映画『26世紀青年』は面白い?感想と動画配信サイトで無料で見る方法

洋画(海外映画)

日本未公開作品ながらソフト販売で人気に火がつき、いまやブラックコメディの傑作と名高い映画が「26世紀青年」です。世界中の人々のIQが低下し、思考力が失われた未来にやってきた21世紀の主人公が奮闘する姿を、強烈な風刺とともに描き出しました。

本作の公開は2006年であり、当時は非現実的なギャグとして受け取られていました。しかしその後、似たような事件が現実に起きるなどしたために再評価を受けています。カルト映画の代表である本作は動画サイトから配信中です。この記事では、「26世紀青年」の感想や合法的に動画を無料視聴する方法を紹介していきます。

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強烈な皮肉が満載!「26世紀青年」はどんな映画?

21世紀、身体能力も知能も平均的なジョーとリタは人工冬眠の実験台となります。

そして、2人が目覚めたのは26世紀、文化的に荒廃しきった世界でした。人類の平均IQは大幅に下がり、ジョーたちがまともに会話できるような相手は1人もいなくなっていたのです。

ジョーたちは、21世紀に生きる視聴者からすれば、ごく当然の振る舞いしかしていません。それなのに、26世紀では「オカマ野郎」とののしられ、犯罪者扱いされてしまいます。

なぜなら、人類全員が粗野な怠け者になっていたからです。21世紀の常識が通用しないジョーたちの右往左往ぶりがおかしく、動画を見ている間ずっと爆笑してしまうでしょう。

しかし、「26世紀青年」にはかなり深刻なテーマが込められています。未来の人類が衰退した理由は、無計画な子作りと企業の横暴にありました。人工が爆発的にふくれ上がった地球では十分な福利、教育を用意することができなくなり、自然と知能が低下していったのです。

また、思考力の落ちた人類は企業の言葉を鵜呑みにし、何の疑いもなく特定の商品を買い漁るようになりました。26世紀では「水」がほとんど使用されていません。そのかわり、飲料や農業用としてスポーツドリンクが広まっています。

明らかに企業しか得をしていない状況ですが、人類は「企業が健康に良いと言っているのだから」と実害を疑いもしません。こうした資本の暴走は、21世紀の問題点を誇張しています。

視聴者はバカバカしいコメディとして本作を見始めたとしても、途中から戦慄を覚えるでしょう。「26世紀青年」はナンセンスで荒唐無稽なだけの物語ではありません。このままでは人類が間違った方向に舵を切ってしまうと警鐘を鳴らしている社会派ドラマでもあるのです。

本作の原題「idiocracy」は「idiot(白痴)」と「democracy(民主主義)」を掛け合わせた造語です。人々が自分の頭で物事を考え、権力の横暴に抵抗しなければ「idiocracy」はあっという間に広がりかねません。

「26世紀青年」は公開当時、一部の映画ファンや評論家から絶賛されたものの、一般的にはそれほどヒットしませんでした。本作には有名スターも出ていませんし、公開規模も小さかったからです。

そのため、日本でも劇場公開されずにDVDスルーの扱いを受けました。しかし、その後アメリカではトランプ政権が発足し、アメリカ1国主義の名のもと排他的な政策を掲げるなどの変化が起こります。また、世界中で政府と企業の癒着が次々と明るみになりました。

文化の停滞もあちこちで嘆かれています。アーティストや作家はシリアスなメッセージを発しにくくなり、消費者も真剣に作品を鑑賞しようとはしていません。テレビでは同じような内容のテレビ番組が放送され、メディアは権力者に都合の悪い情報を隠しています

インターネットをのぞけば、読むに耐えない罵詈雑言があふれるようになりました。つまり、「26世紀青年」が描いていた未来は現実になりつつあるのです。

そして、作り手が予想したよりもはるかに速いスピードで世界の白痴化は進んでいるといえます。「26世紀青年」は一種の黙示録として、世界中の映画ファンから見直されています。

これから「26世紀青年」を視聴する人は、公開当時の観客よりも多くの感想を抱くはずです。そして、「ありえないギャグ」として描かれていたシーンが、決して笑えないことに背筋を凍らせるでしょう。

そんな「26世紀青年」はさまざまな動画サイトから配信されています。本作は日本未公開作ということもあり、レンタルショップで必ず置いているわけではありません。視聴するなら動画サイトに入会するのが確実です。

動画サイトであればレンタル期限を気にして視聴する必要もなくなります。「26世紀青年」は社会について考え直すきっかけを与えてくれる映画だけに、動画サイトでじっくり視聴してみましょう。

笑いの裏に怖さがある!「26世紀青年」のおすすめポイント3

おすすめポイント1:衰退した人類をテーマにしたギャグの数々

「26世紀青年」は爆笑シーンが連続するコメディ映画であり、気軽に視聴することもできます。ただし、笑いの裏には風刺が隠れているので、同時に怖さも感じられるでしょう。

たとえば、26世紀でヒットしているテレビ番組や映画の数々にはぞっとさせられます。アメリカ中の人気になっているテレビ番組は、1人の男が股間を打つだけの内容です。

しかも、この番組を見ることを邪魔された男が本気で怒るほど、熱烈な支持を受けています。ちなみに、大ヒット映画は延々とお尻が映し出されるだけの映像です。

こうした描写はもちろんギャグであり、多くの動画視聴者が笑い飛ばすでしょう。しかし、「ヒットさえすれば深い内容がなくてもいい」と考えている制作者は21世紀にも少なくありません。「26世紀青年」はメディアやクリエイターの志の低さを、SF的な設定にこめて批判しているのです。

また、適切な教育システムを失った人類の愚かさも印象的です。26世紀の人類は理論的な思考ができません。すでに裁判も会議も機能しておらず、喜怒哀楽以外の言葉を発する人間はいなくなっています。

食欲や性欲だけを抱えて仕事もせずに生きる人類たちは、ほとんど獣と同然です。「26世紀青年」は笑いを通して、「自分の頭で考える重要さ」を伝えてくれる映画です。

おすすめポイント2:平凡な人間にもできることはあると信じられる

本作の主人公であるジョーは、21世紀では何のとりえもない人間です。だからこそ冬眠実験にふさわしいとされ、トラブルによって26世紀まで眠り続けることになります。

ほかのSF作品ではジョーのようなタイプが主役を務めはしないでしょう。ハリウッド大作の主人公は、観客が憧れるようなスーパーヒーローである必要があるからです。事実、地味なジョーには主人公としての魅力がとぼしく、印象にあまり残りません

しかし、だからこそジョーは見る人の共感を呼ぶキャラクターです。26世紀でジョーは、人類の行く末を担う内務長官に任命されました。ほかに適任者などいないため、ジョーは孤軍奮闘して荒廃した世界を救わなければなりません。

理屈というものを理解できない周囲を説得しながら、なんとか世の中を改善していこうとするジョーの姿には心を打たれます。

視聴者は、平凡な人間にも世界を変える力があるのだと気づかされるでしょう。現代社会では、人々は政治家や大企業に社会を任せて、自分の生活だけを考えて暮らしています。

ただし、1人ひとりが社会の過ちに気づき、ジョーのように努力をすれば未来はより住みやすくなります。動画の中のジョーを応援しているうちに、視聴者は自分の行動も見直すことができるのです。

おすすめポイント3:世界の現状と作品世界を比較できる

「26世紀青年」は公開当時よりも、後世の視聴者のほうが楽しめる映画です。たとえば、本作に登場するアメリカ大統領には多くの人が衝撃を受けるでしょう。ストリートファッションに身を包んだ大統領は、まるでロックスターかラッパーのように大衆を扇動します。

ただし、その言葉にほとんど意味はありません。大衆は単に楽しいから騒いでいるだけです。26世紀では明るい人気者になることが、指導者の資格になっていたのでした。

これは21世紀においても、トランプ大統領が選挙時に行った運動と酷似しています。トランプはロック音楽を大音量で流して集会を開き、ひたすら支持層を鼓舞しました。

政治に興味のない労働者や低所得層も、トランプのスター然としたスピーチに好感を抱くようになっていきました。そして、トランプは下馬評を覆して対立候補を破り、大統領に当選します。

「26世紀青年」はトランプ大統領の時代を予見していた内容といえるかもしれません。本作には随所で政治や企業をもじったブラックユーモアが登場します。

これらの笑いが21世紀の時点でどれだけ現実となったのか、比較しながら視聴するのも醍醐味です。

気軽にも真面目にも見てみよう!「26世紀青年」はこんな人におすすめ

コメディ映画で爆笑したい人

「26世紀青年」は深いテーマ性を持っているものの、正真正銘のコメディ映画です。真剣に難しい顔をして見るだけでなく、リラックスして鑑賞するのも立派な楽しみ方です。

特に、ゲラゲラ笑って日々の疲れをすっきりさせたい人にはぴったりの映画です。忙しい毎日を送っていると、ストーリーが複雑な映画を見ようとすれば体力・精神力を奪われがちです。

また、疲れが残っていると物語が頭に入ってきにくくなります。その点、呆れるくらいにドタバタのギャグが続く「26世紀青年」はぴったりです。

本作では1人で鑑賞する以外にも、パーティー感覚で盛り上がるのがおすすめです。特に、後半のアクションをまじえた展開にはハラハラドキドキしながら、大勢で爆笑できるでしょう。

そして、見終わった後に好きなギャグを確認しあうなどすれば余韻も深まります。パーティーで視聴する場合には、DVDなどを用意する必要がない動画サイトが適しています。

アメリカ社会の問題に関心がある人

「26世紀青年」はアメリカを中心として、先進国に共通する問題へ言及している映画です。予備知識なしでも十分に面白い作品ですが、現代社会について勉強している人ほど、より深いメッセージ性を感じることができるでしょう。

たとえば、「ホワイトトラッシュ」や「格差社会」などは「26世紀青年」が取り上げている大きなテーマです。アメリカの田舎では十分な教育機関も働き口もないため、よほどのことがない限り貧困層から脱却できないという現象が起こっています。

そして、先祖の代から貧困家庭に育ち、政治や文化に無関心なまま人生を終えていく人々を「ホワイトトラッシュ」と呼びます。

ホワイトトラッシュは中東戦争やトランプの大統領選挙などの大きなトピックがあるたび注目を集めました。アメリカ国内で戦争を支持し、トランプの当選に大きな役割を果たしたのがホワイトトラッシュだったからです。

ホワイトトラッシュについては多くの書籍、フィクション作品が発表されており、専門的に研究している学者も少なくありません。

「26世紀青年」には有色人種も登場していますが、登場人物の大半はホワイトトラッシュがモデルになっています。彼らの言動を追い、原動力を知ると現代アメリカの闇も理解できるようになります。

アメリカは世界有数の経済大国だけに、繁栄だけでなく暗い部分もしっかりと学んでおきたいところです。「26世紀青年」はアメリカ現代史のテキストとしても充実しているといえるでしょう。

SFやディストピアものが好きな人

「26世紀青年」はコメディであると同時に、SF的な展開でも視聴者を惹きつけます。人工冬眠やタイムスリップ、未来世界などはSF作品の定番であり、同ジャンルのファンならのめりこんで視聴できるでしょう。

しかも、平凡な人間が未来で救世主になるという展開にはロマンもあります。未来を想像したり、ヒーローになりたいと願ったりするSFファンにはたまらない設定です。

一方、ディストピア作品のファンにとっても「26世紀青年」は満足できる映画です。ディストピアとはすさみきった世界を指す言葉で、主に「悪い想像に基づく未来予想図」という意味で使われています。

SF作品にはディストピアを題材にした傑作がたくさんあります。ディストピアで人類がどのように生き延び、次の世代に希望を残すのかは大きな見所です。「26世紀青年」も斬新なディストピアを描いた作品として視聴可能です。

終盤、暴徒と化した大衆により主人公が処刑されそうになるシーンは、「マッドマックス」シリーズのような恐ろしさがあります。しかし、ディストピアに立たされても絶望せず、自分の職務をまっとうしようとする主人公には好感を覚えるでしょう。

「26世紀青年」は前向きな気持ちで鑑賞を終えられるのが長所です。ディストピア作品では後味の悪い結末も多いだけに、さわやかな余韻を味わいたいSFファンは本作を選んでみましょう。

「26世紀青年」の配信サイトまとめ!動画は無料視聴できる?

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ネタバレ注意!歴史的コメディ「26世紀青年」のあらすじを紹介

以下のあらすじ紹介には、動画配信中「26世紀青年」のネタバレが含まれます。

21世紀、アメリカは人口増加問題に悩んでいました。知識層が子作りをしなくなったために優秀な遺伝子が残されず、国民のIQは下がり続けていたのです。

そこで、アメリカ政府は平均的な人間を人工冬眠させ、未来にまともな遺伝子を保存しようと考えます。実験台に選ばれたのは頭脳から身体能力まで、すべてが平凡な軍人、ジョーでした。

娼婦のリタとともに眠りについたジョーですが、トラブルによって予定の時代が来ても冬眠から覚めることはありませんでした。そして、彼が目覚めたのは26世紀になってからだったのです。

26世紀の世界はあたりがゴミだらけになっていました。人類は仕事もせず、1日中テレビを見て過ごしています。目覚めたばかりのジョーはフリートという青年が暮らしている家に迷い込みました。

しかし、フリートは侵入者を見てもテレビの前から動こうともしません。フリートが夢中になっているのは、登場人物が股間を痛めつけられるだけのコント番組です。フリートに怒られてジョーは家の外に放り出されました。500年の間に人類の知能は大幅に退化し、誰もがまともな思考力を失っていました

自主性をなくした人類たちは、政府や企業の言いなりになって生きています。バーコード状のIDを体に彫られて管理され、「健康に良い液体」としてスポーツドリンクばかり飲んでいます。

病院にさえポルノ雑誌があるような未来社会で、21世紀では平凡だったはずのジョーは周囲から浮いてしまいました。逮捕されたジョーは意味不明のまま裁判を受けることになります。

ジョーの罪状は「女々しい話し方をしていること」でした。そして、検事は「理由なんかないが最後にはこいつが有罪になる」と主張します。それは21世紀から来たジョーにとって、およそ裁判といえない内容でした。

しかも弁護士まで検事に味方し、ジョーを攻撃します。結果、フリートが「テレビを見ていたのを邪魔された」と証言したことが決め手となり、ジョーは刑務所送りとなりました。

しかし、看守も知能が退化していたため、ジョーはあっさり脱獄に成功します。そして、フリートの家に行き、過去に戻る方法を考えます。

なんと26世紀にはタイムマシンができており、それに乗ればジョーは過去に帰れるとわかりました。フリートの車でタイムマシンへと向かう道中、ジョーはやはり冬眠から目覚めていたリタを拾います。

晴れて一件落着と思いきや、警察に見つかってしまいフリートの車が爆破されました。仕方なく電車を待っている間に一行は拘束されます。

ところが、3人が連れて行かれたのはホワイトハウスでした。ジョーが刑務所で受けた知能テストの解答が、26世紀では天才的な点数をたたき出したため、ジョーは内務長官を任せられます。

ただし、知能テストは21世紀でいうところの幼児並みの知恵しか必要としないパズルでした。しり込みをするジョーをよそに、大統領は食糧難の解決をジョーに押しつけます。

とりあえず畑に出向いたジョーでしたが、そこには驚くべき光景が広がっていました。なんと、スポーツドリンクが水のかわりに畑へとまかれていたのです。

これでは作物が育つはずもありません。ジョーは政府の高官たちに「すぐスポーツドリンクを止めて水をまくように」と教えます。

しかし、誰もジョーの言葉を信じてくれません。飲料メーカーの言葉を信じ込んでいる政府は、スポーツドリンクは植物にいいものだと反論してきます。

結局、ジョーは「自分は植物と話をして、水をまいてほしいと言っているのを聞いた」と説明し、高官を納得させます。そんなジョーを飲料メーカーは快く思いませんでした

ただちにニュース番組を使ってジョーへの攻撃をしかけてきます。テレビが大好きな国民はジョーの敵となり、再びジョーは刑務所へと送られるのでした。

しかも、公開処刑にかけられる羽目になり、ジョーは絶体絶命です。そのとき、ある人物の活躍がジョーを救います。この続きは、ぜひ動画で楽しんでください。

驚きの抜擢も!「26世紀青年」の主な登場人物とキャスト

【ジョー・バウアーズ役】ルーク・ウィルソン(Luke Wilson)

主演のルーク・ウィルソンはアクションからコメディまで幅広くこなす名脇役です。「26世紀青年」は彼の代表作となりました。

【リタ役】マーヤ・ルドルフ(Maya Rudolph)

マーヤ・ルドルフコメディアン出身の女優であり、声優としても活躍しています。親近感のわく登場人物を演じることにかけて定評があります。

【フリート役】ダックス・シェパード(Dax Shepard)

動画を見る人を爆笑に誘う愛されキャラ、フリートを演じたのはダックス・シェパードです。俳優業のほか、映画監督としても評価を得ています。

【カマチョ大統領】テリー・クルーズ(Terry Crews)

筋骨隆々としたワイルドな大統領を演じたテリー・クルーズは元アメリカン・フットボールの選手です。だからこそ、タレント性だけで大統領になった男を説得力たっぷりに体現しました。

【ドクター・レクサス役】ジャスティン・ロング(Justin Long)

脇をしっかり固めてくれたジャスティン・ロングは本作以降も「ダイ・ハード4.0」「スペル」のようなヒット作に出演し続けています。

映画「26世紀青年」の作品情報もチェックしよう

原題:Idiocracy

公開年:2006年

製作総指揮:マイケル・ネルソン

監督:マイク・ジャッジ

脚本:マイク・ジャッジ、イースタン・コーエン