前作とは変わった作風も楽しめる。映画『エイリアン2』

洋画(海外映画)

エイリアン2』は、大ヒットした『エイリアン』シリーズの2作目にあたる映画です。本編を未視聴でも、主役のリプリーに不気味なエイリアンが迫るシーンをどこかで観たことがあるという人は多いのではないでしょうか。

『エイリアン2』は、主演したシガニー・ウィーバーの出世作でもあります。『エイリアン2』が公開されたのは1986年ですが、その面白さはどれだけ年月を経ても色あせません。

ここでは、傑作と名高い『エイリアン2』のあらすじと感想をご紹介します。さらに、手軽に観ることができる動画配信サービスについてと、今すぐに無料で観られる方法についても解説していきます。

1分でわかる!公式ライター・トキエスによる映画解説

1986年に公開された『エイリアン』の続編、『エイリアン2』。前作の唯一の生存者、エレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)が宙域で偶然発見され、ハイパースリープから目を覚ますところから始まる。

彼女は、自分が57年間も宇宙を漂流していたこと、そして当時11歳だった娘が亡くなっていることを知る。さらに自分が眠っていた間に、すでに多くの人々が、惑星「LV-426」に移住していた。そこは、かつてリプリーが乗っていたノストロモ号が着陸していた場所。エイリアンとの遭遇の危険性を主張するリプリーだが、相手にされない…。

しかし突如、入植者たちとの連絡が途絶えてしまうのだ。リプリーは、エイリアン絶滅を目標に、海兵隊たちと「LV-426」へと向かう。「LV-426」でリプリーが出会ったのは一人の少女、ニュート。彼女と出会ったことで、リプリーの母性などが顕になっていく

前作ではまったく描かれていなかった彼女の以外な一面だ。バリバリ働く宇宙飛行士といったイメージのリプリーが、一人の母であり女であり、そして強い人間であることを改めて本作で確認できるのだ。

ちなみに本作は『ターミネーター』のジェームズ・キャメロンが脚本・監督を担当し、前作とは変わった作風も楽しめる。

トキエス
ライター:トキエス
映画ライター。兵庫県出身。サスペンス・スリラー作品記事をメインに執筆。趣味は海外映画のロケ地巡り。

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『エイリアン2』のここが必見!おすすめポイント3

おすすめポイント1:今度のエイリアンは女王と大群!

前作の『エイリアン』で登場したエイリアンは1体のみでした。しかし、その1体にリプリーの仲間たちは次々と命を奪われ、壊滅させられます。

リプリーと観客は、エイリアンは1体だけでも十分に恐ろしい存在であることを認識し、その凶暴さやパワーを思い知ったわけです。

それが『エイリアン2』で、数え切れないほどの大群へと増殖したのです。なかなか姿を現さないのは前作と同じですが、スリルや恐怖は数倍になりました。

動体探知機が迫ってくるエイリアンの群れを感知し、モニターに映し出すのですが、青白い点が集団でじわじわと近づいてくるシーンでは思わず息をのんでしまいます。

探知機が接近を知らせるために出す機械的な電子音もまた、恐ろしさを増幅させるものです。

「敵」が増えたぶんリプリーたちの抵抗も派手になり、マシンガンや火炎放射器で応戦するので、アクションとしても見ごたえがあります

さらに本作では、エイリアンの「母」である「クイーン」も登場。ほかの個体とはあきらかに違う存在感を放ち、リプリーと観客を圧倒します。スケールの大きくなった世界観が、視聴者をハラハラドキドキの緊張と恐怖の世界へと導いてくれます。

おすすめポイント2:アカデミー賞に輝いた「視覚」と「音響」

『エイリアン2』は、第59回アカデミー賞で「視覚効果賞」と「音響効果編集賞」に輝いています。視覚効果賞とはVFX(ビジュアル・エフェクツ)技術に特化した賞で、「現実ではできないことをスクリーンの中で表現した技術に与えられる賞」といえるでしょう。

CG技術の発達した現在であれば、エイリアンのような未知の生物はCGで表現されることがほとんどです。しかし、『エイリアン2』が公開されたのは1986年ですので、CGはまだ主流ではありませんでした。そのため、クイーンなどのエイリアンは模型を使って撮影が行われています。

撮影初期のクイーンにはゴミ袋が使われていたというのですから驚きです。最終的には男性2人がクイーンの中に入り、外からオペレーターが操作していたそうですが、映画の中では恐ろしい生物にしか見えません

そこにシガニー・ウィーバーをはじめとする俳優陣の迫真の演技が加わることで、名作SF作品が完成したのです。

音響効果編集賞は、映画の臨場感を高めるのに欠かせない音響にまつわる賞です。エイリアンの分泌物が出すネチャネチャとした音や足音などは、恐怖やスリルを強調してくれます。迫り来る爆発のときに備えて避難するよう呼びかける冷静な機械音声も、焦りや恐怖をあおるものです。

『エイリアン2』をはじめとするSF作品には、現実に存在しないものをリアリティたっぷりに描く必要がありますが、そのために「見た目」と「音」はもっとも重要な要素といえるでしょう。

その両方でアカデミー賞という大きな賞を受賞しているわけですから、この映画の完成度の高さがうかがえます。『エイリアン2』の動画を観る際には、そういった点にも注目です。

おすすめポイント3:魅力的な登場人物たち

『エイリアン』ではひとりぼっちになってしまったリプリーですが、『エイリアン2』ではともに戦う仲間に恵まれました。

なかでも、LV-426のたった1人の生存者である少女ニュートは、その愛らしさでリプリーの心の支えになってくれます。ニュートのかわいらしくも勇敢なその姿はこの動画のストーリーを彩り、大人たちを勇気づける存在として視聴者の心にも強く残ることでしょう。

さらに、前作では悪役だったロボットも、今回はリプリーの強い味方です。常に淡々と職務をこなしつつ冷静沈着かつ穏やかに話すビショップは、公開当時から屈指の人気を誇る脇役です。

冒頭でビショップが広げた指の間をナイフで順番に突くシーンは、編集などはいっさいしていないということで、ファンを驚かせました。

海兵隊員たちも個性豊かなメンツが揃っています。女性ながら見事な筋肉美を誇るジェニット、降下作戦中に居眠りができる神経の持ち主ヒックス、いつも口だけで腰が引けているゴーマンなどなど、彼らのやりとりも飽きることがありません。

加えて、会社に忠実な社員バークはわかりやすい「イヤなヤツ」であり、その最後に「ほら見たことか」という気持ちになった人も少なくないでしょう。

登場人物たちが織りなす人間ドラマもまた、『エイリアン2』の見どころのひとつです。

『エイリアン2』はこんな人が楽しめる作品

前作の『エイリアン』が好きな人

多くのファンを持つ大ヒット作の『エイリアン』シリーズは、続編やクロスオーバー作品が数多く作られています。この『エイリアン2』はその中でもとりわけ評価が高く、映画ファンの間でささやかれる「続編に名作なし」という法則を打ち破った作品といえるでしょう。

前作の『エイリアン』を観賞した人であれば、エイリアンという生命体の恐ろしさや凶暴性は身にしみているはずです。序盤でエイリアンの恐ろしさを訴えるリプリーの気持ちを誰よりも理解できるのは、ほかならぬ観客だともいえます。

その反面、簡単な任務だとタカをくくっているのんきな海兵隊員や、懲りずにエイリアンを捕獲しようとする会社には憤りを覚えるのではないでしょうか。エイリアンがどんな生物なのかを知っているからこそ、序盤から「ヤツはいつ出てくるのか」という緊張感をもって作品を楽しむことができます。

前作にも登場した、人間の顔にとりついて体内に産卵するエイリアン「フェイスハガー」や成体エイリアンは、本作にも出てきます。

しかし、『エイリアン2』の最大の脅威は、女王アリのように巣で卵を産み続ける「エイリアン・クイーン」でしょう。巨大なエイリアンの卵がずらりと並ぶ女王の巣を見たときには、寒気が走りました。

クイーンはリプリーが見上げるほど巨大ですが、卵を産むための生殖器を切り離すと素早く行動することも可能になるという、まさに未知の生物。前作のエイリアンよりもさらに強敵にも見えるその姿は、観る人を戦慄させます。

ホラー要素の強かった前作と比べ、アクションや戦争の要素が加わった本作は、よりエンターテインメント性が増したという評価もあります。

エイリアンは単純に数が増えただけではなくクイーンという新キャラも登場し、登場人物たちへの脅威も倍増しました。前作『エイリアン』を手に汗握りながら観賞した人であれば、さらなる興奮やスリルを味わえるのではないでしょうか。

戦う女性が好きな人

前作から引き続き物語の主人公となったリプリーは、この動画でもエイリアンと人類の戦いへと巻き込まれています。

しかし、逃げまどうことの多かった前作に比べ『エイリアン2』のリプリーは勇敢さが増し、戦う女としての側面が強調されています。それは、ニュートという守るべき存在のおかげでもあるのでしょう。

あれだけエイリアンを忌み嫌い、恐怖していたのに、たった1人でニュートを助けにいくときのリプリーは、まさに戦士の顔をしています。銃を撃ったり火炎放射器で炎をまき散らしたりと、その活躍ぶりは訓練を受けた兵士もかすんでしまうほど。

ラストシーンで、パワーローダーに乗ってクイーンと取っ組み合いを繰り広げる姿からは、前作で見せた弱さなどみじんも感じ取れません。ニュートを守りたいリプリーと、卵を焼かれて怒り狂うクイーンとの対峙は、まさに「女と女の戦い」なのです。

リプリーに守られているニュートもまた、幼い女の子でありながらたった1人で逃げ延び、リプリーたちを助けようと精いっぱい奮闘します。

また、海兵隊員にも女性がいて、エイリアンとの戦いの最中には惚れ惚れするような「男気」を見せてくれます。頼りにならない男性が複数登場するなかで、強い女性たちが活躍する姿にスカッとする人も多いのではないでしょうか。

『エイリアン2』は、戦う女性や強い女性が好きな人に心からおすすめできる映画です。

未知の生物が好きな人

『エイリアン2』では、前作よりも詳細にエイリアンの生態について描かれています。人間を繭にすることや、クイーンが産卵することなどを知ると、「エイリアンとは一体どんな生物なのか?」と考える想像力を刺激されます。

単なる「人類の敵」として現れるのではなく、繁殖という種の存続に関わるシーンがあることで、生物としてのリアリティが増しているのです。さらに、描かれているといっても、エイリアンの生態がすべて解き明かされているわけではありません。

「オスとメスはいるのか?」「何を食べているのか?」などなど、想像の余地が残っています。このように、少々マニアックな楽しみ方もできるのが『エイリアン』シリーズの魅力のひとつといえるでしょう。

エイリアンの造形は、グロテスクでありながら芸術性や生物としての生命力も感じさせるものです。独自の進化を遂げた未知の生物に心惹かれる人には、たまらない映画といえるでしょう。

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往年の名作とあって、『エイリアン2』は多くの動画配信サービスで視聴することが可能です。各サイトの無料期間を利用すれば、今すぐ無料で観ることもできますよ。

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『エイリアン2』はこんな映画!概要をご紹介

『エイリアン2』は、1986年に公開されたジェームズ・キャメロン監督によるSF映画です。1979年に公開されたリドリー・スコット監督の『エイリアン』の続編として制作されました。

『エイリアン』は世界中で大ヒットした作品ですので、映画ファンが『エイリアン2』に寄せる期待はさぞ大きかったことでしょう。結果的に、全世界での興行収入は1億3000万ドル(『エイリアン』は1億493万ドル)を突破し、期待以上の傑作として映画史にその名を刻みました。

この映画の主人公は『エイリアン』で唯一生き延びたノストロモ号の乗組員であるエレン・リプリーで、前作と同様にシガニー・ウィーバーが演じています。

物語は、コールドスリープで宇宙空間を漂流していたリプリーが救助されるところから始まります。57年もの長きにわたり眠りながら宇宙をさまよっていたリプリーは、命は助かったもののエイリアンの悪夢に悩まされ、つらい日々を送っていました。

しかも、前作でエイリアンと遭遇した惑星「LV-426」は、リプリーが眠っているうちに開拓されて植民地となり、人が暮らしているというのです。

あるとき、LV-426との通信が途絶えてしまい、リプリーはLV-426へ出向く調査団に同行することになりました。しかし、それは新たな惨劇の幕開けだったのです。

LV-426の住民は、リプリーの予想通りエイリアンの襲撃を受けていました。リプリーはそこで、たった1人でエイリアンから逃げ続けている少女ニュートと出会い保護します。

惑星の施設内にはエイリアンが巣を作っており、ともに派遣された海兵隊員たちが足を踏み入れますが、その多くがエイリアンに捕らえられて殺されてしまいました。リプリーは、残された仲間たちとともにエイリアン退治と惑星からの脱出に奮闘します。

エイリアンの造形や主人公は前作から変わっていませんが、『エイリアン』と『エイリアン2』とでは全体の雰囲気がかなり異なっています

それは、エイリアンがどういった生物なのかなかなか明かさなかった前作と違い、リプリーにエイリアンの知識があることも関わっているのでしょう。

未知の存在が姿を見せずに迫ってくる恐ろしさを描いた『エイリアン』には、おどろおどろしいホラー要素が多く含まれていました。しかし、『エイリアン2』では冒頭にリプリーがエイリアンの悪夢を見るシーンがあり、はっきりと人類に危害を加える危険な生物として描かれているのです。

そして、本編でその認識を上回る凶暴さと不気味さを描き出すことで、多くの観客を画面にくぎ付けにしました。

前作でリプリーたちに情報を隠しロボットを裏で操っていた「会社」も健在です。LV-426を植民地にしたのも会社ことウェイランド・ユタニ社で、彼らはまだエイリアンの捕獲を諦めてはいません。

何も知らない植民地の住人たちにエイリアンの調査と捕獲を命じたのもウェイランド・ユタニ社の社員で、前作から引き続き人命を軽視し利益ばかりを追求する黒幕として暗躍します。

このように、前作のファンであれば1秒たりとも見逃せない動画ですが、『エイリアン2』はたとえ前作を知らなくとも十分に楽しめるエンターテインメント性も兼ね備えています。

エイリアンの恐ろしさは冒頭のリプリーが悪夢を見るシーンだけでも十分に伝わってくるため、わざわざナレーションやセリフにする必要もないのです。

こういった俳優陣の名演技に加え、ストーリーが明快なうえに演出も秀逸なため、怒濤の展開をすんなりと受け入れることができるのではないでしょうか。

行動範囲が狭い宇宙船の中に限られていた前作と違い、惑星が舞台となったことで、ストーリーやアクションのスケールが大きくなり、登場人物も増えました。

前作にはない要素である子どものキャラクター・ニュートは、殺伐としがちなこの映画の空気を和らげ、固唾を飲む観客を癒やしてくれます。

さらに、ニュートという守るべき存在を得たことで、リプリーが見違えるように強くなっていく様子は必見。その姿は深い愛情と母性、さらには彼女自身の成長も感じさせてくれるものです。

『エイリアン2』は、『エイリアン』のファンもそうでない人にもぜひ観てもらいたい傑作です。

『エイリアン2』のストーリーをあらすじで解説※ネタバレ注意

『エイリアン2』のあらすじをご紹介します。ネタバレがありますので、動画で観て楽しみたい人はご注意ください。

漂流から生還したリプリー

エレン・リプリーは、地球からはるか遠く離れた宇宙中継ステーションで目を覚ましました。ハイパースリープで57年間もの間眠り続け、宇宙を漂っていたのです。

ともに眠りについた猫のジョーンズも無事でした。しかし、リプリーの中で57年前の惨劇は大きなトラウマとなり、エイリアンが自分の腹を突き破って出てくるという悪夢に悩まされ続けます。

ある日、リプリーは雇い主であるウェイランド・ユタニ社から呼び出され、57年前に貨物船ノストロモ号を爆破したことの責任を問われます。

当時のできごとや乗組員を襲った恐ろしい生物『エイリアン』について説明しますが、誰も信じてはくれません。それどころか、エイリアンと遭遇した惑星「LV-426」は20年前から植民地となり、宇宙開拓者が暮らしているというのです。

再び惑星「LV-426」へ

ある日、リプリーは会社から「LV-426との連絡が途絶えたため、調査のために派遣する海兵隊にアドバイザーとして同行してほしい」と依頼されました。倉庫係として仕事に同行すれば航海士として復帰できるというのです。

未だエイリアンの悪夢に悩まされるリプリーは「エイリアンの捕獲ではなく殲滅」を条件に、トラウマも克服すべく再びLV-426へ行くことを決断しました。

一緒に行くのは、海兵隊員、合成人間(ロボット)のビショップ、会社の社員でリプリーのお目付役でもあるカーター・J・バークたちです。57年前のことで合成人間に抵抗感を持つリプリーでしたが、ビショップは最新型のため人間を傷つけることはないといいます。

さらに、海兵隊員たちに危機感はなく、リプリーがエイリアンの危険性を説明してもどこ吹く風。冗談を言い合いながらLV-426へと降り立つのでした。

LV-426で待ち受けていたのは

LV-426は、巨大な大気製造プラントを中心にさまざまな施設や住居が建ち並ぶ植民地となっています。周囲に人の気配はなく、海兵隊員たちが輸送車から降りて施設内へと突入。

すると、そこには破壊と戦闘の痕跡が残されていました。隊員たちは動体探知機を使いながらさらに奥へと進みますが、車に残っているリプリーは、海兵隊員から送られてくるリアルタイム映像を見て息をのみました。

床に酸で溶かされたような穴があいていたからです。それは、57年前に遭遇したエイリアンの存在を感じさせるものでした。

しかし、海兵隊の中尉スコット・ゴーマンは危険がないと判断し、リプリーとともに現場へ向かいます。施設内には住民たちが築いたバリケードが突破された形跡や、顔にとりつくタイプのエイリアン「フェイスハガー」の標本が残されていました。

捜索のさなか、一行はニュートと名乗る少女を保護します。しかし、ほかの住人はまったく見当たりません。施設内のコンピュータで住人たちがつけている発信器を検索すると、大気製造プラントの地下深くから数多くの信号が検知されました。

大気製造プラントにひそむ危機

海兵隊員たちは住民を捜索すべく、大気製造プラントに乗り込みます。しかし、爆発のおそれがあるという理由で発砲が禁止されてしまいました。

銃が使えなくなった海兵隊員たちは、そこで繭のようなものに捕らえられた住民とエイリアンの大軍に遭遇し、大混乱に陥ります。

うろたえるだけで何もできないゴーマン中尉に代わり、リプリーは装甲車で救助に向かいました

現場からの脱出に成功した兵隊を連れ、いったんは外へ脱出したリプリーたち。着陸船の救助を待ちますが、その船もすでにエイリアンに侵入されていたため、あえなく墜落してしまうのでした。

黒幕はまたもや「会社」

リプリーは核爆弾を投下させて滅ぼすことを提案し、ドウェイン・ヒックス伍長も賛同します。しかし、着陸船が失われたことで脱出手段を失い、残った武器をかき集め施設内にバリケードを築いて救助を待つこととなりました。

その頃、大気製造プラントの核融合炉に異常が発生し、ビショップの分析によると4時間後に爆発するといいます。

そこで、遠隔操作で宇宙空間に待機している母船から代わりの着陸船を呼ぶこととなり、ビショップがその操作をするために単身、通信可能な施設へ向かうこととなりました。

リプリーはニュートとともにつかの間の休息をとりますが、寝込みをフェイスハガーに襲われます。なぜか傍らに置いていた護身用の武器が見当たりません

火災報知器を作動させ仲間に救助されますが、リプリーはバークがエイリアンを自分とニュートの体内に寄生させて持ち出そうとしていることを突き止めます。

バークは、エイリアンを生物兵器として研究したい会社のためにこっそり持ち帰るつもりでした。バークこそがLV-426の住民にエイリアンの宇宙船を探索させ、壊滅に追いやった張本人だったのです。

追い詰められる人類

バークを問い詰めていると、突然施設内の電源が落ち、一行は天井から忍び込んだたくさんのエイリアンに襲われます。皆が応戦するなかでバークは1人で奥へと逃げ扉を閉めてしまいますが、そこにもすでにエイリアンが侵入していました。

一行はニュートの案内で通風口を伝い逃亡をはかります。追ってくるエイリアンとの戦闘の中で、生き残った海兵隊員も1人、また1人と犠牲になっていきました。さらに、混乱のさなかでニュートが途中でエイリアンにさらわれてしまいます

ニュートを助けたい!単身エイリアンに挑むリプリー

一方で、ビショップのミッションは成功し、着陸船を呼ぶことができました。船が出るまでにまだ時間があると知ったリプリーは、武装して発信器を頼りにニュートの救助へと向かいます。

エイリアンの巣で繭にされる直前のニュートを助け出しますが、そこで卵を産む巨大なエイリアン・クイーンに遭遇。リプリーは火炎放射器で卵を焼き尽くします。

2人は激怒したクイーンに追いかけられながら必死に逃亡し、核融合炉の爆発が迫るなかで着陸艇へ乗り込むことに成功します。着陸艇が宇宙へと飛び立ったその直後、LV-426は大きな爆発に包まれました。

終わらない危機、そしてエンディング

母船へ帰還したリプリーは、デッキでビショップに感謝を伝えます。その直後、ビショップは触手に体を貫かれ、真っ二つにされてしまいました。

クイーンが着陸船にとりついていたことに気づかず、母船への侵入を許してしまっていたのです。

リプリーは荷物運搬用のパワーローダーに乗り込み、格闘のすえクイーンを宇宙空間へ放り出すことに成功します。ニュートはリプリーを「ママ」と呼んで抱きつき、わずかに生存した仲間とともに地球への帰路へとつくのでした。

『エイリアン2』の主な登場人物とキャストをご紹介

『エイリアン2』の動画に出てくる登場人物と、演じるキャストについてご紹介します。

【エレン・リプリー役】シガニー・ウィーバー(Sigourney Weaver)

『エイリアン2』の主人公は、前作の『エイリアン』でノストロモ号唯一の生存者となったエレン・リプリーです。前作では運よく生き残った乗組員という描写でしたが、本作では唯一エイリアンと遭遇した人物として会社からマークされ、アドバイスを求められる立場となります。

リプリーは前作と同様、シガニー・ウィーバーが演じました。リプリー役はシガニー・ウィーバーの最大の当たり役ともいわれ、ハリウッドにおいて戦うヒロイン像を確立させたと高く評価されています。

『エイリアン2』では、第59回アカデミー賞主演女優賞、第44回ゴールデン・グローブ賞最優秀主演女優賞にノミネートされました。

【ビショップ役】ランス・ヘンリクセン(Lance Henriksen)

ビショップは調査隊の一員となる知的で心やさしいロボットです。ロボットと呼ばれることを嫌い、自らを合成人間と自称しています。リプリーははじめ彼のことを嫌悪しますが、やがて信頼するようになり、ビショップも最後までリプリーの心強い味方であり続けました。

ビショップを演じたのは、アメリカ出身の俳優ランス・ヘンリクセンです。本作のビショップ役で人気を博し、「エイリアン3」「エイリアンVSプレデター」にも同じ「ビショップ」という役名で出演しました。

【カーター・J・バーク役】ポール・ライザー(Paul Reiser)

リプリーたちが所属する会社「ウェイランド・ユタニ社」の社員で、社命によりエイリアンの捕獲をもくろんでいます。終盤まで生き残りますが、自分だけが助かろうとした結果、単独でエイリアンに襲われて命を落とします。

バークを演じたのは俳優やコメディアンとして活躍するポール・ライザーです。

【ニュート役】キャリー・ヘン(Carrie Henn)

LV-426の唯一の生存者で、リプリーの心の支えともなる少女ニュートを演じたのは当時10歳だったキャリー・ヘンです。

映画初出演とは思えない演技を高く評価されましたがその後は女優の道を選ばず、小学校の教師となりました。そのため、出演作はこの『エイリアン2』のみとなっています。

『エイリアン2』の詳細な作品情報

原題:Aliens

公開年:1986年

製作総指揮:ゴードン・キャロル/デビッド・ガイラー/ウォルター・ヒル

監督:ジェームズ・キャメロン

脚本:ジェームズ・キャメロン