映画『ツレがうつになりまして。』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

邦画

人気エッセイ漫画の映画化、「ツレがうつになりまして。」はうつ病患者の日常を穏やかなタッチで描いている作品です。また、彼を支える妻の愛情にもホロリとさせられるでしょう。この記事では、「ツレがうつになりまして。」の魅力を紹介していきます。

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「心の風邪」って何?「ツレがうつになりまして。」はこんな映画!

細川貂々が2006年に発表し、シリーズ化されるほどの人気になったエッセイ漫画が「ツレがうつになりまして。」です。

夫がうつ病を患うという危機に直面した作者が、病気についてゆっくり学んでいく姿をコミカルに描いている内容です。

本書は世代を問わず大きな反響を呼び、うつ病患者からも「勇気をもらった」との意見が寄せられました。そして、本書を原作としつつオリジナルの脚色がほどこされた映画は2011年に公開されました。

映画は10億円近い興行収入を挙げ、中国の金鶏百花映画祭では外国語最優秀作品賞を受賞しています。

映画版の主人公は晴子と幹夫の仲良し夫婦です。晴子は漫画家として連載を続けているものの、人気は芳しくありません。パソコン関連の会社に勤めている「ツレ」こと、幹夫が家計を支えています。

しかし、生真面目すぎる幹夫は結婚5年目にしてうつ病を患ってしまいました。本作は、気分の浮き沈みを繰り返しながら病気と向き合う幹夫と、彼をサポートする晴子の絆に主軸が置かれています。

本作では、「うつ病は心の風邪」という言葉が出てきます。最初、幹夫も晴子もその意味がよく分かりません。しかし、実際に病気と長く付き合うようになってから、徐々にうつ病が特別な病ではないのだと気づいていきます。

まるで風邪のように、誰もがかかる恐れのあるうつ病に対し、晴子は大騒ぎせずにゆっくり見守ろうと決意するのです。晴子は幹夫の妻として「頑張らない」という目標を掲げました。

「頑張る」とはうつ病を早く治そうとすることを意味します。そして、そんな焦りが患者に伝わると、ますます病気は悪化しかねません。晴子は幹夫に「できないことはしなくていい」と言い続けます。晴子の理解があるからこそ、幹夫は少しずつ回復へと向かっていきます。

ただし、本作は単なる美談で終わりません。うつ病を治療する難しさもしっかり描いています。たとえば、幹夫が働けなくなったことで、夫婦は経済的なピンチにおちいりました。

また、幹夫は服薬を始めてから気分の上がり下がりを繰り返します。なまじ調子が良い日を知ってしまっただけに、うつの波が押し寄せてくる日は苦しくてたまりません。

そして、動画を見る人にとってショッキングなシーンも出てきます。だからこそ、本作はうつ病問題をきれいごとで終わらせず、人々にうつ病を深く知るきっかけを与えてくれます。

本作を彩るイラストの数々にも注目です。場面が転換するとき、原作者本人が描いた日記が挿入されていきます。幹夫やペット、そして晴子のかわいい姿は視聴者にとっての癒しとなるでしょう。

決して軽くない題材を扱っていながら、暗い気分にならずに視聴できるのはイラストの魅力が大きいといえます。

そして、宮崎あおいと堺雅人の好演も映画に深みを与えてくれました。2人は感情的になる演技を極力抑え、さりげない台詞回しで夫婦の日常を表現していきます。

その結果、動画視聴者は晴子と幹夫をまるで身近な人物のように感じられるでしょう。特に、2人で昼寝をしたり、満員電車に乗ったりするときのやりとりは思わず微笑んでしまいます。

同時に、うつ病の治療のためには周囲の理解が不可欠であると実感させてもくれるのです。身近な問題であるにもかかわらず、あまりにも実態が知られていないうつ病を、本作は優しい語り口でリアルに教えてくれます。

原作ファンも映画独特の穏やかなタッチに引き込まれていくでしょう。

主人公夫婦の絆に涙!「ツレがうつになりまして。」3つの魅力

「原因」ではなく意味を探そう!うつ病のリアルを学べる

映画「ツレがうつになりまして。」は知られざるうつ病のリアルを丁寧に描いている作品です。

たとえば、幹夫はうつ病になってから今までできていたことがどんどんできなくなっていきます

電車に1人で乗れませんし、電話もかけられません。趣味だったはずの料理をしても、病気の影響で味覚がなくなっているため美味しく作れないのです。

うつ病をあまり知らない人にとっては、驚かされるシーンの連続です。逆に、病気を経験していたり、患者を知っていたりする人は強く共感を覚えるでしょう。

そして、本作はいわゆる「あるある描写」に留まらず、その先を考えようと動画視聴者に提起します。

晴子は夫を看病するうちに、彼が病気になった原因ではなく意味を考えるようになりました。どんなに過去を悔いても、夫が病気になった事実は変わりません。それならば、事態をポジティブにとらえて夫婦がより幸せになれる道を探ろうとするのです。

晴子の考え方は「うつ病は不幸」という固定観念を覆します。誰もが幸せになれる世の中を目指すうえで、本作はひとつの選択肢を示してくれます。

晴子と幹夫の夫婦愛に感動!

うつ病患者は日常生活がままならなくなってしまうため、近くで看病してくれる人は不可欠です。自宅療養で回復を目指す幹夫にとっては、晴子が頼みの綱となっていきます。

ただし、うつ病では家族が看病のプレッシャーに追われてしまい、自分まで心を病んでいく例が少なくありません。

その点、晴子の明るい性格はうつ病を看病するスタンスとして参考にできます。晴子は幹夫を労わりつつも、自分の人生を捧げているわけではありません。好きな絵の仕事を続け、毎日を充実させながら夫に寄り添おうとします

中には、献身的にパートナーのことだけを考えるのが夫婦愛だと考える人もいるでしょう。しかし、それではうつ病によって人生を狂わされたのも同然です。

うつ病には看病が大切ですが、犠牲までは必要ないのです。それに、家族のうつ病で自分の可能性をあきらめてしまうと、患者本人も喜ばないでしょう。

「ツレがうつになりまして。」の夫婦関係が美しいのは、依存ではなく互いを尊重した距離感を保てているからです。病気に負けず2人で幸せになるからこそ、視聴者は素直に感動ができます。

2人をとりまく人々にも注目!

「ツレがうつになりまして。」では、晴子以外にも幹夫をとりまく人々が出てきます。そして、そのすべてが幹夫の病状に影響を与えます。

まず担当の医師が病状を包み隠さず告げてくれたから、幹夫はすぐ治療に専念できました。通院仲間である杉浦は、幹夫にさまざまなアドバイスをくれるうつ病の「先輩」です。

一方、兄の和夫は無神経な発言で幹夫の調子を悪くさせてしまいました。しかし、彼も自分なりに幹夫を励まそうとしてくれたのには違いありません。

そして、晴子の両親も温かく幹夫に接してくれます。2人とも娘婿を責めたり見下したりしません。野菜がうつ病に効くと知って料理が苦手な娘にサラダのレシピを教えてくれるなど、さまざまな思いやりを見せるのでした。

幹夫は彼らとの交流を通じ、人生の意味に気づきます。幹夫は病気がひどかった頃、自分は無価値だと思っていました。しかし、すべての人間は生きているだけで価値があるのだと思うに至ります。

人との関わりを振り返るうえでも、「ツレがうつになりまして。」は重要な鑑賞体験となるでしょう。

優しさに癒されたい!「ツレがうつになりまして。」はこんな人におすすめ

うつ病について知りたい人

決してうつ病は珍しい症状ではありません。そのため、同僚や親戚、友人を探せば経験者が見つかる人も多いでしょう。

しかし一方で、うつ病についての正しい知識はまだまだ浸透しているとはいいがたい状況です。中には、うつ病患者を「甘え」「思い込み」と批判する意見も珍しくありません。誰もがうつ病になっても社会生活を送っていけるためには、世間の誤解を解く必要があります。

映画「ツレがうつになりまして。」では、うつ病は身近な病気として扱われています。決して甘えていたり、心が弱かったりするからかかる病気ではありません。

むしろ、真面目でバリバリ仕事をこなすタイプこそ、うつ病になりやすいとの説もあります。「絶対に大丈夫」とは言い切れないため、対策や対処法を知っておくことが重要です。

自分や大切な人がうつ病になったとき、正しい知識がないと困ってしまいます。勝手な思い込みでプレッシャーをかけ、より病状を悪化させてしまうかもしれません。うつ病に少しでも関心があるなら、動画を見て勉強するのがおすすめです。

頑張りすぎてしんどくなっている人

日本人は世界的に見ても「真面目すぎる」といわれる人種です。仕事も勉強も手が抜けないうえ、目上の人間にはへりくだるのが礼儀という教えもあります。

そのため、顧客や上司に対してストレスをためこんでいる社会人は少なくありません。そして、こうした我慢こそがうつ病を発症させてしまう原因になりえるのです。

しかも、一生懸命に働いていると「自分が抜けるわけにはいかない」「無責任なことはしたくない」という思考回路におちいりがちです。その結果、すでに心身が限界を超えているのに無理をして完全に体調を崩してしまいます。

「ツレがうつになりまして。」の幹夫も、同じパターンでうつ病にかかってしまいました。上司やクレーマーに理不尽なことばかり言われながらも、幹夫は反論ができません。気がついたときには、動くのも苦労するほどに症状は悪化していました。

幹夫の姿を見て、共感する視聴者は多いでしょう。頑張りすぎる人間を客観視してみると、何が問題なのかを冷静に見つめられます。

少しくらい休んでも会社は回っていきますし、顧客にも迷惑はかかりません。何より、仕事のために自分の人生が損なわれるのは本末転倒です。本作は、休み方を知らない人に癒しを与えてくれる映画なのです。

大切なパートナーがいる人

夫や妻、恋人がいる人にとって、「ツレがうつになりまして。」の内容は深くしみるでしょう。自分が幹夫だったら、あるいは晴子だったらと考えて見ると面白さは倍増します。

たとえば、パートナーがうつ病になったとして、自分はどんな態度をとってしまうか想像してみましょう。相手にイライラしてきつい言葉をかけてしまうこともあるのではないでしょうか。

また、どうしていいか分からずオロオロするだけの可能性も十分にありえます。自分の問題として晴子と幹夫を見守ってみると、2人の絆の強さを改めて確認できます。

それに、晴子と幹夫のラブラブぶりに嫉妬するようなシーンも満載です。ピンチのときほど、愛情は試されているともいえます。相手を否定するのではなく、晴子のようにありのままを受け入れて労わる心を持ちたいところです。

パートナーが病気でなくても、ケンカなどしたときには2人の姿を思い浮かべてみましょう。そこには、円満の秘訣が隠されています。

無料視聴の方法は?「ツレがうつになりまして。」動画配信サイトまとめ

配信している有料動画サービス比較

サービス 配信
Hulu
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ネタバレあり!「ツレがうつになりまして。」のあらすじ紹介

以下の内容は、動画配信中「ツレがうつになりまして。」について、ネタバレを含むあらすじ紹介です。

晴子は売れない漫画家。専門学校時代に知り合った幹夫、通称「ツレ」と結婚しています。晴子はマイペースで創作活動を続けているため、収入は一般企業に勤める幹夫に頼りっぱなしでした。

幹夫は毎日お弁当を自分で作る几帳面な性格です。しかし気が弱いため、上司や顧客に逆らえません。彼はクレーマーの対応に苦しめられているものの、上司は「何とかしろ」の一点張りです。

疲れきった幹夫は、日に日に体調を崩していきました。それでも、大雑把な性格の晴子は深く考えず、いつも通りに生活していました。

ある朝、幹夫は日課であるお弁当作りができず愕然とします。食材も調理器具もそろっているのに手が動かないのです。

不調を訴えて「死にたい」と言う幹夫を前に、ようやく晴子も事態の重要さを理解しました。晴子は幹夫を無理やり病院に行かせます。

診療結果は「うつ病」でした。担当医は、うつ病を「心の風邪」と呼び、治療には早くても半年以上かかると告げます。

ショックを受ける幹夫に、晴子は今まで気づかなかったことを謝ります。そして、連載が打ち切りになったばかりの晴子は幹夫の看病に専念し始めるのでした。

幹夫は通院しながら会社勤務を続けます。しかし、上司は病気に理解を示してくれません。忙しい毎日で幹夫はますます病状を悪化させていきます。

そこで、晴子は幹夫に会社を辞めるよう勧めました。責任感の強い幹夫は晴子の提案を受け入れません。そこで、晴子は「辞めないなら離婚する」と言い放ちます。気圧された幹夫はついに会社へ退職届を提出しました。

退職日を控えた幹夫は、薬の影響で気分の浮き沈みを繰り返します。朝は昔のように明るく振舞っていたのに、夜になるとまったく無気力になることもありました。担当医は幹夫に日記をつけてみてはどうかと言います。自分を客観視して治療に役立てるため、幹夫は1日の気分や出来事を日記に書き始めます。

幹夫の退職日を迎え、晴子は満員電車で途中まで同行しました。在宅ワーカーの晴子は毎朝満員電車に乗り続けていた幹夫に感動し、お礼を言います。すると、幹夫は車内で号泣しだしました。

周りの乗客は不審そうに2人を見てきます。それでも、晴子は優しく幹夫を労うのでした。晴れて幹夫は会社を辞め、失業保険と貯金を切り崩す生活が始まります。

これまでがむしゃらに働いてきた幹夫は、家にいても休み方がわかりません。かと思えば、昼夜関係なく眠り続けていることもあります。

晴子は幹夫の病状に一喜一憂しながらも、優しく見守っていきます。そして、家計を支えるために晴子は仕事を再開することにしました。

知り合いの編集者に「ツレがうつになりまして。仕事をください」と頭を下げ、なんとかイラストの仕事をもらいます。晴子の毎日は忙しくなりましたが、「頑張らない」と自分に言い聞かせ、ストレスをためないように気をつけていました。

晴子の看病もあって、幹夫はだんだん回復してきました。そんな中、晴子の母親が訪ねてきます。

幹夫が病院に出かけている間、母親は晴子に「うつ病は治りかけが一番怖い」と忠告します。近所の親しかった男の子がうつ病で自殺したため、母親は病気の恐ろしさを痛感していました。

ある夜、晴子は締め切りに追われている最中に幹夫から話しかけられます。イライラしていた晴子は思わず、幹夫を怒鳴りつけてしまいました。落ち込んだ幹夫は部屋を出て行きますが、仕事に集中している晴子は気にも留めません。

幹夫は風呂場に行き、とてつもない自己嫌悪に襲われていました。そして、幹夫に自殺衝動が襲ってきます。異変に気づいた晴子は風呂場で、死のうとしている幹夫を発見するのでした。

今は亡きあの名優も!「ツレがうつになりまして。」の登場人物・キャスト

以下、動画配信中の「ツレがうつになりまして。」登場人物です。

【晴子役】宮崎あおい

本作のヒロイン。売れない漫画家。人気女優、宮崎あおいが明るく演じています。

【幹夫(ツレ)役】堺雅人

晴子の夫。通称「ツレ」。ドラマや映画で大人気の堺雅人が繊細な演技を見せてくれました。

【保男役】大杉漣

晴子の父。理髪店の店主。故・大杉漣の落ち着いた芝居が見所です。

【里子役】余貴美子

晴子の母。ベテランの余貴美子がキャラクターに親しみやすさを吹き込んでくれました。

【三上隆役】梅沢富美男

幹夫を苦しめるクレーマー気質の顧客。梅沢富美男が声だけの出演と思いきや、意外な場面で登場します。

人気原作を見事に脚色!「ツレがうつになりまして。」作品情報

以下、動画配信中の「ツレがうつになりまして。」作品情報です。

原作:細川貂々「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」「イグアナの嫁」

公開年:2011年

監督:佐々部清

脚本:青島武