マジカルでコミカルでピュアなヒーロー『シャザム!』に夢中!吹き替え版も超おススメ!

シャザム! おたのしみ

こんにちは!ファンタジー大好き、アメコミヒーロー大好きな公式ライターの愛です。

今回は、DCコミックスのヒーローの物語をドラマチックに実写化していく『DCエクステンデッド・ユニバース』シリーズの最新作、4月19日から公開の『シャザム!』をご紹介します。

『シャザム!』あらすじ

身寄りのない14歳の少年・ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)は、生き別れになった母親を探して何度も里親のもとを脱走していたが、フィラデルフィアで警察に補導され、新たにバスケス夫妻の養子になることに。

バスケス家では、他にも養子の子どもたちが暮らしており、そのうちの一人、足の悪いヒーローオタクの少年フレディ(ジャック・ディラン・グレイザー)とビリーは親しくなっていく。

ある日、地下鉄に乗ったビリーは突然、不思議な世界へ入り込んでしまう。そこに待っていたのは魔術師シャザム(ジャイモン・フンス―)。ビリーは、彼からスーパーヒーローに変身する能力を授けられる。

「シャザム!」の呪文でスーパーヒーロー・シャザムに変身できるようになったビリーは、フレディとともにヒーローパワーをあれこれ試して悪ノリ全開。しかし、そんなシャザムの前に科学者のDr.シヴァナが現れ、フレディがさらわれてしまう――。

『シャザム!』は孤独な少年ビリー・バットソンがヒーローへと成長していく物語

シャザム!』の主人公は、幼いころ迷子になって親と離れ離れになったビリー・バットソン。彼は何人もの里親のもとから逃げ出しながら、自分の母親を探し続けています。

つらい生い立ちのせいか、どこかシニカルなところがある少年ビリー。他人と関わることを恐れているふしがあり、バスケス家に引き取られ、家のみんなから温かく迎えられているのに、彼らの善意や愛情を素直に受け取ることができません。同年代のフレディとは少しずつ気心が知れていくものの、一方でバスケス家の面々とチームになることを頑なに拒みます。

ただ、彼がそうやって他人と距離を置こうとするのは、実は、生みの母親への愛情の裏返しでもある様子

生き別れになった母を恋しく思い、母のもとへ帰ることが自分の幸せだと信じていて、それゆえに母親以外の他人と親密に交わることを自分に許さないでいる。ビリーの心の奥にはそんなちょっと複雑な想いがあるように、私は映画を観ていて感じました。

母親との幸せを追い求めていくうちに、ビリーは物語の中で一つのゴールにたどりついていきます。

ただ、そこにあったのは、ビリーが夢見ていたようなものでは決してない。彼はある意味酷ともいえる真実に直面することになります。

しかし、その真実によって、ビリーは自分にとっての幸せが何なのかようやく気づき、そのとき初めて自分のためではなく大切なものを守るために、魔法の言葉「シャザム!」を口にするのです。

『シャザム!』は、スーパーヒーロー・シャザムが活躍する冒険活劇であるとともに、少年ビリー・バットソンがヒーローとして目覚めていく成長物語。

本当に守りたいものを見つけたときにこそ、少年は真のヒーローになることができるのです。

マジカル&コミカルに悪ノリするピュアなヒーロー・シャザムをどんどん好きになる!

シャザムというヒーローに私が出会ったのは、ジャスティス・リーグのアニメ作品。観たとき一目で彼が好きになりました。

ムキムキの肉体を真っ赤なボディースーツに包み、白のマントに金のベルトと金のブーツ。まさに「ザ・ヒーロー」という感じ、ある意味スーパーマンよりもスーパーマンらしい超王道スタイルに「何、この彼は?」と一瞬で魅せられてしまったのです。(ちなみに今回の映画の中では、超王道なスタイルのせいで人から「あの人、痛くね?」的な目でも見られてしまいます…)

しかし、見た目どおりの王道ヒーローかと思ったら、なんか違う。言動が今一つ子供っぽくて、妙に落ち着きがない。スーパーパワーを駆使して戦っていたと思ったら、突然、少年に戻ってみせる。

「なんだ、子どもが変身した姿だったの…」と驚きつつ、その意外性も含めて、シャザムというヒーローにすごく惹かれ、彼のことをもっと知りたい…と思いました。だから、『アクアマン』に続くDCの実写が彼だと知ったときはとてもうれしかったです。

そして、実写になったスーパーヒーロー・シャザムを見たとき、見た目は大人で中身は子供の彼にますます夢中になってしまいました!

魔法使いから変身する力を与えられたシャザムは、

  • 「ソロモンの知恵(SOLOMON)」
  • 「ヘラクレスの剛力(HERCULES)」
  • 「アトラスのスタミナ(ATLAS)」
  • 「ゼウスの万能(ZEUS)」
  • 「アキレスの勇気(ACHILLIES)」
  • 「マーキュリーの神速(MERCURY)」

の6つの力で戦うマジカルなヒーロー

こんな素敵なヒーローパワー、しかし、本作でそれをもらった当のビリーは、正義のために戦う…という立派な精神を抱くどころか、フレディとともに遊び感覚で使い始めてしまいます。

どんなことができるのかを一通り試すと、あちこちで怪力を発揮し、稲妻を出すパワーを使って通行人のスマホを充電したり、はたまた力を使ったパフォーマンスで小銭を稼いだり…とおよそヒーローらしからぬパワー乱用を繰り返すシャザムことビリー。ただ、このある意味無邪気でちょっとおバカなところも子供の心を持ったヒーローならではだといえます。

ただならぬ力をもらったら隠しておくなんてもったいない。いろいろ試したいし遊びたいし、ちょっと悪いことだってしてみたい。やんちゃな10代の遊び心のままに悪ノリしていくピュアな姿も、他のヒーローにはないシャザムの魅力。ヒーローパワーを使ってはしゃぐビリーたちの姿にワクワクして何度も吹き出して、観ていくうちにシャザムがどんどん好きになっていきました。

少年から大人になっていくシャザムを見事に演じたザッカリー・リーヴァイ

実は、『シャザム!』が実写になると知ったとき、私は変身をした大人バージョンはショーン・アスティンかジェリー・オコンネルにやってほしい!と思いました。

というのも、まず、この二人は過去にシャザムの声を担当したことがあるとのこと、そして、ショーンは『グーニーズ』のマイキー、ジェリーは『スタンド・バイ・ミー』のバーンと、それぞれ子役時代に少年たちの冒険を描いた名作で等身大の男の子を演じていて、ともに少年の心を持つ大人のヒーローにはぴったりだと思ったので。(あくまで願望。両名ともすでに40歳を超えた俳優さんなので、ヒーロー役は無理があるのはよくわかっています…)

しかし、今回映画を観てシャザムを演じたザッカリー・リーヴァイのキャストは大正解だとよくわかりました。

映画の前半では、パワーを乱用して悪ノリし、見た目は大人でも中身は純然たる少年のシャザムですが、物語の佳境になるとどんどん彼の表情が変わっていきます。パワーを使ってはしゃぐだけじゃない、パワーを使って何かを守ろうとするヒーローの顔になっていくのです。

大切なことを知って少し大人になったビリーの成長がそのまま反映されて、無邪気でやんちゃだったシャザムの表情が大人のヒーローの顔に近づいていくプロセスを、リーヴァイは見事に演じきっていました。

菅田将暉、緒方恵美ら豪華キャストで贈る『シャザム!』吹き替え版も超おススメ!

今回、『シャザム!』は、吹き替えキャストが豪華なことも話題。私も今回は吹き替え版で楽しませていただきました。

シャザム役は俳優の菅田将暉さん。

『民王』『おんな城主直虎』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など話題のドラマに数々出演し、時に熱く、特にクール、そして、時にコミカルに、パンチのきいた演技を見せている菅田さんらしく明るくてちょっとおバカで大人になりきれないヒーロー・シャザムをとてもパワフルに演じていました。

そして、シャザムの正体である少年ビリー・バットソンを演じたのは、人気声優の緒方恵美さん。

『幽遊白書』の蔵馬や『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジなど、繊細で複雑な心境を抱えた少年役に定評のある緒方さんの演技は、もうさすがの一言。ちょっとした声の高さや低さ、トーンの変化などから、孤独な人生の中で心に傷を抱えて、人に心を開ききれない少年ビリーの等身大の心情がとても伝わってきました。

その他にも子安武人さん、杉田智和さん、阪口大助さん、平野綾さんら豪華声優陣がキャストに名を連ねていて、『シャザム!』は吹替版も超おススメ。気になる声優さんがいるなら、あえて吹替版を見に行って損はないと思います。

マジカルでコミカルかつ少年の心を忘れないヒーロー・シャザムの活躍、ぜひここを見ているみなさんも楽しんでくださいね!

田下愛
ライター:田下愛
映画と文房具、音楽を愛するライター。取材、インタビューなど多忙な仕事に奮闘中。趣味はヴァイオリン。

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