映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

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映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は2017年に公開されたアニメ映画です。子どもだけでなく、大人も楽しめる映画として人気を博しました。物語の内容だけでなく、その映像美にも満足できるはずです。また、豪華な声優陣も、この映画のポイントといえるでしょう。今回は、その魅力とともに、動画配信サイトで見る方法についても紹介します。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?を見てみる

原作はドラマと実写版映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、2017年8月18日に劇場公開されたアニメ映画です。この作品は、1993年に放送された「if もしも」というオムニバス形式のドラマの1つが原作です。その完成度が評判を呼び、1995年に「打ち上げ花火、下からみるか?横から見るか?」とう映画作品が公開されました。このときの監督は、「リリィ・シュシュのすべて」などで知られる岩井俊二監督です。

実写版のドラマは「もしあの時こうしていたら」というコンセプトだったため、時間が戻り、2通りの物語が展開していきます。劇場版でも同じような構成だったのですが、ドラマでも実写版でも、時間が戻る理由が描かれていませんでした。しかし、今回のアニメ版では、時間が戻るためのヒントが登場するのです。また、実写版にはないオリジナルシーンも盛り込まれています。一方で、シーンによっては実写版と同じような人物の動きやカット割り、構図で描かれています。そのため、20年以上前の実写ドラマを原作に、アニメに忠実に落とし込んだアニメ映画であり、同時に、新たな展開も盛り込まれている映画だといえるでしょう。

物語の主人公は、中学1年生のなずなという少女です。なずなは、母親の再婚に伴って引っ越すことになり、家出を決行します。そのとき、気になっている典道という男の子を駆け落ちに巻き込もうとするのです。しかし、駆け落ちは失敗してしまい、なずなと典道の親や、なずなのことを好きな祐介という同級生から追われてしまいます。2人は失敗して捕まるたびに、なずなが海で拾った不思議な玉を使ってピンチを凌ぐのです。実は、2人を何度も助けてくれるこの玉には、時間を巻き戻してやり直す力がありました。しかし、玉を使って行ったもしもの世界はどこか変で、いずれは元の世界に戻らなければなりません。駆け落ちを失敗しては戻り、また失敗しては戻りを繰り返す2人は、最後にどこにたどり着くのでしょうか。

また、映画を盛り上げてくれる音楽も話題となりました。主題歌は、色々な音楽シーンで活躍している米津玄師と、女性アーティストのDAOKOのコラボレーションによる「打上花火」です。なずなと典道を思い起こさせるような、男女の掛け合いが印象的な曲です。挿入歌はDAOKOの「Forever Friends」で、原作ドラマの主題歌をカバーしたものです。どちらも映画の世界観にマッチしています。さらに、BGMにも注目です。音楽は「化物語シリーズ」などを担当している神前暁です。

声優は、普段俳優として活躍している人たちが担当しています。主人公のなずなは、声優として2回目のチャレンジとなる広瀬すずです。劇中で披露している歌声にも注目です。典道は菅田将暉が担当しました。声優として初めての作品です。祐介は声優として活躍している宮野真守です。アニメや洋楽の吹き替えなどさまざまな作品で活躍しています。そのほか、なずなの母親には松たか子、担任には花澤香菜、クラスメイトには梶裕貴など脇を固めるメンバーも豪華です。

予告動画やポスターを見ると、「君の名は。」と似ていると感じるかもしれません。確かに、主人公が少年少女だったり、田舎の風景が多かったり、プロデュースや企画が川村元気だったりと共通点もあります。しかし、内容はまったく違うものとなっているのです。プロデュースした川村氏だけでなく、脚本の大根仁も、総監督の新房昭之も実写版の大ファンだったことから、この作品に至っています。特に、大根氏が過去に手掛けたドラマでは、実写版のロケ地巡りに行くというストーリーが組み込まれているほどです。制作陣の愛情がたっぷり詰まった作品です。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?は3つの魅力が詰まった映画

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?は魅力的な映画ですが、中でも注目してほしいポイントが3つあります。このポイントを押さえたうえで作品を見ると、新しい魅力に気付くことができるはずです。

人によってそれぞれの解釈ができるラストシーン

この作品はオープンエンド型のエンディングです。オープンエンドとは、作品を見た人が結末を解釈するという形の終わり方を指します。親の束縛から逃げたいなずなが、自分の気持ちを表現するのが苦手な典道を駆け落ちに誘うことで、典道の心に変化が生まれます。その変化につられ、なずなも成長していくのです。そして最後に2人はある場所に到達します。

ラストシーンは、新学期が始まった教室です。朝のホームルームで出欠をとる際、なずなの名前は呼ばれません。典道は呼名されるのですが、教室にはいません。この状態でエンドロール動画が流れます。なずなが転校することには言及されていたので、なずながいないのはわかるのですが、典道がなぜいないのか、その理由は描かれていません。2人は現実世界のみんなとは違う場所にいるということしかわからないのです。映画を見終わったあとに、一緒に見た人と感想を伝え合うのも面白いかもしれません。

懐かしさと現代らしさが融合した不思議な世界観

原作となったドラマは、1993年に放送されていました。そのため、当時流行していたバスケットボール漫画の最新刊や、ゲーム機などノスタルジックなものが台詞として登場します。しかし、今回のアニメ映画では、そのアイテムに変更が加わっているのです。例えば、バスケットボール漫画は2017年に連載していた漫画のタイトルになっているし、ゲームは2013年に発売されたものになっています。しかし、テレビは薄型でコントローラーも次世代ゲーム機のものになっており、現実と過去が入り混じった光景になっているのです。

また、ヒロインが口ずさむ歌が1986年に流行った松田聖子の「瑠璃色の地球」だったり、1950年代に多く作られた円形校舎が登場したりします。円形校舎は、老朽化や少子化に伴い、現在では数十棟しか見ることができない珍しい建物です。このように、ノスタルジックな要素が積極的に盛り込まれており、当時を知る人にとってはどこか懐かしい映像にもなっています。一方で、背景は独特でどこか現代的なものになっており、奇妙な世界観を演出しています。

豪華制作陣と声優陣の最強コラボ

原作は「リップヴァンウィンクルの花嫁」「Love Letter」で知られる岩井俊二、脚本は「バクマン」「モテキ」の大根仁です。さまざまな作品で多くの観客を魅了してきた2人がタッグを組み、繰り返される夏の1日を描いています。総監督は、「魔法少女まどか☆マギカ」や「化物語」の新房昭之です。オリジナリティ溢れる映像表現と演出によって、アニメ界に大きな影響を与えてきました。そんな彼が「シャフト」というアニメーションスタジオとコラボレーションし、豊かな世界観を紡ぎだしています。

声優陣は、話題作に数多く出演している広瀬すずや、本作が声優として処女作となる菅田将暉と、人気も実力も圧倒的に高い2人がメインを務めます。周りを固めるのは、声優界の第一線で活躍し続ける宮野真守や、国民的女優である松たか子など豪華キャストです。さらに、この作品のためにタッグを組んだDAOKOと米津玄師が主題歌を担当しています。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?は映画好きだけのものじゃない

映画好きのみならず、子どもから大人まであらゆる人が楽しめるのが、この打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?です。アニメ映画と聞くと、子どもが見る映画とか、コアな映画好きに好かれる動画だというイメージが湧くかもしれません。しかし、それは大きな思い込みです。本作は、普段アニメを見ない人でもたっぷり楽しめる要素が詰まっています。中でも、この作品と相性がよいだろうという人を紹介します。

原作を知っている人

本作の原作を見たことがある人は、是非見るべきです。原作とはイメージが違うとがっかりしてしまうということも少なくありません。しかし、この作品は原作をもとに現代に合わせたアレンジが組み込まれているため、新たな作品として楽しむことができるのです。現に、実写版映画では上映時間が45分でしたが、アニメ版の本作では90分に延びています。90分という長編映画として楽しめるよう、さまざまな工夫が凝らされているのです。

また、キャラクターの設定も原作とは異なる部分があります。原作では、小学校6年生だった主人公たちが、本作では中学校1年生として描かれているのです。新房監督によると、小学生だと子どもすぎて、アニメの脚本では芝居をさせづらかったため、変更しているとのことです。しかし、思春期ならではの男女の距離感や、大人びた女の子など、原作の雰囲気はそのまま残っています。

その一方で、原作を忠実に再現しているシーンもあります。例えば、医者に傷を診てもらうシーンや、なずなが母親に連れ戻されそうになるシーンは、原作と構図が一緒です。原作と同じシーンを探しながら鑑賞するのも楽しいかもしれません。

若手俳優が好きな人

ヒロインなずなの声を担当するのは、広瀬すずです。なずなは、大人びた雰囲気をもち、両親の離婚による転校という現実を拒むように、クラスメイトと駆け落ちを実行するなど大胆な一面ももっています。広瀬のかわいらしくもどこか色気のある声は、そんななずなにぴったりといえるでしょう。広瀬の演技力と独特の声を、この映画を通して堪能することができるのです。

なずなに片思いしている典道を演じるのは、菅田将暉です。2009年に、仮面ライダーシリーズで最年少の主演を務めた「仮面ライダーW」を皮切りに、さまざまな映画やドラマに出演しています。そんな菅田は、意外にも本作が声優初挑戦となります。俳優業だけでなく、歌や楽器、ファッションと幅広い分野で才能をいかんなく発揮する彼の実力を、本作でも実感することができるはずです。

そして、なずなに片思いしており、典道の友だちでもある裕介は、声優の第一人者でもある宮野真守が演じています。「DEATHNOTE」「うたの☆プリンスさまっ♪」など、話題作にも多数出演している実力派です。実写版の映画ではなかなか一緒に出演することのない、俳優と声優のコラボレーションにも注目です。

アニメ好きの人

本作のアニメーションは「シャフト」という制作会社が担当しています。シャフトの制作作品は、文字や背景の小道具、色彩など個性的なアニメーションの演出が特徴です。シャフトはこれまでに、「化物語」や「魔法少女まどか☆マギカ」、「ニセコイ」「3月のライオン」などさまざまなアニメを手掛けています。アニメ好きの人であれば、見ただけでシャフトの作品だとわかるほど個性的なのです。特に、目や口のアップや、あごを上げて見下ろす構図は、シャフトならではといえるでしょう。

映画打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?をネットで楽しむには

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の動画をネットで楽しむための方法について調べました。

サービス 配信
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映画打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のあらすじ※ネタバレ注意

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」のあらすじを詳しく紹介します。ネタバレを含むため、動画を見る前の人は注意してください。

初めてのタイムループ

典道は、ごく普通の中学生で、クラスで1番美人の同級生なずなに一目ぼれしていました。夏休みの登校日、典道と友達の裕介がプール掃除の当番で学校のプールに向かうと、なずながいます。そこで、典道と裕介は賭けをすることになります。典道が勝てば、裕介に漫画を買ってもらい、裕介が勝てば裕介がなずなに告白するという約束をするのです。そこで自分の名前が話題になっていることに気付いたなずなは、自分も賭けに参加すると宣言します。そこで、3人でプールに飛び込み、クロール対決を行うことになったのです。そのとき、典道はプールの中で不思議な玉を拾います。典道は泳いでいる途中でけがをしてしまい、なずなが1位、裕介は2位でゴールしました。そこで、なずなは裕介を花火大会に誘います。

その放課後、男子たちは打ち上げ花火がどんな形なのかを言い争っていました。その姿を横目で見ながら帰宅したなずなは、母とその再婚相手に会います。再婚相手に挨拶をするように言われたなずなですが、無視します。母親たちは、自分たちの都合に合わせ、なずなの転校手続きも済ませてしまいました。転校したくないという娘の想いに気付いていない母親に振り回され、傷ついたなずなは、複雑な想いを抱えて花火大会に向かう準備をするのです。

一方、典道と裕介はクラスメイトとともに灯台から花火を見る約束をしていました。祐介はなずなと花火大会に行く予定でしたが、典道がなずなに片思いしているのを察し、なずなとの約束を断ろうとします。典道は、プールでの賭けでけがをしたため、裕介の父が営む病院へ向かうことになりました。裕介は、病院でなずなと会ったら、裕介が花火大会に行けなくなったとなずなへ伝えるように、典道に頼みます。その病院へ、裕介と約束していたはずのなずなが訪れました。裕介が来られないことを知ったなずなは、病院を出て歩き始めます。そこへなずなの母が登場し、強引に連れ戻そうとするのです。普段はおとなしいなずなが、泣き叫んで抵抗する姿を目の当たりにした典道は、なすすべもなく立ち尽くしてしまいます。

遅れて病院に到着した裕介たちは、なずなの普段とは違う姿に対する感想を典道に伝えると、典道は突発的に裕介を殴ってしまいます。そして、なずなと花火大会に行けなかったという気持ちを抑えるため、プールで拾った不思議な玉を投げました。すると、プールで対決した場面に時間が巻き戻されたのです。

やり直した時間

教室では、クラスメイトが打ち上げ花火の形について討論しており、典道は友達と花火大会に行く約束をします。しかし、今回は裕介に内緒でなずなを自転車で連れ出します。あてもなく駅へ向かった2人でしたが、なずなは家出をするための荷物をもっていました。そして、2人で駆け落ちをしようと提案するのです。年齢をごまかしながら、水商売をして暮らそうというなずなの提案に、典道は戸惑います。2人は電車に乗ろうとしますが、なずなの母親と再婚相手が登場し、嫌がるなずなを再び連れ帰ろうとするのです。典道は再び玉を投げ、時間が巻き戻されます。次に戻ったのは、電車が到着する前の場面でした。

この後も、失敗しては時間を巻き戻しながら、2人は駆け落ちを続けます。この後、2人が行きつくのはどんな世界なのでしょうか。

映画打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?の登場人物キャスト

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主な登場人物キャストを紹介します。映画やドラマなどで大活躍している俳優陣が多数参加しています。動画を見る際に、知っておくと新たな魅力に気付くはずです。

【及川なずな役】声優広瀬すず

【島田典道役】声優菅田将暉

【安曇裕介役】声優宮野真守

【なずなの母役】声優松たか子

【純一役】声優浅沼晋太郎

映画打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?基本的な作品情報

映画の基本的な情報を紹介します。実力派の制作陣による動画が魅力です。

原題:打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

公開年:2017年

総監督:新房昭之

監督:竹内宣之

脚本:大根仁