映画『光』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

映画「」は、三浦しをんの同名小説が原作の2017年劇場公開された作品。海外の映画祭でも高く評価されました。

25年前に犯した罪がもとで、4人の男女が日常に潜む暴力性と狂気に目覚めていくサスペンスドラマです。

そこで「ホラーより怖い」といわれることもある「光」の見どころや魅力を視聴者の感想を交えて紹介。また、無料で視聴できる動画配信サービス情報もまとめています。

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映画「光」は容赦なし!心の中が最恐ホラー

映画「光」は2017年に公開された大森立嗣監督の映画です。原作は三浦しをんの同名小説。この作品では、「まほろ駅前」シリーズに続き、三浦しをんと大森立嗣監督がタッグを組んでいます。

映画「光」は、東京の離島、美浜島を舞台にはじまります。そこで暮らすのは幼馴染で中学生の同級生である信之・美花、そして小学生の輔(たすく)です。

信之と美花は恋人同士で、すでに体の関係もあります。閉塞感のある島での生活において、美花は信之にとって全てである存在でした。

そんな信之の弟分が輔です。輔は時折体に傷を負っています。実は、父親から虐待を受けていたのです。

あるとき、信之は美花との待ち合わせ場所に遅れてしまいます。そこにいたのは、美花の体に覆いかかっている男性。美花がレイプされていると思った信之は、美花の「殺して」という声を聞き、衝動的に男を殺害してしまいます。

その場には、もう1人の人物が居合わせていました。輔(たすく)です。彼は一部始終をカメラにおさめていました。死人を前にした信之・輔・美花ら3人でしたが、そのとき、未曽有の大地震が発生します。

偶然山にいた彼らは難を逃れますが、津波によって島民の大部分は死亡してしまいます。そして、殺人の痕跡も津波によって流されていきました。

ときは経ち、25年後。大地震以来、3人はバラバラに島を出て、連絡を取っていません。忌まわしい殺人事件も忘れそうになっていたとき、輔(瑛太)が信之(井浦新)と美花(長谷川京子)の前に現れます。

信之は妻(橋本マナミ)と娘を持つ公務員となっており、美花は「篠浦未喜」として芸能界で成功していました。一方、輔は底辺のブルーワーカー。輔の目には、彼らを破壊しようとする狂気が宿っていました。

これをきっかけにすべての人物の過去の業・暴力・狂気が掘り起こされて増幅し、予測不能の結末へと彼らを押し流し始めるのでした。

「ものすごい映画だ。容赦がなく、生々しく、でもどこか清らかで貴い」と映画の予告編で紹介されているのは、原作者三浦しをんの映画評です。すべての要素がこのフレーズに含まれているといってもよいでしょう。

人によっては「ホラーより怖い」と感じることもあるようです。「心のザワザワどきどきが止まらない」などの感想もありました。

映画のなかで特に圧巻の演技を見せているのは井浦新と瑛太です。井浦新と瑛太といえば、優男というべきか、弱さを感じさせる役柄も多いといわれます。「1UP(ワンアップ)」のCMの瑛太からは「殺すぞ」なんてセリフは想像できませんよね。

そのため、ミスキャストではないかと指摘する声もありましたが、逆にこの二人の持つ雰囲気が恐怖を倍増させています。

普通の人間が一線を超えるのが最も怖い、というのはよくいわれることですが、映画「光」においては、まさしく、これがよくあてはまります。

映画のなかでは、井浦新演じる信之は一見普通の外見です。しかし、輔に対し「父親を殺してやろうか」という場面など、その狂気をはらんだ冷たい目に背筋が寒くなる人も少なくないでしょう。

一方、瑛太演じる輔もそれに匹敵するほど危険な人物。「お前の妻とやったんだぜ」と乾いた笑いを信之に向けて爆発させる輔は、明らかに普通の世界に住む人間ではなくなっています。

また、悪魔的な資質を持ち、華やかな芸能界で貪欲に人生を謳歌する美花、団地の生ぬるい日常に窒息寸前の信之の妻、南海子など登場人物たちも魅力的です。彼ら人間の深い業が重なったとき、ホラーよりも怖い、人間の裸の姿が現れはじめます。

果たして、彼らの行く先に光はあるのでしょうか。息をするのも苦しくなる衝撃のラストを動画配信でチェックしましょう。

映画「光」の見どころベスト3

ポイント1:井浦新の演技の凄さ!

暴力で傷ついたら暴力で返すしかないんだ」というのは信之のセリフです。この信条というか人生に対する見方は、映画「光」に登場する人物たちに共通しています。

結局のところ、人が人を支配し、奪い、いいなりにさせる・させたいというのは、人間の本性であることは間違いありません。いろいろな仕方において、信之・輔・美花・南海子が、この本性をむき出しにしてバトルするというのが、映画「光」という作品であり、怖さといえるでしょう。

「生命が臭ってくる」「心がザワザワする」「見終わってぐるぐるした」などいろいろな感想で表現されていますが、とにかく迫力のあるバトルなので、ぜひ動画で見てはどうでしょうか。

そのバケモノの1人が、虫も殺さないような優しい笑顔と、どこにでも居そうな父親・夫でありながら、冷たい狂気をまとっている男、信之です。井浦新といえば、人気ドラマ「アンナチュラル」において、恋人を殺害され、犯人を見つけて殺したいという役の演技が高く評価されていました。

この映画においても、目つきがイってしまっているのが非常に怖いところです。たとえば「仁義なき戦い」の場合、目が血走ることによって殺気が伝わりますが、表現が適切かどうかはともかく、信之の目はまるで死んだ魚のような目であり、常に殺意を感じさせます

「普通の人のようだけど、絶対ヤバイ奴だ」といった、視聴者の防衛に訴えかける映像が全編に存在しているのは間違いありません。この静かな狂気の視線のためもあり、特に何もないシーンでもピンと張りつめたような緊迫感があるのは、さすが井浦新といえます。

この映画はローマ国際映画祭においても上映されましたが、井浦新の野性的な暴力が発揮されるシーンは特に注目され、メディアでも取り上げられました。

ポイント2:瑛太の見せる無邪気な怖さ

また、瑛太演じる輔も負けてはいません。どちらかといえば、静の信之に対し、動なのが輔です。見た目も行動も軽くて、無邪気ともいえる笑顔も見せます。

しかし「目的は金」といいながら、役所から出てきた信之を尾行して、玄関に耳を当てて家庭団らんの声を聞いたり、妻を寝取ってみたりと行動は陰湿そのもの。はたして、真の目的は何なのかと怖くなってくるところです。

輔は幼いころより、父親から虐待を受けてきており、生活が困窮しています。ボロボロの服、ぼさぼさの髪、油っぽい皮膚など、リアルな役作りが評価されました。また、かつては兄弟のようだった信之との対決シーンも映画の大きな見どころです。まさに「魂の削りあい」などという表現がぴったりといえるでしょう。

ポイント3:女性のしたたかさ

美花と南海子の女性陣も曲者です。男に襲われているシーンがありますが、男は「美花から誘ってきた」といっていますし、襲われたようにも見えないところもあります。妖艶で、周りの男を道具のように使うところがあるのが美花といえるでしょう。

功利的なところもあり、芸能人として成功も収めています。一見普通の主婦の南海子にも動画の視聴者は違和感をすぐに持つでしょう。彼女もまた、心が乾ききってしまった人間であることが伝わってきます。

生活に変化のないことに対し、普段から不満をもつ主婦などには、特に実感をもって南海子の狂気が理解できるのではないでしょうか。こうした、女性陣のバケモノ性も本編の見どころです。

人によっては、見終わった後にぐったりとしてしまうほどの作品なので、元気があるときに動画配信サービスなどで、この作品を視聴してみてはどうでしょうか。

映画「光」に心がザワザワになるのはこんな人!

人間の「悪」を覗くのが好きな人

暴力シーンを映画のなかで普及させたのはゴッドファーザーシリーズといわれていますが、コッポラに影響を受けた監督たちによって、暴力の演出はさらに進化しました。

そして、日本においては「バトルロワイヤル」「告白」「悪の経典」「凶悪」など、少し思い付くだけでも、えげつないほど人間の暴力性や悪の部分を描いた映画が増えてきています。

こうした、人間の負の本性を見るのが好きな人は、映画「光」も見てみてはどうでしょうか。ある意味においては、日ごろ感じている悪の部分を解放して、目の前に取り出してくれるものが映画です。

心の中に溜まった「よどみ」のようなものが浄化されることをカタルシスというそうです。人間のむき出しの野生に恐怖を感じつつも、どこかにこのカタルシスを覚える人もいるのではないでしょうか。

映画「光」の原作となっているのは三浦しをんの同名小説です。三浦しをんといえば「まほろ駅前」シリーズなど、普通の人が一生懸命に頑張って生きる姿をユーモアも交えて描くというイメージがありますから、「光」は異色中の異色といえます。

そのため、ファンの間からは作家史上最大の衝撃作などと評価されています。インパクトのあるシーンも多く、映像化は困難という声もありました。

そのためなのか、大森監督と三浦しをんとは撮影前に入念に演出方法を確認したといいます。リアリティと説得力のある「悪」を見届けてみてはどうでしょうか。

テクノミュージックの先駆者ジェフ・ミルズが好きな人

映画「光」の音楽を担当しているのは、テクノミュージックの先駆者といわれているジェフ・ミルズ。アメリカのデトロイト発信のテクノミュージックを世界に発信し続けています。

また、ジェフ・ミルズはテクノミュージックをオーケストラやクラシックと融合させる試みも行っています。本作においても、離島の豊かな自然にインスピレーションを受けたノイジーな音楽に圧倒されます。

登場人物のカオスで野性的な暴力性を表現するには、既存の映画音楽では足りなかったのでしょう。映画音楽としては、かなり異端なため、人によっては音楽が前面に出すぎていると感じることもあるようです。

しかし、ジェフ・ミルズが好きな人にとって、また、映画音楽に注目する人にとって、耳も楽しめる作品となっています。

「団地妻」橋本マナミVS「妖艶」長谷川京子!違う「野生」も好きな人

橋本マナミ演じる南海子は、唯一、地震・津波という暴力を受けていない人物です。しかし、ただの主婦ではなく作品で重要な役割を持つことにもなりますが、ネタバレになるのでここでは省略します。

橋本マナミといえば「愛人にしたい女性」No.1の芸能人です。昭和の匂いが香る団地妻のVシネマのオーラを受け継いでいることが、人気の理由と分析する人もいます。

さて、肝心な情報を書いておけば、橋本マナミの濃厚なベッドシーンも本作の見どころの1つ。化粧が落ちるのも気にせずよがりつづける肢体にくぎ付けになったという感想もありました。

橋本マナミのファンならば、なにはさておき見ておかなければならない作品といえるでしょう。共演した「不倫相手」でもある瑛太のコメントによれば、あの橋本マナミが普通の主婦になっていると絶賛されています。

このあたりは、妖艶な長谷川京子演じる美花とコントラストになっていて、見応えがあります。美花は信之の運命の女性なので、動画のラストのほうでは、美花を激しく求める信之のシーンも挿入されています。

作品の鑑賞の本流とはやや離れるものの、団地妻の橋本マナミVS妖艶な長谷川京子という構図も見逃せません。

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映画「光」のストーリー※ネタバレ注意

※ここで紹介するあらすじには、ネタバレが含まれます。

殺人と地震

東京の離島、美浜島。ここで中学生だった黒川信之と同級生であり恋人の中井美花、そして、小学生であり信之を兄と慕うが暮らしていました。

島の生活は刺激のない毎日でしたが、信之は美花のことが心から好きでした。一方、輔は家庭に問題があり、日常的に父親から虐待を受けています。輔にとっては、信之との友情が救いでもありました。

あるとき、信之は美花が見知らぬ男と交わっているのを見てしまいます。美花の顔には笑みが見えたようにも思えましたが、美花は無理やり犯されたといいます。そして「殺して」と信之に頼み、信之は衝動的に男をなぐり殺してしまいます。

このような犯罪はすみやかに明るみに出るところでしたが、奇しくも離島を未曾有の大地震が襲い、津波によって美浜島は壊滅的な被害を受けました。

生き残ったのは信之ら3人と、大人が数人。殺害した男のことは警察に発覚することはありませんでした。しかし、殺害の様子を輔がカメラに収めていたのです。

日常とゆすり

大人のいなくなった美浜島にそのまま暮らすわけにもいきません。信之・美花・輔は島を出て、それっきり連絡を取り合うこともなく、ときはすぎていきました。

信之は、いまや公務員として平穏な毎日を送っており、妻の南海子と一人娘の椿とともに団地で暮らしています。

信之は表向き良き父であり夫でしたが、美花に心が残っており、このことは南海子を傷つけてもいました。

また、南海子は団地という狭い世間において、閉塞感を感じていました。そして、育児にも疲れ、ある男との不倫関係に陥っていきます。

この男こそ輔でした。輔は世間に妻の不倫をばらすといい、平穏な社会人生活を送りたいなら金をよこせといいます。なにが輔を変えたのかはわかりませんでしたが、美浜島にいたころの無邪気な面影はそこにはありませんでした。

「金だよ金」「お前の妻とやったんだよ」と輔は乾いた笑いを信之に爆発させます。しかし、信之はすでに二人の関係を知っていました。普通の感受性をあの事件と地震によって失った信之には、どうでもよいことだったのです。二度と顔をみせるなと信之は言い、その場を去ります。

第2の殺人と第3の殺人

そのころ現れたのが、輔の父親である洋一でした。洋一は、島の生き残りから聞いた話から、信之と美花の殺人に気づいていました。そして、輔にこのネタで信之と美花をゆするように強います。

昔から虐待されてきた輔は、父親から暴力を振るわれると本能的に屈従してしまいます。輔は信之ではなく美花に狙いを定め、金を要求しに美花のところに向かいました。

輔を何とかしなければならないと考えた美花は、信之と連絡をとります。そして、かつての殺人と同じように自分を守ることを要求しました。美花の魅力と力に逆らえない信之は、輔を排除すること約束します。

輔の弱点は父親。殺人の証拠と引き換えに、輔の父親を殺してやると信之は持ちかけます。昔と同じように、力関係は信之が上でした。次第にいいなりになり、輔は父親に薬を飲ませて殺害します。

これで、信之は輔が殺人を行った証人ともなったわけです。しかし、もともとアルコール依存の父親は自然死で処理されてしまいます。これでは、再び、美花の前にゆすりに現れる可能性がありました。

父親を埋めるためだった穴の前に立つ輔。その頭めがけて信之のスコップが振り下ろされます

闇と光

殺人の証拠を回収すると、信之は美花のところにむかいました。すでに美花という愛欲の虜になっていた信之は家に帰らなくなっていたのです。

しかし、美花にとって信之は、輔に変わって自分を束縛する男に変わっていました。やがて信之を遠ざけるようになります。失意の信之が帰る場所は一つしかありません。

家に戻ると、なぜか南海子が全て知っていることを悟りました。「俺はお前がどんな人間かよく知っている」と輔がかつて信之に言ったように、輔は自分がやがて殺されることを予想し、南海子に過去の全てを知らせた手紙と証拠のネガを送っていたのです。

唯一の救いは娘の椿。信之はその「光」に向かって近づこうとしますが、果たして、そこに救いはあるのでしょうか。視聴者それぞれの解釈が可能な映画「光」の動画の結末を動画配信サービスで視聴しましょう。

映画「光」の主要キャスト紹介

【黒川信行役】井浦新

中学生のころ、恋人である中井美花のために殺人を犯しています。公務員となり妻と娘と家庭を築いていますが、今も美花のことを忘れられずにいます。一見すると普通の人でありながら、映画「光」の動画では随所で狂気を見せます。

【輔役】瑛太

信行の弟分。父親から虐待されている過去を持ちます。信行の殺人の証拠を持っており、ゆすりをしようとします。

【篠浦未喜/中井美花役】長谷川京子

信之の中学生のころの恋人。過去を隠して「篠浦未喜」として芸能界で成功しています。

【黒川南海子役】橋本マナミ

信行の妻。輔と不倫関係を結びます。

映画「光」の作品情報まとめ

映画「光」の動画視聴者向けに作品情報を紹介します。

公開年:2017年

監督:大森立嗣

脚本:大森立嗣

原作:三浦しをん

撮影:槇憲治

照明:野村直樹

音楽:ジェフ・ミルズ