映画『シャッターアイランド』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

レオナルド・ディカプリオ主演のサスペンススリラー映画「シャッターアイランド」。U-NEXTやNetflixなどの動画配信サイトでも視聴できる大ヒット映画です。結末にはさまざまな論争を呼び、見る人によって異なる印象を持つ本作は、サスペンスやミステリー好きなら必見の作品といえるでしょう。ディカプリオの演技も見逃せません。今回は、そんなシャッターアイランドの魅力と感想、無料で視聴するための方法などについて解説していきます。

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シャッターアイランドとは!映画の見どころは?

シャッターアイランドは、ボストンハーバーというところにある絶海の孤島、通称「シャッターアイランド」が舞台の作品です。行方不明になった1人の女性を、連邦保安官であるテディ・ダニエルズチャック・オールの2人が謎を解きながら捜索するというサスペンススリラー映画です。作品中では、まるで見ている者にヒントを与えるかのように、いくつかのメッセージや暗号のようなものが示されます。そのメッセージや暗号を元に、主人公たちは謎解きに挑戦していきます。しかし、その謎を探るうち、実は絶海の孤島シャッターアイランドには驚くべき秘密が隠されていることに気付いていくのです。

物語の舞台シャッターアイランドには、罪を犯した精神病患者を収容している施設があります。行方不明になった女性レイチェル・ソランドも、その精神病院に収容されていた患者の1人でした。失踪したレイチェルの部屋に残されていた暗号「4の法則、67は誰?」というメッセージを元に、物語は進んでいきます。

しかし、シャッターアイランドは単なる謎解きの刑事物語ではありません。いわば、ミイラ取りがミイラになるといったところがあります。すなわち、失踪した女性を探しているテディの方が、実は自分という精神の中で問題を抱え、何かから逃げているのです。物語の結末では、衝撃の展開が待っており、その結末に向けて作品中にはさまざまな違和感が用意されています。その違和感を氷解させるためには、物語の結末まで待たなければならないでしょう。

この動画作品には、謎解き、サスペンス、そしてサイコスリラーというさまざまな要素があります。また、さまざまな違和感が続くことから、中には難解に感じる人もいるかもしれません。しかし、目まぐるしい展開、美しい映像効果、そして錯綜する状況など、見ている人を決して飽きさせない展開が待っています。単純に謎解きが好きな人はもちろん、サスペンスやスリラーものが好みという人も楽しめる、まさにゾクゾクするような作品です。物語のラストは特に必見!

シャッターアイランドのおすすめポイントは?

シャッターアイランドは見るうちに、どんどん引き込まれていく作品です。ここでは、そんな誰もが引き込まれてしまうシャッターアイランドのおすすめポイントを紹介します。

おすすめポイント1:物語の展開が秀逸

最初、シャッターアイランドは刑事による単純な謎解きのようなストーリーが続きます。テディとチャックの2人は、精神病院の方針に不信感を抱き、失踪した女性を探す一方で病院の陰謀をも暴こうとします。ところが、物語は思わぬ展開を見せ、実は秘密を隠しているのは病院ではなく、テディ自身だったということが明るみになっていくのです。映画の途中ではさまざまな伏線が描かれ、その伏線をいちいち回収する形で物語は結末へ向かっていきます。そして、最後には誰もが予想しなかった展開を見せ、映画を見終わった後には妙な読了感のようなものに襲われます。

その結末への持っていき方、伏線を回収していく展開のやり口は、常人ではとても思いつかないようなすばらしいものです。冒頭は、まだ整然としていますが、話が進むごとに映画は徐々に混沌としていきます。しかし、それも主人公の心理描写だと考えると見事に辻褄が合うのです。もしかしたら、1回視聴しただけではすべての謎を理解することはできないかもしれません。しかし、だからこそ何度見ても面白さを感じることができる作品だといえます。2回目を見ると、「ここはこういう意味があったのか」「この部分はあの伏線だったのか」ということがわかってきます。物語の展開の秀逸さがもっと良くわかるので、動画を視聴するなら何度か見返してみるのがおすすめです。

おすすめポイント2:ディカプリオの演技力

主演のレオナルド・ディカプリオは、この物語では本国からシャッターアイランドに送られた連邦保安官を演じています。しかし、実は精神を病んでいるのは保安官である主人公テディ自身なのです。最初は真面目な保安官であるように見えて、少しずつ精神が壊れていく主人公の様子をディカプリオが見事に演じ切っています。それは表情からだけでなく、その仕草、そのセリフからも強く感じることができるでしょう。演技をしているのではなく、そもそも本当に精神を病んでいるのではないかと錯覚するくらい、ディカプリオの演技は真に迫ったものがあります。

もちろん、演技が上手であるだけでなく、何といってもディカプリオは格好いい。レオ様といわれるだけあって、その仕草はどこをとってもイケメンそのものです。物語自体は難解なところも多いですが、ディカプリオの演技と格好良さを見るだけでも価値のある作品だといえるでしょう。ちなみに、ディカプリオはこの映画でティーン・チョイス・アワードのホラー/スリラー映画男優賞を受賞しています。

おすすめポイント3:刺激的な映像効果と演出

物語で主人公のテディが何度か悪夢を見るシーンが登場します。その悪夢は、とても残虐なシーンであるはずなのですが、刺激的な映像や演出の効果もあってか、見ていて目を逸らすことができないほどゾクッとさせる場面に仕上がっています。とりわけ、夢の中で妻のドロレスと話をしているシーンは必見です。そのシーンでは、黒いバラのような雨が常に降り注いでおり、恐ろしい悪夢であるはずなのに妙な美しさを感じさせる絶妙な仕上がりになっています。そのほかにも、テディが戦争中にドイツ軍の強制収容所にいた場面や、収容所の雪道をスーツ姿で歩いているシーンなども、やはり独特の美しさがあって魅惑的です。

また、映像効果だけでなく、映画の冒頭から不安をあおるような演出も見逃せません。スリラー映画にとっては、この不安の演出が重要だと思います。しかし、シャッターアイランドもそうしたスリラー映画の王道を踏襲した作品です。妙な不安と期待感が入り混じったまま、物語が進むごとに不安はどんどん大きくなっていきます。それを演出で見せる巧妙さは、スリラー映画好きならたまらない展開だといえるでしょう。

こんな人ならシャッターアイランドを楽しめる!

シャッターアイランドはさまざまな魅力を持った作品です。いろいろなタイプの人が楽しめる作品ですが、その中でも特にどういう人が映画の魅力を感じやすいといえるでしょうか。ここでは、映画を特に楽しめる人はどんな人か、3つのタイプに分けて解説してみます。

謎解きが好きな人

シャッターアイランドは、物語の随所で謎が示される作品です。主人公のテディが病院の謎を解いていくという展開ですが、主人公だけでなく見ている人も謎解きに参加することができる映画でもあります。しかも、映画で示される謎は決して簡単なものではありません。それだけに、謎解きが好きな人ほど引き込まれる作品だといえるでしょう。シャッターアイランドにはあまりにも謎が多いので、映画の公開前のプロモーションでも「2度見キャンペーン」を打つほどでした。

それだけ物語を通して、さまざまな謎や違和感が散りばめられている作品なのです。そして、こうした違和感こそ、むしろ謎解きにとっては大きな醍醐味になります。結末を迎えれば、それらの謎や違和感の正体がようやくわかります。途中で謎を解くことができた人も、また解けなかった人も、ラストシーンでは大きな衝撃を受けることになるでしょう。そして、最後のシーンもまた、一種の謎として見ている人に疑問を投げかけてくるのです。

スリラー映画好きな人

スリラー映画の醍醐味は、やはりゾクゾクするような展開です。シャッターアイランドは物語の最初から雰囲気が暗く、何か切迫したような緊張感を漂わせています。スリラー好きな人なら、まずそうした緊迫する雰囲気に強く引き込まれることになるでしょう。また、巧妙に考えられた映像や、見ている人をびっくりさせるような効果音なども、スリラー映画に特徴的な演出方法のひとつです。そういう場面に出くわすと、つい心臓がドキッとしてしまい、見ている人の心の中にも緊張が走ります。映画を見てドキドキ・ゾクゾクしたい人なら十分に楽しめる作品です。

ディカプリオに興味がある人

シャッターアイランドの見どころは、何といってもディカプリオの演技です。迫真の演技とはこのことかと感じるほど、ディカプリオの演技には見ている人を魅了してやまないものがあります。もともとディカプリオが好きな人なら、あらためてその演技のすごさや格好良さに見とれてしまうに違いありません。しかし、この映画はむしろディカプリオの演技をあまり見たことがない人にこそ見てほしい作品でもあります。

ディカプリオになじみがなかった人でも、この映画を見ればきっとディカプリオのすごさに気付くことができるはずです。ディカプリオは、シャッターアイランドが公開された2010年時点で、まだアカデミー賞の主演男優賞を受賞したことはありませんでした。しかし、この映画を見ると、ディカプリオほどの俳優が「どうしてまだアカデミー賞に選ばれていなかったのか」と不思議に思うほどです。シャッターアイランドという動画自体には、恋愛要素はほとんど描かれていませんが、それでも映画を見ればきっとディカプリオにほれてしまうでしょう。

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衝撃のラストが!?シャッターアイランドのあらすじ※ネタバレ注意

シャッターアイランドのあらすじを紹介します。ここから先はネタバレを含んでいるため、まだ動画本編を見ていない人は気をつけて読み進めてください。

あらすじパート1

1954年9月、連邦保安官のテディ・ダニエルズと相棒のチャック・オールの2人は、レイチェル・ソランドという女性の失踪事件が発生した断崖絶壁の孤島「シャッターアイランド」に捜査のために降り立ちます。ボストンの沖合にあるこの離れ島は、出入りするのにフェリーを使わねばならず、しかも、そのフェリーは1日に数便しか出港しないものでした。そのうえ、島には重大な犯罪を働いた精神病患者を収容する施設があります。アッシュクリフ病院というこの収容施設は、精神に問題を抱える罪人を多く収容している場所です。シャッターアイランドは、「1度足を踏み入れたら2度と出ることのできない」といわれる絶海の強制収容施設だったのです。

レイチェル・ソランドの行方を捜すため、テディとチャックは施設の院長ジョン・コーリーから話をうかがいます。レイチェルを収容していた部屋には、ある1枚の意味深長なメモが残されていました。そのメモにはこう書かれています。「4の法則、67番目は誰?」。この唯一の手がかりを元に、2人は院長のジョン・コーリーや病院に収容されている患者を尋問していきます。しかし、院長のジョンはどこか捜査に協力的ではありません。ジョンや病院のスタッフは、テディたちに病院のルールを守ることを固く約束させ、ルールから外れることはたとえ連邦捜査官でも許すことはできないといいます。何かがおかしいと感じながらも、テディはレイチェルが失踪した経緯を調べ続けます。

あらすじパート2

実はテディが島を訪れた目的は、レイチェルの捜索だけではありませんでした。捜査にかこつけて、彼は別の思惑があることを相棒のチャックに語ります。それは自分の妻を殺したアンドリュー・レディスという男に復しゅうするということでした。そのアンドリュー・レディスが、今はこのシャッターアイランドに収監されているとテディはいうのです。失踪したレイチェルの捜索と合わせ、テディは院長や患者への聞き込みを通じて、アンドリュー・レディスの居場所を探ろうとします。

院長のジョンがいうところでは、ドクター・シーハンという男が休暇でこの島を訪れていたらしいことがわかります。そこで、テディはシーハンが事件に関与していると見立てて捜査を続けていましたが、どんなに聞き込みを行っても手がかりらしい手がかりは見つかりません。レディスの消息もわからず、テディは激しくいらだちます。そのとき、彼はふと感づきます。

尋問した患者が一様に決まった答えをしていることに。レイチェルの居場所やレディスの消息も、「病院側が意図して隠しているのではないか」と考えたテディは、次第に病院に対する不信感を募らせていきます。そうしているうちに、レイチェルが発見されたという知らせがもたらされ、失踪事件は無事に解決したかに思われました。

あらすじパート3

レイチェルが無事に発見されたため、テディとチャックの2人は島を後にしようとします。ところが、巨大なハリケーンが襲ってきたため、フェリーの運航が中止となり島を離れることができなくなってしまいます。テディは島にとどまり、レディスの消息を追うため捜査を続けることにしました。しかし、相棒のチャックが突然どこかへいなくなってしまいます。これもまた病院の陰謀であると考えたテディは、レディスの消息を追いながら、いなくなったチャックを探すために島中を歩き回ります。

その途中で、テディは施設から離れた岸壁の洞窟で1人の女性と遭遇し、衝撃的な事実を知ることになるのです。女性は、テディにこう告げます。「やつらはあなたを絶対に逃さない」と。実は、テディ自身にも不可解な片頭痛や悪夢を見るという症状がありました。彼は妻への復しゅうを遂げるため自ら島を訪れましたが、実はレイチェルの失踪をきっかけに病院からおびき寄せられたのではないかと考えます。

そして、「目の前の女性こそ本当のレイチェルなのではないか」という疑念を深めていきます。さらに、女性は島の沖の灯台を指さしてこうもいいました。「あの灯台では脳のロボトミー手術が行われている」と。テディはいよいよ病院の陰謀を確信します。そして、相棒のチャックをすら隠し続ける病院側の悪事を暴くため、ロボトミー手術が行われているという灯台へ勇んで向かうことになるのです。

あらすじパート4

恐ろしい手術が行われていると思われた灯台は、実験室や手術室があるようには見えず、ただ長いらせん階段があるばかりの何の変哲もない灯台でした。テディどこかに秘密があると考え、階段を上った先の部屋のドアを開きます。そこにいたのは、院長であるジョン・コーリーでした。テディはジョンに向かって詰め寄ります。しかし、ジョンはあくまで冷静にテディをなだめるばかりです。そして、実はテディはこの病院の患者であること、連邦保安官という身分はテディ自身が作り出した単なる空想に過ぎないことなどをテディに説いて聞かせます。

それを聞いてテディは激しく錯乱します。すると、そこにいなくなったはずのチャックが現れたため、彼は自分が作り上げていた空想のことや本当の自分が何者なのかについて少しずつ思い出していきます。そして、ジョンは最後に驚くべきことをいうのです。「アンドリュー・レディスという人物は君のことなのだよ」と。そう、アンドリュー・レディスはテディ自身であり、妻を殺したのもテディ自身だったのです。自ら愛する妻を手にかけたレディスは、精神錯乱を起こしてこのシャッターアイランドに収容されたのでした。そして、自分は連邦保安官だという空想を作り出し、アンドリュー・レディスを妻を殺した別人に仕立て上げたのです。そうすることでしか自ら妻を手にかけたという罪の意識にあらがうことができなかったのです。

投薬治療では回復の兆しがないと判断されたレディスは、ロボトミー手術を受けることが決まってしまいます。ロボトミー手術とは、脳をいじることで記憶や感情を無にすることができるという手術です。最後にレディスはチャックに対してある言葉を残します。「怪物として生きるか、善人として死ぬか」。そういって、レディスはロボトミー手術が待つ灯台へと向かっていくのです。

演技にも注目!シャッターアイランドの登場人物とキャスト

魅力的な登場人物が多いシャッターアイランド。息をつかせぬ展開だけでなく、キャスト陣の演技にも要注目の映画です。ここでは、特に印象的な登場人物を紹介します。

【テディ・ダニエルズ役】レオナルド・ディカプリオ(Leonardo Wilhelm Dicaprio)

連邦保安官としてシャッターアイランドに降り立ったテディ・ダニエルズ。失踪した女性の捜索を通じて、病院が隠している事実を探ろうとします。しかし、彼には何か秘密が隠されているようです。テディは捜査をしている途中から、おかしな片頭痛や奇妙な夢を見るようになっていました。その夢の中では、アンドリュー・レディスに殺された妻、ドロレスがさまざまな問いかけをテディに行います。彼女の問いかけは、まるでテディを追い詰めるようなものばかりです。テディは彼女の夢を見るたび、何か強迫観念に駆られるようになります。また、夢の中にはドロレスだけではなく、ひどく顔色の悪い少女が現れます。その少女は、どうやら誰かに殺されたようでテディに向かって「どうして助けてくれなかったのか」と問いかけます。

実は、この夢の中に出てくる情景こそ、テディが抱えている精神の病を暗示するものになっているのです。シャッターアイランドでは、空想と現実がそれぞれに入り混じりながら物語が展開していきますが、「テディが見る夢が何を暗示しているのか」について考えるのも物語の醍醐味だといえます。そうした空想と現実が混濁する描写に、テディ自身の悩ましい心情が隠されているのです。

【ジョン・コーリー役】ベン・キングスレー(Ben Kingsley)

シャッターアイランドに妖しくそびえるアッシュクリフ病院の院長であるジョン・コーリー。彼は物語の序盤から、何か裏のある人物として描かれています。テディたちの捜査に協力するかに見せて、2人の行動にクギを刺したり、嵐を理由にテディを島から出させないようにしたり、妖しいニオイをプンプンさせてくる人物です。テディからメモ書きの秘密を問い詰められたときも、ジョンは巧みにうそぶき、レイチェルが発見されたことをテディに告げて話を逸らします。

突然不調を訴えるテディに対して、優しく介抱する場面もあり、「テディをだまそうとしているのか」「それとも何か別の目的があるのか」は、この時点ではわかりません。こうした行動が、実はテディのためだということを知るためには、物語の結末まで待たなければならないでしょう。レイチェルを探すテディに対して、ジョンはさりげなくロボトミー手術のことを伝えます。ジョン自身は自分のことを進歩派だといい、患者に寄り添って治療をすることをテディに宣言しますが、最後にテディをロボトミー手術にうながすのは実はジョン自身なのです。

シャッターアイランドでは、このジョンがさまざまな謎や違和感を与える張本人です。そのため、テディを追いながらも、ジョンの言葉や行動も見逃さずに観察しておくと良いでしょう。

【ドロレス・シャナル役】ミシェル・ウィリアムズ(Michelle Ingrid Williams)

ドロレスはテディの妻であり、彼の夢の中にたびたび登場する美しい女性です。アンドリュー・レディスという男に放火によって殺されたとされており、夢の中に出てきたときはテディに抱かれながら腹から血を流しています。必死にテディに訴えるその体はいつの間にか濡れており、放火で死んだはずなのになぜだろうという疑問を見る者に与えます。そして、濡れたドロレスの美しさ。この映画にエロティックな場面はほぼありませんが、黒いバラの花びらが舞い散る部屋の中で妖艶にたたずむドロレスの姿はとても魅惑的です。

しかし、ドロレスもまた深い秘密を抱えています。物語の冒頭では、失踪したレイチェルが3人の子どもを殺めたことになっていますが、実は子どもを殺したのはレイチェルではありません。そして、またドロレス自身を殺したのも放火魔ではなく、夫のテディ自身です。2人は決して憎み合っていたのではありませんでした。

むしろ、愛し合っていたからこそ、ドロレスは夫に自分の命を託します。自宅の池のほとりで、ここでもドロレスは濡れたまま呆然とたたずんでいます。テディの夢の中でどうして濡れていたのか、そのときようやく理解することができるでしょう。そうして、なぜテディが愛する妻を殺すことになったのか、テディの腕の中で死んでいくドロレスの姿を見てわかるのです。

巨匠マーティン・スコセッシが監督!シャッターアイランドの作品情報

原題: Shutter Island

公開年:2010年

監督:マーティン・スコセッシ

脚本:レータ・カログリディス

※本ページの情報は2018年12月時点のものです。