映画『去年の冬、きみと別れ』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

『去年の冬、きみと別れ』は、映像化が難しいといわれた小説を見事に映画化した作品として注目を集めています。また、映画のあちこちに散りばめられたわなにどっぷりとハマる人も多いでしょう。そんな『去年の冬、きみと別れ』は、どの動画配信サイトで見られるのでしょうか。また、無料で見られるのかも気になりますよね。そこで、『去年の冬、きみと別れ』を無料で見る方法を説明し、感想なども交えて紹介します。

↓↓U-NEXTで31日間無料トライアル中!↓↓

去年の冬、きみと別れをU-NEXTで見てみる

『去年の冬、きみと別れ』ってどんな映画なの?

中村文則のサスペンス小説の映画化

『去年の冬、きみと別れ』は、芥川賞作家の中村文則が書いたサスペンス小説を映画化した作品です。婚約者との結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライターである耶雲恭介は、犯罪者について本を書くことを仕事にしていました。結婚を前に、自分にとって大きな仕事をしたいと考えた彼は、新しい作品のターゲットとして天才写真家の木原坂雄大に目をつけます。

木原坂雄大は、彼のモデルだった盲目の女性である吉岡亜希子が焼き殺された事件の容疑者として逮捕されていました。彼の事件の真相を追ううちに、耶雲恭介はいつしか抜け出すことのできない深みにはまっていきます。恭介だけでなく、動画を見ている人も事件の謎にのみこまれていくのです。そしてラストには衝撃的な展開が待ち構えています。

そんな『去年の冬、きみと別れ』作品の監督を務めたのは、「犯人に告ぐ」「イキガミ」でメガホンをとった瀧本智行です。また、脚本には「無限の住人」「デスノート」大石哲也が参加し、ミステリアスな原作の実写化に成功しています。「見ている人全てがだまされる」のキャッチコピー通り、最後にはどんでん返しが待っている作品であるといえるでしょう。いくつも仕掛けられたわなにどっぷりとハマれる、究極のエンターテインメントサスペンスです。

映像化不可能を「可能」にした映画

ミステリー小説の映画化には、映像化が不可能だといわれることも少なくありません。というのも、小説には活字の持つ特性があり、小説の構造を巧みに利用して作品が仕上げられているからです。小説をそのまま映画化すると、作品としてのトリックが仕掛けられなくなってしまうといえるでしょう。しかし、『去年の冬、きみと別れ』では、それをうまく映像化しているのが特徴です。

まず、小説というメディアでは「見る」という作業は不可能であるといえるでしょう。文字から想像させることでわなを仕掛けるのがミステリー小説の特徴です。しかし、見えないからこそ成立していたトリックは、見えてしまうことで成立しなくなってしまいます。

この映画では、初めから「見る」をトリックとして仕掛けました。小説では省略されている風景の描写なども、映像では表現せざるを得なかったともいえるでしょう。それでも、映像として画を作り込むことに集中した結果、映像化に成功した作品です。小説ではそれほど大切なシーンではないところであっても、見せることにこだわり、本筋とは関係のないニュアンスも含ませています。

それは、木原坂姉弟が乗る車にも表現されています。弟の木原坂雄大はベンツのゲレンデに乗り、姉の朱里がポルシェのカイエンに乗って登場しました。これらの車は、1人で乗るにはあまりにも大きいといえるでしょう。しかし、彼らをその車に乗せることで、彼らが自分を強く見せたいと思っている気持ちが表現できるのです。ストーリーとは直接関係ない部分であっても、こだわりぬいた「見せる」表現を活かしている作品です。

一方で、物語の核となる登場人物は見えづらい存在として描かれていきます。見える部分が多い映画であるからこそ、見えづらい部分は怪しいと感じさせてしまうのです。見える部分と見えづらい部分のコントラストによって、映画が盛り上げられているともいえるでしょう。映画の強みをうまく活かして完成されたこの作品では、監督である瀧本智行の優れた演出力が光っています。

この3つは要チェック!映画『去年の冬、きみと別れ』のおすすめポイント

おすすめポイント1:原作者を驚かせた見事な脚本

『去年の冬、きみと別れ』は、2005年に『土の中の子供』で芥川賞を受賞した中村文則のサスペンス小説が原作です。20代にして芥川賞を受賞した中村文則は、これまでにも数々の文学賞を受賞してきました。また、海外でも高い評価を受けている注目の作家でもあります。そんな、完成度の高い中村文則の作品を映画化するのは難しいといわれてきました。

しかし、映画化が決まり、できあがった脚本を読んだ中村文則は、「この手があったか!」と感心したと話しています。芥川賞を受賞した原作者にも思い浮かばなかった脚本は、映画というジャンルの良さを引き出しながら、見事に作り込まれているのです。映画ならではの鮮やかな手口は、映画を見た人にしか楽しめないといえるでしょう。鮮やかにだまされる感覚を、動画でも体験してみるのがおすすめです。

おすすめポイント2:岩田剛典という絶妙なキャスティング

『去年の冬、きみと別れ』を映画化するにあたり、そのキャスティングには非常に注目が集まっていました。というのも、影を持つ主人公を演じるには、俳優としての経験が必要だろうと考えられていたからです。しかし、今作では岩田剛典という「EXILE」「三代目J Soul Brothers」で活躍する人物がキャスティングされています。

『去年の冬、きみと別れ』に、俳優経験の少ない岩田剛典がキャスティングされたことには、大きな意味があるといえるでしょう。岩田剛典は「EXILE」や「三代目J Soul Brothers」においても王子様キャラのイメージが強い人物です。そんな彼は、映画の前半部分で、恋人とも円満な優しい好青年の顔を見せます。その表情は、岩田剛典のイメージ通りであり、最適なキャスティングであると見ている人を安心させてくれるのです。

しかしながら、後半では、それを見事に裏切ります。狂っていく彼の姿を見たとき、観客が岩田剛典に持っていたイメージにもだまされていたと気づくのです。岩田剛典のキャスティング自体が映画のトリックのひとつであるともいえるでしょう。見事なキャスティングと演出力、さらに岩田剛典の演技力にも驚かされます。

おすすめポイント3:見終わった後にもう一度見たくなるトリックの数々

『去年の冬、きみと別れ』の劇中では、非常に多くのトリックが仕掛けられています。そのため、映画を見終わった後に衝撃を感じてしまう人も多いでしょう。そして、「そういえば、あのときは様子がおかしかった」「そういえば、あのときもいなかった」など、後になって劇中に仕掛けられたトリックに気づかされるのです。

トリックが分かることで、仕掛けられた場所を確認したいと考える人も多く、「もう一度見たい」と感じさせられるでしょう。この作品を撮った監督自身も、何度も見てもらいたいという思いから、劇中にさまざまなトリックを仕掛けたと話していいます。また、ストーリー展開だけでなく、人間の本性の部分でもどんでん返しを狙って作られた作品でもあるのです。そのため、人は変化していくものだということも、ひとつのテーマとして描かれています。

物語の真実や、真相がわかったうえでもう一度この作品を見ると、作品の深みや人間という生き物について考えさせられるといえるでしょう。何度も見ることでさまざまな発見がありますので、動画で何度も見返してみてください。

『去年の冬、きみと別れ』はこんな人に見てほしい映画

原作を読んだことのある人

『去年の冬、きみと別れ』では、原作との間にいくつかの違いがあります。まず、主人公である耶雲恭介の名前は原作では登場しません。原作では「僕」として書かれ、最後まで名前が明かされることがないのです。殺人事件の容疑者の木原坂雄大と、その姉の朱里の名前はそのまま使用されていますが、そのほかの登場人物においても、名前が明記されていなかったり、上の名前と下の名前が異なったりします。

また、人間関係や状況設定なども変えられているのです。原作では、木原坂雄大は拘置所にいる設定であるにもかかわらず、映画では執行猶予がついて釈放されています。彼にかかっている容疑も原作では2件に対して、映画では1件の事件のみでした。さらに、映画で登場する耶雲の婚約者の「松田百合子」が原作には登場しません。

この松田百合子を巡り、耶雲恭介と木原坂雄大がやり合うシーンも登場しますが、これは原作を大きく変更したシーンであるといえるのです。映画化にあたり、大胆に構成が変えられていますので、原作を読んだことがある人は、その違いを探しながら見ると楽しめるでしょう。

タイトルの意味を知りたい人

『去年の冬、きみと別れ』のタイトルを見ると、恋愛映画かもしれないと感じる人もいるでしょう。まず、タイトルから想像できることは、去年の冬に主人公が誰かと別れたことだといえます。しかし、作中では、冬がなかなか登場しません。夏のシーンが多く、セミの鳴き声や、汗ばんだシャツなどの描写が非常に多いのです。

そして、物語の終盤でタイトルの意味が明かされていきます。タイトルの意味に作品の内容が大きく映し出されていますので、タイトルの意味を知りたい人はその謎を解きながら動画を見るのをおすすめします。

岩田剛典のファン

『去年の冬、きみと別れ』の主人公を演じるのは、「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のパフォーマーである岩田剛典です。力強いダンスパフォーマンスに加えて、甘いマスクの持ち主でもある岩田剛典は、ファンの心をつかんで離さない人物であるともいえるでしょう。俳優としての活動としては日の浅い岩田剛典ですが、今作では事件の真相をさぐるルポライターという難しい役どころを演じています。彼の俳優というジャンルへの挑戦的な作品でもあり、強い意気込みを持って演じ切った作品であるといえるでしょう。

そのため、本作ではこれまで見たことのない岩田剛典の表情が楽しめます。ただ、撮影を始めた段階では岩田剛典の技術力の基礎は固まっていませんでした。そのため、監督は腕の上げ下げを数センチ単位で指示するほどの細かい演出を行っているのです。しかしながら、この作品にかける岩田剛典のポテンシャルの高さは想像をこえたものでした。その結果、監督の細かい要求にもしっかりと応え、難しい役を見事に演じ切っています。

監督は、この作品において、岩田剛典の品の良さを引き出すことに焦点を当てました。裕福な家庭に生まれた岩田剛典には、人としての品があることに目を付けたのです。彼の立ち振る舞いや、ふとしたしぐさにある美しさが、監督が求める主人公の人物像にピッタリとあてはまっていました。岩田剛典の素の魅力をいかに引き出すかに焦点を当てて演出が行われましたので、劇中では彼の魅力が最大限に楽しめるといえるでしょう。これまで「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のパフォーマーとしての岩田剛典しか知らないファンには、見てもらいたい作品です。

『去年の冬、きみと別れ』の動画を無料で見たい!映画をお得に見る方法

映画『去年の冬、きみと別れ』はいくつかの動画配信サイトで見ることができます。

サービス 配信
Hulu ×
U-NEXT
Netflix ×
ビデオマーケット
フジテレビオンデマンド ×
dTV
dアニメ ×
auビデオパス
Amazonプライムビデオ
Paravi ×

↓↓U-NEXTで31日間無料トライアル中!↓↓

去年の冬、きみと別れをU-NEXTで見てみる

ネタバレあり!映画『去年の冬、きみと別れ』のあらすじ

映画『去年の冬、きみと別れ』はどのように展開するのでしょうか。最後にはネタバレを含んでいますので動画でラストを知りたい人は気を付けてください。

木原坂雄大との出会い

フリーのルポライターである耶雲恭介は、ベテラン編集員の小林にある記事を持ち込みました。それは、木原坂雄大というカメラマンが、撮影中に火災を起こしたといったものでした。その火災により、彼のモデルをしていた盲目の吉岡亜希子が命を落としたのです。そのとき、恭介は結婚を控えていました。結婚前に自分の力を試したいと考えていた恭介は、この事件に意気込みをかけています。ただ、この事件は雄大の姉である朱里の尽力で、執行猶予付きの判決として決着していたのでした。

それでも、恭介は殺意を否定した警察の判断を疑っていました。それだけでなく、雄大の過去にも注目していたのです。恭介は雄大に近づき、自由にスタジオの出入りができるほどの関係を作り上げました。恭介があまりにも雄大に執着する姿に危うさを感じた編集者の小林は、雄大に近づきすぎないようにと警告を鳴らします。しかしながら、恭介は雄大を追い続けるのです。そんなとき、雄大と雄大の姉の朱里が幼いころに父親から虐待を受けていたことがわかります。そして、彼らの父親は不審な死を遂げていました。また、木原坂姉弟には姉弟以上の濃いつながりがあることもわかるのです。

謎の死を遂げた木原坂姉弟の父

恭介は、木原坂姉弟の父親の死が姉弟による殺害ではないかと考えました。ただ、死亡したときに父親が負っていた傷は、成人した人間しか届かない場所にあることが分かります。そこで、2人に協力した人物がいるのではないかと考えましたが、そういった人物も見つかりません。そんななか、雄大は、事件をきっかけに注目を浴び、カメラマンとしての活躍の場を広げます。雄大は、やりたくない仕事をこなし、くだらない写真ばかり取っていると愚痴をこぼしますが、姉の朱里はそんな彼を誉め続けました。

そんなとき、恭介はある秘密の写真の存在を知ります。それは、モデルが焼死した事件現場で雄大が撮った写真があるというものでした。取材に没頭する恭介は、婚約者である松田百合子との結婚を間近に控えながらも、事件にのめり込んでいきます。百合子はそんな彼の姿を見ているうちに、2人の間のすれ違いを感じるようになりました。

婚約者に迫る木原坂雄大

自分を追い続ける恭介に興味を持った雄大は、恭介の婚約者の百合子にも、その興味を広げるようになりました。そんなある日、恭介は百合子が姿を消したことに気が付きます。彼女は婚約者に何も伝えずに消えてしまったのです。恭介が探し続けると、彼女は雄大の事務所にいることがわかりました。雄大は百合子に声をかけ、「本当の魅力が引き出せるから」といって彼女を連れ出したのです。恭介が雄大を問い詰めると、雄大は「彼女が望んでここにいる」といいます。

その状況にかつてのモデル焼死事件が重なると考えた恭介は、小林と一緒に雄大の事務所へと向かいました。彼らがスタジオに着いたとき、スタジオは火に包まれていたのです。椅子に縛りつけられている百合子には、火が放たれていました。雄大は、燃え盛る彼女の姿を狂気に満ちた顔でカメラに収め続けます。百合子は焼け死に、木原坂雄大は殺人犯として逮捕されました。小林はその状況に呆然と立ちすくんでしまいます。婚約者の死を目の前にして、耶雲恭介も抜け殻のようになってしまうのです。ただ、木原坂雄大の姉の朱里は姿を見せませんでした。

全ては仕組まれていた※ネタバレあり

婚約者を失った恭介でしたが、彼の名前は偽名でした。さらに、フリーライターとしてのキャリアも作り上げられたものだったのです。というのも、恭介には別の目的があったからです。それは、雄大らへの復讐でした。恭介は、最初の被害者である吉岡亜希子の元恋人だったのです。当時、恭介の亜希子への過剰な思い込みにより、2人は別れることとなりました。その直後、亜希子は木原坂雄大のモデルとなり、軟禁されたうえに焼死したのです。

亜希子の軟禁には朱里と小林も力を貸していました。小林は木原坂姉弟の父の教え子だったのです。姉弟の異常なつながりを知った小林は、朱里の魅力に取りつかれ、姉弟の父を刺殺したのでした。さらに、共犯関係となった小林は、大人の女性となった朱里の肉体にも溺れていたのです。亜希子の事件の真相を追っていた恭介は、朱里と出会い真相を聞き出しました。そして、雄大を死刑にするべく、2つの事件の殺人犯に仕立て上げたのです。

松田百合子と耶雲恭介は婚約者ではありませんでした。ネットで知り合い、婚約者を演じていただけの人物です。彼女が軟禁されるのも、全て恭介の計算通りでした。百合子は一瞬のスキを見て脱出し、恭介が先に軟禁していた朱里と入れ替わったのです。そして恭介は朱里に火をつけました。燃え盛る女性を見て、雄大は喜々として写真を撮り続けます。しかし、その女性が自分の姉であることに気が付きませんでした。現場にいた小林も、彼女が朱里だとは思ってはいなかったのです。

亜希子が死んだのが1年前の秋のことでした。その真相を恭介は冬になって知ります。その冬、恭介は復讐のために化け物になることを決意しました。そして、亡くなったかつての恋人に別れの手紙をつづったのです。

魅力的なキャストがいっぱい!映画『去年の冬、きみと別れ』の主な登場人物

【耶雲恭介役】岩田剛典

映画『去年の冬、きみと別れ』の主人公である耶雲恭介は、真実を追い続けるフリーライターです。結婚を前にし、大勝負をかけた仕事に取り組むことに決めました。

【木原坂雄大役】斎藤工

カメラマンである木原坂雄大は、彼の周りで起こる奇妙な事件への関係を疑われています。動画ではミステリアスな人物として登場し、ストーリーを動かす存在です。

【松田百合子役】山本美月

主人公の耶雲恭介の婚約者が松田百合子です。結婚の準備を進めていますが、恭介との心のすれ違いを感じています。

映画を見る前にチェック『去年の冬、きみと別れ』の作品情報

『去年の冬、きみと別れ』の動画を見る前に、映画の作品情報もチェックしておきましょう。

原題:去年の冬、きみと別れ

公開年:2018年

製作総指揮:高橋雅美

監督:瀧本智行

脚本:大石哲也