映画『ホタル』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

ホタルは2001年に公開された日本の映画です。戦争と夫婦愛、国同士の軋轢など、複雑な問題を題材にした映画として、高く評価されました。今回は、そんなホタルを見るべき理由や、動画配信サイトを使って無料で見る方法などを紹介します。

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まずは映画「ホタル」がどんな映画か紹介!

映画「ホタル」は、2001年に公開された日本映画です。東映創立50周年記念として、大きな話題になりました。また、戦争という重いテーマを扱ったことも、多くの人が注目した理由となっています。ホタルの監督は、「鉄道員(ぽっぽや)」などで知られる降旗康男です。戦争映画は時として、時代解釈や思想の観点から物議を醸すことがあります。

ホタルも同様で、公開当時は専門家の間でさまざまな意見が飛び交うことになりました。しかし、映画としては高い評価を受け、第25回日本アカデミー賞で13部門にノミネートされます。ホタルが高い評価を受けた理由は、降旗康男監督が自分の表現したいものを追求したからだといえるでしょう。

戦争というテーマを気軽に扱えば、批判の目にさらされることは想像に難くありません。仮に真剣に向き合ったとしても、理解されなかったり評価されなかったりするでしょう。しかし、降旗康男監督は戦争というテーマに真っ向からぶつかり、自分の考えを反映させながら価値のある作品を作り上げました。ホタルは、夫婦愛や友情などが繊細に取り込まれた、安易な思想表現にとどまらない名作となっています。登場人物たちの人生を巧みな技術で表した降旗康男の世界を、動画で確かめましょう。

主人公を演じるのは高倉健!

ホタルの主人公は、鹿児島の漁師であり、かつて特攻隊員だった「山岡秀治」になります。秀治は戦争の時代を生き抜いた男で、愛する妻と2人で暮らす優しい男です。しかし、天皇の死をきっかけに、人生が大きく揺れ動くことになります。そして、この秀治を演じるのは、今は亡き名俳優の高倉健です。

高倉健は、「ブラック・レイン」「あなたへ」の出演で知られるベテラン俳優です。俳優として数々の賞に輝いており、この映画でも日本アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。しかし、「後輩の俳優に道を譲りたい」という理由で、受賞を辞退したのです。高倉健は日本の役者界をリードしてきた存在であるといえるでしょう。

主人公の秀治は物静かですが芯の強い男です。そして、このキャラクターに高倉健はピタリとはまっています。高倉健の冷静さと男気を併せ持つ演技が、秀治という登場人物を確かなものにしているといえるでしょう。高倉健のファンでもそうではなくても、彼の名演技に感動してしまうのではないでしょうか。厳しく、そして正しい高倉健の姿を、その目に焼き付けましょう。

秀治の妻役には田中裕子!

主人公である秀治の妻を演じるのは、田中裕子です。田中裕子といえば、ドラマ「おしん」や映画「ええじゃないか」などが有名ですよね。彼女の心のこもった演技に、感動の涙を流した人は多いことでしょう。もちろん、ホタルでもしっかり彼女らしい演技を堪能することができます。秀治の妻である山岡知子は、秀治と同じく戦争を生き抜いた女性です。一途で優しい性格をしており、周囲の人からは信頼され、大切にされています。しかし、病院で定期的に透析を受けねばならないなど、重い病気を患ってしまっているのです。

病弱ながらも気丈に振る舞う知子というキャラクターは、田中裕子でなければ演じることができなかったでしょう。田中裕子の情念を込めた話し方やしぐさが、知子の健気な姿を強調しています。実際、田中裕子はホタルでの演技で、日本アカデミー賞の主演女優賞を受賞しました。田中裕子と高倉健という2人のベテラン役者の共演は、ホタルでしか見ることができません。

ホタルを楽しむための3つのポイントを解説!

高倉健の渋い演技を見逃すな!

ホタルでは、高倉健の味のある演技を随所で楽しむことが可能です。例として、戦時中秀治の後輩だった藤枝洋二の孫である真実と雪山で話すシーンが挙げられます。洋二はとある理由から1人で雪山に向かい、そのまま遭難して死んでしまいます。

誰もが事故として片付けようとしましたが、真実だけは祖父が死んだ本当の理由を知っていました。誰も祖父の気持ちを理解しようとしないことにもやもやした真実は、洋二の先輩である秀治に相談を持ちかけます。そして、寂しそうに雪原を見つめる真実に、秀治はそっと自分が着ていたコートをかけてあげるのです。

これだけならよくある場面だと思いますよね。しかし、高倉健がこの役を演じることによって、一気に胸がときめくシーンに変わります。高倉健が純粋無垢な少女に優しくコートをかけてあげる姿に、いろいろなことを経験してきた大人の余裕を感じるはずです。健気な少女の不安や葛藤を優しく包み込む高倉健の渋い演技を、その目に焼き付けましょう。ほかにも、高倉健らしい渋い演技を楽しめる場面はたくさんあるので、動画で見ることをおすすめします。

女優陣の演技もクオリティが高い!

ホタルに出演している女優は、演技力が高い人ばかりです。まずは、秀治の妻である知子を演じている田中裕子の演技に注目しましょう。知子が秀治と旅館で話をするシーンは、田中裕子の名演技を見ることが可能です。洋二の死によって秀治は自分達夫婦の人生を振り返ります。そして、知子に対し、2人の間に子どもを作らなかったことを謝罪しようとするのです。知子は秀治に「2人で決めたことでしょう」といって、落ち込む秀治を慰めようとします。

このときの知子の心情を、田中裕子ほど巧みに表現できる女優はいないでしょう。田中裕子の抑揚のきいた話し方と時折顔を出す感情が、知子の気持ちを非常に繊細に表しているのです。また、戦時中特攻隊の世話をしていた山本富子を演じる奈良岡朋子の演技も素晴らしいクオリティを誇っています。

富子は戦争の間特攻隊員の力になっていた女性です。秀治や知子らを戦時中から知っているため、この映画の中でもとくに重要なキャラクターといえるでしょう。そんな富子というキャラクターを、奈良岡朋子がきめ細やかな演技で確立しています。

例えば、富子が戦時中のことを思い出して涙を流すシーンです。富子が洋二と真実にある特攻隊員が「私は死んだら、ホタルになって帰ってくる」と富子にいい残して出撃したという話をします。このエピソードだけでも、思わず涙が出そうになりますよね。しかし、切ないのは話だけではありません。富子の表情や話し方によって、さらにエピソードに重みが感じられるのです。そして、この場面のクオリティを高めているのが、奈良岡朋子の演技力に他なりません。このように、ホタルは女優陣の演技力が大きな見どころです。

自然の風景も大きな見どころ!

ホタルでは、美しい自然の風景が多く映し出されます。例えば、秀治が船に乗っているシーンでは、美しい鹿児島の夕焼けを、画面いっぱいに見ることができるでしょう。雄大な風景と、その風景とともに生きる人々の力強さに、思わず感動してしまうはずです。また、秀治と知子が雪原を散歩するシーンも見どころです。2人が柔らかな雪が降る中を歩く姿は、自然の美しさと命の尊さを感じさせます。ほかにもため息が出るほど美しい自然の風景がたくさん登場するので、見逃さないようにしましょう。

ホタルはこんな人が見るべき!

夫婦で見られる映画を探している人におすすめ

ホタルは、戦争を生き抜いた秀治と知子の夫婦愛が大きなテーマとなっている映画です。そのため、支えあって生きる夫婦の姿を見ることができます。例えば、秀治が知子を病院に担ぎ込むシーンは、2人の愛が感じられる名場面です。知子は定期的に透析を受けなければならないほど病弱な女性となっています。

そして、あるとき体調を崩して、立てないほどに衰弱してしまうのです。衰弱した知子を背負って、秀治は病院に急ぎます。何とか一命をとりとめたものの、知子は秀治に迷惑をかけたことを謝罪しました。しかし、秀治はまったく気にする必要はないと知子を勇気づけます。

病院のベッドに横たわる知子の手を握りながら知子を励ます秀治に、誰もが強い夫婦愛を感じるはずです。また、秀治が知子のためにドナーになることを提案する場面も感動を禁じ得ません。秀治は知子の担当医から、腎臓を移植すれば知子がもっと長く生きられる可能性があることを知らされます。

そして、秀治が知子のドナーとしての適性があることも判明するのです。秀治は、躊躇なく自分の肝臓を差し出すことを承諾し、知子に伝えます。しかし、知子は「2人で支えあって寿命まで生きられればいい」といって手術を受け入れません。もう1度提案する秀治ですが、知子の強い意志に負け、手術を断念します。

愛する人を救うためにためらいなくその身を犠牲にする秀治の姿は、涙なくしては見られません。また、秀治のことを思って自分の寿命を延ばすことを拒否する知子の愛に、誰もが感銘を受けるでしょう。さらに注目するべき点は、秀治がしつこく知子に手術を勧めないところです。

秀治にとって知子の寿命が延びてくれることが1番の願いですから、無理やり手術を受けさせてもおかしくないですよね。しかし、秀治はしっかりと知子の意思を尊重して、すぐに手術を諦めます。この2人こそ、深くお互いを認め合っている、本物の夫婦といえるでしょう。ホタルを夫婦で見れば、改めてお互いの大切さを知ることができるはずです。

戦争映画に興味がある人は見るべき!

ホタルという動画において、夫婦愛とは別に大きなテーマとして扱われているのが戦争です。といっても、激しい戦闘シーンなどのようなグロテスクな描写があるわけではないので、心配はいりません。ホタルは、戦争によって傷ついた人々の人生にフォーカスを当てた作品です。

そのため、戦争を経験した人がどのような気持ちで生きているかを表現したシーンが数多くみられます。その中でもとくに重要なのが、富子がいままでの功績を称えられ、花束を贈られるシーンです。富子は秀治や洋二のほかにも、数多くの特攻隊員の世話係を務めてきました。戦争が終わった後も地域の人々を支えてきたため、感謝の気持ちをみんなから贈られることになったのです。

富子は戦争中、若い隊員たちの姿をずっと見ていました。そのほとんどが帰らぬ人となってしまったのですから、富子の悲しみや虚しさは計り知れないものがあるでしょう。そして、ずっとため込んできたその思いを、花束を渡そうとした真実に吐き出してしまいます。真実の若々しい姿が、かつて何度も自分の前に現れ、消えていった若い隊員と重なったのかもしれません。富子の心の叫びを聞いて、真実をはじめとするその場にいた人たちが、一斉に涙を流します。

この場面は激しい言葉も使われるため、人によっては気分が悪くなってしまうかもしれません。しかし、この場面ほど戦争という歴史の重みを感じられるところはないでしょう。ホタルの登場人物が一様に抱える思い、葛藤がこのシーンでは激しく、そして切なく表現されています。戦争に興味がある人は、1度このホタルという映画を最初から最後までじっくり見てみるとよいでしょう。

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ホタルのあらすじを解説!※ネタバレ注意!

ホタルのあらすじを紹介します。ネタバレ付きなので、まっさらな状態で見たいという人は注意です。鹿児島に住む山岡秀治は、いつものように漁船「とも丸」に乗って漁に出ていました。船着き場に戻ると、またいつもと同じように、妻の知子が差し入れを持って待っています。2人はこんな風にして、戦争が終わったときからずっと支え合って生きてきました。今日も同じように何気ない日常が終わるだろうと思っていた矢先、知り合いから昭和天皇が亡くなったことを聞かされます。そして、この昭和天皇の死をきっかけに、2人の人生は大きく揺れ動くことになるのです。

昭和天皇の死に1番衝撃を受けていたのは、戦時中山岡の部下だった藤枝洋二です。洋二は戦時中特攻隊員として死ぬはずでしたが、戦闘機のトラブルにより前線を離脱し、そのまま終戦を迎えたのでした。山岡もまた特攻隊員でしたが、洋二と同じように目的地に向かう途中のトラブルにより生還することができたのです。過酷な時代を生き抜いた2人にとって、昭和天皇の死は衝撃的なものだったのでしょう。とくに、特攻を完遂できなかったことを気にしていた洋二にとっては、昔のことを改めて思い出させる大きな事件でした。

その後、秀治のもとに悲しい知らせが届きます。なんと、洋二が冬山に1人で行ってそのまま死んでしまったのです。そして、彼が秀治に向けて残したノートを、洋二の孫である真実が秀治に渡しに来ます。そこには、秀治に対しての礼と、2人の先輩隊員である朝鮮人の金山文隆について書かれていました。文隆は2人より先に特攻隊として出撃してしまい、帰らぬ人となっていたのです。その出撃の前に、2人に知子と自分の家族に対しての遺言を伝えていました。なぜ知子に遺言を残したのかというと、知子はもともと、文隆の許嫁だったからです。知子が兵隊の駐在所に来る前に文隆は出撃することになったため、2人は直接会って話すことができませんでした。

秀治は複雑な心境になってしまいます。実は、洋二のノートを見る前にも、文隆についてある頼みごとをされていました。頼み事をしたのは、戦時中ずっと兵隊を支えており、今は食堂を経営している山本富子です。文隆は出撃の前の晩、「これを自分だと思ってほしい」と、富子に遺品を預けていたのです。

そして、その遺品を、知子と一緒に韓国に住む文隆の遺族に届けてほしいというのが、富子の頼み事でした。「私だって金山さんのことを忘れられないのに、初恋の相手を知子が忘れられるはずがない」と富子はいいます。もちろん、秀治を困らせることは分かっていました。しかし、自分と知子の胸のつかえを取り払ってほしいと、必死で秀治に頼み込みます。

秀治はどうするべきか、決心がつかずにいました。しかし、洋二の残したノートの内容を思い出して、心が動きます。洋二が死んでしまった今、文隆が残した言葉を伝えられるのは秀治しかいません。その事実が、秀治の頭の中を駆け巡ります。また、もともと体が弱かった知子の具合が悪くなり、もう長くは生きられないと医者に知らされたことも、秀治の心に追い打ちをかけました。

そして、ついに韓国にいる文隆の家族に、遺品と遺言を届ける決意をします。知子と一緒に韓国に渡り、文隆の家族と対面することになりました。秀治は緊張しながらも、文隆が残した言葉を丁寧に読み上げます。このラストシーンはとても複雑で、言葉では表しきれません。感動の展開は、動画で確かめてみましょう。

ホタルの魅力的な登場人物を紹介!

映画「ホタル」の登場人物キャストを解説します。

【山岡秀治役】高倉健

この映画の主役であり、元特攻隊の隊員です。演じている高倉健は、福岡県出身の俳優です。

【山岡知子役】田中裕子

秀治を支える優しい妻です。演じている田中裕子は、この演技で日本アカデミー賞主演女優賞を受賞しました。

【山本富子役】奈良岡朋子

戦時中に特攻隊員を支えた女性です。奈良岡朋子はこの役で、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞しました。

ホタルの詳しい作品情報

原題:ホタル

公開年:2001年

監督:降旗康男

脚本:竹山洋、降旗康男

音楽:国吉良一

撮影:木村大作

編集:西東清明