスをプリマの座から下ろすなど冷徹な一面もあります。

作中はたびたび女性陣と絡むシーンがありますが、ニナが見ている幻覚なことも多いです。

【エリカ・セイヤーズ】 バーバラ・ハーシー(Barbara Hershey)

主人公の母親で、元バレリーナです。28歳でニナを身ごもってからバレエの道を諦めたため、娘に対して過剰な期待を寄せています。

登場人物の中でもっともニナに近しい存在ですが、彼女の異常にいち早く気づくことができません。いまだにニナの爪を切ったり外泊を許さなかったり、ニナの部屋にカギをつけなかったりと、どこまでも娘を子ども扱いします。過干渉すぎるその行為から少しずつニナの精神をむしばんでいますが、執着心が強すぎて気づくことができません。

絵を描いて暮らしており、その多くが人物画です。これらの絵は最終的に幻覚症状の出たニナを苦しめ、彼女によって壊されることとなります。

【ベス・マッキンタイア】 ウィノナ・ライダー(Winona Ryder)

長年トマのバレエ団でプリマの座に君臨していたベテラン・バレリーナで、ニナの憧れの人物です。トマからプリマの座を降りるよういわれてからは転落の人生で、交通事故に遭いバレリーナとしての復帰が難しい体となってしまいました。

ニナは彼女に憧れていたため、たびたび見舞いに訪れます。その際に幻覚か現実か、ベスは自らの顔に爪ヤスリを突き立てます。

ブラック・スワンの基本的な作品情報

原題:Black Swan

公開年:2010

製作総指揮:ブラッドリー・J・フィッシャー

監督:ダーレン・アロノフスキー

脚本:マーク・ヘイマンアンドレス・ハインツジョン・J・マクローリン

※本ページの情報は2018年12月時点のものです。