映画『サニー/32』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

人気アイドルグループメンバーだった北原里英の体当たりの演技が魅力の映画「サニー/32」。実際に起きた「佐世保小6女児同級生殺害事件」をモチーフに、加害者を神格化するグループに拉致・監禁された中学校教師を描く衝撃作です。

そこで、この記事では「サニー/32」の見どころやあらすじを視聴者の感想を交えて紹介します。

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映画「サニー/32」はぶっ飛び鬼畜な「新アイドル」映画!

映画「サニー/32」は2018年に劇場公開された白石和彌監督の映画です。ネット上で神格化されている殺人犯「サニー」と間違われて拉致される女性教師役にNGT48を卒業した北原里英、サニーの信者にピエール瀧、リリー・フランキーらがキャスティングされています。

本作においては、白石監督と脚本家の高橋泉が「凶悪」以来再びタッグを組み、社会派・エンタメの枠を超えたぶっ飛んだ世界観で動画の視聴者を楽しませてくれます。

「サニー/32」は2004年に発生した「佐世保小6女児同級生殺害事件」がモチーフになっています。

映画の舞台は、この悲劇から14年後の話。仕事も私生活もパッとしない中学教師、藤井赤理が、殺害事件の犯人を「サニー」と呼んで神のように崇めるグループに拉致・監禁されたことで味わう恐怖を描いています。

また、これらを通じて覚醒する赤理の心の成長と、事件の真相も描かれます。「サニー/32」に原作はなく映画オリジナル脚本となっていますが、簡単にストーリーを紹介します。

24歳の誕生日を迎えた藤井赤理(北原里英)は、冴えない毎日に閉塞感を感じていました。そこに現れたのが柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)。彼らは小6女児同級生殺害事件のスクープとして流出した加害者の写真に宿命的に惹かれてしまった人たちです。

写真のなかで、女児は右手3本、左手2本のピースポーズで微笑んでいました。そのことから「サニー」と呼ばれた彼女は、「犯罪史上最もかわいい殺人鬼」として神格化されていくようになります。

その「信者」だったのが柏原と小田であり、赤理をサニーと信じて誘拐します。監禁された赤理は信者たちが望むサニー像を演じることを強いられるのですが、そこにサニーの被害者の兄やYouTuberの百瀬などが現れます。

映画「サニー/32」の魅力は、社会問題を扱いつつも、ぶっ飛んだキャラクターや鬼畜なキャラクターたちが展開するデスマッチのような魂のぶつかり合いです。

リリー・フランキーが「あきれるくらい白石節、高橋節」と表現したほど鬼畜な世界観は、動画を見る人たちを退屈な日常から解き放ってくれるのではないでしょうか。閉鎖的な社会である現代日本がかかえる闇と、少年少女たちのやり場のない怒りや悲しみをぶっ飛んだ映像で表現した快作です。

そんな本作に体当たりの演技でぶつかったのがNGT48を卒業した北原里英。あまりに過酷なロケだったので、NGT48のメンバーから「下着姿になっていたよね」と言われても「そういえば脱いだっけ」と思いだせないほどだったということです。

このあたりは、薬師丸ひろ子や斉藤由貴が極限まで現場で追い詰められた「アイドル映画」時代を知っている脚本家、高橋泉の影響が強かったようです。追い込んでなんぼの演出に、NGT48時代の北原里英ファンからは悲鳴があがるでしょうし、また、彼女の成長を見られる作品でもあります。

清楚なアイドルのような中学校教師が、拉致・監禁で極限状態に追い込まれた末、ついに「覚醒」するブチギレ映像は必見です。

白石監督によるとこの作品は「行き場のない魂の慟哭」「北原里英の秘めた破壊力が発揮された作品」とも評されています。

そういえば、「神」と「信者」という関係は、アイドルグループの一員である北原里英なら身を持って体験しているシチュエーションでもあります。信者たちの暴走と、それを受け止めざるを得ない神を、現代日本のいろいろな社会現象を交えて描く本作。今までにないアイドル映画を見たい人おすすめです。

映画「サニー/32」は絶対おすすめ映画!衝撃の見どころ3

鬼畜な世の中を活写!

映画「サニー/32」は白石和彌監督と脚本家の高橋泉がコンビを組んでいます。この2人による作品には「凶悪」があり、その鬼畜ぶりを描いた衝撃作は高い評価を受けました。

白石監督といえば、日本アカデミー賞優秀作品賞など各賞を受賞した「凶悪」以外にも、「日本で一番悪い奴ら」があります。この映画は日本の警察史上、最大の汚点といわれている不祥事を扱った作品です。白石監督は社会問題を映画で切り取ることを得意とする監督であるともいえるでしょう。

本作「サニー/32」も、実際に起こった小学生の女子児童が同級生を殺害するという、社会に衝撃を与えた事件をモチーフにしています。

しかし、ルポルタージュ作品なのかといえば違います。「凶悪」において白石監督と高橋泉は、社会派ではなくエンターテインメントを目指したと言っていますが、この路線の延長上に「サニー/32」はあるのです。

そのため、犯人たちの鬼畜ぶりをしっかりと描きつつも、「サニーたんを愛する専門板www」といったサイトやYouTuberなどを登場させ、エンタメとして現代を映画に盛り込んでいます

NGT48卒業の北原里英「覚醒」

北原里英の秘められた暴力が解放されたのが「サニー/32」であると白石監督は述べています。

北原里英はアイドルグループNGT48の元人気メンバー。全シングルで選抜メンバーに選ばれるなど、安定したファンがいました。そんな北原里英ですが、実は白石監督の「凶悪」が大好きなのです。

そのため、鬼畜ぶりにいつしかシンクロしてしまう赤理にうってつけといえるでしょう。なにしろ赤理は、アイドルのような外見でありながら、心の奥に凶暴な本性を隠しているからです。

白石監督が撮りたかったのは「アイドル映画」だといいます。これはいろいろな受け止め方ができるものの、アイドルグループの周りに「神」と「信者」という世界観があるのは、誰しも認めるところでしょう。この異常で濃密で深いつながりを持つ人間関係を体験しているのが北原里英なので、説得力が違うのです。

「覚醒」した赤理の暴力性は、実はアイドル時代から蓄積されてきた暴力性なのかも、と感じるほどエネルギーに溢れています。「下着姿になったことも忘れていた」という迫真の演技を動画で見てみましょう。

この映画は風刺・戯画のセンスとリアリティのバランスが絶妙なので、信者たちにいじめられる藤井赤理を演じる北原里英にきっと共感してしまうはずです。

まるで、数十分にわたってラリアットや逆エビ固めを受けてグロッキーのプロレスラーを応援するかのように、徐々に視聴者のボルテージが高まっていき、赤理が覚醒して反撃を開始するときには興奮を覚えるはずです。

白石監督によれば「ピエール瀧×リリー・フランキーVS北原里英×門脇麦」というタッグマッチ戦の様相を呈してくるので、鬼畜たちの生き残りバトルを手に汗握って視聴できるでしょう。

同時に、閉塞した現代日本という四角いジャングルで戦っていた自分を、そこに見つけられるかもしれません。ミスチルならずとも「秩序のない現代にドロップキック」したい人は必見です。

ピエール瀧&リリー・フランキー

ピエール瀧とリリー・フランキーといえば、本業が違うことから、当初は俳優としては評価されていませんでした。しかし、海外で日本映画が賞を受賞すると、必ずといっていいほど彼らが出演していることに気づくのではないでしょうか。

存在感のある脇役を演じさせたら、彼らの右にでるものはいません。ピエール瀧とリリー・フランキーは白石監督の「凶悪」にもそろって出演。白石監督の鬼畜感のよき理解者といえるでしょう。

「あきれるくらい白石節、高橋節」と「サニー/32」について語っているリリー・フランキーらの演技も見どころです。

こんな人は映画「サニー/32」にハマる

覚醒した北原里英が見たい人

映画「サニー/32」において、北原里英は過酷なロケに挑んでいます。下着姿になったり、ピエール瀧に顔をなめられたりするなど、体当たりの演技は本作の大きな見どころといえるでしょう。

随所にアイドル時代の北原里英ファンからは悲鳴があがるようなシーンがありますが、卒業後も彼女の成長を見守りたい、というようなファンは絶対見逃せないのが本作です。

この映画を通じて主役を引き立たせる脇役になりたい思いを強くしたと語っている北原里英ですが、「サニー/32」の動画においては、バリバリのセンター。彼女を応援してきたファンならやはり嬉しいところですよね。

白石監督は、アイドル映画とは極限まで追いつめられるものだといいます。たしかに「セーラー服と機関銃」も極限にまで追い詰められてからの爆発が「カ・イ・カ・ン」です。

ストーカーに付きまとわれる可憐な彼女、鬼畜に拉致されいたぶられる彼女、覚醒してサニーとなる彼女、そして生徒を救いに走る彼女など、北原里英ファンならばお腹いっぱいの大満足作品となるでしょう。

ネット民が他人ごとでない人

映画は、最も先鋭的に世の中の恐怖や願望などを表現するツールのひとつです。多くの人が意識的・無意識的に問わず感じているのは、不特定多数の他人という存在なのではないでしょうか。

芸能人のツイートが炎上するぐらいなら笑っていられますが、自分が参加しているSNSでいじめに遭うなどもめずらしいことではないそうです。イワシの大群のように、ふとしたきっかけから矛先を変えて、圧倒的な多数によって匿名的に自分を攻撃してくる様子に恐怖を感じる人は多いといいます。

逆に、そうした存在に自分がなってしまうことを恐れる気持ちもあるでしょう。「サニー/32」ではこうした人間たちを、鬼畜にアレンジしつつも本質的にリアルに描いています。

本作では、ネットを通じてサニーという存在に宿命的に引かれてしまった柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)が代表的な存在ですが、その後も次々に現れるサニー信者たちが恐すぎです。

しかし、恐怖を感じるとともに、ネットという虚構の世界に依存して妄想を抱えていたり、ねっとりとした憎悪を抱いていたりする自分を彼らに見つけるのではないでしょうか。

こうした「ネット民」たちの心理が他人ごとでないと感じている人はぜひ見てほしい作品です。また、佐藤浩一と志田未来が共演した殺人者の兄をネット民が追いかける場面もある「誰も守ってくれない」などが好きな人などは楽しめるのではないでしょうか。エンタメ路線としては予告犯」などネット犯罪を扱った作品が好きな人にも向いています。

社会問題を扱った作品が好きな人

「サニー/32」は「佐世保小6女児同級生殺害事件」をモチーフにしています。当時、あまりに事件の衝撃度が高かったことから、文科省が異例のコメントを出したほどでした。

本作はルポルタージュではないがゆえに、より突っ込んだ演出や、奇抜なインスピレーションが注ぎ込まれているので、違った角度で社会問題を考えられるのではないでしょうか。

「サニー/32」は「ぶっ飛んでいる」などと表現されることもあるほどフィクションに昇華されているので、「佐世保小6女児同級生殺害事件」以外にもいろいろな事件を連想できます。

たとえば「佐世保小6女児同級生殺害事件」と同じくメディアに写真が流出した「神戸連続児童殺傷事件」や、オウム真理教の一連の事件などです。また、ネットが犯罪を作り出しているという社会問題も扱われています。

社会問題を扱った作品が好きな人は、いろいろ考えさせられる作品となるでしょう。

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映画「サニー/32」のあらすじ※ネタバレ注意

中学校教師の赤理拉致される!

中学校教師の藤井赤理は、仕事も私生活もパッとしない毎日を送っていました。密かに刺激を感じていたのがストーカーの存在です。恐怖を感じつつも、心の奥でスリルと興奮を覚えていました。

あるとき、赤理はストーカー被害を同僚の教師の田辺に相談します。そして、親身に相談に乗ってくれる田辺に、クラス内のある事情についても話しました。実はクラス内で向井純子という生徒がいじめられていたのです。

生徒に声をかけたこともありましたが、生徒にとって赤理は薄っぺらの大人にしか見えませんでした。「何があっても先生にだけは話したくない」と悩みを打ち明けてもらえません。

そんななか、赤理は24歳のバースデーを迎えます。そこに現れたのはストーカー。しかし、そのストーカーは田辺であり、警察に逮捕されていきました。唯一の「非日常」であったストーカーを失った赤理でしたが、その直後、何者かによって赤理は拉致されます。

犯人は「サニー」信者

犯人の2人は、自分たちは「サニー」信者であると名乗ります。サニーとは、14年前に起きた殺人犯のことです。当時小学校の女子児童であった彼女は、同級生である女子児童をカッターナイフで殺していました。

メディアに流れた犯人の写真のなかで、彼女は右手で3本、左手で2本のピースポーズをしており、このことから「サニー」と呼ばれるようになったのです。そのルックスもあって「犯罪史上最もかわいい殺人鬼」として、ネット空間では信者とよばれる狂信的なファンがたくさんいました。

犯人たちは、赤理のことを、サニーであると完全に勘違いしていました。そして、彼らの「サニーたん」像を赤理に強いて、ロリコン趣味のドレスを着せるなどします。

赤理が何をいっても聞かず、要求を拒むと暴力を振るわれ、サニー信者が集まるネットのサイトに画像や動画をアップされてしまいます。

本物サニーの被害者の兄登場!YouTuberも現れる

何とか隙をついて脱走を試みる赤理ですが、あえなく失敗。サニーのファンサイトを通じて集まった信者たちに「ファンミーティング」と称して1人20分の面談をさせられます。

その信者たちに紛れて現れたのが、本物のサニーの被害者の兄である上島ひろみでした。

上島は赤理をサニーだと思いナイフで殺害しようとしますが、信者の1人が身代わりとなり赤理は助かります。そのとき、1台のドローンが飛来してきたため、信者一向はその場を立ち去ります。

赤理の「覚醒」と教え子を救え

赤理は自分がサニーではないことを上島に訴え、自分を助けてくれるように頼みました。そこにまたしてもドローンが現れます。そして、そのドローンの操縦者の百瀬は、スタンガンで次々に信者を倒していきました

百瀬は「YouTuber」であり、サニーの様子を動画配信していたのです。そして、赤理に自分のチャンネルの独占インタビューに応じて欲しいと頼みます。

しかし、極限状態が続いていた赤理がついに「覚醒」。百瀬をスタンガンで倒してしまいます。そして、信者たちを次々と拷問して、心の闇を吐露させていくのでした。「みんなが望むなら、私はサニー」もともと非日常を無意識に渇望していた赤理がサニーとなった瞬間でした。

今やサニーとなった赤理は、ネットのサイトで教祖のように信者の相談を受けていました。そのなかに、赤理のかつての教え子、クラスでいじめられていた向井純子が現れます。そして、どうやら彼女はサニーが犯行を行った日に、同じ犯罪を計画しているようであり、赤理は動揺します。

一方、このサイトに接触してきたなかには、本物のサニーもいました。彼女は、罪の意識に苛まれ、自傷行為を繰り返していたと語ります。

サニー事件が発生した2月28日は近づいていました。赤理は教え子の殺害を止めようと行動を起こしますが、はたしてその結末はどうなるのでしょうか。

サニー事件の真実も明かされる映画「サニー/32」の衝撃のラストを動画配信サービスで視聴しましょう。

映画「サニー/32」の主要登場人物とキャスト紹介

【藤井赤理役】北原里英

平凡な中学教師ですが、サニーと間違えられたことから人生が一変します。覚醒する赤理は映画「サニー/32」の大きな見どころです。

【柏原勲役】ピエール瀧

サニーの信者で赤理を拉致・監禁します。動画では暴力を振るう凶暴な一面を見せます。

【小田武役】リリー・フランキー

柏原と協力して赤理を拉致・監禁します。

【本当のサニー役】門脇麦

ネット上に現れた、本当のサニー。赤理の教え子を救おうとします。

映画「サニー/32」作品情報まとめ

公開年:2018年

監督:白石和彌

脚本:高橋泉

映画「サニー/32」では「凶悪」で名コンビといわれた白石和彌と高橋泉が再びタッグを組んでいます。また、動画のスーパーバイザーとして、AKB48のプロデュースなどをしている秋元康が参加しました。