映画『キングコング髑髏島の巨神』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

「キングコング」は、1933年に作られた映画から始まる怪獣シリーズです。主役の巨大な類人猿「キングコング」(またはコング)は世界的に有名なキャラクターのひとつであり、さまざまなメディアで怪獣の代名詞のようにも使われています。映画自体も何度もリメイクされ、シリーズ化もされているため、目にしたことがある人は少なくないでしょう。一方で、「キングコングなんて、しょせん大きいゴリラでは?」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、「キングコング髑髏島の巨神」に登場するのは、最新の技術で表現された30mもの巨大なコングです。その姿は、思わず息をのむほどのパワーと威厳に満ちています。ここでは、「キングコング髑髏島の巨神」の魅力や感想、おすすめポイントなどを解説しつつ、動画を視聴できる配信サイトについてもご紹介します。「無料で見られる方法があるか」についてもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

キングコング髑髏島の巨神を見てみる

映画「キングコング髑髏島の巨神」をご紹介

「キングコング髑髏島の巨神」は、2017年に公開されたSFアドベンチャー映画です。「キングコング」シリーズといえば、特撮映画の金字塔であり子どもから大人にまで幅広く知られる映画といえるでしょう。最初の映画が公開されたのは1933年で、世界中で大ヒットを記録。日本では「キングコング対ゴジラ」(1962年公開)などのコラボレーション作品も作られました。「キングコング髑髏島の巨神」は、キングコングシリーズとしては8作目に当たります。

この映画の舞台は1973年で、場所は南太平洋に浮かぶ「髑髏島」(どくろとう)と呼ばれる島です。周囲には常に暴風雨が吹き荒れ、何人たりとも立ち入ることのできなかった孤島ですが、あるときランドサット(地球観測衛星)が空からその姿をとらえます。この島の調査を希望する地質学者ランダの提案で、学者や傭兵からなる調査団が乗り込むことになりました。来たる調査の当日、彼らが髑髏島で目にしたのは、手つかずの自然と超巨大類人猿の「コング」の姿でした。自然を荒らした調査団はコングの怒りを買い、ヘリコプターごとたたき落とされます。一行は帰る手段を失い、腕利きの傭兵コンラッドの先導で仲間との合流地点を目指すことになりました。

島の生態系は想像をはるかに超えるもので、調査団は次々と現れる巨大な生物に襲われてしまいます。困難を乗り越えながら進むうちに、コンラッドたちは原住民であるイーウィス族と、マーロウというアメリカ人に出会います。マーロウは第2次世界大戦中にこの島に不時着した飛行機乗りで、コングのことや島の生きもののことをコンラッドたちに教えました。そこでコンラッドたちは、コングがただの凶暴なバケモノではないことや、島の守り神であることを知ります。

一方、調査団の警護役として島にやってきた現役アメリカ軍人のパッカード大佐は、目の前で部下を無残に殺されたことでコングに憎しみを抱くようになりました。コングを抹殺することに執念を燃やし、武器をかき集めてコングの命を狙います。しかし、島の本当の脅威はコングではありません。真に恐ろしいのは「スカル・クローラー」と呼ばれる2本足の大トカゲで、この生物にコングの両親も殺されたのです。スカル・クローラーは調査団の人間をいとも簡単に葬り去りながら、コングの命も狙い始めます。

コングを狙うパッカード大佐と、それを阻止しようとするコンラッド、さらに島の頂上決戦ともいえるコング対スカル・クローラー。さまざまな戦いが繰り広げられるこの動画は、伝統あるシリーズに新たな1ページを刻んだ名作といえるでしょう。日本国内の興行収入は20億円を突破し、往年のキングコングファンなどから賞賛を集めました。

「キングコング髑髏島の巨神」はここが必見!おすすめポイント3

おすすめポイント1:今回のコングはまさに王者

動画「キングコング髑髏島の巨神」に登場するコングは、身長31.6mと10階建てのマンションにも匹敵する大きさです。実は、キングコングは作品によって身長が違い、1933年に公開された最初の映画では7.3mでした。「キングコング髑髏島の巨神」のコングと比較すると4分の1ほどしかありません。その後のシリーズでは、少しずつ巨大化し1976年公開の「キングコング」では16.7mになります。「キングコング対ゴジラ」(1962年公開)ではゴジラのサイズに合わせてかなり巨大化し、45mという大きさでしたが、本作品のコングはそれに次ぐ巨大な存在なのです。

その圧倒的な巨体から、「コングには敵などおらず髑髏島をわがもの顔で支配しているのでは?」と思わせますが、決してそんなことはありません。両親をスカル・クローラーに殺されたという悲しみと孤独を背負い、原住民をその脅威から守る、いわば島の唯一の守り神的な存在なのです。コングは驚異的なパワーの持ち主でもありますが、理由なく他者をねじ伏せるようなことはしません。コングの行動には、必ずわけがあるのです。

また、これまでのシリーズのコングのような「美女が好き」という側面は、本作品ではあまり感じられません。女性カメラマンのウィーバーとふれあい、彼女を助けるシーンもありますが恋愛を感じさせるものではなく、力を持つ者のやさしさが表現されています。凶暴なだけではなく、心を通じ合わせることができるコングは、誰もが認める島の王者なのです。コングの深みのあるキャラクターは、本作品の見どころのひとつとなっています。

おすすめポイント2:これぞ冒険!島でのサバイバル

子どものころ、「もしも誰も知らない島に流れ着いたら?」「ジャングルに取り残されたら?」という想像をした人は多いのではないでしょうか。髑髏島を訪れた主人公のコンラッドたちは、予期せぬコングの出現により交通手段であるヘリコプターを失い、島の中でサバイバル生活を送ることになります。それは、人間をエサとして追い回す巨大な生物から逃げ、深い森の中を歩き、オンボロ船で川を進んで合流地点を目指すという命がけの冒険でした。髑髏島の巨大生物たちは木や竹に擬態しているものも存在し、「まさか」という場面で唐突に登場します。そのたびにピンチを乗り越えていくコンラッドたちの姿に、ハラハラドキドキとワクワクが止まりません。

髑髏島は人間にとって厳しい島ですが、そのぶん美しさも兼ね備えています。南太平洋にありながら、夜はオーロラが見えるという特殊な環境で、その幻想的な光景はたいへんロマンチック。また、言葉を持たない原住民イーウィス族との交流は、ひとときの安らぎをもたらしてくれます。さらに、マーロウお手製のオンボロ船「グレイ・フォックス号」でいざ船出という瞬間は、まるで青春映画の1コマのようです。子どものころの空想を思い出させるような彼らの冒険から目が離せません。

おすすめポイント3:次々と登場する島独自の生きものたち

髑髏島の周囲は常に暴風雨で、その存在を知る者は先住民とマーロウだけでした。コングのほかにも島には独自の生物が暮らし、それらがすばらしいVFXで描かれています。島の生物の特徴として、その巨大さがあげられるでしょう。コングと人間の天敵である巨大トカゲ「スカル・クローラー」は人間を丸のみにしますし、「スポア・マンティス」は倒木に擬態する15mもの大きさの昆虫です。

こういった脅威の存在をなかなか画面に出さないのはよくある表現手法のひとつですが、「キングコング髑髏島の巨神」ではそんなことはありません。怪物たちは、これでもかといわんばかりに惜しみなく登場します。そのため、物語はクライマックスの連続で、一瞬たりとも目が離せないのです。

「キングコング髑髏島の巨神」の動画はこんな人におすすめ

キングコングシリーズのファンや怪獣映画が好きな人

「キングコング髑髏島の巨神」は、キングコングの映画シリーズとしては8作目です。第1作目と比較すると撮影技術や映像技術は格段に進歩しており、未知の島である髑髏島や巨大なコングが迫力満点に描かれています。コングのゴワゴワした毛皮や、類人猿の特徴的な手のひらの質感などもたいへんリアル。それでいて、身長30mを超える巨体がヘリコプターをつかんでオモチャのように扱うシーンは、従来のキングコングのイメージそのものです。これまでのキングコングシリーズのファンはもちろんのこと、怪獣映画や特撮映画が好きな人に自信を持っておすすめできる作品となっています。

さらに、この映画に出てくる独自の生物はコングだけではありません。2本足の凶暴な大トカゲ「スカル・クローラー」をはじめ、山のように大きな水牛「スケル・バッファロー」、人類を頭上から狙う巨大グモ「バンブー・スパイダー」などが迫力満点に描かれています。また、絶滅したはずの恐竜もひそかに生き残っていたようで、集団で狩りをする翼竜「サイコ・バルチャー」も登場します。見ているだけでワクワクするような生きものが目白押しで、ただ翻弄されるだけの人間があまりにもちっぽけに見えてくるのではないでしょうか。

日本のポップカルチャーが好きな人

「キングコング髑髏島の巨神」を作ったジョーダン・ボート=ロバーツ監督は、日本のアニメやゲームのファンであることを公言しています。そのため、この映画には多くの日本人が知っている作品を感じさせるシーンがたくさんあり、にやりとできるものになっているのです。たとえば、髑髏島へ不時着する日本兵の名前「グンペイ・イカリ」は、ゲームボーイの生みの親であるゆえ・横井軍平氏と、新世紀エヴァンゲリオンの主人公である碇シンジからとられています。

また、コングと人々をおびやかす2本足の大トカゲ「スカル・クローラー」は、「千と千尋の神隠し」カオナシや「新世紀エヴァンゲリオン」の使徒サキエルを感じさせるものです。ストーリー全体には「もののけ姫」の要素がたくさんちりばめられ、人間と自然との関わり、さらには大自然への畏怖といったものも感じ取れるのではないでしょうか。さらに、30mというコングの巨大さは、ゲーム「ワンダと巨像」を意識したものです。巨大なものが持つ桁違いのパワーや、それに対する恐怖などを観客が感じられるように、これだけ巨大なコングが誕生したというわけです。

家族で動画を楽しみたい人

「キングコング髑髏島の巨神」のストーリーは第2次世界大戦やベトナム戦争を絡ませて作られています。歴史や戦史好きの人であれば、そのあたりを踏まえて考察するのも楽しいでしょう。しかし、全体としてはシンプルに楽しめる娯楽映画であり、誰が見てもわかりやすいストーリーとなっています。そのため、家族でワイワイと盛り上がりながら観賞するのにぴったりの作品です。これまでのシリーズを見てきた大人であれば「今回のキングコングはどんなやつかな?」という見方ができます。逆にキングコングをまったく知らない子どもであれば、新鮮な驚きを感じられるのではないでしょうか。

「原住民と未知の怪物が暮らす島」という髑髏島のシチュエーションは、冒険好きな子どもにとってはそれだけでワクワクするものです。人間とコングとの戦い、コングとスカル・クローラーとの決戦など、次々と手に汗握るシーンが訪れ、退屈しているヒマはありません。観客を楽しませようという意気込みにあふれたこの映画は、世代を超えて楽しめる作品です。

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「キングコング髑髏島の巨神」のあらすじを解説※ネタバレ注意

「キングコング髑髏島の巨神」のあらすじをご紹介します。ネタバレがありますので、動画で楽しみたい人はご注意ください。

物語の始まりは第2次世界大戦中

1944年、南海に浮かぶ島に2機の戦闘機が不時着します。それぞれの戦闘機からパラシュートで脱出したのは、1人がアメリカ兵、もう1人が日本兵でした。敵同士の2人は互いに銃口や刃を向け、肉弾戦にもつれ込みます。取っ組み合いのすえ、日本兵がアメリカ兵に短刀をつきつけたそのとき、2人の前に巨大な影が現れます。それは、見たこともない超巨大類人猿でした。

未知の島「髑髏島」へ

時は流れ、1973年。人類は新しい技術を次々と開発し、人工衛星の進歩によって地球上のあらゆる場所を「見る」ことができるようになりました。アメリカでは長引くベトナム戦争への反感が高まっています。アメリカ軍のベトナムからの撤退が報じられたその日、ビル・ランダは、彼の助手であるヒューストン・ブルックスとともにウィリス上院議員のもとを訪れます。ランダは地質学者で、トルーマン大統領が創設したアメリカ特務研究機関「モナーク」に所属していました。

ランダがウィリス上院議員に提示したのは、ランドサット(地球観測衛星)が発見した南太平洋に浮かぶ島の衛星写真。「髑髏島」(どくろとう)と呼ばれるその島の周辺では、船や飛行機が相次いで行方不明になっているとランダは説きます。ランダはまた「1954年に行われたアメリカによる水爆実験は、何者かを殺すためだった」と主張し、髑髏島には未知の何かがあると力説します。ランダたちは髑髏島へ調査に行くために、ウィリス上院議員にかけあいに来たのでした。

力説が功を奏し、ウィリス上院議員の取り計らいでモナーク一行は髑髏島へ行けることになります。ランダたちはアメリカ軍の部隊を護衛につけてもらうことにも成功し、元SAS(Special Air Service/特殊空挺部隊)のジェームズ・コンラッドも雇い入れました。戦場カメラマンとして活躍するメイソン・ウィーバーも、謎めいた調査のことを聞きつけて髑髏島行きの船へと乗り込んできます。今回の調査の護衛として選ばれたのは、長らくベトナムに滞在していたプレストン・パッカード大佐率いるアメリカ軍部隊でした。家に帰れると思っていた兵士たちは不満げです。しかし、パッカード大佐だけはベトナムでの不本意な戦果に複雑な思いを抱えていたのか、新たな任務に向けてひそかに熱意を燃やしていました。

一行は大型船アテナ号に乗り込み、髑髏島へと接近します。しかし、髑髏島の周囲には常時嵐が吹き荒れているため、船を接岸することはできません。そこで、軍用ヘリコプターに分乗して上陸することになりました。ヘリは次々と嵐をくぐり抜け、髑髏島の上空へとやってきます。眼下に広がる未知の島の風景に誰もが驚き、ウィーバーは夢中でシャッターを切ります。

髑髏島の守り神登場!

調査のためにヘリは持ち場へと散開し、調査のためにサイズミック爆弾を投下し始めました。そこへ突然、大木が飛んできてヘリ1機に衝突します。何が起こったのか分からず、現場は一瞬でパニックに陥りました。墜落していくヘリを、別のヘリに乗った人々が呆然と見つめます。しかし、彼らの乗ったヘリもまた、無事ではありませんでした。大きな手がヘリの機体をつかみ、自由を奪ったのです。それは見上げるほど巨大な類人猿・コングでした。島を荒らした人々は、コングの怒りを買ってしまったのです。

ヘリは次々とキングコングに落とされて全滅し、調査団は半壊。隊員は分断されてしまい、コンラッドたちはランダやパッカード大佐、ジャック・チャップマン少佐とははぐれてしまいます。しかし、コンラッドは合流地点を目指せば、いずれ再会できるだろうと予測し、同じく不時着した仲間を連れて補給部隊との合流場所である島の北を目指すことにしました。

島の真実を知っていたランダ

一方、パッカード大佐は、これがただの地質調査ではないことを感じとり、ランダから調査の本当の目的を聞き出しました。ランダは髑髏島に未知の生物が存在することを知っており、それは人類が栄えるよりも前から存在する古代種生物だというのです。特別研究機関モナークが追っているのは「未確認巨大陸生生命体」なのでした。ランダが真実を隠して調査団を島に上陸させたせいで、パッカード大佐は大勢の部下を失ってしまったのです。パッカード大佐は不快感をあらわにしつつ、兵士たちと無線で連絡を取り合い、チャップマン少佐が西の山にいると知って救助に向かいます。

先住民との出会い

コンラッドに同行するモナークの学者・ブルックスリンは、「ランダは、地球の中は空洞になっていて「そこには別世界が存在する」という地球空洞説を説き、髑髏島はその空洞に通じていると信じている」と話しました。その言葉を裏づけるかのように、19mもの角を持つ巨大な水牛「スケル・バッファロー」や、見上げるほどの大きさの巨大グモ「バンブー・スパイダー」に次々と遭遇します。巨大グモの襲撃で仲間を失いつつも、コンラッドたちは森の中を進み、島の原住民であるイーウィス族、さらに第2次世界大戦中に髑髏島に不時着したというハンク・マーロウという男と出会います。このマーロウこそ、映画の冒頭に登場した戦闘機乗りなのでした。

本当の敵はコングではない

コンラッドたちはマーロウに、イーウィス族が暮らす集落へと案内されました。さらに、一族の聖地へと迎えられ、「コングは島の主であること」「守り神として島民を守っていること」「髑髏島にはもっと恐ろしい生きものが存在すること」を知ります。動画の冒頭でマーロウと戦った日本兵は、グンペイ・イカリという名でマーロウと最初は敵対したものの、ともに島で生きる中でやがて兄弟と呼び合うまでになりました。そのイカリの命を奪ったのは、コングではなく「スカル・クローラー」という悪魔のような大トカゲだというのです。調査隊は爆撃で島の地下に住むスカル・クローラーを呼び起こしてしまい、そのためにコングの怒りを買ったのです。

グレイ・フォックス号で出発!

コンラッドたちは、マーロウとグンペイが脱出のために自作した船「グレイ・フォックス号」で北を目指すことになりました。その船は、P51マスタング(第2次世界大戦中にアメリカとイギリスで使われた戦闘機)とゼロ戦のエンジンを流用し、海岸に流れ着いたB29の部品も組みあわせて作ったというシロモノです。一行はさっそくグレイ・フォックス号の修理に取りかかりました。その間に写真を撮影していたウィーバーは、草原でヘリの下敷きになったスケル・バッファローと出会います。助けようとしたところでコングが現れ、ウィーバーは戦慄しますが、コングはスケル・バッファローを助け出すとウィーバーには何もせずに立ち去ります。

マーロウもイーウィス族に別れを告げ、コンラッドたちに同行することになりました。マーロウはグンペイの墓に墓標として突き立ててあった日本刀を抜き去り、2人で誓い合った島からの脱出を今こそ果たそうと決意をあらわにします。グレイ・フォックス号は何とか動かすことができ、船旅がスタート。一方でパッカード大佐の一行は、岸壁についたコングの血の手跡を発見し、深手を負っていると確信します。パッカード大佐は、多くの部下を殺されたためにコングに憎しみを抱くようになっていました。

死臭ただよう土地へ

北上の途中でコンラッド一行とパッカード大佐一行は無事合流しますが、パッカード大佐はたった1人で西の山にいるというチャップマン少佐を救助しにいくと言います。島をよく知るマーロウは、西はバケモノのすみかだと反対しますが、一行はそれを押し切って島の西へと足を踏み入れます。そこは無数の骨が散らばる場所でした。コングの両親も骨となって横たわっています。島の西側は、スカル・クローラーに襲われて命を落としたものたちの墓場なのでした。

捜索を続けていると1匹のスカル・クローラーが現れ、骨を吐き出しました。それは人間の頭蓋骨で、認識票が巻きついています。そこには、チャップマン少佐の名前が刻まれていました。助けるべきチャップマン少佐が命を落としてしまった以上、マーロウは引き返すべきだと強く主張しますが、パッカード大佐は聞き入れません。コングを敵とみなし、部下のあだをうつと言います。「スカル・クローラーの天敵はコングだけ」「コングは島の守り神だ」「殺してはダメだ」というマーロウとパッカード大佐は対立。結局二手に分かれ、コンラッドは民間人を船に連れていき、パッカード大佐の部隊はコングを追うことになりました。

コングと人間たち

その夜、夜空に浮かぶオーロラを眺めている途中で、コンラッドとウィーバーはコングと出会いました。コングは2人に危害を加えることはなく、ウィーバーはその大きな体にそっと触れます。しかし、そのころパッカード大佐の部隊も動き出していました。チャップマン少佐の乗っていたヘリから武器を入手し、彼の残した家族への手紙も発見したパッカード大佐は、もはや迷うことはありません。ありったけの武器でコングに総攻撃をしかけ、ついにコングも倒れ込んでしまいます。とどめを刺そうとするパッカード大佐と、それを必死で止めるコンラッドたち。緊張が走ったそのとき、ひときわ大きなスカル・クローラーが姿を現しました。スカル・クローラーの姿を見て立ち上がるコングに、パッカード大佐は押しつぶされます。

コングV.S.スカル・クローラー

コンラッドたちは島の北へ向かいますが、スカル・クローラーに追いつかれてしまいます。しかし、コングもまたスカル・クローラーを追ってきていました。両者は再び戦いをはじめ、コングは大木や廃船のスクリューを武器にし、ついにスカル・クローラーを倒します。そして戦いのさなかに川に投げ出されたウィーバーを救い、静かに島の奥へと立ち去るのでした。

エンディングとさらなる物語への序章

大きな犠牲を出しながらも、コンラッドたちは髑髏島から脱出することができました。マーロウは第2次世界大戦へ出征して以来会っていなかった妻と再会を果たし、出征中に生まれた息子とも対面します。一方で、コンラッドとウィーバーはモナークへ招かれ、ランダの助手で髑髏島の調査にも同行したブルックスやリンと再会します。ランダは島で命を落としていましたが、モナークの研究は続けられており、コングのような未知の支配者はほかにもいると説明。モナークが見せる映像には、恐竜や3本の首を持つドラゴンを描いた壁画が映っていました。

「キングコング髑髏島の巨神」の主な登場人物とキャストをご紹介

「キングコング髑髏島の巨神」に登場する主な登場人物とキャストをご紹介します。

【ジェームズ・コンラッド役】トム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)

「キングコング髑髏島の巨神」の主人公は、元SASでフリーランスの傭兵をしているコンラッドです。戦闘能力の高さやサバイバル能力を買われ、ランダに雇われました。主人公にふさわしい人間味を持ちながらも、常に冷静で的確な判断ができる人物として描かれています。日本語吹き替え版ではGACKTが声を担当しました。

コンラッドを演じるトム・ヒドルストンは、イギリス出身の俳優です。ケンブリッジ大学のペンブローク・カレッジに在学中から舞台やドラマに出演し、その後は王立演劇学校で演技を学びました。ケネス・ブラナー監督の「マイティ・ソー」(2011年公開)でロキ役を演じたことでハリウッドに進出。この作品で悪役を好演したことで一気に知名度を高めました。「アベンジャーズ」(2012年公開)、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018年公開)といったマーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズにも、同じ役で出演を続けています。

【メイソン・ウィーバー役】ブリー・ラーソン(Brie Larson)

本作のヒロインであるウィーバーは、戦場カメラマンです。髑髏島の調査のことを聞きつけ、伝手を頼って調査団に潜り込みました。最初は巨大なコングを恐れますが、しだいにコングにやさしい心があることを知り、コングに危害を加えるパッカード大佐らを止めようとします。日本語吹き替え版では佐々木希が声を担当しています。

ウィーバーを演じたのは、アメリカ出身の女優ブリー・ラーソンです。1989年に生まれ、1998年に子役としてデビューし、テレビシリーズなどに出演します。2015年に公開されたレニー・エイブラハムソン監督の「ルーム」では、主役のジョイを演じました。多方面から絶賛を受けた「ルーム」は、第88回アカデミー賞で主演女優賞・作品賞・監督賞・脚色賞の4部門にノミネートされ、ラーソンは初ノミネートにして主演女優賞を受賞。さらに、第73回ゴールデングローブ賞の最優秀主演女優賞にも輝きます。また、2005年には音楽活動をスタートさせ、ミュージシャンとしても活躍中です。

【プレストン・パッカード大佐役】サミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson)

優秀な軍人であり、部下からも厚い信頼を寄せられているパッカード大佐は、本作のストーリーに欠かせない人物です。多くの部下を失ったことからコングへの憎悪を燃やしますが、それはやがて仲間の命や自身の生命をもおびやかすことになります。演じるサミュエル・L・ジャクソンは、数々の作品に出演し存在感を示してきた名優です。長い下積みを経たのち、1994年公開のクエンティン・タランティーノ監督作品「パルプ・フィクション」に殺し屋ジュールスで出演。この作品でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、一躍人気俳優となりました。

代表作は数多く、「ダイ・ハード3」(1995年公開)、「交渉人」(1998年公開)、「アンブレイカブル」(2000年公開)などのほか、「スターウォーズ」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズなど、多岐にわたるジャンルの作品に出演しています。サミュエル・L・ジャクソンが映画で演じる役は、口汚い人物が多く、「アメリカ人がもっとも口にしてはいけない言葉」ともいわれるとある単語を口にすることで有名です。「キングコング髑髏島の巨神」にも期待通りにそのシーンが用意されており、ファンを大いに満足させました。

【ハンク・マーロウ役】ジョン・C・ライリー(John C. Reilly)

第2次世界大戦中に髑髏島へ不時着し、30年近くを島で過ごしてきたマーロウは、島をよく知る人物として描かれています。演じているジョン・C・ライリーはアメリカ出身の俳優で、1989年公開の映画「カジュアリティーズ」でスクリーンデビューしました。ポール・トーマス・アンダーソン監督作品の常連としても知られ、「ブギーナイツ」(1997年公開)、「マグノリア」(1999年公開)などに出演しています。2002年に公開されたアカデミー賞作品賞受賞作品「シカゴ」では歌も披露し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。

【グンペイ・イカリ役】MIYAVI

マーロウとともに髑髏島へ不時着した日本兵ですが、スカル・クローラーによって殺されてしまったため、出演は冒頭と回想シーンのみです。演じているMIYAVIは「サムライギタリスト」とも呼ばれるミュージシャンで、複数回のワールドツアーを成功させている実力派です。俳優としても国内外の作品に出演し、代表作には「不屈の男アンブロークン」(2014年公開)、「BLEACH」(2018年公開)などがあります。

「キングコング髑髏島の巨神」の詳細な作品情報

原題:Kong: Skull Island

公開年:2017年

製作総指揮:エリック・マクレオド/エドワード・チェン

監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ

脚本:ダン・ギルロイ/マックス・ボレンスタイン/デレク・コノリー

※本ページの情報は2018年12月時点のものです。