映画『告白』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

日本でも海外でも、親子の絆の問題は映画を始めとする映像表現の主要なテーマの1つとなっています。母と子の関係は特に注目されていて、ここで紹介する映画「告白」でも、物語を展開させる軸となっているのです。この記事では、映画「告白」の概要を説明し、すぐに見たくなるようなおもしろさのポイントや、あらすじを解説していきます。

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今すぐ見たくなる映画「告白」の魅力は?

受賞歴多数の大ヒット動画!

2010年6月の公開当初は、全国226スクリーンで上映されており、公開初日と次の日の2日間で興行収益が2億6000万円を超えていました。このときの動員観客数が20万人だったのですが、公開16日目にして、100万人を突破しています。最終的な興行収益は38億円を超えており、日本映画としては大ヒットといえます。また、映画「告白」は、公開後に多くの映画賞を受賞しました。第34回日本アカデミー賞では、最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀編集賞の4部門で最優秀賞を勝ち取っています。

また、最優秀賞ではないのですが、主演の松たか子には優秀主演女優賞、先生役の岡田将生には優秀助演男優賞、母親役の木村佳乃には優秀助演女優賞が授与されています。この映画は、俳優・女優以外にも、優秀撮影賞や優秀照明賞、優秀美術賞などの撮影技術や美術も含めれば、全部で10部門での高い評価を受けた作品なのです。さらにいえば、映画「告白」はアカデミー賞の本場である、第83回米アカデミー賞の外国語映画部門にも応募していました。前評判は高く、第1次選考段階での9作品には残っていたのですが「ノミネート」と呼ばれる最終選考の5作品には残らなかったのです。ちなみに、この年の他の日本人関連の映画では、クリストファー・ノーランが監督で渡辺謙が出演した「インセプション」が8部門でノミネートされていました。

原作と映画の関係は?

映画「告白」には原作があります。作家湊かなえによるデビュー作です。映画同様、この原作も評価が高く、2008年度の週刊文春ミステリーベスト10では、伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」を抑えて第1位を取っています。伊坂幸太郎は「重力ピエロ(2003年)」で有名になり、その後の「チルドレン(2004年)」などで毎年のように直木賞候補になる実力派です。そのような強豪の作品に対して、湊かなえのデビュー作「告白」がトップに立ったので、大きな話題になりました。

直木賞や芥川賞と並んで、読書ファンの注目を浴びている文学賞に本屋大賞があります。全国の300店を超える書店の店員の投票で決まるのですが、「告白」は2009年の大賞を取っています。ちなみに、2008年は伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」が大賞でした。このように原作も映画も高い評価を受けている「告白」ですが、原作の小説と映画のシナリオは、登場人物や設定には共通点がありますが、微妙な違いがあります。文章で書かれた小説と映像で見せる映画では、表現の仕方が異なります。

そこで、一般的には映画化される場合に、同じ題名・登場人物であっても、ストーリーが大きく変えられているものが多いのです。さらに、映画には約2時間以内で完結させなければならないという時間の制約もあります。この映画「告白」の脚本を書いたのは、メガホンを取った中島哲也監督自身です。日本アカデミー賞の最優秀脚本賞受賞コメントでは、2時間に収まるようにリライトしたことが語られています。上演時間に合わせてはいますが、ストーリー展開は大きく改変されていないのです。

つまり、原作を読んで湊かなえ版「告白」のファンになった観客が、中島哲也脚本・監督版「告白」を見ても、それほど違和感はないと考えて良いでしょう。ちなみに、中島監督の過去の映像作品では、明度の高い色彩とポップな音楽が印象的ですが、映画「告白」では抑えたトーンの色彩と、シリアスな音楽が使われています。これは、原作のイメージを損なわずに、オリジナルを忠実に映像化した結果といえます。

ここを見逃してはいけない!映画「告白」の3つのおすすめポイント

おすすめポイント1:登場人物たちの告白は名作へのオマージュ

映画「告白」では、登場人物たちのモノローグによってストーリーが展開して行きます。まずは、主人公森口悠子の30分に及ぶ長い告白から映画が始まるのです。悠子が学校を去った新学期には、クラスの委員長である北原美月による「告白」でストーリーが描写されていきます。さらに、事件に深く関わる中学生の母親である下村優子の「告白」が挿入されるのです。自分の息子を溺愛する母親ならではの、モンスターペアレント的観点から事件が語られます。

この3人の告白が絡み合う展開に、優子の息子である直樹と、母親の愛情に飢えている渡辺修哉の「告白」が重ねられるのです。この2人の告白によって、事件の全体像が明らかになっていきます。このような、登場人物の告白による展開は、既にある日本映画で使われている手法です。芥川龍之介の小説「藪の中」を動画化した、黒澤明監督作品「羅生門(1950年)」では、3人の登場人物が同じ事件について全く違う「告白」をします。

映画「羅生門」では、ある事件が起きて、関係者それぞれが、自分に都合の良いことは言うのですが、都合の悪い部分については、正直には話さない状況が描かれます。映画「告白」の中で登場人物たちが行う告白は、この黒澤映画へのオマージュといえるのです。

おすすめポイント2:犯人探しのミステリーではない

伝統的なミステリー小説では、殺人事件の真犯人探しがストーリーの骨格となり、最後に劇的解決で幕を閉じるものです。映画「告白」では、そのパターンを踏襲していません。主人公は最初に犯人をA、Bと匿名で呼んでいるのですが、それが誰を指しているのかすぐに明らかになるのです。映画が始まって30分もしないうちに、観客に犯人がわかってしまいます。この映画の面白さは、そのあとで始まる、主人公の犯人に対しての復讐の方法です。犯人がだれかわかるように、担任しているクラスの生徒たちの前で告白することで、生徒たちを巻き込みます。その結果、自分の手を汚さずに遂行される復讐のプロセスに観客が感心し、驚愕するのです。

おすすめポイント3:松たか子の抑えられた狂気

松たか子が演じる森口悠子は、シングルマザーの中学教師という設定になっています。映画の冒頭で、生徒たちに語りかけるシーンでは、そこには驚くべき内容が含まれているにもかかわらず淡々と話し続けるのです。松たか子の外見は、派手でもなく、かといって地味すぎない、一般的な教師を思わせるものです。そこに狂気が宿っているとは感じられないのですが、そのイメージと対照的な言葉や事実が次々と語られます。その外見と言葉のコントラストの強さに、見るものは驚きつつ引き込まれていくのです。

黒板に「命」と大きく書きつけて、命の大切さを訴えかけるのですが、自分の娘を失った悲しみと怒りが、無表情な「告白」によって、却って恐怖をかきたてます。この絶妙なコントラストは、ラストシーンまで続くのです。この主人公の持つ魅力は、中島監督の絶妙なキャスティングによるのですが、主人公を演じている松たか子の演技力が大きく貢献しています。1993年にデビューして、「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」「HERO」などの映画やTVドラマで存在感のある役を演じてきました。

父親は歌舞伎俳優の松本幸四郎、兄は市川染五郎、自身も松本幸華という日本舞踊松本流の名取です。映画「告白」で生かされた、きめ細かい感情表現には、演技のトレーニングはもちろん、演劇一家の遺伝子に組み込まれた才能が垣間見られるのです。

映画「告白」がウケるのはこんな人!

子どもを持つ母親は必見

親子の関係は伝統的な映画のテーマの1つです。映画「告白」には、さまざまな親子の関係が描かれますが、主なものは母と子の関係です。母親目線でこの映画を見ると、それぞれの親子が抱える悲しみをより深く体感できるでしょう。映画「告白」に出てくる3つの母と子の関係を見てみましょう。まず、松たか子が演じる森口悠子と芦田愛菜森口愛美です。森口悠子は仕事の忙しさのために、目を離したすきに娘である愛美を亡くしてしまいます。夫には先立たれ、ただ1人の家族であったにもかかわらず、その生命が自分が担任をしているクラスの生徒によって奪われるのです。

現実離れした設定の動画ではありますが、そのぶん、観客には母親の悲しみの重さが伝わりやすいともいえます。一方で、手を下した方の中学生である藤原薫が演じる下村直樹と、その母の下村優子の関係も気になります。木村佳乃がキャスティングされた優子は非常識なほど息子を溺愛するのです。息子が殺人に手を染めたことがわかっても、悪い友達に誘われたからであって、息子のことを全面的に肯定するのです。息子への愛情によって倫理観が麻痺しています。映画の中では教師に過剰なクレームを付けるシーンはないのですが、いわゆるモンスターペアレント予備軍といえるでしょう。

この親子は、愛情が強すぎて、親も子も不幸になるという結末を迎えます。もう1つの家族は、もうひとりの犯人である渡辺修哉とその母の関係です。西井幸人が演じた修哉は、頭脳は優秀だけれど、自分のキャリアを諦めることができなかった母親に置き去りにされます。要するに捨てられるわけです。しかし、それでも何とか母親の関心を得ようとして、健気な努力を積み重ねます。ただし、母親に似て優秀であったがために、その才能が物事を悪い方向に向かわせる悲劇を生むのです。

そして、最後は最も大切にしたかったものを、自分の手で壊してしまいます。映画「告白」では、このような3つの異なる家族の関係を見ることができるのですが、どの家族も幸せになることはありません。母親という立場からすれば、どうすれば幸せになれたのか、深く考えさせられるストーリーとなっているのです。

中学生も見たほうが良い?

映画「告白」の舞台は中学校で、森口悠子が担任をしているクラスの生徒達は13歳となっています。一般財団法人映画倫理機構(映倫)によれば「年少者による幼児、母親及び同級生への刺激の強い殺人の描写」が含まれるという理由で「R15+指定」を受けているのです。R15+指定とは、15歳未満は観覧が禁止される区分になります。つまり、中学生は映画「告白」を見ることができないのです。映倫が指摘する部分に関しては、たしかに刺激が強すぎます。

ですが、中学校の抱えている問題がわかりやすく表現されているのも事実です。中島監督は、イジメや学級崩壊をクールな映像で描写しています。暴力的な表現の部分は避けるとしても、そのほかについては、当事者である中学生たちが、自分たちの行いを振り返る教材として使える可能性があるのです。

教職にある先生に

主人公は中学教師です。そして、教師だったためにさまざまな困難に巻き込まれ、最終的に復讐のために生きる存在となります。森口悠子は自分で手を下さないのですが、明らかに反社会的な存在となっているのです。もし、教師としての自分であれば、このような難局をどう乗り切るべきなのかを考えるシミュレーション環境としては、映画「告白」は最適な素材を提供しているといえます。

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映画「告白」のあらすじ紹介※ネタバレ注意

以下の動画あらすじ紹介では、部分的にネタバレしています。赤ちゃんの泣き声が響くオープニングミュージックに続いて、終業式が終わった後のホームルームの時間が映し出されます。1年B組の担任である森口悠子は、学級崩壊したクラスの教壇に立ち、退任前の最後の「告白」を始めるのです。大事な話をするといって、黒板に「命」の文字を書き付けた彼女が淡々と語りだしたのは、自分の家族の話と1人娘の死、そしてその原因でした。プールで溺死した事故であったと結論づけた警察の判断とは違って、実は殺人だというのです。それも、犯人がこのクラスにいるという言葉に、騒いでいた生徒たちは静まり返ります。

「犯人は2人」と指摘して、AとBと名付けて、悠子はその2人の人物像を語り出します。Aは成績もよく目立った問題行動はないのですが、その裏で危険な行為を楽しんでいるのです。そして、Aは自分の才能を世間を認めさせるために、悠子の娘を殺したのだと告白します。Bについては、AにそそのかされてAを手伝い、最終的に娘をプールへ投げ入れたのです。この時点で、生徒たちにも、映画を見ている観客にも、犯人が渡辺修哉と下村直樹であることがわかります。悠子は、AからもBからも娘を殺したことを認める供述を直接得たことを話しますが、その事実を警察へ伝える気はないというのです。

しかし、ここから復讐が始まります。悠子はこの2人の昼食の牛乳の中に、HIVに感染していた娘の父親の血液を入れたと告白すると、生徒たちは騒然となるのです。特に、犯人と指摘された2人は動揺を隠せません。そして、悠子の告白が終わります。4月に2年生になったクラスには新しい担任である寺田良輝が赴任し、直樹はショックから自宅に引きこもり、修哉はイジメの対象になっています。ここからクラス委員長の北原美月の告白が物語の展開を誘うのです。美月は「ルナシー」と呼ばれる家族を毒殺した少女を信奉していて、自宅に毒薬を集め、腕の根元に「L」のタトゥーを入れています。

良輝は熱血教師ぶりを発揮して、毎日のように美月とともに下村家に通い続けます。しかし、直樹の引きこもりは続き、修哉へのイジメは陰湿さを強めていくのです。正義の側に立っていると思い込む集団心理で団結したクラスの生徒たちは、直樹と修哉の2人の罪をとことんまで糾弾しようとします。それを嫌った美月は修哉に気持ちが動いていくのです。一方で、直樹の母である優子は、息子への愛情が強すぎて気持ちが空回りを始めます。直樹の異常な行動を理解できない優子は、次第に常軌を逸していくのでした。

直樹は、まだ気絶しているだけであった悠子の娘を生きていると知りながら、プールに投げ込んだことを告白します。これを聞いていた優子は心中を決意して、直樹を包丁で刺殺しようとしますが、逆に刺されてしまうのです。この件で警察に事情聴取を受けた美月は、直樹を追い詰めたのは良輝の責任であると主張します。ここから、修哉の告白が始まります。優秀な研究者であった母によって、自分が置き去りにされたことや、それ以降は母の関心を得るためにだけ生きていたことが語られるのです。そして、修哉が部屋の冷蔵庫を開けると、そこには「L」の文字のタトゥーが入った、冷たくなった腕の映像が流れます。

ここから先の修哉の告白は、そこまでの観客の疑問をすべて説明するものでした。そして、修哉は最終的な大量殺人の計画を進めるため、自分の考えをビデオに収めて自分のサイトにアップロードしたのです。卒業式の前日に、学校で爆弾を爆発させるために美月が集めていた薬品で爆弾をつくり、それを体育館の演台の中にセットします。映像は、まだ生きていたころの美月の回想と修哉の妄想と現実がオーバーラップして展開していきます。修哉の爆弾は爆発するのか。それとも、悠子の復讐は続くのか。衝撃のラストシーンに向かって、運命の歯車は回り始めるのです。

映画「告白」の主な登場人物とキャスト情報

【森口悠子役】松たか子

シングルマザーの中学教師です。娘を生徒に殺されてしまい復讐を企てます。キャストは、歌舞伎役者の家系に生まれた女優松たか子です。

【下村優子役】木村佳乃

犯人の1人である中学生の母親です。息子を溺愛するあまり心中しようとして殺されます。キャストは読者モデルとしてデビューし、映画やTVなど多数の動画に出演経験のある女優木村佳乃です。

【渡辺修哉役】西井幸人

母親の愛に飢えていてその興味を引きたいために事件を起こします。キャストは「告白」で映画デビューを果たした俳優西井幸人です。

映画「告白」の製作スタッフと作品情報は?

映画「告白」の主なスタッフは以下の通りです。なお、動画の原作として同名の小説があります。

原題:告白

公開年:2010年

製作総指揮:市川南

監督:中島哲也

脚本:中島哲也