映画『ミスミソウ』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

人気漫画家、押切蓮介の作品を映画化した『ミスミソウ』は2018年4月に全国上映されました。陰惨でグロテスクなシーンが続くものの、「家族愛」「孤独」という切実なテーマが込められており、多くの人の心を打ちました。この記事では、映画『ミスミソウ』の魅力や動画配信サイトで合法的に無料視聴する方法を紹介します。

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残酷な愛の映画!『ミスミソウ』ってどんな内容なの?

原作『ミスミソウ』は押切蓮介がホラーM誌に連載していた漫画作品です。ふだんはユーモラスで微笑ましい作風が押切蓮介の特徴です。しかし、『ミスミソウ』はどこまでも救いがなく、残酷な物語が話題となりました。

主人公は東北のある村に引っ越してきた中学生、春花です。彼女は大人しい性格ゆえに転校先でクラスメイトの輪に入れず、イジメのターゲットにされてしまいます。そして、イジメっ子たちの行動はエスカレートし、ついには春花の家族を惨殺し、家に火を放つのでした。唯一の支えであった家族を失った春花は復讐の鬼と化し、実行犯のクラスメイトたちを1人ずつ血祭りにあげていきます。

映画版は原作に忠実な演出で、春花の復讐劇を描ききりました。原作ファンですら映像化は難しいと思ってきた暴力シーンが映像で見られることには驚きがあります。当然、年齢制限こそかかったものの、春花の復讐心を表現するために暴力シーンの妥協は許されませんでした。原作のテーマをしっかりと理解し、映画化にこぎつけたスタッフの努力がうかがえます。

春花のおかしていく殺人は、ホラー描写が苦手な人なら目を背けてしまうような内容です。しかし、清楚で純粋な少女だった春花が暴力に手を染めるからこそ、彼女が家族をいかに愛していたかが伝わります。『ミスミソウ』は悲しい愛の物語であり、家族を恋しく思う春花の気持ちが動画視聴者の胸に刺さるでしょう。なお、春花を現世につなぎとめている理由は一命をとりとめた妹の祥子がいるからです。春花に残されたたった一人の愛しい存在、祥子への思いは見る人の涙を誘うことでしょう。

また、『ミスミソウ』を見るうえでの大きなポイントは「イジメ問題」です。本作は日本の学校におけるイジメ問題を克明に描き出しました。イジメっ子たちの胸にあるのは、閉鎖された過疎地域での退屈です。いつも同じ面々と会い、変わらない日々が過ぎていく生活に少年少女は飽き飽きしています。だからこそ、都会からやって来た美少女、春花が「異物」としてターゲットにされてしまうのでした。そして、春花の両親を殺すきっかけを作った少女、流美もまたイジメられっ子だった点も無視できません。イジメから逃れるために、自分よりも弱い存在を探してしまう人間心理が、『ミスミソウ』では無情に提示されます。

映画『ミスミソウ』と原作の大きな違いは、春花と妙子の関係性でしょう。妙子は春花をイジメているグループのリーダーです。しかし、妙子は春花を言葉で攻撃するだけで、ほかのクラスメイトのように肉体的な暴力は行っていません。実は、妙子はかつて春花の親友でした。なぜか妙子は春花を憎むようになり、気がつけば妙子の取り巻きたちもイジメに加わっていたのです。映画『ミスミソウ』は妙子の心象を原作以上に掘り下げていきます。影の主人公ともいえる妙子には、原作とは別のエンディングが用意されているため、すでに漫画を読んでいる人も映画を楽しめるでしょう。

『ミスミソウ』は公開後、SNSを中心に大きな反響を呼びました。原作も新装版が発売され、押切蓮介の見逃されてきた傑作として評価を高めています。さらに、映画でメインキャストを務めた少年少女たちの演技も絶賛されました。特に、春花役の山田杏奈は可憐さの中に芯の強さもそなわっており、ヒロインのイメージにぴったりでした。切ない物語『ミスミソウ』は、動画でじっくり堪能したい作品です。

イジメについて考えさせられる!映画「ミスミソウ」のおすすめポイント3

キャストの熱演に感動する

映画「ミスミソウ」の魅力を支えているのは、キャスト陣の熱演です。春花役の山田杏奈は子役出身であり、撮影中もまだ女子高生でした。しかし、体当たりの演技で春花の愛と憎しみを表現しています。無表情のままクラスメイトを手にかけていくシーンと、祥子や祖父の前で見せる優しい表情のギャップが非常に印象的です。一方、春花を支えるクラスメイトの役には清水尋也が抜擢されました。清水尋也は『渇き。』『ソロモンの偽証』といった作品で演技力を証明している若手俳優です。本作でも、穏やかさの裏で秘密を隠している少年を繊細に演じました。

そのほか、少年少女たちの演技は本作の大きな核となっています。中でも、春花と複雑な関係にある妙子を演じた大谷凜香は映画初出演とは思えない存在感を放ちました。ファッションモデルの経験がある彼女だけに、カリスマ的存在の妙子ははまり役だったといえます。春花と妙子が過去、仲むつまじく戯れているシーンにはセンチメンタルな情感が漂い、本作のハイライトとなりました。キャストの笑顔が無垢であればあるほど、その後の惨劇の悲しみが増していきます。

原作顔負けの復讐シーンに鳥肌

『ミスミソウ』原作はエンターテインメント作品としても優れた作品です。春花の復讐劇はアクション漫画のようなテイストで描かれ、スリル満載だからです。そして、映画でも原作のアクションは忠実に再現されています。特に中盤、春花が2人の男子生徒を相手にするシーンは大迫力です。イジメグループのメンバーだった男子生徒たちは、殺される前に春花を消してしまおうと画策します。ボーガンによって襲い掛かってくる彼らを相手に、春花は冷静さを失わず対処していきます。もはや「普通の女子中学生」ではなくなった春花の強い意思が見られるシーンなので、動画視聴の際には要チェックです。

そして、すべての愛憎が絡み合うラストシーンも見事に描かれています。春花が事件の発端である流美と向き合い、さらに春花を愛する晄が加わります。すでに春花は自分が生き延びようとは思っていません。彼女が捨て身で最後の戦いに挑むとき、悲劇の連鎖は衝撃的な結末を迎えます。『ミスミソウ』はラストカットまで集中して見てしまう、戦慄の映画です。

イジメ問題の本質を問題提起

『ミスミソウ』の原作発表後、偶然ながら舞台とよく似た名称の中学校で実際のイジメ問題が起きるという事件がありました。そして、死亡者まで出した現実の事件が『ミスミソウ』と酷似していたことが話題になりました。こうした現象は、『ミスミソウ』がイジメ問題の本質をつかんでいると証明しています。映画版では登場人物を生身の人間が演じているからこそ、よりリアルにイジメへといたる心理が反映されているといえるでしょう。

たとえば、春花がいつも孤独に学校生活を送っているのに対し、イジメグループのメンンバーは常に群れて行動しています。集団心理によってイジメでは責任が分散され、暴力がどんどんエスカレートしていきます。また、仲間内での連帯感が高まるにつれ、ほかの人間を排除しようとする発想が強くなっていくのです。一方、保護者や教育機関の無力さ、愚かさも『ミスミソウ』では描かれていました。イジメ問題は当事者間だけで語りつくせない深刻な背景を含んでいます。『ミスミソウ』の動画を見ながら、イジメ問題を無視しない強さを視聴者も身につけましょう。

家族の大切さを実感!映画『ミスミソウ』はこんな人に見てほしい

心から嫌いな相手や苦手な相手がいる人

ほとんどの人に苦手な相手や嫌いな相手はいるでしょう。しかし、そんな相手といちいちケンカを始めたら大変です。所属している組織に迷惑をかけてしまいますし、自分自身の評判も悪くなりかねません。まして、暴力行為に及ぼうものなら、警察沙汰になる恐れも出てきます。その結果、嫌いな相手が目の前にいても言動を我慢してじっと耐えるだけの毎日になりがちです。

そんな思いをしているなら、動画で『ミスミソウ』を鑑賞してみましょう。春花の復讐劇は決して許されるものではありません。しかし、あくまでフィクションだと割り切って鑑賞すれば、憎い相手を始末していく姿に爽快感すら覚えます。また、現実世界でも春花のように理不尽な扱いを受けているケースはありえます。弱い立場にある人たちにとって、春花はまるで代弁者です。彼女の姿を見ていると、現実と戦う勇気がわいてきます。明らかに相手が悪い状況で、何もかもいいなりになる必要はありません。春花のように過激な手段でなくても、はっきりと「敵」には対抗していく意思を示すことも重要なのです。

家族の大切さを再確認したい人

身近すぎるがゆえに、家族の大切さは忘れてしまいがちです。たとえば、仕事に疲れて帰ってきても家族がいるから明日への活力を養えます。学校で嫌なことがあっても、家族にはいつでも話を聞いてもらえます。しかし、こうした光景が日常になってしまうといつしか家族を「いて当然」の存在だと思ってしまいかねません。当然、家族はいつまでもそばにいるわけではなく、将来的には別れがきます。思いやりがなければ、関係が壊れてしまう可能性すらあります。一番近しい相手だからこそ、家族への感謝は忘れずにいたいところです。

映画『ミスミソウ』は家族の物語です。残酷なシーンに気をとられずにじっくり見ていくと、春花が家族を思う気持ちが見えてくるでしょう。春花のために学校と戦ってくれた父親や、いつも優しく接してくれた母親が春花の心から離れません。そして、幼いながら春花に気をつかい続けてくれた妹の祥子は天使のような少女です。春花と家族の関係を視聴者自身に重ね合わせてみると、ふだんは意識していなかった感謝の念が芽生えてくるでしょう。家族に照れて「ありがとう」が言い出せないなら、『ミスミソウ』から勇気をもらうのがおすすめです。

友人をなくした経験がある人

固いようでもろい絆が「友情」です。どんな親友でも、ささいなきっかけで離れてしまうものです。関係が壊れてから修復しようとしてもなかなか上手くいきません。そして、友人が去ってから大切さに改めて気づかされるでしょう。家族は血のつながりがある限り、否定しようのない関係です。しかし、友情はお互いの信頼関係によって成り立っているために、少しでも思いがなくなってしまったら続けていくことはできないのです。

『ミスミソウ』は失われた友情も描いています。妙子はなぜか、唯一無二の親友であった春花につらくあたり始め、いつしかイジメへと発展してしまいました。妙子は壊れてしまった関係を後悔しますが、もはや過激化していくイジメを止められません。何より、自分自身の暴走を抑えられないのです。妙子の罪悪感は、友人をなくした経験を持つ人なら痛いほどわかるはずです。そして、今ある友情については二度と失わないよう、自らの態度を改めようと考えられるようになるでしょう。

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復讐が連鎖する映画『ミスミソウ』のあらすじを紹介※ネタバレ注意

以下の内容は、動画配信中の映画『ミスミソウ』のネタバレを含むあらすじです。

中学3年生の野咲春花は、妹の祥子がひどいイジメに遭っていたため、家族で引っ越しをすることになりました。一家がやって来たのは東北地方の田舎です。冬になると雪が降り積もる寒い地域で、一家は新しい生活をスタートさせました。ところが、今度は春花がイジメの標的にされてしまいます。閉塞した地域において、都会からやって来た春花は完全な「異物」でした。ほとんどが幼なじみで顔見知りというクラスメイトたちの中で、春花は孤立し、日に日にイジメは激しくなっていきます。イジメの中心にいたのは、春花が最初に仲良くなったはずの妙子でした。

カメラを愛するクラスメイト、晄だけは春花の味方として振舞ってくれました。しかし、それ以外のクラスメイトは見てみぬ振りです。春花の父親は学校に抗議をしますが、担任教師の南はまったく取り合おうとしませんでした。南は自身が中学時代、ひどいイジメに遭っていたため、いまだにイジメっ子グループに恐怖心を抱いていたのです。一家は学校に見切りをつけ、春花は登校拒否をするようになりました。

春花が学校に来なくなり、クラスメイトの流美は焦り出します。流美もまた、妙子たちからイジメの標的にされていました。春花がいないことで、流美へのイジメはますますエスカレートしていました。ある日、流美は妙子たちに春花のことをどう思っているかと聞かれ、「殺してやりたい」と口走ってしまいます。後に引けなくなった流美は妙子をのぞくイジメっ子グループを引き連れ、春花の自宅にまで押し寄せました。しかし、春花は晄と散歩に出ており、留守でした。

帰ってきた春花は燃え盛る自宅を目撃します。晄によって祥子だけは助けられたものの、両親は焼死していました。虫の息の祥子も病院に入院し、予断を許しません。春花はショックから声を出せなくなってしまいます。祖父と暮らし始めた春花は、再び学校へと通い出しました。

春花の家に火を放ったイジメグループは、彼女がどこまで真相に気づいているのか、心配でなりません。そしてついに、グループの吉絵、理佐子、ゆりが春花を山奥に呼び出し、自殺を強要します。しかし、逆に春花によって3人とも殺されてしまいました。復讐心にとらわれた春花は、殺人犯がイジメっ子グループであると確信し、両親の敵を討とうと決意したのです。

春花は次々にイジメっ子グループを消していきます。グループの生徒たちは「行方不明者」とされ、捜索願が出されました。しかし、妙子と流美は彼らがどうなったのか、誰がやったのかに気づいて震え上がります。ついに妙子は春花と会い、久しぶりにまともな話をしました。春花は妙子が両親殺害の現場にいなかったことを見抜いており、彼女を許す発言をします。改心した妙子は春花の前にひざまずき、謝罪をするのでした。妙子は春花に特別な思いを抱いていました。そして、妙子が春花をイジメだしたきっかけは、彼女が晄と仲良くなったことを嫉妬したからなのです。

春花と別れた妙子の前に流美が現れます。流美は妙子に恋愛感情を抱いており、ゆがんだ感情は殺意に変わっていました。しかし、妙子は流美を許すことができません。壮絶な格闘の末、流美は妙子を倒します。暴走する流美は祥子が眠る病院を訪れます。そこで春花と対面した流美は「祥子の前で自分を殺せるか」と問いかけてきました。すべての復讐の連鎖は終わりを告げようとしていました。

若手実力派俳優がずらり!映画『ミスミソウ』の主な登場人物とキャスト

【野咲春花役】山田杏奈

映画『ミスミソウ』の主人公。演じる山田杏奈は映画初主演です。フレッシュな魅力を動画でチェックしましょう。

【小黒妙子役】大谷凜香

イジメグループのリーダー。大谷凜香はファッションモデル出身で、映画初出演です。

【相場晄役】清水尋也

春花に恋するクラスメイト。清水尋也は映画界で引っ張りだこの若手俳優です。

【南京子役】森田亜紀

春花たちの担任教師。森田亜紀はインディペンデント映画界を中心に活躍する女優です。

【野咲満雄役】寺田農

春花の祖父。ベテラン俳優の寺田農が情感たっぷりに演じました。

注目の若手作家が監督!映画『ミスミソウ』の作品情報

以下、動画配信中の映画『ミスミソウ』の作品情報です。

公開年:2018年

原作:押切蓮介『ミスミソウ完全版』

監督:内藤瑛亮

脚本:唯野未歩子