お得に感じる無料動画サイトの裏に隠された4つの危険

危険性

放映開始直後の映画さえ視聴できる無料動画サイト。特に罪悪感を抱くこともなく、そのメリットにのみ目を向けて利用している人もいるかもしれません。しかし、実際にはウィルスに感染する危険性を秘めているなど、無料動画サイトを利用するにあたっては注意すべき点がいくつかあります。

今回無料動画サイトを利用するデメリットをお伝えしますので、今一度無料動画サイトの危険性に注目してみましょう。安心して動画を視聴したいなら有料の動画配信サービスがおすすめです。まずは無料のお試し期間から動画配信サービスの利用を始めてみてはいかがでしょうか。

面白い動画がなくなる?違法動画が禁じられる理由

インターネットが普及する前、観たい映画があれば映画館に行くかDVDになるのを待つしかありませんでした。確かに従前もDVDを購入した人から個人的に借りるなどその映画を無料で観る方法はありましたが、基本的に映画を観るにはお金が必要でした。そのように支払われたお金が映画業界を支える巨額の資金となっていたのです。

ところが、インターネットが普及し海外サイトを中心として違法動画が頻繁にアップロードされるようになり、お金を支払わなくても映画を観られるようになりました。そしてその結果、映画の制作資金を十分に賄えないケースが増えたのです。そうなると制作会社が思い描くような映画を制作できなくなり、映画ファンたちも映画の質が下がったと感じてしまいます。

同様の事態はドラマや音楽などにおいても生じています。映画などのコンテンツが好きであるがゆえに違法動画ばかり見ていると、知らず知らずのうちに映画業界を圧迫する行為に加担していることになりかねません。「自分一人がお金を払わずに映画などを見ても大して影響しない」と思っている人がいるかもしれません。

しかし、多くの人が「自分1人なら影響しない」と考えているから映画業界を圧迫したわけであり、違法動画を助長するような空気を生み出すことが問題なので、自分だけは許されると考えないほうが良いでしょう。

過度な制約!?違法ダウンロード禁止

映画などの著作物には、他人に勝手に利用されてお金を奪われない権利(著作権)が認められています。このため、動画配信サイトに無断で映画をアップロードする行為は、映画の制作会社等の著作権、具体的には公衆送信権を侵害する行為に該当します。悪質な場合、動画を違法にアップロードした人は10年以下の懲役や1000万円以下の罰金に処せられます(著作権法119条1項)(※1)。

実際に逮捕された人がいることはニュースなどで多くの人が知っているでしょう。「お気に入りの場面を1分程度アップしただけだから」「そのままアップロードせずに加工編集したものをアップロードしたのだから」はアップロードを正当化する理由になりません。むしろ動画を加工編集すると、同一性保持権という別の権利の侵害になりかねません。

加えて、映画などの制作業界の危機的状況を踏まえ、違法動画について特別の規定が設けられました。基本的に著作物をプライベートでコピーすることは自由なのですが(著作権法30条1項)、違法動画についてはプライベートでダウンロードすることも法律で禁止されたのです(著作権法119条3項)(※1)。

違法にアップロードされたものであることを知りながらダウンロードすると、2年以下の懲役や200万円以下の罰金に処せられるかもしれません。誰がいつダウンロードしたのかを把握することは困難であるため実効性のない規定だという批判もありますが、逮捕される人が現れないとも限りません。(※1)

このように特別な規定が設けられたことは、国が積極的に取り締まろうとしていることを示すものなので、違法動画の扱いには慎重になるべきです。もっとも、ストリーミング形式で動画を再生する方法(キャッシュ)であれば、自分のパソコンにデータをダウンロードすることにならないので、適法だとされています(著作権法47条の8)(※1)。

これまでに動画サイトで違法動画を視聴してしまっていたとしても、ストリーミング形式であれば特に問題にならないので、心配する必要はありません。これまでにダウンロードした経験のある人は、絶対にその動画をアップロードしないようにして、早く削除してください。違法動画であることを知らなかったならともかく、違法動画を取り締まる法律があることを知らなかったとしても、侵害行為にあたらないわけではありません。

あなたのおかげで潤う?広告料で儲けるアップロード者

刑罰に処せられる可能性があるにもかかわらず違法アップロードを続ける人がいるのは、逮捕されるリスクを超えるメリットがあるからでしょう。たとえば動画が再生される度に一定の広告料が支払われる仕組みであれば、アップロードする人は動画が再生される度にお金を得られます。この場合、アップロードする動画の人気が高ければ高いほどアップロードした人はより多額のお金を得られることになります。

また、表示される広告が多ければ多いほど受取金額は高くなるでしょう。アップロードした元の動画がネット上でダウンロードしたものであれば、元手をかけずに大金を得ることができます。その反面、視聴者からすれば画質の悪い動画で我慢せざるを得ないわけです。また、広告が頻繁に表示されるので、観たい動画を探しにくく、ストレスがかかってしまいます。しかも、アップロードする人が一人お金を儲けている裏で、苦労して映画を制作した映画会社が損をしているのです。違法にアップロードされた動画を見続けることは、犯罪者を手助けして映画会社を犠牲にすることを意味します。

危険性に気づいたときにはもう手遅れ?

さまざまな人が無料動画サイトを運営しています。純粋に視聴者に面白い動画を提供したい人もいるかもしれませんが、みんなが視聴者のことを考えているとは限りません。お金目当ての人もいる一方、視聴者に対する嫌がらせ目的で無料動画サイトを運営している人もいます。

たとえば、動画を観ようとした瞬間にパソコンやスマホがウィルスに感染してしまうことがあります。悪質なものでは、視聴者のパソコンをウィルスに感染させたうえでウィルスを駆除することを条件にお金を要求するケースさえあります。状況によっては感染した時点でデータが失われるなど取り返しのつかない事態になるかもしれません。そのような事態を防ぐ最良の方法は、無料動画サイトを利用しないことです。

動画配信サービスがオススメ!

アップロードした人だけでなく視聴者にも無料動画サイトを利用するメリットがあるから、無料動画サイトはなくなるどこか拡大し続けているのでしょう。確かにお金をかけずに好きな動画を観られることをお得だと感じる人もいるかもしれません。

しかし、月額500円から1000円ほどで好きな動画を視聴できるhuluやu-nextといった動画配信サービスのサイトがある現代で、犯罪該当性やウィルス感染の危険性を踏まえると一概に無料動画サイトがお得だとはいえません。ウィルスに感染するかもしれないと不安を抱きながら、違法に動画をアップロードし続ける人が儲かる手助けをすることはないでしょう。費用面の心配に関しても、huluやu-nextには無料のお試し期間が設けられているため、賢くサイトを利用すると無料で好きな映画を視聴できます。

通常1人1回しかお試し期間を利用できないので、登録時期を変えて複数のサイトを利用することをおすすめします。複数のサイトを比較検討して自分が一番使いやすいサイトを見つけましょう。すべての動画配信サービスが同じコンテンツを扱っているわけではないので、どこに登録するかを決めるにあたっては注意してください。動画配信サービスごとにオリジナルコンテンツもあります。映画などの制作業界の未来を明るくするためにも違法動画の視聴を止めて、安全な動画配信サービスを利用してみませんか。

動画配信サービスを比較したい方はこちら

動画配信サーチ
HuluやUnextなどの動画配信サービス無料比較サイト

各動画配信サービスについて知りたい方はこちら

※1.【e-Gov】著作権法
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=345AC0000000048&openerCode=1