映画『二重生活』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

哲学が好きな人がつい語りたくなってしまう映画、「二重生活」は、動画配信サイトで見ることができます。ただ、少しでもお得に見たいですよね。そこで、「二重生活」を無料で見る方法を、映画の作品情報や感想と併せて説明します。

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二重生活ってどんな映画?

「二重生活」は、平凡に暮らしてきた女子大学生が、論文を書くため、教授に提案されたテーマに沿って対象者を尾行する話です。尾行した対象者の生活を論文に書き上げようとする中で、主人公が人間の孤独に向き合っていきます。この作品の監督にはドラマ「ラジオ」文化庁芸術祭大賞を受賞した経験を持つ岸善幸が選ばれました。これまで数多くのドラマやテレビ番組を手掛けてきた岸にとって「二重生活」は劇場デビュー作となった作品です。

大学院の哲学科に通う主人公のは、卒論のテーマに「哲学的尾行」を選びます。それを実践するため、ひとりの対象を追いかけ、生活や行動を記録していくのです。それまで普通の女子大学生だった珠は、尾行という行為に戸惑いを感じていました。

しかし、たまたま近所に住む石坂の姿を見た珠は、石坂に興味を持ち、彼の生活を追い続けるのです。石坂は一軒家に美しい妻と娘と暮らしていました。そんな彼の生活で珠は何を見つけるのでしょうか。最後までドキドキする展開が待ち受けるサスペンスヒューマンです。

主人公の珠は門脇麦が演じています。彼女にとって本作は映画単独初主演となりました。珠が追う石坂役には長谷川博己、珠に尾行を提案する教授役にリリー・フランキーがキャスティングされています。また、珠と同棲する恋人役は菅田将暉が選ばれているのです。個性豊かなキャスティングにも支えられた本作は、公開当時も大きな話題を呼びました。

本作は、主人公の視点で撮影がすすめられているのも特徴的です。彼女の尾行というスリルたっぷりの行動に、見ている人がいつのまにか入り込み、息が詰まりそうになるのです。恋人と愛し合い、大学へ行き、講義を受ける彼女の行動を、自分もしているように感じるでしょう。それでいて最後まで展開が全く読めない構成は、緊張の連続です。

リアルな描写とは裏腹に、おさえられた演出がされているのもこの作品の見どころです。なかでも、言葉ではなく、長谷川博己の投げかける冷たい視線は見ている人を精神的に追い詰めていきます。侮蔑と険悪を目だけで訴えてくる長谷川の演技は、ゾッとするほどの恐ろしさを感じるのです。主人公に対する嫌悪感は、スクリーンを通して見ている人の心に突き刺さります。

さらに、主人公を務めた門脇麦は、冒頭で大胆なベッドシーンを披露しました。平凡な主人公が、驚くような大胆で色気たっぷりのベッドシーンを見せることは、公開前から注目されていたのです。劇中でもかわいらしい表情を見せる門脇麦ですが、ベッドシーンでは思い切った姿を見せています。相手役となった菅田将暉も、若さゆえの歯がゆさを見事に演じ切りました。劇中では、菅田将暉の演じる卓也の優しさに寂しさも感じてしまうでしょう。

映画を見終わった後には、主人公の珠がラストにむかえる衝撃のシーンまで、どのような生活を送っていたのかを考えさせられます。尾行し、誰かの生活をのぞいたことで、珠は人間の孤独を嫌というほど見せつけられていくのです。見ているだけでも恐ろしく、寂しい人間を見ていた珠は、どんなことを感じていたのでしょうか。人間の恐ろしさを心から感じてしまう作品であるといえるでしょう。

「二重生活」はハッピーエンドで終わるような楽しい作品ではありません。見終わった後に人間について改めて考えさせられる作品なのです。見事な演出により物語に引き込まれてしまうので、あっという間の2時間ですが、動画を見る前には深呼吸をしておくことをおすすめします。

この3つをチェック!二重生活のおすすめポイント

おすすめポイント1:小池真理子の原作を実写映画化!

映画「二重生活」は、小池真理子の小説を原作として実写化されました。小池真理子は1995年に「恋」第114回直木賞を受賞した作家で、2006年には「虹の彼方」第19回柴田錬三郎賞、2012年には「無花果の森」第62回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)などさまざまな文学賞を受賞しています。恋愛作家としてのイメージの強い小池真理子ですが、彼女の作品の中には、ミステリーやサスペンスといった要素が強いものも少なくないのです。

そんな小池真理子が2012年に発表した「二重生活」は、サスペンス色の強い作品の1つとして知られています。「尾行」がテーマとなるこの作品では、展開だけでなく登場人物の心理描写にも力が込められているのです。それぞれに思いを抱える登場人物の気持ちを丁寧に描き出したこの作品は、見ている人の心を揺さぶるほどの魅力にあふれています。

おすすめポイント2:緊張感が高まるカメラワーク

主人公の珠が、尾行をするシーンでは、珠目線ですべてが進行します。そのため、見ている人も珠の目線で事実が明らかになっていくのです。尾行を始めたとき、珠は石坂についての情報がそれほどありません。それは見ている人も同じであり、珠が知り得ないことは見ている人も当然知らないのです。

石坂が話している会話なども、離れたところで聞いているためはっきりとは聞こえてきません。その演出は非常に臨場的で、見ている人に緊張感を与えます。そして、珠目線で描き出されるカメラワークは非常に秀逸だと高く評価されています。珠と一緒に尾行し、全てを盗み見ているような感覚に陥るこの作品は、見ている人に共犯者になったような錯覚を与えるのです。

さらに、珠の暮らすマンションの大家さんが、マンションのゴミ捨て場につけた監視カメラの映像も効果的に使われました。監視カメラに映し出されることで、珠や卓也が大家さんに監視されているのではないかと感じさせます。斬新な方法で描き出された映像に、動画でもドキドキが止まりません。

おすすめポイント3:岸監督ならではの演出が光る

本作で監督を務めた岸監督は、これまでの作品で俳優陣からサディストと呼ばれるほど、粘りの撮影を行う人物です。毒舌で知られる岸監督ですが、笑顔をたたえながらも、俳優陣に演技へのプレッシャーを与えることもありました。また、独自の演出スタイルを貫く岸監督は、本作でも画角の中で俳優陣に自由な演技を求めたのです。それは非常にざっくりとした内容の要求であることから、俳優陣は演技ではカバーしきれないほどのプレッシャーを感じたといいます。

岸監督が「テラスハウス」のような、登場人物の生活を切り取る撮影方法を用いるには理由があります。それは、以前カメラテストで見た俳優の素晴らしい演技が、本番に出ないことに悔しさを感じた経験があることです。それ以降、テストは行わず、1回目の魂がこもった俳優の演技を撮ることをモットーとしています。本作の冒頭に登場する珠と卓也の濃厚なベッドシーンでも、テストは行われませんでした。芝居の流れの途中でカットをかけることもなく、2人が生活しているような空気感を大切にしたのです。

短時間で、テストもなしに行われる撮影方法は、俳優にふと沸き上がる感情を効果的につかみ取ります。岸監督の演出は、登場人物たちがその場の空気の中でいきいきと動き出すのです。

二重生活を楽しめるのはこんな人!

リリーフランキーが好きな人

映画「二重生活」で、主人公の教授を演じるのはリリー・フランキーです。本作で見せるリリー・フランキーの演技は、目を見張るほどの素晴らしさがあります。リリー・フランキーはイラストやデザインで有名になった人物ですが、文筆や写真、作詞・作曲の分野で活躍し、俳優としても数々の作品に出演してきました。現在では日本映画界には欠かせない名脇役として名を連ねています。

本作でリリー・フランキーの演じる篠原教授は実にぶっきらぼうな性格です。それでも妻が作ったお弁当を嬉しそうに写真におさめるシーンなどは、人間としてのかわいらしさも感じてしまいます。哀愁漂う雰囲気は、リリー・フランキーにぴったりであり、この役を演じられるのは彼以外にいないと思わされてしまうほどです。

最後には、教授自身も救われない人物として描かれていき、妻との出会いが描かれるシーンでも心が揺さぶられてしまいます。そんな役を演じるリリー・フランキーは、自身の役柄について「不器用な人」と語っています。これまで勉強以外はコミュニケーションを取ってこなかったタイプで、頭は良くても浮世離れした人物を、リリー・フランキーは劇中で見事に表現したのです。

落ち着いたリリー・フランキーの魅力がたっぷりと見られる作品に仕上がっていますので、リリー・フランキーが好きな人にぴったりであるといえるでしょう。

哲学が好きな人

「二重生活」では大学院で哲学を学ぶ主人公が描かれていますが、本作を見ていると想像もしていなかった哲学的な問いに直面させられます。それは、主人公の珠が抱えていた「人はなぜ生きるのか」や、「人との関わりの中で自分はどう生きていくべきなのか」という疑問です。そんな問いかけをしながら生きてきた珠は、論文を書くために「意味のない尾行」を実行します。

珠が選んだのは、世間的に幸せな人生を手にし、成功者ヒエラルキーの上位に君臨するような人間でした。しかし、その人物は表面上には決して見せない幸福ではない一面を抱えているのです。そんな人物への尾行に、主人公はのめり込むようになります。

それは、彼が内面に秘めている何かを知るためではなく、彼に自分自信を重ね合わせていたのでした。彼が家族に持っている秘密と同じように、珠も恋人に対して尾行の事実を打ち明けられないでいます。そうして、珠と恋人の関係もまた、壊れていってしまうのです。

生きることは何かという答えを追い求めすぎた主人公は、現実の人間関係を犠牲にしてしまいます。そして、映画の最後にはその答えが出るのです。どんなに親しい間柄であっても、他人に自分をさらけ出して理解してもらうことはできないでしょう。生きていくには、つらく苦しいことももちろんあります。それでも、それぞれに思いを抱えながら人は生きているのかもしれません。そんなことを本作では哲学的な視点から訴えかけてきます。

人間がどうしても理解できない感覚的な問題について、理論として成立させることを本作では目指しています。緻密な計算をひたすら積み上げていき、理詰めで突き詰めていくのが哲学なのです。この作品では哲学を通して人間の心を紐解いていきます。なんとなくでは終われない、哲学的な要素が最後まで続きますので、哲学が好きな人には見てもらいたい作品です。動画では、原作者の小池真理子の突き詰めた哲学作品を十分に楽しんでください。

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ネタバレ注意!二重生活のあらすじ

「二重生活」はどのようなあらすじか気になる人も多いでしょう。ここでは、ネタバレも含めていますので、動画で結末を知りたい人は気をつけましょう。

論文のテーマに提案された「尾行」

暗い部屋の中で1人の男性が首つり自殺をしようとする場面が映し出されます。

そこから場面は一転し、珠と卓也の部屋に変わります。朝、目が覚めた卓也は同棲している珠と抱き合い、会社へと向かいました。卓也と一緒に家を出た珠は大学に行きます。珠は、哲学を教える篠原教授に論文の相談をしました。人間にについての存在意義がわからない、自分の生きている価値が見いだせないと語る珠に、篠原教授は1つの提案をします。

それは、誰かを尾行し、人間とは何かを見つけることでした。しかし、尾行という行為に抵抗がある珠は、すぐに返事ができません。珠は、尾行についての知識を得るため、書店に行きます。そこで、ある作家のサイン会に遭遇しました。サイン会の係をしているのは近所に住む男性です。石坂という名のその男性は、妻と子どもに恵まれ、幸せそうに暮らしています。休日には石坂が娘の自転車の練習に付き合う姿を、珠は何度か見ていたのです。

石坂の二重生活

珠は、幸せそうな石坂を尾行してみることにしました。編集者である石坂は、サイン会の後カフェに立ち寄ります。そこで石坂はある女性と落ち合ったのです。店を出た2人はマンションの路地に入るとその場で情事をします。それを見た珠は自分の目を疑いました。通りを行き来して確認しても、やはり事実だったのです。

その後、石坂と女性は別れ、石坂はタクシーで家に帰りました。珠は、残された女性が会社へと戻るところを尾行します。そして、石坂の不倫相手が澤村しのぶであることを突き止めるのです。珠は石坂としのぶを尾行し続け、論文に書き上げることを決めました。石坂としのぶを追い続ける珠は、石坂が二重生活をしていることを知ります。家族と幸せに暮らす石坂は、しのぶとも密会を続けるのです。

ただ、しのぶは珠が尾行していることに気づいていました。ホテルのトイレで珠と遭遇したしのぶは、石坂の妻に頼まれているのかと珠を問いただします。それを珠は、何とかはぐらかしました。しかしながら、それでも珠は尾行にはまっていくのです。そして、卓也との生活に亀裂が生じます。卓也は、珠と話す時間を持ちたいと考えていました。しかし、尾行をして論文を書き上げることが目標の珠には、卓也の声が耳に届きません。

ねじれていく男と女の関係

家のベランダから石坂の様子を見ていた珠は、石坂の妻の様子がおかしいことに気づきます。その後、レストランで密会していた石坂としのぶでしたが、2人は口論になりました。店を出て行ったしのぶを追った石坂は、店の前で妻と娘に出会います。しのぶはなんとか逃げ切りましたが、妻はその場で泣き崩れました。それは、珠にとって初めての男と女の修羅場でした。

その翌日、珠と卓也が部屋にいると、近所でサイレンの音がします。サイレンの音に反応し、夢中で外に飛び出していく珠の姿に卓也は違和感を覚えました。サイレンは、石坂の妻が自殺未遂を図ったことが原因だったのです。事件をきっかけに、石坂は珠の顔を覚えることになります。石坂に尾行がばれた珠は、カフェで石坂と会うことになりました。

石坂に、正直にこれまでの経緯を話した珠でしたが、石坂は妻に頼まれているのではないかと疑います。疑いを晴らすため、珠は書きかけの論文を石坂に見せました。その後、石坂と珠は飲みに行くことになり、石坂に飲まされた珠は泥酔してしまいます。帰りのタクシーを待つ間、珠は石坂にキスをしました。

始めは嫌がっていた石坂でしたが、その気になり、2人はホテルへと向かってしまうのです。そこで珠は自分が育ってきた境遇を石坂に打ち明けます。そんな話を聞き、珠に同情した石坂は、論文を書くことを許すのでした。

教授に隠された秘密※ネタバレあり

珠が石坂とホテルに行った姿を卓也は見ていました。卓也は、家に戻った珠に出ていくことを告げます。卓也はゲームデザイナーの賞を受賞していました。そのことを珠に伝えると、珠は久しぶりに卓也の顔を見て話したのです。

篠原教授は、哲学的尾行の注意事項に、対象者に接触しないことを挙げていました。そのため、石坂と接触した珠は、論文を書かないことを教授に宣言するのです。しかしながら、教授は対象者を変えて書き続けることを提案します。不思議に感じた珠は、篠原教授を対象者として尾行することにしました。そこで珠が見たのは、教授と妻の生活だったのです。

論文を完成させた珠は、論文を教授のもとに持っていきました。教授はその論文を絶賛します。ただ、この論文には間違っている部分があると指摘され、教授からある劇団の公演チケットを渡されました。その公演に足を運んだ珠は、教授の妻が舞台に出演していることを知ります。教授の妻は、妻を演じていた役者でした。

教授の母は死を宣告されていたのです。母を安心して天国へと送り出すため、教授は派遣を頼み、役者の女性に自分の妻として一緒に暮らしてもらっていました。彼女の妻としての素晴らしさに心ひかれた教授は、彼女にこれからも個人的に会いたいと伝えます。しかし、彼女はほほ笑んだだけでした。

ここで、場面は冒頭部分の戻ります。教授は孤独に耐えられなくなり、自殺をしようとします。

卓也と別れた珠は引っ越しの準備をしていました。荷物の中に卓也が描いた自分の似顔絵を見つけた珠は、卓也からの愛情をあらためて感じます。その後、珠と卓也はスクランブル交差点ですれ違いました。珠が振り向くと、そこにいたのは指輪をした教授だったのです。珠はにっこりとほほ笑み、また歩き出しました。

二重生活の主な登場人物とキャストを紹介

動画でも楽しめる「二重生活」には、魅力的な登場人物がたくさん登場します。

【白石珠役】門脇麦

今作の主人公となるのが白石珠です。恋人と同棲している珠は、おとなしい性格の大学院生。大学で論文を書き上げるために尾行を始め、自分の人間関係を壊していきます。

【石坂史郎役】長谷川博巳

出版社に勤務している石坂史郎は、珠の家の近くに住んでいます。妻と子どもと暮らす石坂ですが、不倫をしていました。

【鈴木卓也役】菅田将輝

鈴木卓也は、珠の同棲相手です。ゲームデザイナーとして働く卓也は、論文に夢中になる珠との間にすれ違いを感じます。

二重生活の作品情報はコレ!

原題:二重生活

公開年:2015年

監督:岸善幸

脚本:岸善幸

原作:小池真理子

エグゼクティブプロデューサー:河村光庸

プロデューサー:杉田浩光