映画『カメラを止めるな!』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

SNSや口コミから広がり、過去に類を見ない形で爆発的なヒットを記録した映画「カメラを止めるな!」がもうすぐ動画配信サービスで配信が始まりそうです。口コミ通り、とても面白い作品なので、映画公開当時に映画館で見られなかった方は、この機会にぜひ視聴してください。

今回はそんな「カメラを止めるな!」の魅力とお得に見られる方法をご紹介していきます。

カメラを止めるな!を見てみる


製作費300万円で大ヒット!カメラを止めるな!はどんな映画?

カメラを止めるな!は、新人監督が、無名の俳優たちと約300万円の製作費で作り上げた映画です。

2018年6月の公開当初は新宿K’s cinemaと池袋シネマ・ロサのたった2館のみでの単独劇場公開でしたが、口コミやSNSなどで瞬く間に広がりました。上映拡大に次ぐ上映拡大で、2018年の10月の段階で、累計上映館数はなんと300館を超えています。

これだけ低予算で知名度も低かった映画が、口コミの力で爆発的にヒットするというのは、過去に例を見ないのではないでしょうか。しかし、実際にカメラを止めるな!を見てみると、人に勧めたくなるのもうなずける内容なのです。

これだけ口コミやSNSで広まった映画ですが、実はtwitterなどの投稿で、中身はほとんど紹介されていません。この映画を見た人は口をそろえて「とにかく前情報を一切いれずに見てくれ」と言います。それもそのはず、カメラを止めるな!は、ネタバレをしてしまうと面白さが半減、いやもっと減ってしまう映画なんです。

一度見たらもう楽しめない映画というわけではありません。内容を知ってからもう一度見るとまた違う楽しみ方ができる映画で、実際に何度も見に行っているリピーターは後を絶ちません。とはいえ、最初は絶対に何も知らない状態で見に行ってください。本音を言うと、今すぐにこのページを閉じて動画を見てもらいたいくらいです。

特に何の情報も出さずに「何も言わずにとにかく見に行ってくれ」と言われても、じゃあ映画館に行ってみるか、とはなかなかなりませんよね。しかし、事実として多くの人が映画館へ足を運び、そして友人に「何も言わずにとにかく見に行ってくれ」と誘うようになっているのです。

こうした現象の火付け役となったのは、大勢の有名人の方々ではないでしょうか。AKB48の指原莉乃さんのツイート「カメラを止めるな!会う人全員にすすめてるんだけど誰もみてくれない。本当に元気でるから見に行って欲しい〜!内容とか調べずに。本当に面白いから〜〜!!!」をはじめ、斎藤工さんがブログで絶賛したり、君の名は。の監督である新海誠さんや、カンニング竹山さんがツイートしたりと、本当に多くの方がとにかく絶賛するのです。

あまりにも連日、いろいろな方面の人たちがカメラを止めるな!を絶賛するので、「本当にそんなに面白いんだろうか」と思いながら重い腰を浮かせた方は多いのではないでしょうか。実は私もその一人です。

普段は他人が映画を紹介していてもわざわざ映画館に見に行くことはありませんが、なぜかカメラを止めるな!は映画館に行ってみようかな、という気になりました。

そして、そんな上がりきったハードルを飛び越えるのがこの映画です。通常、映画館で映画を見る際には私語は厳禁です。ポップコーンをかじる音にさえ気を遣いますよね。ところが、カメラを止めるな!は、映画館全体が笑いに包まれるのです。

私が見に行ったときには、最初は誰からともなく押し殺したような、でも抑えきれずに出てしまった笑い声が漏れ始め、やがて堰を切ったようにほかの人たちも笑い始めました。おそらく笑いを我慢していた人が多かったのでしょう。最終的には笑うポイントではほとんど全員の観客が周りを気にすることなく大きな口をあけて笑っていました。これにはなんとも言えない一体感があり、上映後は思わず隣の席の方と面白かったですね、と感想を言い合ったほどです。

そんな、普通の映画ではなかなかできない体験をしたこともあってか、やはり映画を見終わった後は友人にすすめていました。「何も言わずとにかく見に行ってくれ」と。

伏線回収が気持ちいい!映画「カメラを止めるな!」のおすすめポイント3

ここからは、ネタバレとまではいきませんが、映画「カメラを止めるな!」のシステムに関わる内容が含まれています。本当に何の情報も入れずに楽しみたい方は読み飛ばすことをおすすめします。

伏線回収がとにかく気持ちいい

カメラを止めるな!の冒頭37分間は、ワンカット映画になっています。カメラを止めるな!の上映時間は96分なので、上映時間の3分の1ほどです。この冒頭部分には、違和感を覚える部分がたくさんあり、なんとなく気持ち悪さを感じたまま物語が進みます。

「カメラを止めるな!は面白いらしい」という情報だけをもって見てみると、「あれ?そうでもないな」と思うはずです。おまけにハンドカメラでの撮影なので画面が揺れていて、苦手な人は少し酔ってしまうかもしれません。

ところが、その後の51分間で、当初抱いていた違和感の正体が次々と明らかになっていきます。この伏線回収がとにかく気持ちよく、「あぁ、あのとき抱いていた違和感は間違いじゃなかったんだ」と妙にすっきりするのです。

このあたりは、漫画や小説を原作とした映画と、映画のために練られた脚本の違いでしょうか、96分の中にきっちりすべてが収まっています。

また、違和感の持たせ方が上手なのも特徴です。違和感を覚えるものの、「気持ち悪いけど、まぁこういうもんなのかな」と、ワンカット映画自体を破綻させるような違和感ではないのです。

しかし、頭の片隅にはきっちり残っていて、伏線を回収する際には「あのシーンね、やっぱりおかしいと思っていたんだよ」と思わせてくれるのです。この気持ちよさをぜひ味わってください。

笑ってすっきりできる

伏線回収が気持ちいい映画だと言いました。伏線回収と一口に言っても、伏線を回収した先にあるものは感動であったり、ゾっとするような恐怖であったりさまざまです。カメラを止めるな!の場合は伏線を回収した先で待っているのは笑いです。とにかく面白いんです。それも誰かを傷つけるような笑いではなく、気持ちよく笑わせてくれるので、すごくすっきりします。

そして、一度映画を見た後でもう一度冒頭のワンカット映画を見ると、また違った楽しみ方ができるはずです。答え合わせのような感じで、「あぁここがあのシーンか」と二度楽しむことができます。カメラを止めるな!のリピーターが多いのはこれが理由ではないでしょうか。ぜひ動画で二度三度と繰り返しみたい作品です。

笑えるだけの映画ではない

カメラを止めるな!は、とにかく笑える映画ですが、決して笑いだけの映画ではありません。家族愛が感じられたり、当初はなんとなく嫌なキャラクターだった人物が体を張ったりと、ぐっとくるシーンもたくさんあります。

登場人物に決定的な悪人はいませんが、全員が一癖も二癖もあるようなキャラクターばかりです。人物間の関係もどこかギクシャクとしていて、見ているともどかしくなることも。

しかし、作品を通して一人ひとりが少しずつ変わっていき、関係性が変わっていき、この映画が終わってからもストーリーが続くのであれば、全員が今までより良い方向に進んでいくんだろうなぁ、と感じさせられます。

ちなみに、このクセのあるキャラクターは、実際に俳優さんのキャラクターを反映させているそうです。上田監督が一人ひとりのキャラクターを知った上で脚本を書いてあるからこそ、ここまで自然な映画になっているのかもしれません。

映画完成後の打ち上げに来なかった方が一人だけおられるらしいのですが、映画を見ていると誰の事だかなんとなくわかると思いますよ。

映画を見ない人にも見てほしい!カメラを止めるな!を楽しめる人はこんな人

普段邦画をあまり見ない人

映画は好きだけど、邦画は見ない!という人は意外と多いですよね。製作費が安くて演出がしょぼい。脚本がありきたり。漫画や小説が原作のものばかりでつまらない。いつ見ても同じ俳優が起用されている。など、さまざまな理由があると思いますが、カメラを止めるな!はそんな方にもぜひ見てもらいたい映画です。

製作費が安い、というのは邦画の中でもぶっちぎりに安い映画です。カメラを止めるな!の製作費はたった300万円で、スターウォーズの最新作だと、1秒分も作れないのだとか。それだけの低予算なので、正直ハリウッド映画ほどの迫力は期待しないでください。激しいカーチェイスもなければ、でかいビルが爆破されることもありません。

しかし、この映画をみれば、ド派手なアクション=良い映画ではない、というわかりきった事実を改めて思い出すことができます。映画としての「粗」を探せばもちろん見つかると思います。しかし、そういうことを抜きにして素直に面白い!洋画、邦画というくくりで判断するのではなく、ぜひ一度見てもらいたい作品です。

また、無名の役者さんを起用しているというのもポイントです。洋画や邦画にかかわらず、俳優の格やキャラクターによって、なんとなく先の展開が読めてしまうことがあります。バラエティ番組などでよく見る俳優さんだと、素のキャラクターを知っていて、映画のキャラに入り込めないという方もおられるかもしれません。

しかし、カメラを止めるな!に出演している方は全員がほぼ無名なので、そういった先入観は一切なしに楽しむことができます

最近笑えていない人

なんとなくクサい言葉になってしまいますが、カメラを止めるな!は、最近笑えていない人おすすめの映画です。

決して「人生に疲れている人へ」だとか「最近何をやってもうまくいかない人へ」だとか、そんな大げさな話ではありません。普段、クスっと笑うことや、ニコっと微笑むことはあっても、なかなか大きな声で笑う機会は少ないですよね。普通に生きていても、目一杯笑う機会はそんなにありません。そんな普通に生きている人も、たまには大きな声で目一杯笑う機会も必要ではないでしょうか。

もちろんお笑い番組をみたり、面白い動画をみたりしてもいいのですが、ぜひこの映画を見てもらいたいです。随所に笑えるポイントがちりばめられていて、気持ちよく笑わせてもらえます。笑ってはいけないはずの映画館でも大いに笑うことができたので、もっと気楽に家で見るともっと笑えるのではないでしょうか。

また、カメラを止めるな!は、一人で見るよりも複数人で見ることをおすすめします。きっとこの映画を見た後は感想を言い合いたくなっているはずです。

舞台を見に行くのが好きな人

この映画は、もともと劇団PEACEの公演した舞台『GHOST IN THE BOX!』から着想を得て制作されたものです。

このことは監督・脚本の上田慎一郎さんも公表しており、エンドロールには原案としてクレジットされています。ちなみにこの件について、劇団側と著作権などを巡って少し騒動がありますが、その件は割愛します。

さらに、冒頭の37分間がワンカット映画ということもあり、カメラを止めるな!は、どこか舞台的な雰囲気を持っている作品になっています。

あまり詳しい内容を書くとネタバレになってしまうので書けませんが、中盤以外は場面転換もあまり多くありません。映画よりも舞台を見に行くほうが好きだという方も、ぜひ見てみてはいかがでしょうか。

もう配信は始まっている?映画カメラを止めるな!を見られる方法をご紹介

配信している有料動画サービス比較

サービス 配信
Hulu ×
U-NEXT 〇別途料金
Netflix ×
ビデオマーケット 〇別途料金
フジテレビオンデマンド ×
dTV 〇別途料金
dアニメ ×
auビデオパス 〇別途料金
Amazonプライムビデオ 〇別途料金
Paravi ×

カメラを止めるな!を見てみる

映画「カメラを止めるな!」のざっくりあらすじ※ネタバレ微注意

何度も言いますが、映画「カメラを止めるな!」は、ぜひ何の情報も入れずに見てもらいたい映画です。内容を知っていても二度三度と楽しめる映画ですが、やはり初めて見る際は前情報なしで見てください。

ここからは、ネタバレが少しだけ入ります。映画を楽しむうえで最も重要なネタバレはしませんが、まだこの映画を見ていない方は読み飛ばすことをおすすめします。

あらすじ

とある廃墟で、男のゾンビに追い詰められている若い女性。どうやら男のゾンビはもともと女性の恋人だったようで、「けんちゃん、やめてっ!」と女性は必死に説得します。

男のゾンビはその言葉が届いたかのようにとどまり、女性は安堵の表情を浮かべ手を差し伸べました。二人は一瞬見つめあうも、男のゾンビは女にかみつきます。女は「愛してる」という言葉を残しそっと目を閉じる。

ここで「カット!!」という言葉がかかり、二人はすっと離れ、監督やスタッフが声を掛けます。そう、これは映画のワンシーンで、自主作成の映画撮影隊の撮影シーンだったのです。

あらすじ

さきほどのシーンはなんと42テイク目で、何度もカットを出してしまう女優に監督が詰め寄ります。「俺は本物が欲しいんだよ!」「お前が本物の演技ができない理由はお前の人生が嘘ばっかりだからだ!」などと怒鳴り散らかし、止めに入る俳優にも「お前は生意気なんだよ!」と怒る始末。撮影隊に休憩を言い渡して自分はどこかへ消えてしまいます。

失敗続きで落ち込む女優チナツを慰める俳優のコウちゃんとメイクの晴美さん。三人が雑談をしている中で、「ここ雰囲気がありますね」というコウちゃんに対して、晴美さんが意味深な言葉を放ちます。「ここは本物だからね、戦時中に人体実験を重ねていて、呪われた樽を・・・」

あらすじ

話の途中で、建物の外から大きな音が鳴ります。突然の物音に動揺し、妙な空気に包まれる3人。「楽しい話をしましょう」とコウちゃんが話を振り、「ポン!!」と大きな声を出しながら妙な護身術を教えるという奇妙な時間が続きます。

そんなとき、突然人間の腕が飛び込んできました。そして倒れこむADの山之内。彼は先ほど監督に指示されて屋上へ大量の血のりを運んでいました。そんな彼が、腕を食いちぎられ、白い液体をかけられ、変わり果てた姿で息を引き取り、目の前で横たわっているのでした。

あらすじ

そこへどす黒い顔をして、瞳孔も開き切り、ゾンビのようになっているカメラマンの細田が登場。チナツに襲い掛かった細田は白い液体をぶちまけます。

どうにか細田を建物の外に追い払うも、次は先ほど死んでいた山之内がゾンビとなり三人に襲い掛かる。そんなパニックの中、姿を消していた監督がカメラを構えて現れます。恐怖に慄くチナツに対して「いいね!これが本物だよ!!」と狂ったように叫びながらカメラを向けるのです。

実はこのゾンビ騒動は監督が引き起こしたものでした。この撮影にすべてをかけ、借金までしていた監督は、本物の映像を求めてネットで噂になっていたゾンビを呼び出す儀式を行ったのです。山之内に運ばせた血のりもその儀式のためでした。

そしてゾンビが次々と襲い掛かり、数々のトラブルが起こるも「カメラは止めない!!」と宣言して撮影を続けますが・・・。

と、このあらすじだけを見るとホラー映画のようですが、ホラーが苦手な方も安心してください。作品自体のジャンルもホラーコメディとなっていますが、ホラーは念のため、という程度です。

これ以上言ってしまうとネタバレになってしまうので詳しくは動画で確認してください。それできっとわかるはずです。

ほとんど無名?映画「カメラを止めるな!」の主な登場人物キャスト

カメラを止めるな!の出演俳優はほぼ全員が無名です。しかし、この映画の公開後テレビ番組や動画などに出演するなど、ブレイクしている方もいます。

【日暮隆之役】濱津隆之

映画監督。自主作成の映画にすべてをかけており、本物の映像を求めている。

【チナツ役】秋山ゆずき

映画の主演女優。監督から「本物の演技ができないのはお前の人生が嘘ばっかりだからだ」と罵られる。

【コウちゃん役】長屋和彰

映画の主演俳優。監督から「お前はリハーサルのときから生意気なんだよ!」と怒鳴られる。

監督は誰?映画「カメラを止めるな!」の作品情報

映画「カメラを止めるな!」の作品情報です。まだ動画配信は始まっていませんが、ぜひ参考にしてください。

原題:カメラを止めるな!

原案:GHOST IN THE BOX!

公開年:2018年

監督:上田慎一郎

脚本:上田慎一郎