映画『あん 』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

桜の美しい映像が印象的な映画「あん」。暗い過去を持つ登場人物たちが、お互いの絆を通して人生において大切なものに気づいていく作品です。ここでは、「あん」の作品情報や見どころ、動画配信サイトで無料で視聴する方法などを紹介します。

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映画あんはどのような作品?

映画の舞台となるのは、どこにでもあるような小さなどら焼き屋「どら春」。雇われ店長の千太郎は、特に興味もない仕事に魅力を感じることなく、ただ決められたことを淡々とこなしていく毎日です。

彼は過去に傷害事件を起こしており、相手に障害を負わせ刑務所で服役していました。出所後、かつてお世話になっていた人の元で働くこととなり、どら焼き屋を任されることとなったのです。

ある日、店にやってきた老女・徳江との出会いにより、店や千太郎の運命は大きく変わっていきます。絶品のあんこをつくる徳江と一緒に働くようになってから店は大繁盛し、どら春は近所でも評判の人気店となります。

しかし、徳江がハンセン病患者ではないかとの噂が広まったことから、客足がぱったりと途絶えてしまうのです。

やむなく店を去る徳江をもどかしい気持ちで見送る千太郎。

その後、徳江の暮らす療養所を訪れた千太郎は、徳江との間に切っても切れない絆が生まれていることに気づきます。世間から偏見を持たれる病を患っていた徳江と、過去に事件を起こして暗い人生を送ってきた千太郎。2人がお互いを優しい気持ちで思い合い、絆を深めていく様子に感動する作品です。

「あん」の監督と脚本を手がけたのは、「第50回カンヌ国際映画祭 カメラ・ドール(新人監督賞)」や「第60回カンヌ国際映画祭 グランプリ(審査員特別大賞)」、「第62回カンヌ国際映画祭 金の馬車賞」など数々の受賞歴を持つ河瀬直美さん。「2つ目の窓」や「」などの話題作品も手がける実力派の映画監督です。

カンヌ国際映画祭の常連でもあり、日本人監督として世界的にその名を知られています。「あん」は、第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門オープニングフィルムに正式出品されたことでも話題となりました。

本作は日本、フランス、ドイツのスタッフが共同制作しており、日本映画でありながらも新しい風が吹いているような作品に仕上がっています。

また、本作の原作となったのが、ドリアン助川さんが書いた小説「あん」です。映画化された年の20年も前に構想を練り始め、本が完成してすぐの頃は大手の出版社から断られて自暴自棄になった時期もあると助川さんは話します。

実際にハンセン病患者の方にインタビューをして出来上がった作品なので、ぜひ多くの人に見てもらいたいという助川さん。

「なぜ人は生まれてきたのか、人生を全うするとはどういうことか」など、人間の普遍的なテーマについて考えてもらうきっかけになればいいといいます。

また、「あん」で共演を果たしたのは、千太郎役の永瀬正敏さんと徳江役の樹木希林さんです。ベテラン俳優2人の自然体の演技に、安心してストーリーに入り込むことができるでしょう。

作品中に登場する中学生の少女は、実は樹木希林さんの実孫内田伽羅さん。祖母の勧めで「あん」のオーディションを受けたそうです。独特の空気感が漂う彼女の素朴な演技も「あん」に色を添えています。

それぞれに暗い過去や悩みを抱える登場人物たちがお互いを思いやり、心を通わせていくストーリーとなっています。多くを語らない登場人物たちゆえに派手な演出はありませんが、静かに心に響く作品です。

生きていく上で、人と人との絆がどれだけ大切なものかに気づかせてくれるのではないでしょうか。

また、人間の尊厳や生と死などの大きなテーマも取り上げてあるので、多くの人に感動を与えることでしょう。映画を見逃した人でも、動画で感動体験をすることができます。

あんをおすすめしたい3つのポイントとは?

おすすめポイント1:故樹木希林さんの熱演ぶり

「あん」といえば、徳江を演じた故樹木希林さんの熱演が話題となりました。ハンセン病患者という難しい役どころを自然体で演じきり、朴訥な千太郎との掛け合いも見ていて穏やかな気持ちにさせてくれます。

撮影では「スタート」の掛け声をかけることなく、樹木さんと長瀬さんの自然なやり取りを切り取るように撮影が行われたといいます。

微妙な2人の関係を表現するために、撮影の間は私語厳禁だったそう。

樹木さんは役づくりにこだわり、実際にハンセン病患者の療養所を一人で訪ねたというエピソードもあります。徳江のモデルとなった女性に会いに行き、手づくりのお菓子をご馳走になったといいます。

そんな彼女の役づくりのこだわりから生まれる徳江という人物は、あたかも実在する女性であるかのようにスクリーンに映し出されました。日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を獲得した彼女の演技をぜひ動画で見てみましょう。

おすすめポイント2:丁寧な職人技は必見

「あん」の中でも特に目を引くのが、徳江があんこをつくるシーンです。千太郎はマニュアル通りに、気持ちがまったく入らない状態であんこを日々つくっていましたが、自分のつくるあんこをおいしいと感じることはありませんでした。そして、徳江のつくるあんこと出会い、本物の味を知ることになるのです。

とにかく、徳江のあんこ作りには丁寧な職人技が光っています。材料である小豆と真摯に向き合い、小豆の声を聞きながら作業をする様子に、初めは千太郎も戸惑っていました。しかし、次第に徳江のあんこがなぜおいしいのかが理解できるようになるのです。

料理は、ただ材料を合わせればできるものではありません。そこに気持ちが込められているか、素材といかに真摯に向き合うかで出来上がるものはまったく異なるでしょう。

徳江はあんこをつくる際に小豆によく話しかけています。「せっかく畑からやってきてくれたから」「いきなり煮たら失礼でしょ」「ゆっくり、ゆっくり」など、まるで小豆が生きているかのように接する姿にじっくりと見入ってしまうでしょう。

おすすめポイント3:人間としての尊厳や生き方が描かれている感動作

「あん」の登場人物徳江は、かつてらい病(ハンセン病)患者として療養所で隔離生活を余儀なくされた女性です。らい病患者は1996年に「らい予防法」が廃止されるまで隔離されており、今もなお差別や偏見に苦しんでいる人たちが大勢見られます。

そもそも、「らい病」という呼び名が差別的とされ、「ハンセン病」と呼ばれるようになったといいます。映画の中でも、徳江は大きなサングラスや手袋を身につけて、自身の病気が他の人にわからないようにひっそりと生きていました。

ハンセン病患者への偏見は「あん」の中でも描かれています。徳江がつくるあんこのおかげで店が繁盛し始めたにもかかわらず、徳江がハンセン病患者との噂が広まった途端に客が店に来なくなるのです。

ハンセン病は他人へ移る病気ではありませんが、正しい知識がないばかりに差別的な心が生まれるのでしょう。どら春のオーナーも、店の評判のことを考えて徳江を辞めさせるよう働きかけます。

しかし、千太郎と徳江の間には深い絆が生まれており、千太郎はハンセン病というフィルターを取り除いて、一人の人間である彼女を尊重していきます。

「あん」は、人間の尊厳とは何か、生きていく上で忘れてはいけない大切な何かにきっと気づかせてくれるでしょう。お互いがお互いを必要とし、尊重し合って生きていく社会においては、差別や偏見などは生まれないのだろうと考えさせてくれる映画です。

あんをぜひともおすすめしたい人とは?

優しい気持ちになりたい人

「あん」はどら焼き屋で働く2人の絆を通して、人間のつながりや生きる希望などを感じることができる作品です。

ハンセン病患者として差別や偏見に苦しむ人生を送ってきた徳江を千太郎は温かく受け入れ、次第にお互いにとって大切な存在になっていく2人の姿に感動を覚えるでしょう。

徳江は人生の大半を療養所に隔離され、周囲からの偏見に晒されて生きてきました。大きなサングラスや手袋などは、徳江にとって一種の防御具だったのかもしれません。

療養所では大好きなお菓子づくりを長年続け、その腕前はプロ顔負けです。どら焼き屋でアルバイト募集の張り紙を見つけたときには、きっと声をかけるかどうか思い悩んだに違いありません。

自身も暗い過去を持つ千太郎だったからこそ、徳江を温かく受け入れたのではないでしょうか。現実世界においても、世間に広まっている良くない噂を跳ね飛ばし、その人物自身をきちんと見つめることはそう簡単なことではありません。

つい周囲の人に流されて、自分の気持ちが揺らいでしまうこともありますね。動画「あん」を見ると、きっと強く優しい気持ちに包まれるはずです。

大切な人と一緒に見たい人

人との絆を描いた心がぽっと温かくなる作品「あん」。見終わった後に、大切な人の顔が思い浮かぶかもしれませんね。あなたは誰の顔が思い浮かびましたか。

日常生活では身近な人だからこそ、きつい言い方をしたり、傷つけてしまったりということがあるはずです。後悔しても素直に謝ることができないという場面も多いのではないでしょうか。

「あん」の最後のシーンでは、やっと心を開いて自分の気持ちを打ち明けようと徳江に手紙を書く千太郎ですが、手紙が届いたときには徳江はすでにこの世を去ってしまっていました。

もっと早くに感謝の気持ちを伝えておけばよかったと後悔しても、もうどうすることもできません。

人の命には限りがあります。死に至らなくても、いつどこで突然の別れがやってくるかもわかりませんね。

「あん」は、特に自分が大切に思う人に対して日頃から優しい気持ちで接し、感謝の言葉を伝えておきたいと思わせてくれる作品です。ぜひ、大切な人と一緒に見てみてはいかがでしょうか。よりお互いの絆が深まるかもしれません。

ものづくりに携わる人

映画の中で、2人がどら焼きをつくるシーンの腕前には驚きます。丁寧にあんこを炊き、どら焼きの皮を美しく焼き上げていく姿に、画面から目が離せなくなるでしょう。

もともと甘いものが好きではなかった千太郎は、惰性で店長を続けていましたが、徳江との出会いによって初めてものづくりの喜びを知ります。

仕事に対する千太郎の熱量が変化していくのを、画面を通して感じることができるでしょう。目に力が宿り、わからないことがあれば徳江に聞いて納得がいくまでやり直す。このようにして、千太郎は確実に腕を上げていきます。

実際に、樹木さんと長瀬さんは撮影が終わってからもどら焼きを焼く練習を続けたそうで、そんな2人の努力が見る人を感動させたに違いありません。

ものづくりは、一朝一夕で成し遂げられる世界ではありません。職人技と呼ばれる技術を身につけるためには、長い時間と努力が必要となります。徳江と千太郎は真摯に食材と向き合い、どら焼きを心を込めてつくるまさにプロそのものです。

ものづくりの喜びや奥深さを感じることができる「あん」は、ぜひものづくりに携わっている人にも見てもらいたい映画です。

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気になるあんのあらすじを紹介!※ネタバレ注意

桜が咲き誇る季節、どこか影のある男が小さな店でどら焼きを焼いています。どら焼き屋の店先には「アルバイト募集」の張り紙が貼ってありました。

ある日、大きなサングラスをかけた年配の女性が店を訪れ、アルバイトとして働きたいといいます。「時給は300円でいいの」という何か訳ありそうな女性を、男は邪険に追い払いました。

数日後、先日やってきた女性があんこを持って再び来店し、自分は50年以上もあんこをつくり続けてきた、ぜひ自分がつくったあんこを食べてほしいというのです。

彼女の名前は徳江といい、その日徳江はあんこを押し付けるようにして帰って行きました。

どら焼き店の雇われ店長千太郎は、徳江が持ってきたあんこを食べて驚きます。彼女のあんこは、味や香りが自分のつくったものとはまったく異なる、それはそれはおいしいものだったのです。

その頃、千太郎はどうも仕事に意欲が湧かず、鬱々とした毎日を送っているところでした。徳江のあんこに刺激を受けて、千太郎は自分の中に湧き上がる特別な思いを感じたのです。

桜の花が散る頃、久しぶりに徳江が店を訪れました。千太郎はすぐに、「よかったら店を手伝ってもらえませんか」と彼女にお願いします。

徳江は静かに涙を流して喜び、「どら焼きはあんが命でしょ。お天道様が顔を出す前に仕込みを始めます」という言葉とともに2人のあんづくりが始まりました。

徳江のあんづくりはとにかく丁寧なものでした。湯気の香りで小豆の煮え具合を確かめ、焦らずとにかくゆっくり炊くことが重要だと千太郎に教えます。

端から見ると共通点がまったくないように思える2人ですが、意外と息が合っています。徳江独特のつくり方でできあがったあんこを使って、とてもおいしいどら焼きが完成しました。

実はどら焼きがあまり好きではないと告白する千太郎。彼には過去に傷害事件を起こして刑務所に入っていたつらい過去があり、出所後自分の意思とは反対にどら焼き屋の店長をやっていたのでした。

2人のつくるどら焼きのおいしさは近所でも評判となり、開店前に行列ができるほどになっていきます。

店の常連でもある中学生ワカナは、どこか影のある少女です。いつも一人で来店し、静かにどら焼きを買っていきます。シングルマザーである彼女の母親には恋人がいて、思春期の多感な時期である少女はそんな母親に反発していました。

時折店を訪れては、千太郎や徳江とおしゃべりして帰っていきます。ある日、店のオーナーの奥さんが店を訪れ、千太郎に徳江のことで話があるといいます。どうやら、徳江がらい病患者であるという噂が広がっているようなのです。

らい病とは別名ハンセン病とも呼ばれ、かつては療養所で一生隔離が必要とされた病気でした。食べものを扱う商売だけに、奥さんは徳江を辞めさせるよう千太郎に告げます。千太郎は少し時間をくださいと小さく答えました。

徳江になかなかいい出せない千太郎。千太郎が彼女を見る目には、優しさが込められていました。ある日覚悟を決めた千太郎は、徳江に調理だけでなく接客もするようにと伝えます。

接客をしている徳江の指を見て、女子中学生がその指はどうしたのかと質問しました。若い頃の病気が原因でこうなってしまったのと答える徳江でしたが、女子中学生はその後らい病について知ってしまうのです。

それから店にはぱったりと客がこなくなりました。徳江の噂が広まったことが原因だとわかり、徳江は静かに店を去っていきます。

ある日、黄色いカナリアを持ってワカナが千太郎の元を訪れました。以前、徳江にカナリアを譲ると約束していたといいます。2人は揃って徳江が住む療養所を訪れました。

久しぶりに再会した徳江は元気がない様子でしたが、どら焼き店で働けたことはとても幸せだったと楽しそうに語ります。千太郎は静かに涙を流しました。

その後、千太郎は自分が過去に起こした傷害事件について手紙を書き送りましたが、徳江はその手紙を読むことなくこの世を去っていたのです。

徳江は施設の友人にあんづくりの道具とカセットテープを預けていました。カセットテープから流れる徳江の優しい声。徳江が眠る墓には、彼女が好きだったソメイヨシノが植えられていました。

「あん」のあらすじ(ネタバレ)は以上ですが、動画には他にも見どころがたくさんあります。ぜひ、実際に動画を見てみてくださいね。

あんの主要登場人物・キャストを紹介

【千太郎役】 永瀬正敏

舞台となるどら焼き屋の雇われ店長。過去に傷害事件を起こし心に影を持つ男。

【徳江役】樹木希林

どら焼き屋で千太郎と一緒に働くことになる年配の女性。千太郎にあんづくりのイロハを教えます。若い頃にハンセン病を発症し、療養所で生活を続けています。主要な役割を担う登場人物。

【ワカナ役】内田伽羅

シングルマザーの母親に育てられる女子中学生。どら焼き屋の常連。

【佳子役】市原悦子

療養所で一緒に生活する徳江の親友。動画の最後に登場します。

あんの作品情報を紹介

原題:あん

公開年:2015年

監督:河瀬直美

脚本:河瀬直美

原作:ドリアン助川

プロデューサー:福嶋更一郎・大山義人