映画『ウォール街』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

「ウォール街」は1987年にアメリカで公開された金融サスペンスです。しかし、金融サスペンスというジャンルを難しく捉える必要はありません。

インサイダー取引が違法であるということを知っていれば、主人公ゴードンの強欲さを通じて金融市場での栄光と凋落をわかりやすく楽しむことができるでしょう。株取引が身近なものとなった現在であるからこそ、本作には共感できる魅力が詰まっています。

本記事では「ウォール街」の魅力や感想を余すところなく紹介。また、主な動画配信サイトでの配信状況や無料で映画を視聴する方法についても解説します。

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ウォール街はこんな映画

1980年代のアメリカ証券市場に渦巻く情報と欲望の錯綜を描いた「ウォール街」は、金融サスペンスの金字塔として多くの人に評価されています。その知名度は、アメリカでは誰もが知っている常識の映画といわれるほどです。

豊富な資金を背景に投資家や証券マンが繰り広げる株の売買は、個人での投資がより身近なものになった現代においても一見の価値があります。また、一攫千金を夢見るアメリカンドリーム的な面が随所に見られる作品でもあり、日本との思想の違いが新鮮なインパクトを与えることでしょう。

「ウォール街」には2人の登場人物を主軸に話が進みます。1人はすでに成功者として株の売買を繰り返す投資家ゴードン・ゲッコー、そしてもうひとりは出世を夢見てあくせく働く証券マンのバド・フォックス。

バドはゴードンに接触することで彼の投資家としてのノウハウを吸収していき、やがて成功者として華やかな暮らしを謳歌します。

しかし、そのノウハウにはインサイダー情報を入手することによる株取引も含まれているのです。情報の入手方法や相手を出し抜こうとするスリリングな駆け引きが、金融サスペンスである本作の醍醐味のひとつといえるでしょう。

物語はやがて、「何を犠牲にしても欲望に忠実であるべきなのか」「それともお金よりも大事なものがあると一線を引くべきなのか」という問いかけをします。やがて、バドは悩み抜き、ひとつの決断をするのです。

バブル経済崩壊前の1980年代に、単純なサクセスストーリーではなく資本主義における問題提起を行った本作は、今もなお色あせない魅力で見る人の心を引きつけます。

特に、お金のためなら倫理観や家族観などささいな問題だと切り捨てるゴードンのキャラクターは、動画の向こうからでも強烈な印象を受けるはずです。株主として会社の存続すら顧みずに大金をせしめようとするゴードンの姿からは、資本主義がもたらす欲望とその純粋な快楽についても考えさせられることでしょう。

ウォール街を絶対見るべきポイントを3つ紹介

おすすめポイント1:マイケル・ダグラスの欲望に忠実な姿

「ウォール街」で絶対に欠かすことができないのが、マイケル・ダグラスが演じる投資家ゴードン・ゲッコーの欲望に忠実なキャラクターです。損をすることを徹底的に嫌い、お金こそこの世の全てだと主張するゴードンの姿は、世界的な金融街であるウォール街の象徴的な人物として描かれます。

強欲さは、時に醜悪なものとして忌避されがちです。しかし、欲望に忠実なゴードンの姿からは醜悪さがあまり感じられません。おそらく、その理由は最初から最後まで一貫して描かれるゴードンの信念にあるのでしょう。

彼は、中途半端な仕事や形だけの意気込みをとても嫌い、自分を驚かせ、「確実に成果に結びつくことだけを良し」とします。欲望に忠実であるはずなのに、欲望の底にある信念には非情なまでのストイックさがにじみ出ているのです。その信念が彼をかっこいいキャラクターに昇華させている一因あることは、疑いようがありません。

本作は主にチャーリー・シーンが演じるバドの視点で話が進みます。しかし、ゴードンもまた、主人公のひとりなのです。キャスティングのクレジットにおいてはマイケル・ダグラスが最初に登場することから、制作者側もそのつもりでいたことがうかがえます。

おすすめポイント2:世の中はお金が全てではないという考え

お金に対するゴードンやバドの欲望は共通しています。しかし、話が進むにつれて2人は考え方を違えていくことに。ゴードンに憧れるバドはインサイダー取引に手を染め、だんだん罪の意識を薄れさせながらも、父親であるカールの言葉に葛藤していきます。

航空会社に勤めるカールは、お金に対する欲求について否定的です。当初、バドはカールの言葉に耳を向けようとはしません。しかし、ゴードンの片腕として欲望に取りつかれていくバドは、やがて自分のしたことが誰かの職を失わせる可能性があるのだと知ります。そして、この世で一番大切なものがお金ではないと気がつくのです。

話としてはよくある内容であるものの、ウォール街において一時のしあがったバドが入院した父親と再会して涙するシーンは、胸を打つものがあります。そして、バドがゴードンと袂を分かつと決めてから、資本主義の権化であるゴードンを出し抜くまでの流れは、金融サスペンスである本作の最も痛快な場面です。

お金のためなら何をしてもよいという倫理観の欠如と、それに対する批判という映画のテーマをよく表しています。

おすすめポイント3:1980年代のアメリカの世相や風景

金融の世界的な中心地として、今もなお繁栄を続けるウォール街。その姿は1980年代の様子を描いた本作でも変わることはありません。動画では1980年代におけるアメリカの世相がわかるせりふやシーンが随所に見られます。

当時のアメリカは主にロナルド・レーガン大統領の政権下において、貿易赤字と財政赤字という、いわゆる双子の赤字を抱えていました。経済的には不景気に見舞われていた時代です。

そうした世相を反映してか、作中では日雇い労働者とサラリーマンの違いを問う場面や、株主としてのゴードンが国の赤字について触れる場面が出てきます。

「ウォール街」が絶賛された理由には、こうした当時の景気事情が少なからず影響していたのでしょう。実際、当時のメディアは株式や金融市場の良い点を強調していたこともあり、投資家や銀行家に憧れる若者が多かったとされています。

ウォール街の当時の風景もまた、見るべきポイントのひとつです。立ち並ぶ摩天楼の群れに目を向けると、今はなきワールドトレードセンターのビルを目にすることができます。また、証券取引所内で場立ちやサインが繰り広げられる様子は、日本では廃止されて久しいものとして懐かしく感じられることでしょう。

こういう人はウォール街をもっと楽しめる

大事なものは何よりもお金だと思う人

お金がなければ生活していくことはできません。しかし、ただ生活のためだけではなく、もっと優雅な生活をしたいという欲求からお金が好きだという人もいるでしょう。そんな人にとって、ゴードンの生き様は非情に興味深く感じられるはずです。

作中でのゴードンは、投資銀行の経営者であり、すでに莫大な資産を保有しています。そのうえで、彼はただ純粋に欲望に突き動かされるまま大金を求めるのです。

作中でバドはゴードンに対して、「欲にきりはないのか」と訪ねるシーンがあります。その問いかけにゴードンは明確な回答をしません。しかし、彼のお金に対する欲望は本物であり、欲望を満たすためのストイックな性格が全編を通じて彼のキャラクターを印象づけます。

あるいは、明確な目的のないまま欲望のみを満たそうとするゴードンの姿は、目的と手段をはき違えているようにも映るでしょう。

お金が好きだという性格に共感するにせよ、お金は手段であり大切なのは目的だと反論するにせよ、ゴードンの魅力はお金が好きな人の心に訴えかけてきます。

個人で株の売買を行っている人

投資家のゴードンや証券会社に勤めるバドは仕事で株の売買をしています。つまり、彼らは確実に利益を出すことが求められるのです。市場の動向を見極めたうえで株の売買をする場面は、個人でも簡単に株の売買ができるようになった今だからこそ、一見の価値があるといえるでしょう。

ゴードンやバドが株の売買を行う際に最も意識しているのは、会社の財務諸表や経営状況といった情報とその分析です。特に、話の中核となる航空会社ブルースターの情報について、同社の組合委員長であるカールがバドの父親だと言い当てる場面からは、彼の情報網の広さが垣間見えます。

株は売買する前からすでに勝負が付いていると豪語するゴードン。もちろん、彼と同じ目線で個人が株の売買を行うのは難しいでしょう。しかし、多少の違いはあれどこのような目線で売買をしているのが投資家や証券マンであり、その姿は同じ株の世界で投資を行っている人にとっても新鮮に映るはずです。

レトロなガジェットに興味がある人

古いガジェットが好きな人にとって、「ウォール街」は別の一面を覗かせます。1980年代のアメリカはコンピューター産業が著しく発展した時期でした。作中ではコマンド入力による命令を受けて動作するパソコンが、色彩に乏しい画面でもって仕事机に並んでいます。

実際に誰もがパソコンを使用して仕事をするようになるのは、ウィンドウズやマッキントッシュのOSが世界を席巻する1990年以降です。全員がレトロなOSのパソコンを活用して株を売買している様子は、ウォール街独特の光景といえるでしょう。

また、通信関係のガジェットが多く登場するのも本作の魅力のひとつです。株の売買をはじめとする連絡手段として、当時には珍しい携帯電話や、固定電話として大型の子機が用いられます。その電話の形状や大きさから、1980年代の技術水準を推し量ることができるでしょう。

さらに、作中では2インチサイズの携帯テレビも登場。テレビ画面のアップからはきちんと動画が流れるのを確認することができます。テレビを操作しながら日進月歩の世の中だとつぶやくゴードンの感想は、通信技術の著しい発展を表したものと捉えることもできるでしょう。

これらのレトロなガジェットの群れは、さながら当時の様子を展示した博物館のように楽しむことができます。

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ウォール街のあらすじを紹介※ネタバレ注意

「ウォール街」のあらすじについて紹介します。一部、話の根幹にかかわるネタバレが入っていますので、動画を見る前に読み進める場合は注意してください。

1980年代のアメリカ合衆国ニューヨークに位置するウォール街。証券会社ジャクソン・スタイナムに勤務するバドいつか出世して優雅な暮らしを手に入れることを夢見ながらも、父親であるカールへ借金をしながら生活しています。

カールが勤務する航空会社ブルースターは、近々新たな航空路線をオープンすることになっていました。バドはカールが話すその情報が内々のものであると聞き流しつつも、カールにブルースターの株を手放さないようにいいます。

ある日、バドは以前から営業のために接触しようとしていた投資家ゴードンとのアポイントを取り付けることに成功しました。しかし、ウォール街屈指の投資家であるゴードンに対して、バドの営業は空振りするばかり。

やがて、ゴードンの興味が薄れ始めたころ、バドはカールから聞いたブルースターの情報をゴードンに教えます。これに興味を示したゴードンはバドとの取引に応じることにしました。

しかし、バドの成功はあくまで父親とのコネクションによるものです。ゴードンはバドに対して、これからも自分と取引をしたければ、誰よりも早く自分を驚かせる情報を持ってこいといいます。

それは、暗にインサイダー情報を入手せよといっているのでした。バドはゴードンの誘いに応じ、スパイ行為に手を染めながら各社のインサイダー情報を手に入れていくことに。

莫大な報酬を手にしたバドは生活が豊かになり、ゴードンとも家族ぐるみの親密な関係を築いていきます。さらには、ゴードンの邸宅で知り合ったダリアンとも恋仲になり、彼はバラ色の人生を謳歌し始めました

ところで、ゴードンの邸宅のシーンでは、彼のライバルともいえるイギリス人の投資家、ワイルドマンが登場します。ワイルドマンは、アナコット製鉄の経営再建のために同社の株を購入しようとしていました。しかし、バドによるスパイ行為を通じてゴードンが先に株を買い占めたため、これを買い戻すためにやってきたのです。

従業員の生活を優先するワイルドマンと、あくまで自身の利益を第一に考えるゴードン。彼らの投資に対するスタンスの違いは、物語の終盤にも影響することになります。

ただし、ワイルドマンと信念の異なるゴードンのやり方が必ずしも悪いとはいえないところが、この映画の面白い部分でもあるでしょう。ある日、ゴードンはテルダー製紙の最大株主として、同社の株主総会で発言します。

その内容は、当時のアメリカの経済事情を踏まえながら、会社の経営陣がいかに無能なまま経費だけを無駄遣いしてきたかを糾弾するものでした。経営状況の隅から隅まで網羅された情報に基づき、株主の興味を引きつける展開は、強欲なゴードンの投資家としての有能さを示す最大の見せ場です。

ゴードンの演説に胸を打たれるものがあったのか、バドは業績不振に陥ったブルースターを買収し、一緒に経営を立て直して欲しいとゴードンへ頼み込みます。

航空会社は組合への対応が面倒であると気乗りのしないゴードン。しかし、同社にはバドの友人も多く、父親が同社の組合委員長を務めているので丸め込むことができると説得され、ゴードンもこれを承諾しました。

バドはカールを含めたブルースターの組合長たちを自分の家に呼びます。ゴードンとバドが提案する事業の再建計画に、他の組合長は興味を示すものの、カールだけがこれに反対。そして、ゴードンが狙っているのはお金であり、信用できないとしてその場を去ります。

追いすがるバドとは、ついに喧嘩別れをしてしまい、カールの理解を得られないままバドはブルースターを買収することになりました。しかし、カールの懸念は現実のものになるのです。

ブルースターの会議に出席したバドは、ゴードンが経営再建を行う意志など最初から持っておらず、会社を解体して残った利益をせしめるつもりであったことを知ります。

ゴードンに対する怒りを募らせるバドに対して、それを止めようとするダリアン。ダリアンは、ゴードンの愛人だったのです。しかも、彼女が手がけるビジネスの客の大半がゴードンの紹介によるものだったので、ダリアンは彼に逆らうことができません。

ダリアンが去り、失意のバドへ追い打ちをかけるようにして、カールが倒れたという知らせが届きます。病床でカールと向き合ったバドは、今まで自分を支えてくれたことへの感謝を告げるとともに、ブルースターを必ず立て直すことを誓うのでした。

バドはブルースターの組合長を連れて、ゴードンの最大のライバルであるワイルドマンのもとを訪れます。そこで、バドはワイルドマンに、組合の合意を取り付けたうえでブルースターを買収することができると誘いをかけるのです。ゴードンの鼻をあかすことができるということもあって、ワイルドマンはバドの誘いに応じることにします。

株式市場がオープンし、バドがスタイナムの同僚と協力してブルースターの株を買うと、同社が乗っ取られるといううわさも広まって、株価は一気に上昇しました。

ゴードンは、バドの情報に踊らされながらも高騰する株に買い注文を出します。その後、同僚とともに売り注文を仕掛けると今度は「乗っ取りのうわさがデマである」という情報が拡散し、ブルースターの株価は一気に暴落。

最終的にワイルドマンが安値でブルースターの株を買い占める一方で、ゴードンはバドに当たり散らしながらも株を売り払い、大損を出すことになりました。その夜、ワイルドマンがブルースターの株を買い占めたことを知ったゴードンの怒りは頂点に達します。

ゴードンに一矢報いたバドがいつものようにスタイナムへ出社すると、そこには証券取引委員会の担当者と、警察の姿がありました。これまでゴードンのインサイダー取引に加担してきたバドは逮捕されます。しかし、インサイダー取引でゴードンとバドの関係は巧みにぼかされていたため、バドだけが逮捕されることになるのです。

その後、バドはゴードンと再会します。これまでの恩を仇で返したと憤慨するゴードンは、自分もインサイダー取引へ加担したことを口走りながらバドを殴り飛ばすのです。

無言のまま去っていくバドの懐には録音機が。ゴードンの証言が余すところなく記録されている録音機を証券取引委員会に渡すことで、バドはゴードンの犯罪を立証することができました。

ウォール街の主な登場人物キャストの紹介

【ゴードン・ゲッコー役】マイケル・ダグラス(Michael Douglas)

本作の主人公。一代で資産を築き上げた成り上がりの投資家で、損をすることを非常に嫌い、儲けることを至上の目的としています。儲けるために最も大切なものは情報であり、目を付けた会社の経営情報を徹底的に洗ったうえで株式の売買を行うなど、投資家としての腕は一流です。

また、バドをインサイダー取引の駒として利用し、自分は安全な位置から利益をせしめようとする非情な性格をしています。

強欲でありながらも、その一貫した信念でウォール街の栄光を体現するゴードンの姿に憧れて、投資銀行に入社し彼のファッションを真似る若者が続出したといううわさも。

なお、インサイダー取引をもちかけるゴードンのモデルは、実在にウォール街で活躍した投資家アイヴァン・ボウスキーです。ボウスキーもまた、インサイダー取引での逮捕歴を持っています。

マイケル・ダグラスはこの映画で1987年のアカデミー主演男優賞を受賞しました。ゴードンの台詞である「Greed is good.(強欲は善だ)」はアメリカでも映画界屈指の名台詞と捉えられています。その後、再びゴードンを主人公にした続編「ウォール・ストリート」が2010年に公開されました。

【バド・フォックス役】チャーリー・シーン(Charlie Sheen)

本作のもうひとりの主人公。投資家としての華やかな生活を夢見ながらも、ニューヨーク州立大学の在学中に抱えた奨学ローンが残っているなど、あまり裕福とはいえません。証券マンとして接触したゴードンとの出会いを通じて、やがて彼は短期間でウォール街の成功者になります。

作中ではゴードンから自分によく似てきたと評されるものの、最後には父親の会社を救うべくゴードンと対立するなど、情を優先する一面も。ゴードンの誕生日に彼の好物をプレゼントしたり、相手の懸念事項を払拭できる材料を提示して交渉に臨んだりするなど、証券マンや投資家としても優秀です。

チャーリー・シーンは本作が公開された1980年代に、ベトナム戦争を題材にした「プラトーン」や、「メジャーリーグ」のようなコメディにも主役として出演しています。あわせて見ることでジャンルに縛られない彼の演技力を楽しむことができるでしょう。

【カール・フォックス役】マーティン・シーン(Martin Sheen)

バドの父親。飛行機整備工として長年ブルースターに勤めています。ウォール街の資本主義的な考えとは対照的に、登場人物のなかでも保守的な性格をしているのが特徴です。

お金は生活できる分だけあればいいと語るカールは、欲に突き動かされるバドをたしなめたり、ブルースターにおけるゴードンの抜本的な提案に対して忌避感を示したりします。しかし、バドの幼いころを懐かしんで彼をかわいがり、長らく彼の生活費を支援するなど、決して厳しい性格ではありません

キャストのマーティン・シーンはバドを演じるチャーリー・シーンの実父でもあり、ふたりは他にもいくつかの映画やドラマで共演しています。しかし、それぞれ父親と息子の役で出演した作品で最も有名なのは、おそらく「ウォール街」をおいて他にないでしょう。

【ダリアン・テイラー役】ダリル・ハンナ(Daryl Hannah)

バドの恋人であり、ゴードンの愛人。インテリアコーディネイターを本業としている彼女はバドとの出会いを経て、やがて彼を愛するようになります。しかし、一方でゴードンとの愛人関係も続けており、複雑な心境のままバドとの同棲を続けるのです。

結局、ゴードンの恐ろしさを払拭できなかった彼女は、バドがゴードンと対立することを知ったとき、バドのもとから去ることを選びました。

ゴードンとの愛人関係を続けたままバドの恋人として居座り、危なくなったらバドのもとから逃げ出したようにも見えることが、おそらく当時の観客の反感を買ったのでしょう。アメリカにおいて最低の映画を表彰するゴールデンラズベリー賞、通称ラジー賞において、ダリアンを演じたダリル・ハンナは見事に最悪助演女優賞を受賞しています。

もっとも、愛人関係にありながらもバドに対してダリアンをけしかけるゴードンのほうが憎まれ役としては上でしょう。しかし、結果としてゴードン役のマイケル・ダグラスはアカデミー賞を受賞しました。印象的な悪役というものは逆に評価されるということの一例でもあり、興味深いところです。

ウォール街の基本情報!作品情報はこれだ!

原題:Wall Street

公開年:1987年

製作総指揮:エドワード・R・プレスマン

監督:オリバー・ストーン

脚本:スタンリー・ワイザー、オリバー・ストーン

※本ページの情報は2018年12月時点のものです。