映画『娼年』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

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2018年に公開された映画「娼年」は、同名の小説を原作としたラブストーリーです。濃厚かつ繊細に描き出されたラブシーンや衝撃的なストーリーが話題となり、公開当時は女性を中心に大きな反響を呼びました。大ヒットを記録した本作は、多くの動画サービスで配信されています。そこで、「娼年」の見どころやあらすじ、キャストなど気になる情報を紹介します。

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原作は石田衣良の大人気小説!映画「娼年」とは?

2018年4月に公開された映画「娼年」は、娼夫として働く青年が主人公のラブストーリーです。原作は2001年に出版された同名の小説で、続編に「逝年―call boy2」「爽年―call boy3」があります。原作者は「池袋ウエストゲートパーク」「眠れぬ真珠」、「アキハバラ@DEEP」などの代表作で知られる石田衣良さんです。石田衣良さんの作品は映像化されているものが多く、特にテレビドラマ版「池袋ウエストゲートパーク」は社会現象となるほどの大ヒット作品となりました。テレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」は2000年4月から6月にかけて放送され、原作者の石田衣良さんはもちろん、脚本家の宮藤官九郎さんの名前を広く世に知らしめた作品です。

石田衣良さんといえば、「池袋ウエストゲートパーク」や「アキハバラ@DEEP」のようなスピード感のある青春小説を連想する人も多いでしょう。しかし、「娼年」や「眠れぬ真珠」のような恋愛小説も数多く上梓しています。男性作家でありながら、まるで女性が書いたかのようなリアリティと、繊細な心理描写が印象的です。2006年には第13回島清恋愛文学賞を受賞しています。

「娼年」は石田衣良さんが小説家として活動を始めてから間もない頃に発表された作品です。単行本という形で出版された作品としては5冊目にあたります。「池袋ウエストゲートパーク」に代表される爽やかな作風とは異なり、複雑でときに重苦しい恋愛模様を描いた本作は、ファンの間でも話題を呼びました。2016年には舞台化され、このとき演出家をつとめた三浦大輔さんが、映画版の監督・脚本を担当しています。舞台版は東京都、大阪府、福岡県で公演されました。衝撃的なストーリーと演出が話題を呼び、大きな反響を生んだことから、映画化へとつながります。

映画版はR18+指定でありながら、全国73館で公開され、公開6週目には興行収入3億円を突破する大ヒット作品となりました。特に女性客からの反響が大きく、2018年5月には池袋HUMAXシネマズでR18+指定作品女性限定応援上映されています。応援上映のチケットは即完売するほどの人気でした。また、本作は2018年10月27日に急逝した江波杏子さんの遺作でもあります。

「娼年」がここまで大きな反響を呼んだ理由として、濃厚なラブシーンが挙げられます。舞台版でも濡れ場を演じるシーンが話題になりました。しかし、映画版ではさらに濃厚でリアリティのあるラブシーンが繰り広げられます。映像の美しさはもちろん、音楽による効果的な演出にも注目です。音楽は国内・国外の映画音楽からオーケストラまで、幅広いジャンルで活躍する音楽家の半野喜弘さんが担当しています。

過激なラブシーンが多いことや、登場人物が複雑なバックグラウンドを持っていることから、シリアスで深刻な映画なのではと思う人もいるでしょう。しかし、本作ではコメディ要素もしっかりと含まれており、三浦監督自身もこの映画を「娯楽作品」と言っています。原作の空気を損なわないよう、性描写には一切妥協していないのに、全体を通して見るとポップな雰囲気に仕上がっている作品です。年齢制限があるため、誰でも気軽に楽しめる作品とは言えませんが、大人なら共感する部分も多いでしょう。無料配信を行っている動画サービスもあるため、気になる人はチェックしてみることをおすすめします。

「娼年」を見るなら絶対にチェックしたい!映画の見どころ3

過激だけどちょっと笑える?念入りに描かれたラブシーン

本作の主人公は会員制ボーイズクラブで働く娼夫です。そのため、彼を買った客とのラブシーンが数多く繰り広げられます。主人公を買う女性は、年齢も容姿もさまざまです。多くは主人公よりも年上の女性で、彼の母親くらいの女性もいれば、老人ホームに入る年齢の女性もいます。主人公は彼女たちの体や秘められたコンプレックスに触れるうちに、娼夫としての仕事の奥深さを知っていくのです。

主人公と女性たちの心と体の触れ合いは、本作において非常に重要な要素です。ただ過激なだけではなく、切なさを感じさせる雰囲気もあれば、思わずクスっと笑ってしまうようなシーンもあります。性的な欲望の多様さは、本作を貫く大きなテーマです。

性の奥深さに注目したストーリー

本作のもう1つのテーマが、性とコンプレックスの関係です。主人公を買う女性たちは、それぞれに複雑な性のストーリーを持っています。たとえば、お客の1人であるイツキは、表向きは有能なキャリアウーマンです。非常に頭が切れ、お付き合いする相手にも知性を求めます。そんな彼女は、子どものころに好きな男の子と一緒に帰宅する最中、トイレに行きたいと言い出せず、目の前で漏らしてしまったという過去がありました。人によっては思い出すのも辛い過去ですが、この経験がきっかけで、彼女は人前で漏らすことでしか性的な快感を得られないようになってしまうのです。主人公は「おしっこを見てほしい」という彼女の欲望を受け入れ、解消する手伝いをします。

さらに、主人公を買うのは女性だけではありません。とある夫婦に呼び出された主人公は、満足に体を動かせない男性の代わりに、妻を抱いてほしいと頼まれます。男性は60代、女性は30代という、年の差のある夫婦です。主人公は言われた通りに妻の相手をしますが、後から全てがお芝居だったことが分かります。しかし、年の差がある限り、男性がいつか先立ってしまうことは事実です。主人公はこの一件から、死でさえも欲望を高めるための道具に過ぎないことを知ります。主人公の体験を追うことで、映画を見ている観客も一緒に、性の奥深さに触れられるでしょう。

登場人物を巡る恋模様も見逃せない!

主人公を取り巻く女性は、彼を買うお客だけではありません。ボーイズクラブのオーナーとして主人公を導く御堂静香や、彼女の娘である咲良、友人の白崎恵など、さまざまな女性が主人公と関わっていきます。主人公にとって、お客の女性と触れ合うことはあくまで仕事です。娼夫である限り、恋愛にまで発展することはありません。しかし、買われている間はまるで恋人のように優しく、丁寧に女性と心を通わせます。一方で、娼夫の仕事を続けるうちに、主人公は少しずつ御堂静香に心を惹かれていきます。しかし、彼女と決して触れ合うことはなく、御堂静香も主人公の心を知っていながら、触れることを許しません。

さらに、主人公の友人である白崎恵も、彼に恋をしています。主人公の身を案じるあまり娼夫の仕事をやめさせようとしますが、既にこの仕事の奥深さを知ってしまった主人公は、彼女の言葉を耳に入れようとしません。やがて彼女は主人公を助けるため、そして自分の恋心にケリをつけるために、ある行動に出るのです。そして、咲良も主人公の身を案じるうち、次第に好意を抱いていきます。映画「娼年」の結末は、ぜひ動画サービスで確かめてみましょう。

当てはまったら要チェック!映画「娼年」はこんな人に見てほしい

正統派とは一味違ったラブストーリーを見たい人

映画「娼年」は過激なシーンこそ多いものの、ベースとなるのは純粋なラブストーリーです。しかし、主人公が娼夫であることから、主人公を取り巻く恋模様も一筋縄ではいきません。主人公に思いを寄せる登場人物たちは、主人公が娼夫として働き続けることについて複雑な心情を抱いています。また、主人公自身の恋もすんなりとは進展しません。その理由は、主人公自身が抱えている過去やコンプレックスにあります。主人公は幼い頃に母親を亡くし、母親と同年代の女性に心を惹かれる傾向があるのです。だからこそ、自分より年上の女性にも抵抗なく触れられます。お客の女性からも、年の差に引け目を感じないと評判です。彼のコンプレックスが、彼をナンバーワンの娼夫へ導いたともいえます。

しかし、プライベートの恋愛においては、彼の資質がかえって障害となってしまうのです。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、優しくも切ないラストシーンへと向かっていきます。動画サービスでラブストーリーをよく見る人や、正統派とは違ったテイストのラブストーリーを見てみたい人におすすめです。

原作や舞台版を知っている人も必見!

「娼年」は2016年に、映画化に先んじて舞台化されています。映画版の監督・脚本をつとめるのも、舞台版の演出家である三浦大輔さんです。そのため、映画の中にも舞台を彷彿とさせる演出があちこちに散りばめられています。舞台を見たことがある人なら、演出の違いや共通点に着目するといった楽しみ方もできるでしょう。また、舞台版「娼年」は、続編である「逝年」の内容も交えたストーリーとなっています。そのため、あらすじや結末が映画版とは異なる部分もあるのです。そのため、一度舞台を見た人でも、十分に楽しめる内容に仕上がっています。

また、小説から「娼年」を知ったという人にもおすすめです。三浦監督は原作の雰囲気を損なわずに再現することを重視して、作品づくりにあたっています。小説のように文字だけのコンテンツの場合、登場人物のイメージや作中の風景は、読む人により異なります。そのため、映像化した作品は自分のイメージと違うのではないかと不安に思う人もいるでしょう。しかし、映画「娼年」は臨場感のある音響や情緒的な演出が、読者の心の中にあるイメージを忠実に再現してくれます。

他の作品では見られない表情が満載!松坂桃李ファンなら一度は見たい

映画版「娼年」で主人公を演じるのは、舞台版でも同役を演じた松坂桃李さんです。松坂桃李さんは2008年にモデルとして芸能界入りを果たした後、翌年のスーパー戦隊シリーズ「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューを果たしています。以降、さまざまな映画やテレビドラマ、バラエティ番組などに出演し、多くのファンを獲得しました。代表作はデビュー作でもある「侍戦隊シンケンジャー」のほか、テレビドラマ「視覚探偵 日暮旅人」や映画「今日、恋をはじめます」、「不能犯」などです。さらに、2016年公開の映画「パディントン」と2018年公開の「パディントン2」では、主人公のパディントンの吹き替え声優を担当しています。

松坂桃李さんといえば、爽やかな好青年から冷酷な犯罪者まで幅広く演じ分ける実力派俳優です。2011年には第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞と第33回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞しています。そんな松坂桃李さんが過激なラブシーンを演じたのも、「娼年」が話題を集めた理由の1つです。他の作品ではなかなか目にすることのない、新たな松坂桃李さんの一面が見られるでしょう。

映画「娼年」を視聴するならこの動画サービス!

映画「娼年」は動画配信サービスでも視聴可能です。ここでは配信を行っている動画サービスを紹介します。

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刺激的な展開から目が離せない!映画「娼年」のあらすじは?※ネタバレ注意

主人公の森中領(リョウ)は一流大学に通う大学生です。頭が良く、見た目も整っているリョウは、女性に不自由した経験がありませんでした。しかし、周囲からの評価とは裏腹に、リョウは自分を退屈な人間と評価しています。さらに、「退屈な自分と同じように、女なんてつまらない」とも考えていました。その思いを感じ取ったように、彼と付き合う女性はすぐに彼の元を去っていきます。

リョウは大学にもろくに通わず、バーテンダーのアルバイトをこなしながら、毎日を淡々とつまらなそうにやり過ごしていました。ある日、彼の親友でありホストとして働く田島進也(シンヤ)が、リョウの元を訪れます。シンヤは客である女性を、リョウが働くバーに連れてきました。女性は御堂静香と名乗り、リョウに自分の名刺を残していきます。名刺には「閉店の時間に店の前で待っている」というメッセージが書き込まれていました。

バーが閉店した後、約束通り静香はリョウを迎えに来ます。リョウは彼女を男遊びの好きな飲み屋のママと思い込んでいましたが、実際は女性向けの会員制ボーイズクラブを経営するオーナーだったのです。静香の車に乗せられたリョウは、そのまま彼女の家へと連れて行かれます。

バーで静香と出会ったとき、リョウは「女なんてつまんないよ」という本音をうっかり漏らしていました。その言葉が引っかかっていた静香は、彼の言葉が本当なのか、セックスをして証明してほしいと告げたのです。静香の自宅には咲良という女性が待っていました。耳が不自由なその女性こそ、静香が用意したリョウのセックスの相手だったのです。

こうして、リョウは静香に見守られながら、咲良とセックスをすることになりました。終わったあと、リョウはこのセックスが、彼女が経営するボーイズクラブ「La Club Passion」の入店試験だったことを知ります。静香はリョウのやり方が自分本位であると評価し、不合格とみなします。しかし、咲良の助けによりギリギリで合格に届き、リョウは流されるように娼夫として働くことを決めました。

入店して間もなく、リョウの最初のお客が決まり、リョウは慣れないながらも何とか仕事をこなしていきます。キャリアウーマンやセックスレスの主婦、特殊な趣向を好む夫婦など、さまざまなお客を渡り歩くなかで、いつしかリョウは娼夫の仕事にやりがいを見出していきます。御堂静香が見抜いた通り、リョウにはお客の欲望を引き出して解消させる、娼夫としての才能を備えていたのでした。

リョウはあっという間に、ナンバーワンを争う売れっ子に成長していきます。リョウが入店するまでナンバーワンだったアズマも彼の実力を認め、娼夫としてのリョウの生活は順風満帆であるように思われました。しかし、娼夫の仕事が順調であるほど、昼の世界とのつながりは薄くなっていきます。リョウの大学の友達である白崎恵(メグミ)も、大学にほとんど顔を出さないリョウを心配していました。

リョウが娼夫として働いていることを知ったメグミは、リョウに仕事をやめるよう説得します。しかし、リョウは既に夜の世界に生きようと考えており、昼の世界に戻らないことすら覚悟していたのでした。こうして、リョウはますます娼夫の仕事にのめり込んでいきます。リョウが娼夫を極めた先に何があるのか、御堂静香や咲良、メグミとの関係がどのように変化していくのか、ぜひ「娼年」を見て結末を確かめてみましょう。動画サービスを利用すれば、見たい映画を簡単に検索できます。

キャストは実力派揃い!映画「娼年」の登頂人物をチェック!

【森中領(リョウ)役】松坂桃李

本作の主人公です。もともとは東京の名門大学に通う大学生でした。しかし、バイト先のバーで御堂静香に出会ったことをきっかけに、彼の人生は大きく変わり始めます。演じるのは映画「ガッチャマン」「マエストロ!」、「不能犯」などで主演をつとめる松坂桃李さんです。

【御堂静香役】真飛聖

主人公が娼夫となるきっかけを与えた人物です。リョウの娼夫としての才能を見抜き、自身が経営する会員制ボーイズクラブ「La Club Passion」へと誘います。演じるのは元タカラジェンヌとして知られる女優の真飛聖さんです。

【咲良役】冨手麻妙

御堂静香の娘です。「La Club Passion」で働くには、彼女の「情熱の試験」を通過しなければいけません。演じるのは元AKB48研究生の冨手麻妙さんです。

【平戸東(アズマ)役】猪塚健太

「La Club Passion」に在籍する娼夫の一人です。「特別なお客様向けの娼夫」として、クラブの中でも特別扱いを受けています。演じるのは数々の映画やテレビドラマ、舞台で活躍する俳優の猪塚健太さんです。

ここで紹介したキャストのほかにも、「娼年」には若手からベテランまで、多くの実力派俳優・女優が登場します。気になる人はぜひ動画サービスで視聴してみましょう。

監督・脚本は舞台版の演出家!映画「娼年」の作品情報

本作の監督・脚本をつとめる三浦大輔さんは、映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「何者」などの作品も監督しています。「娼年」を見た後は、動画サービスで関連作品を探してみるのも良いでしょう。

公開年:2018年

上映時間:119分

監督:三浦大輔

脚本:三浦大輔

製作総指揮:金井隆治、津嶋敬介

制作国:日本

配給:ファントム・フィルム