映画『マッドマックス怒りのデスロード』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)
2015年に公開され大ヒットした映画「マッドマックス怒りのデスロード」がアマゾンプライム・ビデオやU-NEXTで配信中です。改造車が群れをなして走り、車の上には火を噴くギターを弾く男がつるされるなど、一度見たら忘れられない場面に満ちた本作。強烈なビジュアルインパクトを打ち出し、世界中のクリエイターから絶賛されたアクション映画の傑作として、見ておいて損はありません。ここでは映画のあらすじや感想をご紹介。また、見られる動画配信サイト、無料で見られるかどうかも調べてみました。

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壮絶なカーアクション映画「マッドマックス怒りのデスロード」

「マッドマックス怒りのデスロード」は、荒廃しきった未来の地球を舞台にしたノンストップアクション映画です。主人公はたった一人で荒野をさまよう、寡黙な男マックス。核戦争後に無法地帯になっている世界で、彼は独裁者イモータン・ジョーに反逆する女性戦士フュリオサに出会います。そして、ジョーに捕らわれていた、彼の5人の妻たちを脱走させる手助けをすることになるという物語です。巨大なタンカー車1台で逃げるマックスたち。敵は、スカルモチーフや鉄装甲で改造した車両の軍団で追いかけてきます。車はぶつかり、横転し、爆発炎上のオンバレード。まるでサーカスのようにド派手で壮絶なカーバトルが展開します。

走る車の上を棒高跳びのように人が飛び移るといった、奇想天外なアクションも満載です。見る場面ごとに驚かされること間違いありません。しかも、車はCGではなく実際に本作のために作ったものを惜しげもなく爆発させているとのこと。そんなこだわりが評価されてか、第88回アカデミー賞美術賞、編集賞など6部門を受賞し、作品賞や監督賞にもノミネートされました。動画なら、こだわりの映像を何度も巻き戻してじっくり堪能するのもいいですね。日本でも映画雑誌「キネマ旬報」が選ぶ外国映画部門第1位、イラストレーターのみうらじゅんが選ぶ「みうらじゅん賞」受賞など、各方面で絶賛されました。

本作のルーツはというと、1979年に誕生したアクション映画「マッドマックス」。こちらは当時世界的なヒットとなり、日本でも漫画「北斗の拳」が同作に多大な影響を受けて描かれたことが知られています。監督のジョージ・ミラーは逆に日本のアニメ「AKIRA」などからインスパイアされました。「マッドマックス怒りのデスロード」にも日本のアニメで活躍するデザイナーを起用しているほどです。日本のアニメや漫画が好きな人は必見ではないでしょうか。なお、本作は世界観や人物が一新されたまったく新しいリブート作品。1979年の作品を見ていなくても問題なく物語を楽しめます。

出演はマーベルのヒーロー映画「ヴェノム」にも主演する人気俳優のトム・ハーディーフュリオサ役にはモデル出身の美人女優シャーリーズ・セロンが起用されています。頭を丸めた姿で出演し、美しくかつ強面な役どころを見事体現しています。

「マッドマックス怒りのデスロード」をかたちづくる3つの魅力

「マッドマックス怒りのデスロード」は、華々しいアクションが魅力ですが、決してそれだけの作品というわけではありません。動画を見るときにしっかりチェックしたい、本作ならではの見どころポイントを3つにまとめてみました。

ポイント1:とにかくクレイジーな世界観!

マニアもうなずく本作最大の魅力は、狂気に覆われたその世界観です。舞台設定は核戦争が起きて大地がひどく汚染されてしまった地球。草木は枯れ、作物も育たず、人々は放射能汚染で短命になっています。きれいな水や、エネルギー源となる石油は貴重な財産であり、それを支配するものが独裁者のように君臨しているのです。そんな世界を生きる人々はみんなクレイジーで、どこか頭のネジがぶっ飛んでいます

クレイジーな人物その1は、マックスの敵となる独裁者イモータン・ジョー。彼を崇拝する集団はカルト宗教も顔負けの狂った一団です。ジョーは白い髪をなびかせ、病に侵された体をガラスのアーマーで包み、顔に歯を模した不気味な鋼鉄のマスクを付けています。権力を誇示するアイテムはV8気筒エンジン。彼が武器とする車ももちろんそれを積んでいます。その車のマッドなデザインはずば抜けてインパクト大です。ロボアニメやメカ好きにはたまらないのではないでしょうか。

ほかの敵キャラクターたちも見逃せません。例えば、ジョーを盲信する若者たち、ウォー・ボーイズ。スキンヘッドに、上半身から顔までむき出しで白く塗りあげています。「V8!V8!」と雄叫びを上げる異様な姿に最初はぎょっとするかもしれません。ですが、次第に彼らが画面にいないと物足りなくなってくるのです。本作のビジュアルはアニメ「おそ松さん」ほか、他作品にもパロディされました。

ポイント2:漫画のように爽快な王道展開!

本作はどこか漫画のような雰囲気もある作品です。それは、わかりやすい勧善懲悪なストーリー展開や、ヒーローである主人公のかっこよさなどにも現れています。

独裁者イモータン・ジョーは弱者から搾取するわかりやすい悪者です。マックスが守ろうとするのは彼が軟禁していた非力な若い妻たち。しかし、マックスと逃避行をする中で、妻たちも次第にたくましく、自ら銃を取るほど強くなっていくのです。もう一人の主人公ともいえるヒーローが、フュリオサです。フュリオサは女性でありながらウォー・ボーイズの大隊長として彼らを率いてきました。片腕は義手を装着しており、その半生が死線をくぐる厳しいものであったことを想像させます。演じるシャーリーズ・セロンの体格もいいので、アクションのかっこよさが特に映えます。フュリオサがマックスと協力していく中で、弱い部分も見せながらさらに強くなっていく姿は感動的です。

マックスは、虐げられている人々を助ける優しくて強い王道のヒーローなのです。まさに、弱きを助け、強きをくじくという言葉がピッタリ。そのため、本作は王道のヒーローものでスカッとしたい人におすすめです。また、マックスに促されるように人物たちが成長し、悪を倒していく爽快さも魅力。日ごろ仕事で疲れていたり、思うようにならない日々にうんざりしたりすることは誰しもあると思います。そんなうっぷんを晴らし、「明日はやるぞ!」というエネルギーが湧いてくるような気がする作品です。

ポイント3:メイクを取ったらびっくり!?イケメンと美女が集結!

砂漠化した厳しい気候の中なので、基本的に登場人物たちは砂ぼこりや車のオイルまみれ。その上、ウォー・ボーイズは白塗りや、目の周りを黒くしたメイクを施されています。ところが、メイクを施す前の彼らは、超のつく美男美女ぞろいなのです。

フュリオサ役のシャーリーズ・セロンは、有名ブランドのCMモデルにも起用されている美貌の持ち主です。先述しましたが、本作では実際に髪をバッサリと切ってほぼスキンヘッドの状態で役に挑みました。しかし、普段は美しい金髪がトレードマーク。その変身ぶりには役者魂を感じさせます。

ウォー・ボーイズの一人ニュークス役のニコラス・ホルトは、映画「アバウト・ア・ボーイ」で注目を浴びた子役出身の俳優。190cmもの長身で、青い瞳が美しいイケメンです。劇中では敵としてマックスたちにたびたび肉薄する役どころ。キャンキャンと吠えつつ付いてくる姿は子犬を連想させます。とにかくかわいいので必見です。

ジョーの5人の妻たちも見目麗しい美女ばかり。妻たちは、数少ない健康体の若い女性たちが集められているという設定です。そのため、キャストもそんな雰囲気を感じさせる、よりすぐりの美女が選ばれたといいます。妻たちを長女のように率いているのがスプレンディド、演じるのはロージー・ハンティントン・ホワイトリーです。彼女は下着ブランドのヴィクトリアズシークレットのモデルとしてブレイク。セクシーな雰囲気が持ち味ですが、本作では骨太な女性像を演じきりました。ほかにも、有名ミュージシャンの二世や、スーパーモデルが名を連ねます。ニュークスいわく「ソーシャイニー」な、ひときわゴージャスな集合画面にうっとりさせられちゃいます。

「マッドマックス怒りのデスロード」はアクションも音楽も楽しみたい人におすすめ

「マッドマックス怒りのデスロード」は爽快なエンターテインメント作品なので誰でも楽しめます。特に楽しめるのはこんな方ではないでしょうか。

1秒たりとも退屈したくないアクション好き

乱れ飛ぶ銃撃戦に、車上を華麗に飛び回るスタントマンたち。そして、全速力で突っ走る車の群れの迫力は動画でも楽しめるはず。もちろん、映画館ほどではないかもしれません。ですが、できるだけ大きい画面で、ビール片手に見るならうってつけのアクション作品であることは間違いありません。

特に、マックスとフュリオサが手を取り共闘する中盤以降はかっこよさも倍増です!マックスが運転するかたわら、フュリオサがマックス越しに敵を銃撃するシーンなどは、2人の強さが発揮されていてしびれます。しかも、「これはすごい!」というシーンが息つくひまもなく次々と登場するので、時間があっという間に過ぎてしまいます。アクション好きの男性はもちろん、かっこいい女性が見たい女性にもおすすめです。

独創的な世界観に酔いしれたい個性派

本作は変わったものが見たいという個性派にもおすすめです。車のデザインや人物のメイク、服装など、ビジュアルがとにかく個性的で、雰囲気はまるで前衛芸術のよう。特に異色度が高いのはウォー・ボーイズのメイクや行動でしょう。ウォー・ボーイズにはさまざまなおきてがあります。例えば、イモータン・ジョーを崇めるときには「V8」と叫びます。イモータン・ジョーを守るためなら命も惜しみません。

捨て身の特攻を敵に仕掛けるときは、銀メッキのスプレーを顔にかけ、「俺を見ろ」と仲間に宣言してから散っていきます。異様な行動なのですが、彼らが残すインパクトは個性派好きにはたまらないものでしょう。気付けば自分も画面の前で「V8V8!」と、声を上げてしまっているくらいです。独創的な世界観は、一度くせになってしまうともう抜け出せないかもしれませんので、ご注意を。

音楽にもこだわる人

本作は音のパワーがすごい作品です。アカデミー賞の音響編集賞も受賞しています。劇中では、ウォー・ボーイズを奮い立たせるように戦場で常にギターがかき鳴らされています。このギターの音は、マックスたちの側からすると、敵が近づいてくる合図になるという、実に便利な仕組みでもあるのです。そんなギターに合わせてバックに流れる音楽もビートの効いたロックがベース。そこに、ドコドコという太鼓の音、車の排気音や走行音に、壮大なオーケストラもミックス。まるでにぎやかな祭りにでも来たかのような音楽がアクションをさらに盛り上げています。見る側の鼓動も跳ね上がっていく気分です。

音楽を担当したのはジャンキーXLというミュージシャン。本作以降も「デッドプール」など多数の映画音楽を手掛け、いまやハリウッドに欠かせない存在となりました。そんな彼の優れた仕事ぶりが確認できる作品としても本作は外せません。ミュージカルなどの音楽映画もテンションがあがるものですが、本作もそうした音楽好きにぜひすすめたい一作です。

「マッドマックス怒りのデスロード」は動画配信中!無料視聴も方法あり

「マッドマックス怒りのデスロード」の動画サービスでの配信状況は下記の通りです。

サービス 配信
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「マッドマックス怒りのデスロード」の詳しいあらすじ※ネタバレ注意

「マッドマックス怒りのデスロード」のあらすじを序盤、中盤、終盤に分けてじっくり紹介します。中盤以降はネタバレも含まれますので、動画を見る前の方はご注意ください!

序盤のあらすじ

どこまでも広がる干からびた大地、空気はよどんで砂塵が舞っています。その世界は核戦争後、崩壊し、暴力に支配されていました。砂漠には、一台のぼろぼろの車が停まっています。そのかたわらに立つ男こそ、本作の主人公マックス。愛する家族を失って、後悔の念にさいなまれながら行くあてもなくさすらう元警官です。時おり、助けを求めて泣き叫ぶ小さい女の子の幻影に苦しめられていました。突然、マックスが車に乗りこみます。愛車のインターセプターはエンジン全開で砂漠を疾走しはじめました。そのマックスを、ある一団が後ろから猛スピードで追いかけてきます。その一団はマックスのぼろ車を火のついた槍で容赦なく攻撃。マックスはついに鎖につながれてしまいました。

マックスが連れて行かれたのは砂漠の砦シタデル。数少ない水資源を支配する独裁者イモータン・ジョーの砦です。その日も、砦の上部から水を放出し、その下に桶を持った人々が群がっていました。なんとも残酷な光景です。ジョーは年老いた男で、長く伸びた白い髪、口元には不気味なマスクをつけています。

独裁者でありながらカリスマ的な魅力もあり、ウォー・ボーイズという彼の武装集団にとってはまるで神のようです。彼らは放射能汚染のために病気を抱えるものも少なくありません。マックスは生きた輸血袋となって、そんなウォー・ボーイズの一人であるニュークスに血を分け与える奴隷とされていました。ニュークスには大きな腫瘍があり、いつ死んでもおかしくない病状です。ウォー・ボーイズの誇りは名誉ある戦死を遂げること。ニュークスの夢も、戦いで死に、英雄たちの館ヴァルハラへ導かれることでした。

シタデルでは、自給できない石油を同盟関係にあるガスタウンから補給しています。その日も、フュリオサが率いる一団が巨大タンカーに乗り込みガスタウンへ向かいました。しかし、しばらく走るとフュリオサはなぜか進路を変更します。部下が聞いても命令だとしか答えないフュリオサ。実は、タンカー車には、ジョーが自らの子供を産ませるためにさらってきた5人の妻たちが密かに乗車していました。その日、彼女たちを逃がす計画がスタートしていたのです。

フュリオサの異変を知ったシタデルでは、ジョーがようやく妻たちがいないことに気づきます。フュリオサが連れ去ったことは明白で、急きょ追跡のため特殊車両が集められました。火炎放射が火を吹き、太鼓にギターにスピーカーを載せた軍楽隊車両まであるクレイジーな一団です。中には、小さな車を運転するニュークスもいます。ジョーが乗るのはV8気筒エンジンを2つ積んだモンスターマシン、ギガホース。ニュークスはジョーの勇姿を見て、命を捧げることを誓います。ニュークスの車の先頭には、マックスが貼り付けにされた状態でした。

逃げるフュリオサの前には、野盗のヤマアラシ一味が妨害に現れます。激しいぶつかり合いをしていると、遠くからギターの音が聞こえてきました。あのジョーの軍団が近づいているのです。先頭を走るのはニュークスの車。今こそヴァルハラへ迎え入れられるチャンスとばかりに、フュリオサに迫っていました。輸血チューブと鎖でニュークスにつながれた状態のマックスは、車の先に縛り付けられて絶叫。あまりの衝撃に顔を歪めるマックスですが、お構いなしにバトルが繰り広げられます。

そんな激しいカーアクションのさなか、フュリオサの目の前に突然砂嵐が出現。それは街一つ覆ってしまいそうなほど超巨大です。その中に入れば誰でも吹き飛ばされてしまうでしょう。しかし、追手を振り払うため、フュリオサは砂嵐に突っ込んでいきます。ニュークスも後を追って砂嵐に突入しますが、後一歩のところでマックスに妨害されて自爆は失敗。マックスもニュークスも、砂嵐に吹き飛ばされてしまいました。

中盤のあらすじ

砂嵐が去って、マックスが気絶から目を覚ますと、まだニュークスと鎖でつながったままでした。ふと、マックスは水音に気づきます。わずかな距離にフュリオサと5人の妻たちがいたのです。マックスは鎖をきるため彼女らに近づき、襲いかかります。そんなとき、砂漠の彼方に蜃気楼のようにジョーの一団が出現。フュリオサも5人の妻たちも大焦りです。マックスもとにかく逃げたいという点では目的は同じはずだと説得します。マックスもうなづいて、つながれていた鎖を切り、タンカーに乗り込みます。ニュークスは、5人の妻たちに車から放り出されてしまいました。フュリオサは、彼女の故郷である緑の地という場所を目指しているとマックスに打ち明けます。フュリオサもまた幼いころにさらわれてシタデルに連れてこられたのでした。

逃走の途中、再びジョー軍団に追いつかれそうになるマックス一行。ジョーに拾われていたニュークスは、今度こそフュリオサの首を取ろうとタンカーに飛び乗ってきました。しかし、揺れる車の上ですっ転んでしまい、決死の襲撃はまたまた失敗。それ幸いとフュリオサたちはまんまとジョーから逃げ切ろうとします。ところが、妻の一人スプレンディドが誤って車から落下してしまうというハプニングが。とっさの出来事にさすがのジョーも反応できず、彼女をはねてしまいます。ジョーの車は横転。立ち止まらざるをえなくなります。その間に、マックスたちは逃げ去ります。ジョーは、スプレンディドの遺体を抱えて雄叫びを上げました。実はスプレンディドのお腹にはジョーの子供が宿っていました。母体も子供も助からず、ジョーはますます怒りをつのらせることとなります。

スプレンディドを失って、フュリオサたちも打ちひしがれていました。しかし、緑の地を目指す旅はけっしてやめません。それはスプレンディドの夢でもあったのです。しかし、年若い妻の一人は、悲しみのあまりジョーのもとに戻ると言い、取り乱してしまう有り様でした。一方、フュリオサを仕留められなかったニュークスは、タンカー上部の見張り台で茫然自失の状態に。そんな彼を、妻の一人であるケイパブルが発見します。ニュークスは戦死する機会を何度も無駄にしたことを情けなく思っていました。ケイパブルはそれは運命ではなかったのだと言い、ニュークスを慰めます。ケイパブルとのそんな会話は、ニュークスにとってはじめて女性と心を通じ合わせた経験でした。ニュークスは心機一転、彼女たちを助ける道を選ぶことにします。彼が得意なのは運転と、車の整備などのメカニック面です。度重なる戦闘でガタがきはじめていたタンカーの修理に活躍することになります。

終盤のあらすじ

マックス一行は緑の地があるはずの場所にたどり着きます。しかし、そこも砂漠が広がるばかりの荒野でした。フュリオサたちを出迎えたのは、バイクにまたがった鉄馬の女たちという一味。そのうちの一人は、フュリオサの母を覚えているといいます。再会を喜ぶフュリオサですが、鉄馬の女たちから緑の地はもうないと聞かされます。悲嘆にくれたフュリオサは、一度は鉄馬の女たちと一緒に、ほかに生活ができる場所を探しに出ようと考えます。しかし、人が生きられる場所は、世界のどこにももうないとマックスは知っていました。彼女たちが生きていける場所は、シタデルのほかにはもうなかったのです。現実を突きつけられ、フュリオサの闘志に再び火がつきます。もう一度、シタデルへ行き、ジョーから奪う。フュリオサと4人の妻たちに、鉄馬の女たちも加わり、その目的のもとに気持ちを一つにするのでした。

引き続きフュリオサらを追っていたジョー軍団は休憩中でした。そこへ、突如フュリオサの乗るタンカーと鉄馬の女たちが現れます。ジョーたちは慌てて車を発信させ、追いかけてきました。フュリオサたちも必死です。ジョーたちより先にシタデルにたどり着き、乗っ取らねばならないのですから。

車と車、戦士と女性たちが激しくぶつかり合うラストバトルがついに始まります。銃やバイクの扱いに長けたと鉄馬の女たちの加勢も強力です。マックスたちは迷うことなくシタデルへ向かいます。しかし、増援も加えた敵は手強く、激闘の中、フュリオサは腹部をナイフで刺されてしまいます。目の前には、割って入ったジョーの車がタンカーの道を塞ぐという苦しい状況。邪魔なジョーの車を退けるために、フュリオサは傷を受けながらもジョーに迫っていきます。そして、ジョーの車に乗り移り、暴君との対面を果たしたフュリオサ。すきをついてジョーの生命線でもあるマスクを思いっきり引き剥がし、独裁者の息の根をついに止めたのでした。

4人の妻たちとマックスもジョーの車に乗り込み、シタデルへとひた走ります。後ろにはジョーの死を知らない軍団がまだ追ってきていました。一人タンカーを運転していたニュークスは追手を引き受ける覚悟を決めます。ジョーの車に、最後にケイパブルが乗ったのを確かめると、意を決してハンドルを大きく回しました。すると、タンカーは横転。後続の車はタンカーにぶつかって、巻き込まれるかたちで炎上。それこそ、ニュークスがあこがれていた戦士の死にざまでした。

シタデルへと急ぐジョーの車の中では、マックスがフュリオサのけがを手当てしています。かつてニュークスに輸血していたチューブは、今度はフュリオサを助けるのに役に立つことになります。そして、それまで名乗りもしなかったのに、初めてフュリオサに自分の名前はマックスだと打ち明けるのでした。

シタデルに着くと、マックスはジョーの遺体を民衆に見せます。彼の座を継ぐのはフュリオサであると、民衆やウォー・ボーイズに示すかのように。それに応えて、シタデルの人々も歓声を上げました。フュリオサと4人の妻たちはシタデルへ迎え入れられます。その姿を確かめてから、マックスは群衆に紛れ、どこへともなく姿を消していきました。

「マッドマックス怒りのデスロード」の主な登場人物を押さえよう

本作の登場人物を少し掘り下げてみましょう。生い立ちや、どんな性格かをつかむことで作品世界によりスムーズに入っていけるはずです。

【マックス役】トム・ハーディー(Tom Hardy)

世界が荒廃しきる以前は警官でしたが、現在は身も心もぼろぼろの状態です。どこへ向かうともなく、荒野をさまよい、自ら「亡霊に取りつかれている」といいながら、生きながらえています。捕らえられたシタデルではウォー・ボーイズに奴隷にされてしまいました。今では、ニュークスに輸血するためのただの血液供給源。ニュークスがフュリオサの追撃のため出撃すると、車の先頭に張り付けられもします。やたらとひどい目にもあう役どころです。

しかし、過酷な状況でも危険を察知する嗅覚と、元警官の高い能力で、しぶとく生き延びるのがマックスという男。砂嵐に突っ込んだニュークスがフュリオサを道連れに自爆しようとすると、それに巻き込まれるのはごめんだとばかりに妨害します。結果的にそれがフュリオサを助けることとなりました。

最初はヒーローというより、自分が生き延びるためだけに動いているという印象です。しかし、フュリオサや妻たちと協力するようになってからは、彼女たちが懸命に生きようとする姿に心を動かされているようにも見えます。彼自身、愛する人を失っているので、今度こそは助けたいという思いがよみがえってきたのでしょうか。緑の地が失われていたことがわかると、落ち込むフュリオサを心配する姿も。根は優しい人なのですね。

ジョーを倒すことを決意したフュリオサと妻たちがシタデルへ帰る際には、自然にマックスも力を貸します。数でも戦力でも圧倒的な敵に果敢に立ち向かっていくマックスの姿は、もはや序盤のさまよっていたマックスではありません。一騎当千とはこのことかとばかりに、敵を退けていきます。すっかりヒーローになっているその勇姿に胸も熱くなるというもの。彼の戦いぶりは、最後まで見逃せません。

【フュリオサ役】シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)

幼いころに母親とともにジョーのもとに連れてこられた女性。母親は間もなく死に、その後は一人で生き抜いてきました。やがてウォー・ボーイズの中で頭角を現わし、大隊長にまで出世します。ジョーに大人しく従っているように見せていましたが、実は故郷の緑の地へ脱走する計画を胸に秘めていました。シタデルに連れてこられてから20年以上たった日に、ようやくその悲願を実行に移します。

フュリオサは非常に冷静で、難局でも落ち着いた態度を崩しません。優秀な指揮官として気丈に振る舞い、妻たちやマックスを緑の地へ導こうとします。戦闘力もピカイチです。銃の扱いに長けているのはもちろん、彼女自身の義手も頑丈に作られており、敵をひとひねりしてしまうくらいの力が出せます。

緑の地を目指すその動機には、故郷に帰るという目的以外にも、過去への後悔や、やり直したいという思いも隠れているように見えます。長い間苦しんできた末に、どんな未来を掴み取るのか。その運命が気になってしまう存在です。

【ニュークス役】ニコラス・ホルト(Nicholas Hoult)

シタデル育ちの若い男性で、白塗りのウォー・ボーイズの一員です。ジョーに心酔しきっていて、いつかジョーに認められるような働きをしたいと願っています。体は病に侵されており、すでに余命幾ばくもないほど衰弱しています。フュリオサが妻たちを連れて逃げ出した際には、これが最後のチャンスだという思いで、輸血袋代わりのマックスを連れて追撃部隊に加わります。

フュリオサが逃げた砂嵐に突入した後、鎖でつないでいたマックスに自爆を阻止されてしまいます。砂嵐の後にフュリオサたちを見つけても、妻たちに車から追い出されてしまう始末。やる気だけ空回りしてしまっているのが、なんとも気の毒なキャラクターですね。

しかし、ケイパブルと出会ったことで、彼の純粋な面が表に出てきます。ケイパブルに打ち明けたところによれば、首の根本には大きな腫瘍が2つあり、それに名前を付けてかわいがっているのこと。お茶目だけど切ない自己紹介に、ケイパブルもちょっぴりしょぼんとしてしまいました。ニュークスはただ純粋にジョーにあこがれていただけでした。そして、ケイパブルたちの思いを知った後は、やはり純粋に彼女の役に立ちたいと願うのです。

【イモータン・ジョー役】ヒュー・キース・バーン(Hugh Keays-Byrne)

シタデルに君臨する老いた独裁者。人々が短命な世界では比較的長生きしていますが、すでに病に侵されて老い先長くはないことが伺えます。そんな独裁者の願いは、健康な跡継ぎを残すこと。そのため、各地から健康で若い女性をさらってきては、自分の子供を産ませるために妻にしていました。妻の一人であるスプレンディドはすでに臨月。ジョーは健康な子供が生まれるのではと期待していました。しかし、彼女が逃亡したことで激怒。自分の所有物である子供を取り戻すため、猛烈な勢いでフュリオサたちを追撃します。

同盟関係にあるガスタウンの人食い男爵や、ブレットファームの武器将軍といった独裁者仲間の力も借りてきます。強力な軍団と、巨大な車を操る彼の怒りから、マックスやフュリオサたちは果たして逃げ切れるのか。恐ろしい悪役として、最後まで立ちはだかります。

「マッドマックス怒りのデスロード」の公開年や監督などの作品情報はこちら

原題:MAD MAX: FURY ROAD

公開年:2015年

製作総指揮:イアイン・スミス、グレアム・バーク、ブルース・バーマン

監督:ジョージ・ミラー

脚本:ジョージ・ミラー、ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラソウリス

※本ページの情報は2018年12月時点のものです。