映画『火花』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

お笑いコンビ・ピースの又吉直樹による芥川賞小説を映画化したのが「火花」です。漫才師の抱える悩みや焦燥がリアルに描かれており、素晴らしい原作の魅力を損なっていません。また、俳優陣の熱演も公開当時は話題を集めました。この記事では、映画「火花」に関する感想や、動画配信サイトで無料視聴する方法を紹介していきます。

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話題の原作を映画化!「火花」ってどんな映画なの?

「火花」の原作は2015年に出版され、すぐにベストセラーとなりました。作者の又吉直樹はお笑いコンビ・ピースとして有名だったものの、本作のヒットで小説家との2足のわらじをはき続けるようになります。「火花」は社会現象にまでなり、ドラマ化もされました。そして、又吉と同じお笑い芸人である板尾創路によって映画化されたのです。脚本は板尾と親交のある映画監督、豊田利晃が務めました。

それまで監督経験があったとはいえ、本業がお笑い芸人の板尾が人気原作を映画化することについて批判的な意見も少なくありませんでした。しかし、映画の公開と同時に批判の声は小さくなっていきます。なぜなら、お笑い芸人という特殊な職業を映像化するにあたって、同じ芸人の板尾がどれだけ原作を深く理解できていたかが明らかになったからです。板尾は原作のオフビートで乾いた雰囲気を見事に表現しました。一方、漫才コンビがネタをやるシーンではディティールにこだわり、本物の芸人さながらの面白さに仕上げています。

本作の主人公は徳永というお笑い芸人です。徳永はスパークスというコンビを組んでおり、たまにはテレビに出るほどの人気を獲得します。それでも、なかなか「売れている」とまではいいにくい状況です。徳永には師匠と慕う先輩芸人がいました。神谷というその男は、常に破天荒なお笑いばかり考えています。売れるなんて二の次で、神谷は誰もやったことがないお笑いをやりたいだけなのです。

神谷のような男を世間は受け入れてくれません。弟子である徳永ですら、神谷にはついていけなくなる瞬間があります。しかし、神谷が悲惨な目にあうほど、そこまで人間を狂わせてしまう「お笑い」の魅力が伝わってきます。また、滅茶苦茶な言動を繰り返している神谷が憎めないのも、不思議なポイントです。又吉は神谷にお笑い芸人としての理想を重ね、映画でも彼の人物像はしっかりと表現されています。

ある意味では凡人である徳永と、天才である神谷の対比も興味深いところです。徳永は神谷に憧れながらも、たまに彼を許せなくなる瞬間があります。神谷は天才であるがゆえに、周囲の気持ちを無視してしまう瞬間があるからです。それでも、徳永は笑いにおいて、自分が神谷に勝てるとは思っていません。才能をめぐる徳永の悩みは、お笑いに限らず多くの人の胸に突き刺さるでしょう。

映画「火花」を語るにあたり、俳優陣の頑張りも無視できません。主人公の徳永はイケメン俳優の代表格である菅田将暉が演じました。神谷役は桐谷健太が務めています。2人とも作中では実際に漫才を披露しており、大きな挑戦を果たしました。彼らが本当にお笑い芸人を体現できたかどうかは、動画で確かめてみましょう。ただし、解散するスパークスの最後の舞台で菅田が見せた熱演は、本作の大きなハイライトとなっています。

余韻たっぷりのラストシーンの後、視聴者をさらにホロリとさせるのは、主演2人のカバーする「浅草キッド」です。ビートたけしが若手時代の思いを込めた名曲であり、「火花」のテーマにぴったりとあてはまっています。「火花」はお笑いという特殊な業界を描いているものの、視聴者の共感を集めるであろう作品です。何かをあきらめる悔しさや、手の届かないものへの愛しさは、お笑いに限らず感じられる気持ちのはずだからです。「火花」は決してハッピーエンドのドラマティックな物語ではありません。そのかわり、人間の真実がここにはあります。

お笑いを深く考える!映画「火花」の魅力3

面白いとは何か?根本的な問いを考えさせられる

「火花」の大きなテーマはお笑いです。本作は花火が打ち上げられている夏祭りの会場で、徳永と神谷が知り合う場面から始まります。夏の夜をいろどる花火ははかなく、すぐに消えてしまいます。しかし、その一瞬の輝きが人々の心をとらえて離しません。本作にとってのお笑いも、まさしくそうした「一瞬の輝き」です。特に、神谷はお笑いのために人生のすべてを捧げる生き方しかできない男です。まともな生活を捨ててまで、人間をのめりこませてしまうお笑いの魔力を、本作は閉じ込めています。

そして、「面白いとは何か?」という根本的な問いかけも映画「火花」は発しています。神谷のいるコンビ「あほんだら」はあるお笑いコンテストで誰よりも多くの笑いをとりました。ところが、審査員はあほんだらを「反則」として大批判します。面白いことがすべてのはずの芸人が、手段を問われる矛盾を「火花」は描いてみせました。また、安全圏から神谷を悪くいう人たちの愚かさもしみじみと感じさせられます。板尾監督も又吉も「火花」を通じて、芸人の滑稽で無様だけれども熱い生き方を伝えているのです。

夢に手が届かない焦りや嫉妬がリアル

徳永は常に焦り続けている芸人です。徳永は神谷のような天才ではありません。だからこそ、常にお笑いと向き合い続け、どうすれば売れるのかを必死で考えます。テレビ番組で観客に合わせたネタをやったり、髪色を変えたりと懸命に努力しています。しかし、そうやってもがき続けるほどスパークスの個性は失われ、神谷から「もっと好きなことをやれ」といわれてしまうのです。

徳永のように、夢に手が届かなくなってしまうことを恐れて自分を曲げていった経験は、多くの人にあるでしょう。一方で、ほとんど苦労もせずに成功してしまうタイプもこの世にはいます。徳永の仲間だった鹿谷は、決して才能があった芸人ではありません。しかし、天然ボケと愛嬌を評価されてテレビスターとなります。徳永からすれば、鹿谷が売れた現実は受け入れがたいものです。こうした生々しい嫉妬心が起こるのも、徳永が必死でお笑いに取り組んできたからこそです。「火花」の動画を見ると、真剣さが生んだ暗い感情を思い出して、胸が痛むでしょう。それでも、不快な気持ちにならないのは、こうしたネガティブな心も人間の本質をなしているからです。

渋い俳優たちの共演がパワーを生む

「火花」は主演の菅田将暉、桐谷健太以外にも渋いキャストたちが勢ぞろいしました。スパークスのツッコミには、二丁拳銃の川谷修士が起用されています。関西を代表する漫才師でありながら、二丁拳銃は「売れきった」とはいえないコンビです。だからこそ、川谷はくすぶっているスパークスの気持ちを切実に演じきっています。また、あほんだらの相方には三浦誠己が抜擢されました。三浦誠己も芸人の経験があるだけに、「火花」の世界観へと溶け込んでいます。

そして、テレビで引っ張りだこになる鹿谷役は加藤諒です。特徴的なルックスとキャラクターでお茶の間から愛されている加藤は、まさにハマリ役だといえるでしょう。そのほか、目をこらせば「火花」には無名のお笑い芸人たちが隅々に出演しています。M-1グランプリ決勝に出る前だったゆにばーすも一瞬登場するなど、最初から最後まで集中を切らせません。キャスティングの妙は動画を繰り返し視聴して堪能しましょう。

イケメン俳優が好きなら必見!映画「火花」はこんな人に見てほしい

お笑いが好きな人

M-1グランプリ予選の動画をチェックしたり、劇場に足を運んだりするくらいお笑いが好きなら、「火花」は非常に楽しめます。なぜなら、「火花」はお笑い芸人の思考をトレースしたり、彼らの日常を切り取ったりしている映画だからです。そのため、まったくお笑いに興味がない人が本作の動画を見てもただただ圧倒されて終わる可能性があります。しかし、お笑いそのものを愛している人なら登場人物の言動を咀嚼し、現実のお笑い界にあてはめて考える楽しみが生まれます。又吉と仲のいい芸人を頭に思い浮かべながら、「この人はあの芸人がモデルなのではないか」と想像してみてもいいでしょう。

たとえば、神谷の生き様は一般人から理解しにくいはずです。なにしろ、神谷は後輩におごるためカードローン地獄にはまり、生活がボロボロになっていくからです。それでも、お笑いファンなら「こういう芸人はいる」といった具合に心当たりが出てくるでしょう。そして、眉をひそめつつも「普通ではないからこそ面白いことを考えられるのだろう」と納得できます。「火花」はお笑い界のドキュメントとして、存分に楽しめる映画です。

イケメンのかっこいい芝居を見たい人

「火花」に出演している俳優は、単なるイケメンではありません。それぞれが信念を持って演技の道でがんばり、センスを磨いている俳優たちです。芯のあるイケメンを見たい人は、「火花」の動画を楽しめるでしょう。まず、主役の菅田将暉は映画やテレビに引っ張りだこの若手俳優ながら、低予算映画にも積極的に出演しています。派手な映画だけでなく、本当に質の高い作品と関わりたいというスタンスは業界内からリスペクトを集めています。また、ファッションや音楽への造詣も深く、常にチャレンジ精神を忘れません。菅田将暉の人間性は「火花」の徳永役からもにじみ出ています。

一方、神谷役の桐谷健太も俳優以外に歌手活動も積極的に行っている才人です。バラエティ番組で豪快に笑う姿を目撃した人も多いでしょう。彼もまた、有名な映画監督の作品に起用されるなど、作り手側から愛されています。こうした才能あるイケメンたちは、ルックスだけを売りにしている俳優よりも見応えがあります。お笑いが作り手の心を映し出すように、俳優業もまた、演じ手の魅力が役に現れがちです。2人のかっこいい俳優がつむぐ、かっこいい芝居を「火花」で満喫しましょう。

夢を必死で追いかけた経験のある人

大きな夢を抱くほど、かなう可能性は低くなります。夢に挫折した人は少なくないでしょう。そして、頑張っている姿を他人からバカにされたり、呆れられたりした経験も思い当たるはずです。悔しい思いを抱えているなら「火花」を見て救われましょう。本作は一度でも夢を見たことがある人に贈られたエールだからです。

徳永はお笑いを花火に例えつつ、「そこには意味があった」と悟ります。徳永もお笑い芸人として成功することはできませんでした。しかし、自分も含めて、お笑いを去っていった者たちの人間を誇らしく肯定します。悔しさや焦りは、本気で生きた人間でなければ感じることなどできません。それをバカにする人間には、決して味わえない人生を送ってきた証です。「火花」を動画で見ると、自分の人生が報われたような気分になります。誰かと一緒に見るのもおすすめではあるものの、動画で一人、過去をかみしめながら味わうのもひとつの鑑賞方法でしょう。

映画「火花」配信中のサイトまとめ!無料視聴する方法は?

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笑いにかけた青春を描く映画「火花」のあらすじを紹介※ネタバレ注意

以下の内容は、動画配信中の映画「火花」のネタバレを含むあらすじです。

徳永は中学時代の友人、山下とお笑いコンビ「スパークス」を結成し、東京で活動しています。とはいえ、スパークスは泣かず飛ばずで貧乏生活が続いています。ある日、スパークスは熱海の花火大会でお笑いステージに立つ仕事を引き受けました。しかし、祭りの客はステージに無関心で、しかもネタの最中に花火が打ち上がってしまいます。散々な出来でステージを降りた徳永に「敵とってやるわ」と声をかけた男がいました。

男は「あほんだら」というコンビの神谷です。あほんだらはスパークスの次にステージへと上がると、攻撃的な漫才で通行人たちを振り向かせました。鬼気迫る表情で漫才を行うあほんだらを見た徳永は、神谷こそ自分の求めていたお笑いを体現している人間だと確信します。徳永はその日のうちに神谷へと弟子入りし、彼の生き様を記録するようになりました。

徳永と大阪にいる神谷は電話やメールでお笑いを語り合うようになります。その間、スパークスはまったく浮上する気配を見せられませんでした。ライブでの人気はなく、焦りはつのるばかりです。やがて1年が経ち、神谷は東京へと引っ越してきました。関西では無名のまま終わると感じたあほんだらは、東京での再スタートを決意したのです。2人で飲み明かした後、神谷は徳永をアパートへと連れて行きます。そこには、美人で性格のいい真樹という女性がいました。神谷は真樹の家でヒモ同然の生活をしていましたが、真樹は神谷の生き方を許してくれていました。

徳永と神谷、真樹で過ごす毎日は幸せでした。しかし、徳永は神谷の口から、真樹と恋人でもなんでもないことを聞かされます。そして、神谷が毎日のように徳永と酒を飲んでいるのも真樹がお小遣いをくれているからなのでした。真樹を慕っていた徳永は罪悪感を覚えます。そして、神谷が普通の生活を送れない人間なのだと再確認するのでした。

そのうち、真樹に正式な彼氏ができたため、神谷はアパートを追い出されてしまいます。神谷は真樹との別れに、徳永を呼び出しました。そして、徳永に信じられないほどバカらしい頼みごとをします。結局、徳永は神谷の願いをかなえられなかったものの、必死の頑張りによってしめっぽい空気にならず3人は別れました。真樹は最後まで優しく、笑顔のままでした。

徳永の努力が実り、ようやくスパークスの仕事が増え始めます。しかし、神谷は好意的な言葉をかけてくれません。笑いを追及する神谷にとって、スパークスの露出が増えたのは観客に媚びを売った結果でしかなかったのです。徳永は初めて神谷に反論しますが、彼は「もっと好きな笑いをやったほうがええ」というだけでした。そんな神谷も生活は荒み、借金まみれになっていきます。神谷は「マキ」という名の女の家に転がり込み、自堕落な毎日を送っていました。徳永は神谷に失望を覚えます。

そのうち、スパークスは再び仕事がなくなり、活動は限界を見せます。山下は徳永を呼び出し、「彼女が妊娠したので解散したい」と切り出しました。かくして、スパークス最後の舞台が決まります。特に騒がれることもなく、スパークスはキャリアを終えるための漫才を始めました。しかし、漫才の最中に徳永は感情を抑えきれず、台本にない言葉を吐き出します。相方の山下にも止められません。そして、スパークス解散後、第二の人生を踏み出した徳永のもとに、再びあの男が現れるのでした。

旬の俳優が勢ぞろい!映画「火花」の登場人物とキャスト

【徳永役】菅田将暉

スパークスのボケで、映画「火花」の主人公。菅田将暉が漫才師を完璧に演じているのは動画の見所です。

【神谷役】桐谷健太

あほんだらのボケで、徳永の師匠。桐谷健太はCMや映画に数多く出演する人気俳優です。

【真樹役】木村文乃

神谷の同居人だった女性。木村文乃は美貌と演技力でファンが多い女優です。

【鹿谷役】加藤諒

徳永と知り合いの芸人。加藤諒はドラマやバラエティで活躍する売れっ子タレントです。

【山下役】川谷修士

徳永の相方でスパークスのツッコミ。川谷修士は二丁拳銃として活動する本職の漫才師です。

あの芸人が監督!映画「火花」の作品情報

以下、動画配信中の映画「火花」作品情報です。

公開年:2017年

製作総指揮:藤原寛、上田太地

監督:板尾創路

脚本:板尾創路、豊田利晃