映画『ユリゴコロ』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

ユリゴコロは2017年に公開された日本映画です。原作は、「沼田まほかる」のミステリー小説であり、第14回大藪春彦賞受賞、第9回本屋大賞ノミネートの話題作が原案となっています。映画では、主役の美紗子役に吉高由里子亮介役に松坂桃李、洋介役に松山ケンイチなど、実力派俳優がそろったのも話題となりました。ここではユリゴコロを見た感想とそのあらすじ、無料で見ることのできる動画配信サイトなどを詳しく紹介します。

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ただのイヤミス映画じゃない!絶賛サスペンス映画「ユリゴコロ」とは

ユリゴコロは、「イヤミスの女王」ともいわれている、「沼田まほかる」のミステリー小説が原案の映画です。今作品においても、シリアルキラーといえる異常殺人者の美沙子が登場します。吉高由里子演じる美沙子は幼少期から一般的な子供とは違い、笑わず、1人でいることを好んでいました。ある日、池に友人を突き落とし、少女のうちから殺人という行為に喜びを感じてしまいます。その後、美沙子の行動は大人になるにつれてエスカレートし、度重なる殺人を犯してしまいます。

しかし、この映画の主人公は美沙子だけではなく、松坂桃李演じる亮介も主役です。美沙子を中心としたストーリーだと、ただの異常殺人者がこのあとどうなるか、という話になるでしょう。しかし、亮介を同じく主人公にすることにより、映画の内容には伏線が張られ、非常に緻密なミステリーとなっています。亮介と美沙子は、生きている時代が違います。正確にいうと、美沙子が犯した罪は過去であり、その内容は「ユリゴコロ」というノートにつづられていました。それを偶然発見した亮介が、現代において読み進めていくことから、ストーリーは始まります。

イヤミス小説の女王といわれる、沼田まほかる原案の映画ですが、この映画は決して見ることで不快になるものではありません。一般的なイヤミスというと、見たあとに落ち込む、結末に納得できなくてモヤモヤする、ということも多いです。しかし、今作品においては、異常殺人者がテーマになっているものの、ストーリーには救いがあります。サイコパスともいえる美沙子が犯す殺人は、決して許されるものではありません。しかし、ストーリーが進むにつれ、彼女が改心していく様子も描かれており、思わず応援したくなる人も多いでしょう。

また、ユリゴコロの映画の特徴は、前半と後半では大きくテーマが違ってくるのもポイントです。前半は、殺人者である美沙子の半生が事細かに描かれています。そのため、彼女の残虐性、異常性、目を背けたくなるようなシーンがたくさん出てきます。しかし、物語の後半は、ユリゴコロのノートを読んでいる亮介を中心に話が展開します。亮介は美沙子とは違い、婚約者や父親など、最初から自分が愛すべき人がたくさん存在します。後半のストーリーは、この亮介と美沙子を中心に、家族愛や恋愛感情について描かれていることも多いため、感動的な内容になっているのも特徴です。

ユリゴコロは、異常殺人者が主役となっているため、やや現実離れした内容に思えるかもしれません。しかし、登場人物それぞれの心情が細かに描かれているため、見ている人は、とても感情移入できるでしょう。例えば、父親が末期ガンとなり、余命が少ない状況になったとき、子供である亮介は、別れた母親のことを思い出します。父親が最後に会いたい人とは誰なのか、子供ながらに一生懸命考える姿は共感できます。また、ストーリーの後半では、殺人者である美沙子を愛する洋介が登場します。洋介は美沙子の素性を知らずに付き合いだしますが、あることをきっかけに、彼女の過去を知ることになります。洋介は、愛する人の過去を許すことができるのか、多くの人が考えるシーンでしょう。

最後に、ユリゴコロは「PG-12」指定作品です。リストカットのシーンや、美沙子が殺人を犯す場面などは、思わず目を背けたくなることもあるかもしれません。ホラー映画やショッキングなシーンが苦手な人には、正直映画館での視聴はおすすめできません。しかし、動画配信サービスでの視聴なら、ちょっと苦手なシーンは自分で飛ばすこともできるため、気軽に見ることができるでしょう。ミステリー好き、怖いもの見たさに興味がある、という人には、ぜひ視聴してほしい作品です。

予想できない結末が圧巻!映画ユリゴコロ

おすすめポイント1:予想できない結末がスゴイ

ユリゴコロは、平穏に暮らしていた亮介が、ユリゴコロと書かれたノートを見つけることから怒涛の展開が始まります。それまで亮介は、ひっそりとカフェを営み、いずれ結婚するであろう美しい婚約者と幸せな生活を送っていました。しかし、ノートを見つける頃から、父親が末期がんに侵され、婚約者は謎の失踪を遂げます。このように、亮介は私生活に悲しい出来事が突然襲い掛かるのですが、ユリゴコロのノートは、さらにそれを上回る衝撃的な内容が書かれているのです。一見ノートの内容と、亮介に襲い掛かる試練は関係のないように見えますが、後半のストーリーではこれらが見事絡み合ってきます。予想できない結末に、見終わったあとは感嘆する人が多いでしょう。

そして、登場してくる人物も、それぞれ過去に背負った重い事実があります。ネタバレになるのであまり詳しいことは言えませんが、例えば、ノートを読んでいる亮介は真面目に働き、思いやりのある好青年です。それに対し、ノートの内容は残虐性の高い連続殺人について事細かに書かれており、とても同情できるものではありません。亮介も殺人の内容には嫌悪感を示しますが、それでもなぜかこのノートに惹かれてしまうのです。つまり、亮介も、もしかしたら過去に何かあった人物なのかもしれません。このように、ユリゴコロは、登場人物それぞれが謎に満ちた設定であり、ストーリーの結末には「だからこういう人物だったのか!」と納得することができるでしょう。

おすすめポイント2:原作を知らない人こそ楽しめる

ユリゴコロは、原作を全く知らない人でも楽しめる動画です。ユリゴコロは、沼田まほかるの代表作でもあるので、小説を読んだことをきっかけに映画を見た人も多いです。しかし、この小説を全く読んだことがない、知らない、といった人でも十分楽しむことができるでしょう。むしろ、小説と映画では若干内容が違うため、内容を知らない人の方が楽しめるかもしれません。

小説のユリゴコロは、とても人気のある作品です。そのため、小説の内容を期待して映画を見た人もたくさんいます。しかし、そのような人たちの口コミを見ると、「小説とは違って残念」という声が多いのも事実です。例えば、失踪する亮介の恋人ですが、映画では失踪理由についてあまり詳しくは語られていません。しかし、小説だと、どんな女性で、なぜ失踪したのかが詳しく描かれており、千絵という人物像をより深く知ることができます。しかし、映画の場合は、およそ2時間という決められた時間内にストーリーを展開させなくてはならないため、脇役の人物像はどうしても希薄になりがちです。これは、ユリゴコロに限ったことではなく、多くの小説を題材にした映画にいえることでしょう。そのため、ユリゴコロは、小説を読んだことのない人にこそ見てほしい動画です。

おすすめポイント3:映像美がスゴイ!

ユリゴコロは、強烈な視覚インパクトを残す作品です。残虐性や生々しさ、迫力や臨場感、悲しさや嬉しさなどを、映像を通して実にうまく表現しています。前半は美沙子が犯した殺人シーンがたくさん登場してきます。例えば、小学生の美沙子が、友人を池に突き落として殺害してしまうシーンがあるのですが、これがテレビなら、突き落とすだけでその場面は終了となるかもしれません。小学生が小学生を殺すというショッキングな場面なのですが、ユリゴコロでは、あえてそのような残虐性のあるシーンを丁寧に描いています。落とされた少女が一生懸命池から這い上がろうとするところは、見ていて胸が痛くなるでしょう。しかし、あえてこうした映像を丁寧に描くことにより、美沙子の異常性が強調されていきます。

その一方、映像は残虐性を強調したものだけではありません。大人になった美沙子は、人から愛されることを学び、これからはまっとうな人生を送ると決意します。洋介とともに生まれた子供を育てるシーンでは、美沙子が子供に愛情深く接する姿を、非常に美しい映像で表現しています。特に、前半と後半ではまるで違う映画を見ているような演出がされており、前半でショッキングなシーンを見せられた観客も、後半の愛情豊かな映像に癒されることも多いでしょう。ユリゴコロは映像全体が美しく撮られている作品なので、ぜひ動画で見てほしい作品です。

映画ユリゴコロは、「ホラーサスペンス」や「感動系」が好きな人向き!

ホラーサスペンスが好きな人

ユリゴコロは、ジャンルでいえばホラーサスペンス映画です。とくに、想像している以上にホラー要素は強いかもしれません。例えば、美沙子は唯一できた自分の友人である、みつ子まで手にかけてしまうシーンがあります。みつ子はもともとリストカットをくり返してしまう女性でしたが、美沙子はそのリストカットから解放してあげようと、さらに手首を深く切って彼女を絶命へと追い込みます。このシーンが正直いってかなりエグイです。リストカットをしたことがない人にとっては、自分の手首を切られているようなゾクゾクした感じを覚えるかもしれません。映像に迫力があるので、ホラー好きな人には向いている作品でしょう。

しかし、ただホラー要素が強いだけでなく、ミステリーやサスペンス要素も詰まっている映画です。ストーリーは見ているうちに、たくさんの「なぜ?」が散りばめられています。まず、「なぜ亮介の実家にユリゴコロのノートがあるのか」、そして「なぜ亮介の婚約者は失踪したのか」、また「亮介の父親がガンになったときに、なぜこのノートが見つかったのか」など、ストーリーには数えきれないほどの伏線があります。物語の最後にはすべての謎が解けるのですが、それまでの「なぜ?」がピタッとハマります。ミステリーやサスペンスが好きな人にはたまらない作品でしょう。

感動作品が好きな人

ユリゴコロは、ホラーサスペンス映画でありながら、実は感動できる作品です。はじめはただのグロい作品かと思って見ていても、意外と、終盤では思わず泣いてしまう人も多いのです。感動をテーマにした映画は、世の中にたくさんあるでしょう。動物をテーマにした作品や戦争映画、病気を克服したり、大切な人の死を迎えたりする映画は、感動する映画の代表テーマといえそうです。

しかし、ユリゴコロは、それらの感動ジャンルには入りません。人が次々と殺害されていく恐ろしい映画なのですが、ストーリーの終盤では、殺人鬼である美沙子が徐々に変わっていくことが描かれており、それが妙に感動するのです。それまで人に疎まれて生きてきた美沙子は、大人になっても売春婦として淡々と体を売る生活を送っていました。しかし、陰のある青年、洋介と出会い、彼から愛情とやさしさを注がれることによって、徐々に気持ちにも変化が訪れます。それまで美沙子が犯してきた罪はあまりにも大きいため、まっとうな結婚生活を送るのは難しいかもしれません。それでも、美沙子がみせる妻としての愛情、そして、母となった美沙子が子供へ注ぐ愛情表現は、つい応援したくなるような感動があります。

演技派俳優が好きな人

ユリゴコロは、演技派俳優が勢ぞろいしたことでも話題になりました。主役となるのは、美沙子演じる吉高由里子と、亮介演じる松坂桃李です。2人とも演技には定評がありますが、特に、吉高由里子が演じる美沙子は狂気があり、見ていて非常に恐ろしいものがありました。しかし、洋介と出会い、結婚や出産を通じることにより、自分が行ってきた過去と向き合い、心から反省するようになります。過去に向き合う美沙子の演技も迫力があり、彼女が泣き崩れるシーンは、思わずもらい泣きをしてしまう人も多いでしょう。

また、美沙子の夫でもある洋介を演じたのは、こちらも実力派俳優と呼ばれる松山ケンイチです。彼が演じた洋介は、本当に心に傷を負っているのが分かるほど、繊細でやさしい人物です。ストーリーの終盤では、美沙子が過去に行った殺人を洋介は知ることになります。心を打ち砕くような美沙子の過去に、洋介は非常に追い込まれていき、美沙子を殺そうと決意します。このシーンは非常にリアリティが高く、見ている人の多くは息を飲むでしょう。このように、ユリゴコロはキャストすべてに文句なしの実力派俳優がそろっています。迫真の演技を見たい人にとっても、満足のできる動画でしょう。

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映画ユリゴコロを配信している動画サービスは、次のようになります。

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ネタバレなし!映画ユリゴコロが見たくなる細かいあらすじ

山奥にある喫茶店を静かに営んでいる亮介は、同棲中の婚約者でもある千絵と幸せに暮らしていました。しかし、ある日、婚約者の千絵が謎の失踪を遂げます。しかも、亮介の父親は末期ガンということが分かり、精神的に不安定になった亮介は、喫茶店の経営もうまくいかずにかなり落ち込んでいきました。そんなとき、亮介は実家の押し入れから「ユリゴコロ」と書いてある1冊のノートを発見します。そこには「美沙子」という女性の、壮絶な半生が記されていました。

そのノートの書き出しは「私のように平気で人を殺す人間は、脳の仕組みがどこか普通と違うのでしょうか」という恐ろしい文章で始まっています。内容は、美沙子が小さなころから少し変わった少女であり、友達と遊んでもおもちゃを与えられても、何の喜びも感じられなかったことから始まります。昔から無口で、1人でいることを好んだ美沙子は、ある雨の日に、友人を池に突き落として殺害してしまいます。それが美沙子にとって、初めて知った喜びという感情でした。

中学生になった美沙子は、ある日帽子を拾おうとしている少年と、それを手伝っている男と遭遇します。男は重い側溝のふたを持ち上げ、少年が下に落ちている帽子を取ろうとしています。美沙子は自分も助けるつもりで近づきますが、さりげなく側溝を下に押し当て、男がふたを落とすように仕向けました。案の定、ふたの重さに耐えきれなかった男は、ふたを少年の上に落としてしまい、少年は絶命してしまいます。残忍な犯行に及んだ美沙子ですが、そこでも自分のなかに沸き上がる喜びを抑えることができません。

やがて、調理専門学校に進学した美沙子は、初めてみつ子という友人ができます。みつ子は精神的に不安定であり、リストカットをやめることができません。はじめはみつ子と仲良く過ごしていた美沙子でしたが、リストカットを続けるみつ子を救いたいという気持ちになり、それは殺害という形で実行されてしまいます。ユリゴコロと書かれたノートには、このように残虐な犯行を繰り返す美沙子の様子が、事細かに書かれていました。普通なら気持ちの悪くなるような内容ですが、それを読み進めている亮介は、なぜかこのノートに惹かれていくのでした。

ある日のこと、亮介のもとに、細谷という少し年上の女性が訪ねてきます。細谷は、失踪している千絵の友人であり、千絵を見つける協力をしたいと伝えました。亮介と細谷はともに千絵の情報を集め、結果的に、千絵が暴力団の男たちと関わっていることが判明します。また、同時にユリゴコロのノートを読み進める亮介は、その後に展開があることを知ります。ノートの内容は、大人になった美沙子の様子が書かれていました。専門学校を卒業した美沙子は、食品関係の仕事に就くものの、社会に適応できず、わずか1年で辞めます。お金が稼げなくなった美沙子は、娼婦として生活費を得るようになりました。

体を売り続けている美沙子は、ある日、自分を買ってもらおうと洋介という男性に声を掛けます。お金を払った洋介ですが、美沙子には手を出そうとしませんでした。不思議な縁で結ばれた2人は、その後同棲を始めます。ある日、洋介は「自分は子供を殺した経験があるから、過去を背負って生きていかなくてはならない」と、美沙子に告白します。その内容は、帽子を拾おうとした少年のうえに、側溝のふたを落として死なせてしまった、という話でした。それは、まぎれもなく美沙子が昔犯した殺人だったのです。あの男性が洋介だった、それを知った美沙子は衝撃を受け、初めて自分が犯した過ちに気づくことになります。

果たして、異常殺人者であった美沙子は、洋介との出会いを機に変わることができるのでしょうか。また、亮介の婚約者はどこへ失踪し、無事に見つかるのでしょうか。そして、亮介とユリゴコロのノートとの関係は何なのでしょうか。映画の続きは、ぜひ、動画配信サービスでお楽しみください。

映画を彩るユリゴコロの登場人物

映画ユリゴコロの主なキャスト

【美紗子役】吉高由里子

この映画の主人公であり、ユリゴコロのノートに出てくる女性殺人鬼。幼い頃から殺人を犯すことが喜びだと知った彼女は、大人になるにつれ凄惨な殺人を次々に犯していく。

【亮介役】松坂桃李

ユリゴコロのノートを偶然発見し、残虐な美沙子の殺人を読み進める青年。美沙子の行動は理解できないものの、なぜかノートの内容に惹かれていく。

【洋介役】松山ケンイチ

美沙子の恋人。売春婦として美沙子を買うが、結局手を出すことはしなかった。偶発的な事故により、過去に少年を殺害してしまったという後悔の念にかられている。

映画ユリゴコロを作った人々、その作品情報

映画ユリゴコロの動画作品情報は次のようになります。

原題:ユリゴコロ

公開年:2017年

製作総指揮:佐藤直樹

監督:熊澤尚人

脚本: 熊澤尚人