映画『全員死刑』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

全員死刑」は2017年に公開された日本映画です。カメレオン俳優として名高い、間宮祥太朗の映画初主演作品としても話題となりました。

映画の原作は、2004年に起きた「大牟田4人殺害事件」が題材となっており、話題性も高い動画です。ここでは、全員死刑を見た感想と、そのあらすじ、全員死刑を見ることのできる動画配信サービスについて紹介します。

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実際の事件を描いた問題作!映画「全員死刑」の魅力とは

「全員死刑」は、ヤクザの一家が罪のない人を行き当たりばったり殺害していく、センセーショナルな映画です。主演はテレビや映画界で引っ張りだこの間宮祥太朗、父親役に六平直政、命を狙われる女性役に鳥居みゆきなど、豪華俳優陣も話題となっています。

そして、この映画は、2004年に起きた「大牟田4人殺害事件」が題材となっています。加害者家族の次男として生まれ、罪を犯して現在は死刑囚となった、孝紘の著作品「我が一家全員死刑」を加筆修正し、この映画が誕生しました。

事件の概要を簡単に説明すると、次のようになります。加害者となる北村一家は、父親がヤクザの組長、母親はヒステリックな性格、その息子であり長男の孝、次男の孝紘も、父親の家業を継いでヤクザまがいの生活を送っていました。

北村家は金策に困っており、知人で金貸し業をしている高見さんに狙いをつけ、共謀して高見さんを殺してしまいます。その後、たまたま帰宅した長男と、居合わせたその長男の友人も、現場を見られたらマズイとして殺してしまいます。3人の遺体は車ごと川に捨ててしまいました。

さらに、孝と孝紘の兄弟は、高見さんの次男も金銭目的で殺してしまい、結果的に4人もの遺体を川に捨てるという非常に残忍な事件でした。

北村家が犯した犯行は、非常に短絡的であり、ただ単に「金が欲しかった」という理由で4人もの命を奪っています。結果、北村家一家はあっさりと警察に捕まり、裁判の結果「一家全員死刑」という前例のない判決が下されました。

この事件のことを、次男の孝紘は手記を通じて淡々と述べています。殺した相手には申し訳なかったが、自分は父と兄の言うことに逆らえなかっただけだとも述べており、正直なところ、あまり反省の色は見られません。

映画「全員死刑」では、この事件をベースにストーリーが進んでいきます。事件のことが記憶にある人も多いため、動画を見なくても内容は分かると思うかもしれません。

しかし、全員死刑は、ただのノンフィクション映画ではないのです。少々不謹慎な言い方になりますが、人を殺すことを「笑い」として表現し、ブラックユーモアも散りばめて、見る人の心をわしづかみにしています。

例えば、全員死刑はバイオレンス要素が強い作品なので、人の首を絞めたり、暴力をふるったりするシーンが随所に出てきます。しかし、そのようなシーンでは、ただ単に残虐な行動を取るのではありません。

首を絞めながらも加害者のテンションが異常に高かったり、殺害のシーンで妙に明るいBGMが流れたりします。心から笑えるシーンではないものの、バイオレンス要素が強い作品なのに、思わずクスリと笑ってしまうことが多いのです。そうした意味では、これまでにない映画作品として楽しむことができるでしょう。

また、この映画は実話がもとになっているため、本当にこのような家族がいたということに驚きます。事件の概要にもある通り、一家が犯した殺人は非常に短絡的であり、計画性はあまり感じられません。

ターゲットとなった金貸しを営む知人は非常にかわいそうですが、もっとかわいそうなのは、何の関係もない被害者長男の友人です。ただその現場に居合わせただけなのに、若くして北村家一家に命を狙われてしまいます。

こうした加害者は、いまの日本にはいないと信じたいですが、世の中には悪人が少なからず存在するのかもしれません。この映画は、世の中に存在する絶対悪に対しても、警鐘を鳴らしているともいえるでしょう。

見たことのないハイテンション映画!全員死刑

おすすめポイント1:間宮祥太朗の初主演映画

全員死刑は、若手実力派俳優として名高い、間宮祥太朗が映画初主演した作品です。彼はカメレオン俳優とも呼ばれ、どの役柄も非常に高い演技力で体当たりしています。

2018年にはNHK の朝ドラにも出演し、ヒロインの夫役としてもブレイクしました。当時の役柄は、非常にやさしいけれど、どこか頼りない夫役です。最終的には自分の夢をあきらめることができず、ヒロインとその子供を捨ててしまうという、いわゆる優しいダメ男を演じていました。

しかし、今回の間宮祥太朗は、かなりぶっ飛んでいる役柄です。ほぼ全身に入れ墨が入り、金のためなら殺人もいとわないという、非常に恐ろしいヤクザの青年を演じきっています。

ただ、殺人を繰りかえす暴力的な役柄だと、ただの恐怖心しか感じません。しかし、間宮祥太朗の場合、喜怒哀楽を全身で表現し、殺人のシーンでは目を血走せながら勢いでやるという、どこかぶっ飛んでいるタカノリを演じています。

また、殺人シーンではアドレナリン全開ですが、友人と戯れたり、恋人と甘い時間を過ごしたりするタカノリは、どこにでもいる一般的な青年です。

間宮祥太朗は、悪びれることなく勢いで殺人を犯す狂ったタカノリと、どこか憎めない普通の青年であるタカノリを、見事に演じきっています。

二枚目でありながら、悪役になると顔を真っ赤にしてとことん悪になりきり、恋人の前では、女性に甘える優しい青年となります。

この映画は、ときにゾッとさせるような間宮祥太朗の演技力が無ければ、成り立たなかった映画といっても良いでしょう。とにかく、彼のハイテンションでぶっ飛んだ演技に注目してください。

おすすめポイント2:衝撃の実話からできている映画

全員死刑は、実際にあった事件をモチーフに作られている映画です。金が欲しいから、とりあえずお金を持っていそうな知人を殺してしまおうという、行き当たりばったりの犯行が行われています。

「殺そう」と思ってから時間をかけずに実行にうつしたり、死体が邪魔だから川に適当に捨てたりと、本当に恐ろしい人は何でもしてしまうのだと、ゾッとさせられる映画です。

事実は小説より奇なりといいますが、まさにこんなことが世の中にあったのかと、考えさせられる映画でしょう。

ただ、全員死刑はかなり脚色が加えられ、殺人が起こる恐ろしい映画なのに、笑いが散りばめられている内容になっています。そのため、加害者が本当にこのような心情で殺人を犯したわけではありません。

例えば、タカノリが1人目の殺人を行う場面では、相手はユーチューバーという職業をしており、動画配信を行っている最中に襲い掛かります。実際の事件当時にはユーチューバーという職業はないため、かなり脚本が変えられていることが分かるでしょう。

このように、実際の事件をモチーフにしつつも、映画ならではの世界観が楽しめる特徴的な動画となっています。

おすすめポイント3:実は名言や名シーンが散りばめられている

全員死刑には、意外にも名言が散りばめられています。まずは、思わず憎めないセリフを登場人物が次々に言うことに注目です。

例えば、悪いことばかりして、その日暮らしを送っているようなタカノリが、「好きなことして稼ぎたいじゃないですかー」というセリフがあります。犯罪者に同情はできないものの、その気持ちは誰もが持っているものかもしれません。

また、ヤクザで生計を立ててきたテツジが、組の資金が足りなくなり、「最近不景気だからな」とこぼします。昭和の時代ならヤクザの仕事も景気が良かったのかもしれませんが、時代が変わるにつれ、廃れていく仕事もあるのです。

このほかにも、全員死刑には「仁義なき戦い」を彷彿とさせるようなシーンや、「ブレードランナー」を思い出させるようなシーンが少なからず出てきます。そのため、昔の映画が好きな人にも向いている作品です。

かなり変わったヤクザ映画!?全員死刑を楽しめるのはこんな人

ブラックジョークが楽しめる人

全員死刑は、度重なる殺人シーンがあるものの、その殺人に「笑い」を加えているのが特徴です。非常に残忍なシーンでありながら、「ここ笑っても良いかな」と、見ている人を微妙に困らせてしまうシーンもたくさんあるのです。

例えば、吉田家の次男であるショウジの職業はユーチューバーです。部屋に小さなプールを用意し、その中にカレーを敷きつめ、「いまからカレープールの中に入りまーす!」と実況しています。その背後からタカノリがタオルを持って近づき、「死ねやコラア!!」といって首を絞めるのは、まさに見たこともないカオスな状況です。

また、ショウジはタカノリに一度殺されるのですが、あとで再び息を吹き返します。しかし、タカノリ兄弟らに再び首を絞められて殺されてしまうのです。

一度襲った人をもう一度殺すという残忍なシーンなのですが、ここでも笑ってよいのか微妙な空気になるシーンがあります。首を強く絞められるショウジは、眼球が飛び出して悲惨な状況になってしまいます。

この眼球が飛び出すシーンがグロテスクでもありながら、なんだがアニメチックにも見えて、怖がってよいのか笑ってよいのか、見ている人は困惑してしまうのです。

このように、全員死刑では、殺人や暴力といった恐ろしいシーンでも、笑いや皮肉を入れ込んでいる作品です。

予告編の動画でも「とにかくぶっ殺しまくり!ジェットコースタームービー!」と解説されており、残虐な場面なのに非常に明るいBGMが流れていて、一体どういう映画なのか興味を持つ人も少なくないでしょう。

大牟田4人殺害事件をテーマにしつつも、映画自体はテンポよくどんどん進んでいくので、暗い印象はありません。ブラックジョークやユーモアが好きな人には、ぜひ視聴してほしい作品です。

一風変わったヤクザ映画を見たい人

全員死刑は、映画ジャンルでいえば「バイオレンス系」にあたるでしょう。殴る、蹴る、首を絞める、銃で撃つといった内容が満載なので、ヤクザ映画の部類にも入る作品です。

しかし、一般的なヤクザ映画というと、義理や人情が絡まったり、敵対する組との闘争が出てきたりと、ありきたりな内容も多いです。組長はとてもカッコよくて銃の腕前も一流、側には常に美しい女性がいる、といったお決まりの展開もあるでしょう。

しかし、全員死刑は、日常的な主人公がどうしようもないヤクザという設定です。見た目は入れ墨が入っていたり、父親はスキンヘッドだったりと、外見的には恐ろしいのですが、日々の生活は私たちと変わりません

金策に困る父親は、見ていてなんだか情けなくなりますし、威勢の良いことを言っている兄も、実際に人を殺すとなると怖気づいてしまいます。

主人公であるタカノリだけがどんどん殺人を繰り返すのですが、それも「家族のためやー!!」といった異常なまでのハイテンションになり、まともな精神で殺人を犯すのは難しいことが分かります。

また、タカノリは殺人を犯すどうしようもない悪人ではあるものの、ストーリーのなかでは、結構まともなことを話しています。

はじめは殺人を拒んでいたタカノリですが、大事な家族が困っているのを見て、殺して解決できるのならそうしよう、という結論を出してしまうのです。

これは、ある意味非常に純粋というか、親の言うことには逆らえない立場というか、タカノリ自身はそれほど元から悪ではないことが分かります。

結局タカノリは、昔から暴力で何もかも解決してきた両親の姿を見てきたため、何事も力でねじ伏せれば解決できると考えてしまうのでしょう。この映画を通じて、親が与える影響は子供にとってどれだけ大きいものか、改めて考えることにもなりそうです。

全員死刑は、ヤクザ映画でありながら、これまでにはない一風変わった作品といえるでしょう。

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ネタバレなし!映画「全員死刑」のおおまかなあらすじ

ここからは、映画全員死刑のあらすじを紹介します。ネタバレなしなので、安心して最後までお読みください。

ヤクザ一家である首塚家は、父テツジ、母ナオミ、長男サトシ、次男タカノリの4人家族です。首塚家は、昔から迫力のある恐ろしい父親を中心に、暴力沙汰や詐欺など、やりたい放題行って生きてきました。

ある日、付き合いのあるヤクザの組でトラブルが起きてしまい、父親の命令により次男のタカノリが組へ行くことになります。タカノリは、敵対するヤクザと喧嘩を起こし、その結果懲役刑をくらいました。

あらかじめ刑務所に入ることが分かっていたタカノリは、恋人であるカオリに出所まで待ってくれるように伝え、刑務所に入ります。

2年後にタカノリは出所してきました。久しぶりに家へ帰っても、家族の様子はなんだか元気がありません。そんなとき、兄のサトシから、組の経営が苦しくなっており、父親であるテツジがとても苦しんでいることを聞かされます。

また、知人でもあり、金貸しを行っている吉田家には、大金が入っている金庫があることも聞かされました。サトシは、金回りの良い吉田家を狙い、盗みに入ろうとタカノリに提案します。

刑務所から戻ってきたばかりのタカノリは、犯罪にはなるべく手を染めたくありませんでした。しかし、もともとまっとうに働こうという考えがないため、しぶしぶ兄の提案を受けて、吉田家に強盗に入る決意をします。

兄弟で吉田家へ向かったところ、吉田家には次男のショウジがいました。強盗に入るのに、人がいるのは面倒くさいと考えたサトシは、弟のタカノリにショウジを殺すよう命じます。

最初は嫌がっていたタカノリでしたが、兄に強く言われると一大決心をし、いとも簡単にショウジの首を強く絞めて殺してしまいます。

その後、吉田家にあった金庫を見つけ出した2人は、ショウジの遺体とともに金庫を外に運び出しました。その後、車で金庫と遺体を運んでいたところ、死んだはずのショウジが息を吹き返します。目的地に着き、兄弟がトランクをあけると、生き返ったショウジがいました。

今さら引き返すことはできないと考えた兄弟は、ショウジの首に再び縄をかけ、サトシとタカノリで両側からショウジの首をきつく絞めてしまいます。

こうして一度は生き返ったショウジを、無残にも完全に殺してしまうのです。兄弟は、死んでしまったショウジに重りをくくりつけ、川に投げ捨てます。金庫はその後家に持ち帰りました。

帰宅した兄弟は、翌日金庫の中身を確認しました。期待したのもつかの間、入っていたのはごくわずかな貴金属のみでした。

しかも、人を殺した事実は親に知られておらず、今回の作戦はサトシが勝手に計画して実行にうつしたので、父親のテツジにバレたら大変なことになります。それならば、吉田家の人間をすべて消してしまおうとサトシは考えます。

親に相談して、吉田家を襲う計画を立てます。吉田家の母であるパトラを殺し、持っている財産を奪おうと考えたのです。その計画をあっさりと両親も受け入れ、弟のタカノリもすぐに巻き込まれます。

その後、タカノリたちは吉田家の母親であるパトラに近づき、薬を盛ります。大量の薬を飲まされたパトラは意識が混濁し、車の助手席に無理やり乗せられてしまいました。

ぐったりしているパトラの首に紐をかけ、タカノリが思い切り紐を引っ張り、パトラの命を奪いました

パトラの遺体はトランクに入れられ、加害者家族はそのまま吉田家に向かい、あり金がないか探すつもりでした。しかし、吉田家に着くと、吉田家の長男であるカツユキと、その友人がちょうど帰宅していました。

吉田家の財産を探すのに、長男や友人は邪魔な存在です。そのため、父親のテツジは拳銃をタカノリに渡し、2人を殺すように命じたのです。

果たしてタカノリは、何の罪もない吉田家の長男や、その友人まで殺してしまうのでしょうか。また、躊躇なく人を殺すようになったタカノリの心身は、その後どうなっていくのでしょうか。

続きはぜひ、動画配信サービスでお楽しみください。

映画全員死刑の主な登場人物キャスト

動画全員死刑の主な配役

【タカノリ役】間宮祥太朗

この映画の主人公。ヤクザ一家の次男として生まれ、兄や父親から吉田家の殺害を依頼される。最初は嫌がっていたものの、徐々に殺人へのタガが外れていく。

【サトシ役】毎熊克哉

タカノリの兄であり、首塚家の長男。威勢は良いが、いざ殺人の実行役となると腰が引けてしまい、嫌なことはすべて弟のタカノリに押し付けてしまう。

【テツジ役】六平直政

ヤクザの組長であり首塚家の父親である。昔は資金力のある組を取り仕切っていたが、時代の流れとともにヤクザ業が成り立たなくなる。お金のためには殺人もいとわない恐ろしい人物。

映画全員死刑の作品情報と主なスタッフたち

映画全員死刑の動画作品情報は次のようになります。

原題:全員死刑

公開年:2017年

監督:小林勇貴

脚本:小林勇貴、 継田淳