映画『スタンドバイミー』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

映画「スタンドバイミー」は、公開されてから30年以上たつにもかかわらず、今も色あせない魅力をもっています。

その理由の一つが、4人の少年たちの無邪気さや将来への不安、好奇心、大人から受ける理不尽さへの怒り、そして、心の傷や悩みが映し出されているからです。それは、子供から大人になる時期を生きる少年にとって普遍的な悩みではないでしょうか。

そんな「スタンドバイミー」を動画配信サイトで無料視聴できる方法、そして感想を含めて紹介していきます。

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今も色あせない・「スタンドバイミー」はどんな映画?

「スタンドバイミー」は、スティーヴン・キングが書いた小説をもとに作られた映画として長きに渡り親しまれています。スティーヴン・キングは、モダンホラー小説家として有名ですが、ホラーではない作品もあり、「スタンドバイミー」の原作となった「THE BODY」も非ホラー作品の一つです。

物語は、小説家であるゴーディが、生まれ育ったオレゴン州の田舎町でクリスやテディ、バーンとともに少年時代に体験した、冒険を追憶するシーンから始まります。家庭環境も性格もまったく異なるゴーディたち4人は、いつも木の上に作った秘密小屋に集まり、タバコを吸ったり、雑誌を読んだりして過ごす気の合う仲間でした。

そんなある日、ゴーディたちは、兄の話を盗み聞きしたバーンから、地元で行方不明になっている少年の死体が放置されていることを知らされます。その話を聞いた3人は、死体を見つけると町のヒーローになれると盛り上がり、4人で線路沿いに歩いてハーロウ・ロードへ死体探しの旅に行くことを決めるのでした。

さまざまな計画を立て、用心のためにこっそりとピストルまで用意して、意気揚々と出かけた旅も、途中で列車にはねられそうになったり、さまざまなアクシデントに遭遇したりといった冒険的なものになっていきます。

その一つ一つの経験が、ゴーディやクリスたちを成長させ、強さやたくましさ、真のやさしさをもつようになっていくのです。

それは、沼でヒルに血を吸われて気を失ったゴーディを気遣い、引き返そうと提案するクリスに、旅を続ける意思を示したゴーディの決意にも表れています。また、クリスは、両親から愛されていないことを嘆くゴーディに、両親がゴーディのことを理解していないこと、そして、いつか偉い作家になると断言して励ますのでした。

こうして、死体探しの旅では、子供らしい無邪気さと大人からの理不尽な扱いへの悲しみ、将来への不安、暗闇のなかの恐怖などさまざまな感情が12歳の少年たちの目線で描かれているのです。

このような、2度と戻れない少年時代への思いは、作品中のさまざまなシーンで使われる音楽にも表れています。その一つが、映画のタイトルにもなっているベン・E・キングの「Stand by me」です。

まるで、ゴーディの追憶に寄り添うように流れていることで、もう手で触れることのできない心のかけがえのないものへの思いや切なさを一層強める効果をもたらしています。

この音楽と物語との融合も、1986年の劇場公開から30年以上たった今でも、「スタンドバイミー」が動画配信サービスなどで根強い人気を誇っている理由の一つです。

ここに注目!「スタンドバイミー」で見逃してはいけない3つのおすすめポイント

おすすめポイント1:少年たちの無邪気さと成長する姿

映画「スタンドバイミー」の最もおすすめすべきポイントは、思春期の少年たちの無邪気さ理想と現実との葛藤がそれぞれの少年を通して描かれていることです。

死体探しをバーンから切り出されたとき、見つければ「新聞に載って有名になれる」「町のヒーローになれる」という無邪気さから死体探しの旅を計画します。

しかし、夏休みが終わると中学へ進級することになるゴーディたちは、大学へ進学するのか職業に就くのかを決めて、それに応じたコースを選択する必要に迫られていました。しかも、それには、学力だけでなく家庭の裕福さや少年たちの精神年齢にも左右されるので、いつまでも子供のままではいられない現実を物語っているのです。

ゴーディは、友達と離れたくないために、成績も家庭環境も問題ないのに職業訓練コースに進もうと考えていました。しかし、クリスから諭されたことと冒険旅行での経験からこういった無邪気さや子供っぽさはなくなり、進学コースに進むことを決めます。

一方、テディは、尊敬する父のように軍への入隊を希望しますが、自分が入隊できるかどうかには考えが及ばず、現実に目を向けるのは高校卒業後になるのです。

そして、4人の少年のなかで最も大人びているクリスは、冒険旅行でゴーディに弱さをさらけ出すことで真の強さをもてるようになりました。それは、家庭環境の劣悪さに負けず、進学コースに進んだことにも表れています。

このように、「スタンドバイミー」は、少年たちの無邪気さと成長が旅を通して、ところどころに散りばめているからこそ動画などで何度見ても色あせることのない魅力をもち続けているのです。

おすすめポイント2:古き良き時代のアメリカの世界観を彩る音楽

「スタンドバイミー」の回想シーンでは、建物や登場人物の服装、髪形などで見事に1959年当時の田舎町の雰囲気を作り上げています。そのなかでも、強烈に当時を感じさせるものの一つが、ベン・E・キングの「Stand by me」などの作品中に流れる音楽です。

ただし、「Stand by me」は、1961年にリリースされたため1959年のシーンでは使用されず、大人になったゴーディが感じた切なさや懐かしさを表現するものになっています。

一方、1959年のシーンで使用されている曲は、当時を鮮明に感じさせる、各シーンにマッチしたものばかりです。

その一つである、Bobby Dayの「Rockin’ Robin」は、ゴーディが雑貨店から秘密小屋に向かう際に、ラジオのDJが紹介する曲として使用されていました。少年時代のシーンが始まって間もない時間帯に流れる軽快なリズムのこの曲は、これから始まる物語への期待感を高めてくれます。

そして、線路を歩く4人が鉄橋に差し掛かる際に流れるBuddy Hollyの「Everyday」は、田舎町の線路を歩くのどかさを感じさせる曲です。

そのほか、The Fleetwoodsの「Come Softly To Me」やthe Mysticsの「Hush-a-Bye」などが流され、古き良きアメリカが好きな人には、たまらないシーンと音楽の連続になっています。

おすすめポイント3:2人のスターを輩出した映画

「スタンドバイミー」に出演していたキャストからは、2人のスターが世に出ています。いち早くスターダムを駆け上がったのが、夭逝したリバー・フェニックスです。

一方、不良グループのリーダー、エース役を演じていたキーファー・サザーランドは、「スタンドバイミー」以降は不遇の時代が続きます。しかし、その後、「24 -TWENTY FOUR-」の主人公ジャック・バウアー役を得たことにより、不動の人気を得たのです。

「スタンドバイミー」は、今は亡きリバー・フェニックスと若き日のキーファー・サザーランドといった2人のスターの卵を見ることができる貴重な映画でもあります。

多くの感動を呼んだ「スタンドバイミー」!楽しめるのはこんな人

かつて少年だった大人

「スタンドバイミー」が、公開した年から30年以上たっても動画などで根強い人気を誇る理由の一つが、かつて少年だった大人たちの多くが、主な登場人物のなかに少年時代の自分を投影できる部分にあります。

親の愛情を感じられなくなることや兄弟間の格差、大人からの理不尽な扱い、そして臆病な自分や将来への不安など4人の少年の悩みは、どの国のどの時代でも持ちうるものばかりです。

そのような悩みを共有する、同じ年ごろの少年同士で感じる友情は、この時期特有のものだともいえるでしょう。しかし、その感情は成長するにつれ、違うものになっていきます。それは、クリスの「中学に進めば進学コースと職業訓練コースとに分かれ、時とともに友達も変わる」という言葉に通じるのです。

そして、大人になったゴーディの、12歳の頃のような友達は二度とできることはないという言葉に集約されます。

まさに、時とともに友達が変わり、大切に思うものも変わっていった結果、少年の頃に大切に思っていたものから遠ざかってしまっている大人に重なるのです。それは、ゴーディが一番の親友だったクリスとも10年以上会っていなかったことでも表現されています。

このシーンは、もし、12歳の頃の気持ちを思い出していたら、クリスを失う前に会えていたかもしれないという気持ちを抱かせることにも成功しているのです。

そんな大人にこそ、12歳の頃の自分や大切に思っていたもの、友情などを思い出させてくれる「スタンドバイミー」はおすすめの作品となっています。ゴーディのように、一番の親友と10年以上会わないまま、2度と会えなくなることも避けられるかもしれません。

1950年代のアメリカが好きな人

登場人物の服装は、1950年代末の流行を取り入れつつ、親の職業による社会的階層や不良ファッションを好むかどうかも含めたコーディネートになっています。

クリスの服装は、はき古したデニムとスニーカーに、白いクタクタのTシャツを合わせたアメカジスタイルです。不良たちのファッションとの共通点が多く、折り返した袖口にタバコを巻き込んだ筋肉質の体に似合う着こなしになります。

一方、ゴーディの家は、当時のアメリカの教科書的な、教育熱心で経済的にも問題のない家庭です。そのような家庭で育つゴーディは、赤地に黄色やネイビーの細いボーダー柄とデニムとの組み合わせで、不良っぽさを感じさせない服装になっています。

そして、父親が軍人であったテディは、髪形や黒縁メガネの紳士的な雰囲気を持ちながら不良少年的な要素も持つ服装です。秘密小屋では、まるでアメリカングラフィティのイラストから飛び出したようなファッションに身を包んでいました。

しかし、死体探しの旅では、他の3人が秘密部屋で着ていたものと同じ服装であるのに対し、テディは、軍人を意識したような色のTシャツを着て、ファッションを楽しんでいる様子がうかがえます。

さらに、登場人物の服装だけでなく、家や車、町並みなどの造形物や音楽、空気感までが1950年代のアメリカの田舎町そのものとなっているのです。「スタンドバイミー」は、このようにノスタルジックあふれる1950年代の雰囲気を楽しみたい人におすすめの映画だといえます。

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12歳の少年たちがひと夏の冒険!「スタンドバイミー」のあらすじ※ネタバレ注意

「スタンドバイミー」は、12歳の夏に経験した冒険をテーマに小説を書くことを決めた小説家のゴーディ・ラチャンスが、少年時代を回想するシーンから始まる物語です。ここでは、公開から30年以上も動画配信などでヒットし続けている、「スタンドバイミー」のあらすじを紹介していきます。

死体を見つけてヒーローに

内気なゴーディは、成績は良いものの、アメリカンフットボール選手だった尊敬する兄を亡くしたうえ、兄を溺愛していた両親から冷遇されていることに傷ついていました。

一方、仲間思いで正義感の強いクリスは、アルコール中毒の父と不良グループの兄など家庭に問題があり、自分も不良だと思われていることで、将来を悲観している少年でした。

そして、テディは、精神疾患の父から耳を焼かれる虐待を受けた過去があるにもかかわらず、軍人だった父を尊敬し、自分も卒業後は入隊を希望していました。

この3人に、臆病でおっちょこちょいの小太りなバーンを加えた4人は、いつも木の上に作った秘密小屋に集まって遊ぶ仲間でした。

1959年の夏の終わり、いつものように秘密小屋にいたゴーディとクリス、テディにバーンが「死体を見たくないか」と切り出します。バーンは、床下に埋めた小遣い入りの瓶を探していたところ、不良グループに属している兄が死体を見つけた話をしているところを盗み聞きしたのです。

死体は、列車にはねられて誰にも知られず放置されている、町で行方不明になっている少年でした。しかし、バーンの兄は、盗んだ車でそこに行ったことを知られるのを恐れ、通報はしないと話していたのです。そこで、4人の少年たちは自分たちが見つけたら英雄になれると盛り上がり、死体探しの旅に出ることを決めるのでした。

30キロの夏の冒険

ゴーディたちは、30キロ先の死体があるハーロウ・ロードまで線路沿いに歩いていくことにします。バーン以外の3人はバーンの家でキャンプを、そして、バーンはテディの家に泊まることにして、それぞれがキャンプ支度を整えての出発でした。

出発する際は、長く続く線路にうんざりしたり、冒険に興奮したりする無邪気な4人の少年たちでしたが、その道中ではさまざまな危険やアクシデントに直面します。

最初のアクシデントは、休憩していたくず鉄置き場で、そこの主人のマイロがテディの父親を中傷した際、テディが激怒し涙を流した場面でした。テディにとって、父親はノルマンディー上陸を果たし、勇敢に戦った尊敬する存在だったのです。

一方、じゃんけんで負けて買い出しに行っていたゴーディは、マイロに命令された犬から必死に走って逃げ切ることができました。

次のアクシデントは、近道をするために渡った鉄橋に列車が来てしまい、危うく跳ねられそうになるシーンです。先を行くクリスとテディは、走って渡り切りましたが、問題は3番目にはって移動していたバーンでした。

後ろにいたゴーディが立たせて走らせることで、2人ともギリギリのところで線路わきの少し低くなっている土手に飛び降りて助かったのです。

森での一夜

夜になり、森で一夜を明かすことにした4人は、火を起こして食事をとりながら、ゴーディが書いた小説の話の結末について議論を始めます。このとき、皆が死体のことを考えていましたが、誰も話題にはしませんでした

やがて夜が更けて獣の鳴き声が聞こえだすと、交代で見張りをたてて3人が寝ることになりました。しばらくして、うなされたあげく大声をあげて目を覚ましたゴーディは、見張りをしていたクリスに死んだ兄の話をします。

その後、クリスに頭が良いのだからと進学コースを進めますが、クリスは、家族の評判が悪いため学校も自分を不良だと決めつけているから無理だと返すのでした。その根拠として、ミルク代を盗んだクリスが先生に返金したにもかかわらず、先生はそのお金を着服してスカートを購入し、クリスは停学処分になった話をしたのです。

そう話し終えたクリスは、「どこか自分のことを誰も知らない場所に行きたい」と涙を流すのでした。それは、強いリーダーであるクリスがゴーディの前で初めて弱さを見せた瞬間でもあったのです。

沼のなかでヒルに血を吸われる

近道のため森を進むことにした4人は、沼を目の前にして進むことができなくなりますが、クリスが棒で深さを確かめると浅かったため、そのまま沼を渡ることにしました。しかし、沼は思ったより深く、4人は胸まで浸かってしまいます。その途中、ゴーディがバーンの首筋に大きなヒルが付いていることに気付くのです。

そこで、全員が慌てて岸に上がり、ヒルを取り終わったかと思った矢先に恐怖が訪れます。ゴーディが下着の中のヒルをはがした際、手にベットリと付いた血を見て失神してしまうのでした。

しばらくして、ゴーディが目を覚ますと、心配したクリスが引き返すことを提案します。しかし、テディとバーンの2人と言い争いになってしまい、その様子を見ていたゴーディは、毅然と引き返さないことを宣言するのでした。

死体発見

その後、線路を歩き続けてようやくハーロウ・ロードに着いたゴーディたちが、手分けして死体を探すことしたところ、バーンが死体を発見しました。初めて見た本物の死体を前に衝撃を受けた4人でしたが、クリスの提案で担架を作るための木を集めることにします。

しかし、死体を見たゴーディは兄の死を思い出し、「僕が死ねば良かった」「両親は僕を嫌って憎んでいる」と胸にしまっていた思いを吐き出すのでした。そういって嘆くゴーディにクリスは、「両親がゴーディを理解していないのだ」、「ゴーディはいつか偉い作家になる」といって慰めます。

そして、書くテーマがないときは、自分たちのことを書けばいいと言うクリスに、いつかきっと書くと約束するゴーディでした。

そこへ、バーンの兄から死体の話を聞いた不良グループのエースたちも車でやってきます。そして、死体を渡せと脅された4人のうち、バーンはすぐに逃げ出し、ナイフを出したエースを見たテディも、逃げようとクリスを誘うのでした。しかし、ナイフを持って近づいてくるエースに対し、クリスは一歩も引かずに対峙します。

その時、ゴーディがピストルを空に向けて撃ち、続けてエースに狙いを定めました。最初はどうせ撃てないだろうと思ったエースでしたが、ゴーディが本気であることを感じて捨てせりふを残して引き揚げます

夏の冒険の終わり

死体については、4人で話し合った結果、匿名の電話をすることがベストだということで話がまとまり、ゴーディたちも死体を持ち帰らないことにします。帰りは4人全員が無口になり、一晩中歩いて自分たちが住む町に戻ったときは明け方になっていました。

そして、いつものようにテディとバーンの2人と別れたゴーディとクリスは、2人で町を見下ろしながら話します。「いつかこの町を出られるのかな」と聞くクリスに、ゴーディは「君ならなんでもできる」と答え、いつもの手をなでるようなあいさつではなく、握手をして別れるのでした。

夏休みが終わり中学に進むと、ゴーディは、職業訓練コースに進んだテディとバーンとは会う機会が減っていきました。バーンは、高校卒業後に結婚し5人の子どもを持つ父に、テディは、目と耳に問題があるため入隊できず、服役後に臨時雇いの仕事に就いたことがわかります。

そして、進学コースに進んだクリスは、町を出て弁護士になっていました。しかし、ケンカの仲裁をしようとしていた際に、運悪く刺殺されてしまうのです。

小説家になったゴーディは、それを新聞記事で読み、あの日の約束を果たすべく小説を書くことを決めたのでした。

ノスタルジックな世界観を見事に表現!「スタンドバイミー」の主な登場人物とキャスト

「スタンドバイミー」の主な登場人物である4人の少年とキャストを紹介します。

【ゴーディ・ラチャンス役】ウィル・ウィートン(Wil Wheaton)

映画の主人公であるゴーディ・ラチャンスは、自分の良き理解者であり、尊敬していた兄を失って立ち直れないばかりか、兄を溺愛していた両輪から冷たくされて傷ついている少年です。

物語を書く才能があり、成績も良く進学できる家庭に育ちながら、クリスたちと一緒にいたいため、進学コースでなく職業訓練コースに進もうと考えていました。しかし、それをクリスからたしなめられ、最終的に進学コースに進み、後に小説家になります。

12歳の多感な時期のゴーディ・ラチャンス役を演じたのが、当時14歳だったウィル・ウィートンです。7歳でデビューし、CMや舞台での経験を積んだ後、1981年に出演したテレビ映画で注目されます。

その後、「スタンドバイミー」で主人公を演じて有名になり、1987年から1994年まで、テレビシリーズの「新スター・トレック」に出演していました。そのほか、「CSI:科学捜査班」や「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」など、日本でも放送された人気ドラマシリーズへ出演するなど、現在でも映画やテレビで活躍しています。

【クリス・チェンバーズ役】リバー・フェニックス(River Phoenix)

クリス・チェンバーズは、自分自身は頭が良いものの、家族がアルコール中毒や素行不良で地元での信用がなく自身も不良と見られているため、将来を悲観している少年です。また、正義感が強く友達思いでもあるため、4人のなかでもっとも頼りになる存在でもあります。

ゴーディに「君も進学コースを希望したら」とすすめられた際に諦めた様子のクリスでしたが、冒険旅行の後、中学では進学コースに進みました。後に町を出て弁護士となるクリス・チェンバーズを演じたのが、当時13歳のリバー・フェニックスです。

クリス役で注目を集めた後、1988年には「旅立ちの時」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、多くの映画に出演し、スターへ階段を上っていきました。

そして、代表作ともいえる「マイ・プライベート・アイダホ」でヴェネツィア国際映画祭の男優賞を受賞します。その後も活躍は続き、1990年代を代表する俳優になるといわれていた矢先の1993年、23歳の若さで急逝しました。今でも、彼が倒れたナイトクラブの前には、世界中からファンが訪れるほどの人気を誇ります。

【テディ・デュチャンプ役】コリー・フェルドマン(Corey Feldman)

テディ・デュチャンプは、精神を病んだ父から耳を焼かれる虐待を受けた過去がありながら、ノルマンディー上陸作戦に参加した父を尊敬し、自身も将来、入隊したいと思っている少年です。

高校卒業後は、目と耳の問題が原因で軍隊に入れず、服役を経て臨時雇いで働いていると、作家になったゴーディにより語られています。

そのテディ・デュチャンプを演じたのは、当時15歳のコリー・フェルドマンです。幼少期にデビューした後、1984年に「グレムリン」、1985年には「グーニーズ」と、「スタンドバイミー」に出演する以前から話題の映画に出演して注目されていました。その後も子役として活躍しましたが、一時低迷した後、2000年代に入ってからは、リアリティ番組などの出演をきっかけに活動の幅を広げています。

【バーン・テシオ役】ジェリー・オコンネル(Jerry O’Connell)

バーン・テシオは、小太りで臆病なうえ、うっかりものでもある少年です。小遣いを入れた瓶を埋めて隠した場所がわからなくなり、自宅の床下を探していた時、不良グループに属する兄の話を盗み聞きしたことが、死体探しの旅のきっかけとなります。

また、鉄橋を渡る際は、列車が迫ってきてもはって進み、後ろにいるゴーディに急かされ、ようやく立って走りギリギリで渡りきるという臆病さもさらけ出しました。

そのバーン・テシオを演じたのは、当時12歳だったジェリー・オコンネルです。10歳でCMデビューした後「スタンドバイミー」に出演しましたが、その後は学業に専念し、ニューヨーク大学を卒業後に俳優業を再開しました。2004年には、映画「ホワイト・プリンセス」で脚本とプロデュースも経験しています。

12歳の少年たちを描いた青春映画「スタンドバイミー」の作品情報

原題:Stand by Me

公開年:1986

監督:ロブ・ライナー(Rob Reiner)

脚本

レイノルド・ギデオン(Raynold Gideon)

ブルース・A・エヴァンス(Bruce Anslie Evans)

※本ページの情報は2018年12月時点のものです。